以前から、桂香さんがよからぬことを考えていたことには気づいていました。にわとりさんの云うことが本当なら、害意バリバリで近寄ってきたことになります。アドバイスをして優越感に浸ったり、編集ごっこをして将来の肥やしにしたり、そういえば都合のいいところだけ相手してくれたような気がする。
それが勘違いでも正しくても、僕にとって彼女は必要です。桂香さんがいないと、作品のクオリティが著しく落ちてしまいますから、どうしても別れられないんです。僕も、「イドラとユクサー」を書き上げたころに、お別れしようと思います。