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タイトル:厨二的漢字表現の限界の返信の返信の返信 投稿者: にわとり

 虚栄心というか、読者のちょっと背伸びしてみたい気持ちに応えてくれるもの、みたいな需要が中二病的表現にはあるのだろうなと思います。まあ、そのなかでマンネリ化していってしまった部分に関してはギャグの対象にされたりして揶揄されることも多いですが。

>近世ナーロッパの進んだ理系・兵科文明に引っ張られすぎた人間を是非とも文学やアジアの沼に引きずり込みたい。

>ほかの小説とは違う! 異世界転移した太郎次郎花子(スラングです)とは違う! を求めている数も無視できない気がします。

 個人的な印象として、
・ナーロッパ→モンスター/魔王討伐
・美少女三国志/戦国→国家間戦争
・後宮ハーレム→恋愛と内政
 というざっくりした世界観と物語主題の対応があるように感じる(もちろん例外も多数あるけど)。
 だからあなたが書きたい物語の主題によっては、ナ―ロッパ的世界観の作品群とはそもそも競合しない可能性もあるのかなという気がした。結局サタン氏が言うように『出来上がってから迷えばいいんですって。書きましょ。書きましょ。』(No.5)が全てなんじゃないですかね。個人的経験から言うと、人の心と世間の流行の予測はたいてい思い通りにならないので、考え過ぎてもいいことないです。

>私の外的性格は張飛・何祇。内的性格は劉表・袁紹に例示できる。ある意味ではこれだけで事足り、バランスが崩れると大変厄介である。

 『理系用語(シュレーディンガーの猫とか)や猿のコンピューター理論、テセウスの船』の使い勝手が良いのって、それらが一行雑学だからだと思うんですよ。体系的な知識を勉強するのは大変だけれど、一行知識は簡単に覚えられて、それだけで一つ賢くなったような気になれる。中二病っぽくかっこつけて小難しいことを書くにしても、読者が求めてるのはそういう方向性だと思う。
 で、この文例。張飛の外的性格ってそもそも何なんだってところでまず躓く。世間に流通しているステレオタイプな像があるのかもしれないけど、読者の知識量によってイメージされる張飛のすがたが変わってくる可能性もあるし、一行雑学的とはいいがたい。
 これが例えば、「張飛には~~という故事があるが、私の性格がまさにそれだ。周囲に対してよく~~な振る舞いをしてしまう」だったら、張飛に関する故事(=一行知識)に紐付けられた語りなので、何が言いたいか分かりやすくなり、読者の負担も減るように思う。また、これなら張飛に自分自身を直接なぞらえているわけではなく、特定のエピソードに対して親近感を感じているだけにとどまるので、あなたが心配しているような主人公のイタさも大部分回避できるはず。

 一方、あなたが『一般的な下手パロのつもり』と言ったほうの文例はそこまで悪くないように感じた。『平凡』っていうのが"不世出の"みたいな意味合いなのはすぐにわかるし、言うほど矛盾しているとも思わなかった。もっと適切な言い回しにはできるけれど、脳内補完して読めないことはないくらいの感じ。

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