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タイトル:設定の細部は決めてから? それとも書きながら追加?の返信 投稿者: あまくさ

ああ、う~ん。
ありますね、そういうこと。

助言とか1~3のうちのどれを推奨するとかは敢えてしませんが、私がこのサイトに投稿して一番評判がよかった作品は、真ん中くらいまで書いたところで中断し、最初から全部書き直しました。
だいたいの方針と伏線・結末など一応すべて考えてはあったのですが、実際に書いてみたらなんか違うなという気がしてきて。基本的な人間関係から考え直し、「このエピソードは後半のこういう展開に繋がるわけだから、こうじゃなければヘンだ」みたいなことをあれこれ。書くことによってそういうポイントが初めて自分の頭の中で明確になった感じです。プロットの全体がはっきり見えたというか。
感想で何人かの人から一番ほめてもらったのが伏線だったので、少しは練り直したかいがあったのかなと思いました。

こういう経験をしたことで、プロットって何なのか少しだけ実感できた気もします。
とは言え長編を途中まで書いてから一から書き直すというのは作業としてはかなり時間の無駄ではあるので、構想の段階でしっかり作っておく方がいいなとも思いました。まあ、そう思っても中々思うようにはできないんですけどね。

一からやり直すというのは労力も大変ですが、「損切り」の感覚も必要なんですね。せっかくそれまで頑張って書いてきたんだから、少しは活かしたいと思ってしまうものなんですよ。でも、それらをすべて思い切って捨てるくらいの覚悟がないと、全面改稿なんてうまくいきません。未練があるとかえってチグハグになります。

ま、だからプロットは大事。
最初からいっさい破綻のない構想を立てるなんて今でもできはしませんが、余分な手間暇をなるべく少なくするという程度のコツは間違いなくあるようです。

あ、それと念のため。
かつては1日かけて書いたくらいの分量を読み直して、そこばかり何度も書き直していた時期もありました。
それは絶対にやらない方がいいと思います。
構想の段階で十分に見えなかった物語の全貌がある程度わかってきてそれに違和感をもった場合は、時には思い切った出直しが必要なこともあるかもしれない。そういう話です。

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