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タイトル:資料の扱い方についての返信 投稿者: 読むせん

うーん・・・・リクエストするならば、「いざぎよく」やって欲しいかな?
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前に中国もの作家の御二方に、執拗に絡んで閉口されたことがあります。

・・・・・中国文化って、基本的に日本より残虐要素や胸糞要素が強いんですよ。
ただそれが日常なせいか、どこかカラッとしていて不思議とグロくない。

 最近アニメ化がきまった『ドロヘドロ』とかに近い感じ。猟奇的だし命を生ごみ袋にぶち撒けるような描写が多々あるのに牧歌的でひょうひょうとしているの。

日本は全体的に湿(しめ)っぽくて後を引く粘性のある文化なので、中国のカラッと感が理解できず、結果①やたらグロ描写に力を入れすぎたり(読みに行ったら、とんでもなくグロゴアな内容にしてしまっていた・・・いっそ言わなきゃよかった、ごめん・・・・orz)、逆に②完全拒絶されたりしました。「私の大事な物語を、そんな胸糞作品に改造しようとしないで!!」(その気はなかったけど傷つけてごめん・・・orz)って感じ(;´∀`)。

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個人的に資料集めは①思い切って一切しない②徹底的にやる
の二択を押しますね。

②とかはライフワーク・レベルとかの勢いで必要です。
 わたしは読む専なので、時代物とかも手を出しますが・・・・・文化が理解できなかったり、時代が理解できないせいで読み取り方を間違えたりが多々あります。
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理解するのにずいぶん時間がかかった一作は『ジーヴズの事件簿 (P・G・ウッドハウス選集 1) | P.G.ウッドハウス 』とかですね。

これは執事の「シーヴズ」が、愚鈍で間抜けでアッパラパーで服のセンスが皆無なクソバカ間抜けな「ご主人様」をいいように利用しつくして操り、美味い汁を略取(りゃくしゅ)しまくる話です。

物語の主人公である「ご主人様」が、おバカだけど気のいい男で、それを嘲笑し見下し馬鹿にして、主人の努力を台無しにする探偵役「シーヴズ」の言動がなんか不快で好きになれない話でした。——————が、当時のイギリスの文化背景を描いた参考文献を読んだところ、当時の執事業って、とんでもない【ブラック企業】なんですよね。

①結婚禁止(子供の養育費が足りないとかで家の金品を盗まれたら迷惑だから)
②自由時間皆無(24時間対応しろ)
③給料安い(老後?死ねよ!!)
④執事の替えはいくらでもいる(おまえ解雇ね、とっとと失せろ)

召使と執事(しゃいん)は家具(ぱそこん)の一種です!!ハードに使って壊れたらたら捨てちゃうぜ☆

 気のいい「ご主人様」の正体は、自分の名前のスペル書けるのかさえ怪しいレベルの知能指数だけど、父親の金でオックスフォード大学まで出ていて、一切働きもせず、日がな女を口説きまくり、召使を「足音がうるさい」とかでスパスパ解雇。
執事の給金10年分はしそうな悪趣味オートクチュールのファッションに身を包み、毎日を楽しくアッパラパーに過ごしている【ブラック企業の幹部のドラ息子】でした。

シーヴズは・・・どんな賢くても大学なんて行けっこないの。執事にならざるを得ないくらい極貧家庭に生まれたから。

イギリスの上流階級なんて人口の2%くらいじゃないかな?(たぶん)
きつい、きたない、給料安い、けっこんさせてもらえない。な4kに苦しむ98%にとって、ふざけたドラ息子の鼻づらを引き回すシーヴズは最高のヒーローだったみたい。

日本でも、金持ち家主に衣食住を握られて、奴隷のように暮らざるを得ない「書生さん」から熱烈に支持されたそうです日本語訳されたシーヴズ(笑)。

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・・・↑こんな感じ。いやどんな感じだよ!?とか言われそうですけど
執事=ブラック企業の会社員(しかもタコ部屋暮らし)という発想に至るまで、かなり参考資料を読む必要がありました。

これが分かるようになるまで調べないと「胸糞執事もの」としか読み取れないんです。それならいっそ何も知らずに違う関係性の執事ものーーーーー「ファッション執事」や「執事喫茶の執事」、「なんちゃって主従関係」を書くのをオススメします。

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