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タイトル:戦隊モノはどうして影が薄いキャラがいないのかの返信 投稿者: サタン

個人的な分析でしかない回答だけど、
おそらく「グループ」を書いてるからでしょう。
「キャラクター」という一人を強調する昨今のライトノベル描写ではなく、「戦隊」という一個のグループを書いているため。
全体が目立つから、ほぼ均等に全員が目立つ。
その中でも出番の多いリーダー的存在は一番目立つだろうけど、これは「出番が多いから目立つ」というだけで、「集中的にキャラ描写をしてるから目立ってる」というわけではない。

これを応用した、というわけでもないけど、似たような手法を使ってる小説で言うとバッカーノなどの群像劇でしょうかね。
群像劇は主人公が複数いる形ですが、特に成田良悟の書く群像劇はそれぞれの主人公に対し一つのグループないし勢力を作ることが多く、キャラクターが多いくせにほぼ全員が均等に目立っています。

要するに、「キャラクター一人」を書くんでなく、「コンビ」や「トリオ」など複数人をまとめて書く形ですね。
いつも一緒にいるコンビとトリオを書けば、それだけで5人のキャラがいますが、描写の上では「コンビ」と「トリオ」の2グループという二つの描写で済みます。
例えば「お気楽な主人公」「おバカなヒロイン」という個性を書いていくんじゃなく、「能天気な二人組」というコンビを書く。
キャラクターという個を書くわけではないので、突飛なキャラクターというのは書きにくく、キャラの個性よりもグループの個性を優先させるために漫画的なわかりやすい特徴のあるキャラは出しにくいと思う。
グループの中で個が光ると浮いちゃうから、そういうのはグループでなく一人の個として書くことになるし、そうなると描写が一気に二倍三倍になっちゃう。

AとBのコンビで書くと、例えばワンシーンでAにしかセリフがないという場面でも、読者は二人がコンビだと知っているので、Bの姿も連想しちゃうんですね。
コンビが上手く書ければという前提ではあるけど、こうするとAが目立てばBは何もしてなくても同じくらい目立つ。
すると、あくまで理論上だけど、12人のキャラは半分の6キャラが目立てばいいことになる。
この6キャラでも相性のいいグループ同士をくっつけてやると更に半分で、その代表の3キャラが会話してるだけで全体をイメージできる。
とまあ、これはあくまで理論上であって同時に理想論でもあるけど、仕組みとしてはそんな感じかなと。

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