再訪、おゆるしください。そちらから特に何かなければ、レスはお気遣いなく。
三題噺は、トレーニングが目的ならもっと気楽にやった方が効果的かもしれませんよ。一種の発想法ですから。
この方法は、ストーリーを作るにあたって雲をつかむような状態で漠然と考えるのではなく、具体的な取っ掛かりがある点がいいのです。ただ、立派にまとまった作品を仕上げようと身構えてしまうと、かえって思考が縮こまりかねません。
むしろ、あくまで誰にも見せない練習と割り切って、使えないような突飛なアイデアでもいいから何かしら考えてみる。そして、実際に作品を書くのではなく、2~3行程度の軽く考えたアイデアや粗筋の断片などをネタ帳にでも書き留めておく(なんならメモさえしなくて、頭で考えるだけでもいいです)。これを、なるべく数はこなすようにすれば、けっこう良いトレーニングになるんじゃないかと。
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それから、世間にあまたある創作法とかプロットのテンプレートとかについて。
ひょっとして、そんなものを勉強してもストーリーが作れたり小説が書けたりするようになるわけじゃない、と思ったりしますか?
はい。まったく、その通りでございます(笑
ただ、それでも、ああいうものを一つ二つ習得しておくのは効果があります。
例えばアニメとかを観ているときに、「あ、今あのテクニックを使ったのかな?」と気づくことがあるんです。
一回気がつくと、他の作品でも同じようなテクニックを応用していないか意識しながら観るようになり、自分の作品でつまったときに「ここは、あの方法が使えるんじゃないかな?」と考えたりできるようになってもきます。
そういうことを繰り返しているうちに、それなりに時間はかかるかもしれませんが「以前は、どうしてこんなことが分からなかったんだろう?」と思うようになるものですよ。