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タイトル:光属性を使うヴァンパイアはそんなにもおかしい存在なのかの返信の返信の返信 投稿者: サタン

>元聖職者のアンデッドの話に関しては、確かにその通りです。
>「魔法が苦手だったのに主力になってる」のは確実におかしいです。
本当にそう思う?
「生前は苦手な魔法だったが、死んだことで、暗闇の中で生者では到達しえない光魔法の真理を理解した。それは聖職者だったが故の理解である。なぜ自分は神聖魔法が苦手だったのか。それは自分が生者だったが故である。死こそ救済である。光の魔法はそのためにあるのだ。聖職者はその真理を理解した。」
と、書いたら、それでも「確実におかしい」と思います?
私は設定を一切いじってないし、隠してた設定もないし、新しく加えた設定もないと思うけど、このように書いたら「あれ? アリかも?」と思わないかな。

さて。
私は最初の返信では「光魔法を使うアンデット」の例でもって、「こういう設定・背景があったらおかしいよね」と書いて、
その舌の根も乾かぬうちに「本当におかしいと思う?」と、自分の返信を否定するような書き込みをしています。
これがどういうことかって言うと、
ぶっちゃけ設定なんて、書き方次第でどーにでもなるのよ。
まあ、言い方もあろうけど、言ってしまえば口八丁でどうにでも言いくるめられるのよ。作者の言うことが真になる世界でモノを書いてるんだから。
でも、作者の言葉が正義になる世界だからこそ、読者との間にはフェアな関係がなければ読者は納得しない。

で、更に前の返信を補足すると、
書き方次第でどうにでもなるんだけど、あんまりアレコレ設定を作っちゃって作品の中で説明しちゃうと、その設定説明が邪魔で「どうにでもなる」の範囲が狭くなって読者を言いくるめにくくなるのよ。
人を騙すコツは、あまり相手に情報を伝えないこと(要するに判断材料を与えない)。
誘導したい方向に進ませられる情報のみ伝えていくこと(相手の思考判断の主導権をこちらが握る)。
メディアもそうでしょ。被害者の情報ばかり報道すりゃ世間の同情を買うけど、よくよく調べてみると被害者もとんでもないヤツだった、なんてのはよくあることで。
だから、あまり設定は出さないほうがいい、そのほうが誘導しやすい、言いくるめやすい。
どうにでもなる範囲なら真にも偽にも出来る。
私の例の場合、「元聖職者のアンデット」「生前は魔法が苦手」「光魔法・浄化魔法はアンデットに有効」と、この程度の設定しか出してないので、「生前苦手だったのが主力ってw」と書くことも出来るし、「死んだからこそ魂に関連する魔法が得意になった」とも書けるわけです。

「魔物特攻」も同じことだと思うよ。
「毒蛇が自分の毒で死ぬものかよ」と一言あればそれで良くない?
余計な設定を語らず、書き方で読者を納得させていけば、例えば後々になって
「主人公の言葉は強がりだったんだ、本当は自分にもダメージがあって、それを隠して戦ってるんだ」
って書いてもいいわけじゃん?
設定は説明するんじゃなく、物語ったほうが良いと思います。

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