私自身はエロに対する拒否感や偏見は持っていないつもりですが、エロって別にそんなに重要な要素でもないとも思ってます。
エロ要素を入れた方が有利だという考えはあるでしょうが、エロそのものをウリの中心にしてヒットした作品なんて、むしろほとんど無いんじゃないかと。
多くのラノベのラッキースケベ的な要素は、無いよりは有った方がいいから一応入れておくという程度のもの。少なくとも作品を魅力的にするファクターは他に山ほどあることは確実で、そちらを充実させなければヒット作になんかならないことも確実です。
マンガの世界を見渡せば一目瞭然です。なぜラノベではなくマンガで考えるかというと、歴史が長くはるかに多様だから。で、エロ要素・グロ要素ゼロでヒットした作品なんていくらでも思い浮かびますよね?
私的にはエロ要素を中心にヒットして名作を生み出したマンガ家は、永井豪さんくらいしか思い出せません。模倣者は星の数ほどいたでしょうが、すべて忘れ去られてしまいました。
既成作品にヒット要素がある場合、それを冷静に分析して自作に取り入れることは推奨できますが、それだけに頼って他をおろそかにしてしまうのは、結局はダメなんです。
エロやグロが苦手なら、むしろ雑念にとらわれなくてすむくらいに割り切ってしまってはいかがですか?
そこを気に病みすぎて別の雑念になってしまっているのが、一番の問題のように思えます。