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タイトル:変えられない生まれや環境を補うにはどうすればいいか(作者に嫉妬してしまう)の返信 投稿者: 大野知人

うーんと、言っちゃなんですが『不幸』ってのは捉え方の問題です。
別に、東大行ったやつが幸せじゃないですし。高校中退ギリギリだった俺は不幸じゃないです。

言い方は悪いですが、上条当麻が不幸かって話です。
あのキャラの場合、何度も命の危機に会いつつも毎度何とか潜り抜けている、という意味で考えれば不幸ですが。見方を変えれば『女の子に囲まれてキャッキャウフフしててうらやましい』訳です。というか、そういう要素があるから売れるわけですし。

同じように、親が云々、学歴が云々というのもものの考えようです。

うちの親は、毎日喧嘩ばかりしていて、俺自身そのせいで不眠症になりましたが。
それでも、母は『日常生活の中ではこれだけは譲れない!』というものを父に伝える文化人でしたし、父は『己の仕事のクオリティのためなら過程を無碍にするのもやむを得ない』という職人でした。
彼ら二人とも、見方によっては『口うるさいオカン』と『亭主関白のダメ親父』ですが、見方によっては『文化にこだわりのある哲学者』と『己のすべきことをしっかりと考える職人』です。

俺の最終学歴は高校どまりですが、いろんな博物館や高校時代の担任の伝手、果ては親の職場の知り合いまで。いろんなコネを伝って博物館の資料室に出入りし、京大の教授にアポを取って質問し、探偵に面白い話を聞きながら毎日を過ごしています。

人生の中に、『親ガチャ』、『生育環境ガチャ』の様な物が全くないとは言いませんが、結局は行動です。

今、金持ちの人間が何で金持ちかと言えば、その先代か先々代が頑張って働いたからです。或いは、効率よく金を稼ぐ方法を考えたからです。
『金持ち』という立場に胡坐をかいている人間を批判することはいくらでもできますが、『金持ち』が『金持ち』となるに至った人物から学ぼうとしないのは、ただのリソースの無駄遣いです。

それでも、低学歴な著者を見て慰められたいというなら、『林トモアキ』という作者をお勧めします。
高専卒で、とあるエロゲから『文章ってこんな自由でいいんだ!』と気付き、一定の層に対して一時代を築いた、とても立派なラノベ屋です。
ぜひ、参考になさるといいでしょう。

ただ、大事なことは行動することです。
知らないことは学べばいいのです。刑事だけじゃなくて、小説家も足で稼ぐ仕事です。大学に行き、図書館に行き、博物館に行きましょう。
学ぼうと思えば、金なぞなくてもいくらでも学べます。

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