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タイトル:代名詞を使用する頻度の返信 投稿者: サタン

代名詞ではあるけど、「彼」「彼女」なども代名詞に入るので、中でも正確にはコソアドを指しているのでしょう。
「それ」「その」がおそらく一番多用されると思うけど、「それ」と言われると「どれ」なのか読者は判断しにくい。
つまり、読みにくい。

しかし、コソアドは、例えば「彼が彼女に対して感じている感情は」と書いてあるとすると、「それは」というのは「彼が彼女に対して感じている感情」を指しているわけで、長い文章を省略して「それは恋愛感情ではない」と短く簡潔に書くことができる。
または同じ主語が続く場合、「それは」と代名詞にすることで文の音の流れを良くすることもできる。
コミュニケーションを円滑に進めるための非常に優秀な単語だと思います。
よって、「使ってはいけない」というわけではありません。

少し見方を変えて助詞に注目してみると、「それは」「それが」、あるいは「その◯◯が」といった形での使用が多いでしょう。
つまり、「~~は」「~~が」という使い方なので、これは更に正しく言うと「主語」の扱いを問題にしています。

例えば「魔法で火炎の弾を作り上げる」という文に対して「狙いを定めて、その弾を敵に投げつけた」と書いてあると、わかりにくい。
「狙いを定めて炎弾を敵に投げつけた」と書いたあったほうが、わかりやすい。
一方で、よくあるのは黒幕を「あの人」と表現する場合。誰なのかわからないが「あの人」と言ったら黒幕しかいないため、「あの人が指示した事だ」と書いてあっても問題ない。何を指しているのかすぐにわかるから。

つまり、「わかりにくい代名詞」が問題になっているわけで、それというのは主語の扱い方が問題である、という話かと思います。
この「わかりにくい代名詞」を明確にしようと考えれば、「コソアドを極力使わないほうがいい」という助言になるでしょう。

また、コソアドは乱用すると「その時、彼はその感情を」など、「その時」は時間を示していて「その感情」は感情を示していて、一文ないし一つの話題の中にあって代名詞がそれぞれ別のものを示しており、わけがわからない文章になったりする。
コソアドは「時間」「場所」「事象」「人物」など様々なモノに対して適用できるため、便利すぎるので多用するとわけがわからない事になってしまいます。

この例は主語の扱いではないけど、文章の中で最も重要なのは「誰が」「何をしたのか」という事なので、主語と述語が大事です。
コソアドは主語に対して乱用しがちで主語が不明になると一気にわけがわからなくなる。
一方でコソアドは便利で優秀な言葉であり使ってはいけないわけではない。
なので、基本的には主語に対しての使用を気をつける、という程度で良いのではないかなと思います。

ぶっちゃけ、コソアドの乱用を控えると、一気に文章がこなれてきます。
主語が明確になってわかりやすくイメージしやすい文章になるためですね。
そういう観点から見ても、乱用してると感じるのであれば控えたほうが良いでしょう。
再三書くけども、決して「使ってはいけない」というわけではありません。

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