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代名詞を使用する頻度 (No: 1)

スレ主 獲物を屠るイェーガー 投稿日時:

皆さん、初めまして。
早速質問させていただきます。

賞に応募しようとしているのですが、
私の作品には、数行の間で『それ』やら『この』などの代名詞を多く使っている部分がありまして。
とある記事で、下読みさんは代名詞を乱用する作品を好ましく思わないこと、なるべく使わないようにすること~などが書いてありました。

やはり無理矢理に直した方がいいのでしょうか。でもそうしたら、リズムなどが狂ってしまって、おかしな気分がになるのです。
どうしたらいいのでしょうか? お願いします。背中を後押ししてください!

カテゴリー: 文章・描写

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代名詞を使用する頻度の返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

代名詞ではあるけど、「彼」「彼女」なども代名詞に入るので、中でも正確にはコソアドを指しているのでしょう。
「それ」「その」がおそらく一番多用されると思うけど、「それ」と言われると「どれ」なのか読者は判断しにくい。
つまり、読みにくい。

しかし、コソアドは、例えば「彼が彼女に対して感じている感情は」と書いてあるとすると、「それは」というのは「彼が彼女に対して感じている感情」を指しているわけで、長い文章を省略して「それは恋愛感情ではない」と短く簡潔に書くことができる。
または同じ主語が続く場合、「それは」と代名詞にすることで文の音の流れを良くすることもできる。
コミュニケーションを円滑に進めるための非常に優秀な単語だと思います。
よって、「使ってはいけない」というわけではありません。

少し見方を変えて助詞に注目してみると、「それは」「それが」、あるいは「その◯◯が」といった形での使用が多いでしょう。
つまり、「~~は」「~~が」という使い方なので、これは更に正しく言うと「主語」の扱いを問題にしています。

例えば「魔法で火炎の弾を作り上げる」という文に対して「狙いを定めて、その弾を敵に投げつけた」と書いてあると、わかりにくい。
「狙いを定めて炎弾を敵に投げつけた」と書いたあったほうが、わかりやすい。
一方で、よくあるのは黒幕を「あの人」と表現する場合。誰なのかわからないが「あの人」と言ったら黒幕しかいないため、「あの人が指示した事だ」と書いてあっても問題ない。何を指しているのかすぐにわかるから。

つまり、「わかりにくい代名詞」が問題になっているわけで、それというのは主語の扱い方が問題である、という話かと思います。
この「わかりにくい代名詞」を明確にしようと考えれば、「コソアドを極力使わないほうがいい」という助言になるでしょう。

また、コソアドは乱用すると「その時、彼はその感情を」など、「その時」は時間を示していて「その感情」は感情を示していて、一文ないし一つの話題の中にあって代名詞がそれぞれ別のものを示しており、わけがわからない文章になったりする。
コソアドは「時間」「場所」「事象」「人物」など様々なモノに対して適用できるため、便利すぎるので多用するとわけがわからない事になってしまいます。

この例は主語の扱いではないけど、文章の中で最も重要なのは「誰が」「何をしたのか」という事なので、主語と述語が大事です。
コソアドは主語に対して乱用しがちで主語が不明になると一気にわけがわからなくなる。
一方でコソアドは便利で優秀な言葉であり使ってはいけないわけではない。
なので、基本的には主語に対しての使用を気をつける、という程度で良いのではないかなと思います。

ぶっちゃけ、コソアドの乱用を控えると、一気に文章がこなれてきます。
主語が明確になってわかりやすくイメージしやすい文章になるためですね。
そういう観点から見ても、乱用してると感じるのであれば控えたほうが良いでしょう。
再三書くけども、決して「使ってはいけない」というわけではありません。

代名詞を使用する頻度の返信 (No: 3)

投稿者 うっぴー : 1 No: 1の返信

投稿日時:

はじめまして。
確かに代名詞を多用すると、何を指しているのかわかりにくくなるというデメリットがあります。

3日ほど時間を置いてから、ご自分の小説を読み返してみて、文章にわかりにくい点がないかチェックし、問題があると感じたら手直しされるのが良いでしょう。

あるいは、誰かご家族や友人に頼んで文章におかしなところがないか、意見をもらうのも良いと思います。

新人賞に応募する場合は、評価シートを返してくれるところがオススメです。
落選した場合、どこが悪くて、どこが良かったのかわかるので、次回作の良い参考になります。

また、いろいろな新人作家さんに話を聞きましたが、一発で新人賞に受かった人はまずいません。
獲物を屠るイェーガーさんなら、よくご理解されていると存じますが、「標的が息絶えるまで何度でも(新作を)放つ」ことが大切なので、まずは気軽に最初の一歩を踏み出しましょう。

代名詞を使用する頻度の返信 (No: 4)

投稿者 細剣大好きウーマン : 0 No: 1の返信

投稿日時:

「それ」「その」は文章を展開するときに、非常に便利です。便利さの裏、それらがどの言葉にかかってくるのか分かりづらいという欠点があります。
本来、指示代名詞は文章をすっきりさせる役割を持っています。しかし、指示代名詞は読み手の読解力を要求する言葉なので、多用しすぎると読み手を混乱させてしまいます。

例えば、この文章。
『私はコードバンの高級長財布を持っている。それはとても艶やかで美しく、その姿は品がある。それは手入れがとても大変で、こまめな作業を必要とする』

ボヤッと意味は伝わるかもしれませんが、とても「わかりやすい」といえる文章ではありません。
句点が付いて文が終わった、段落が変わったというときは指示代名詞をいったんリセットしましょう。

リセットした文章。
『私はコードバンの長財布を持っている。コードバンの長財布はとても艶やかで美しく、品がある。コードバンは手入れがとても大変で、こまめな作業を必要とする』

分かりやすくなりましたよね。

指示代名詞のうまい使い方といえば、「長いエピソードをくくる(例:人々は、その神話を〇〇と呼んだ)」「引用したものを強調する(例:それ、いいね)」などでしょうか。
「それ」「その」を、単語に変えられるなら変えてしまったほうが分かりやすいです。

お目汚し失礼しました。

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タイトル:代名詞を使用する頻度 投稿者: 獲物を屠るイェーガー

皆さん、初めまして。
早速質問させていただきます。

賞に応募しようとしているのですが、
私の作品には、数行の間で『それ』やら『この』などの代名詞を多く使っている部分がありまして。
とある記事で、下読みさんは代名詞を乱用する作品を好ましく思わないこと、なるべく使わないようにすること~などが書いてありました。

やはり無理矢理に直した方がいいのでしょうか。でもそうしたら、リズムなどが狂ってしまって、おかしな気分がになるのです。
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