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タイトル:ラブコメ主人公の外見描写についての返信 投稿者: サタン

これは絵的映像的に考える人によくある事だと思うのですが、
端的に結論を言ってしまうと、そもそも必要がないため書かれていないだけです。
挿絵の有無は関係ありません。

というのも、仰るとおり挿絵がなければイメージするしかないので、そしてそのイメージは「作者が強要するもの」ではなく「読者が勝手に想像するもの」なので、事細かに外見を描写していく必要がないのです。
主人公だけでなくヒロインやサブキャラクターについても「誰々は金髪で白のメッシュが入ってて~」とキャラクターデザインかイラスト発注の字コンテがごとく考えてる人がおりますが、これは、むしろ読者にとってはイメージの邪魔でしかない説明文になってしまう事が多いです。
だから、例えば『灼眼のシャナ』においては「炎髪灼眼の討ち手」という表現があるため「普段は黒髪、戦闘時は赤い髪になる」という表現こそありますが、そうした事情や設定が無い限り、フワッと曖昧に書いて自由にイメージしてもらったほうがイメージしやすいわけです。

あるいは、「彼女の黒髪は綺麗な光沢を放っていて~」と外見についてある程度触れておいて、「実は貧乏で風呂に入ってないためテカってるだけだった」と展開すると、「彼女」のキャラクター描写として外見を扱うことが出来ます。こうしたテクニックとして考えると外見を書くことは有意義でしょう。
ですが、基本的に外見は、小説にはさほど重要なことではありません。

例えば「社会的弱者」というキャラを書く場合、漫画や映像ではパッと一目でわかるように「そういう外見」をしていますが、これは絵が映像あってこその表現。
小説にはソレが無いので、「外見」でキャラクター性を表現することはそもそも向いてないんですよ。
なので、「社会的弱者であろう展開・エピソード」をもってして「彼は社会的弱者である」と読者に認識してもらう。
すなわちこれが「キャラクター描写」というもの。
それを抜きにして外見を書こうというのは、まあ無意味とまでは言わないけれど、かえって読者のイメージを強要してしまい邪魔になる事も多いので、あまり推奨できることではないと思う。

で、質問に答えると、
>どこまで小説内で外見を書くべきなのでしょうか?
あまり触れない「どこにでもいる高校生だ」程度で十分でしょう。
ただ、前述した通りキャラクター描写として外見を扱う場合や設定や展開に関係ある事だったりするならしっかり書いたほうが良いと思う。

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