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タイトル:どうしても!の返信 投稿者: t

全国に作家になりたい人が数万人います。
私やあなたが小説を書こうが、学校や仕事にいこうが、休もうが。
特別な事情があって書けなかったとしても。
仮に全国で、1日に10作品の長編小説が誕生したとします。
1年で365x10=3650作品の長編が完成する計算になります。
その3650作品が、
世の中にある、それぞれの新人賞に応募されていきます。

私やあなたからみれば大切な1作になるのですが。
相手側からすれば毎年何百作品と送られてくるうちの1作です。
応募者が何作書こうが賞には関係ありません。
倍率にすれば500作品で1位を取らなければプロは難しく。
そしてプロになれば、
毎年誕生する3650作品よりも面白くなければ……。
いずれ、プロとしてやっていくことができなくなります。
例としてあげた数字は適当なので、
現実はもっと応募数が多いはずですが、仕組みとしては大体こんなイメージです。

私はプロではないのであまり参考にはならないのですが。
名前は忘れてしまいましたがあるプロ作家さんがデビューするまでに長編を35作↑書いて、ずっと新人賞で落ち続けていたという話の方が。長編10作でデビューしたなどの話よりもよっぽどリアリティを感じます。
小説ははやい人だと2週間で1作、若い人とかは1週間で1作くらいで長編を書いてくる、といった記事はたまに見かけますね。
なので、
何本書いたかが重要ではありません。
もし、ここまでの内容を読んでネガティブに感じるようであれば。
それにふさわしい現実をすべて引き寄せ、体験してしまうことになります。
それはあまりに大変なので私から言えることがあるとすれば。

今回、ポコさんは。
もしかしたらプロになれるかもしれないと思ったので、
このように書き込んだのだと思います。
今書いている小説が面白くて楽しくて、このままプロになってしまうかもしれない。
もしそうだったら誰がなんと言おうと。
相手が読者でも、親しい家族や友人であってもです。
小説が楽しいと感じた、自分の気持ちを大切にしてあげてください。
もっというと、
小説が楽しい気持ちは、あなた以外、誰も守ってくれません。
あなたが守らなければすぐ壊れて見失ってしまいます。

具体的には、この方法で小説で書けばプロになれるぞ!
と思える自分なりの小説との付き合い方を見つけて、それを拡大させていくことです。
こうすることで努力せずに、
楽に、
自分の才能を伸ばしていくことができるようになります。

そもそも周りにいる世間や人間の反応というのは、基本的にネガティブなものです。
今回の質問内容のようなどれだけ作品を書いたかが気になる気持ちは分かりますが。
誰かと比べるものではないですし。
それを自分自身に許してしまうと、いつも、何かの対象を見つけては周りと比較してしまう癖や、思い込みができてしまい。
私には才能があるのかないのか、とか。
いつになったらプロになれるのだろうか、とか。
これらがあると小説を楽しんで書くことができなくなって、まぁ地獄に変わります。
もっといえば、血の滲むような努力を連想させるような、忍耐の日々を作り出してしまうことになります。
プロになるかどうかは周りではなく自分の心が決めることです。

私からいえることは、とにかく小説に没頭して楽しむことを、自分自身に許すことです。
小説の何が好きかは人それぞれ違います。
プロットを作るのが苦にならない人もいれば、つまらなくてやりたくという人もいます。
やりたくないことはやらなければいいです。
いずれ時期がくれば、それがあなたにとって必要なことであれば、自然といつの間にかやるようになっています。
書いて、読んでもらって、読者についてたくさん知りましょう。

一応書いておきますが、
読者の奴隷になれという意味ではありません。

私やあなたが本屋さんに行っても、置いてあるすべての本を手にとって読むわけではないです。将棋の棚に行ったら、「将棋か、自分には興味ないし時間の無駄」。
とか思って何も考えずに通過したりしませんか。
ちなみに私は将棋好きですよ、たまにきのあ将棋やるくらいですが。
自分が読者の時は、
時間の無駄だと思うものや、興味のない雑誌や本には触りませんよね。

人に読んでもらおうと思ったらそれと同じです。
相手が興味を持ってくれるように書かなければ、他人は読んでくれません。
誰だって時間の無駄だと分かっていることはしたくないものです。
読者のことを知って、
読者が何を求めているか知っておかないと人はついてきません。

長くなりましたが、周りのことは気にせず楽しんで上達するのが一番です。
応援しています。

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