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タイトル:小説を一作も完結させられないの返信 投稿者: 朝行灯

 そのお気持ち、とてもよくわかります。
 私の場合、思いついたらとにかく書きます。でもやっぱり書けなくなることが多いです。そんな時は、そこで書くのを止めて保存します。で、また何か思いついたら、それを書きます。例えばこういうラストを書きたいな、と思ったらそのラストをとりあえず書きます。あんなふうな台詞を言わせたいな、ちょっと緊迫した戦闘シーンをやってみようかな、と思ったら、とりあえず書きます。キャラや設定はあえて決めません。矛盾しても良いので書きます。プロット思いついたー!と思ったら、あらすじでも何でもメモして保存します。
 あるいは、途中で書けなくなったけれど、展開を思いついて続きを書きたくなった、さらには書いた作品をちょっと変えたい、なんてことも起こります。それも書きます。ここで注意すべきことは、元になった作品も、その都度保存しておくことです。後でやっぱり最初に書いた設定や二番目に書いた設定を使いたい、と思うこともあるので、その時に消してしまっていると使えないので……。
 そういう事をしているうちに、作り掛けのものがいっぱい溜まるのですが、ある日それらを眺めていると、「あれ、これとこれをくっつけたら面白いんじゃね?」とか「このキャラをあの書きかけの登場人物にしたら良いかも」なんてことが起こる場合があります。そうなったら、それを実際に書いてみます。つなげる前のものも保存し、合体させたものも保存します。
 上手いこといけば、起承転結、それぞれ別々の作品からアイディアをちょっとずつ拝借して、つぎはぎだらけでも一本の作品になることがあります。そこまでくれば、しめたもの。後は設定に無理はないか、キャラは一貫しているか、辻褄はあっているか等、読んで気になる矛盾や問題点を直していきます。
 これで一つ、作品が出来てしまいました。しかもストックが豊富で、次の作品のヒントとなる財産も出来ています。
 話を戻しますが、お気持ちはとてもよくわかります。傑作を求める気持ちも、書けないもどかしさもわかります。それはそれで良いと、私は思います。理想は高いほうが良いです。だから、それも良いと思います。
 途中まででも良いので、書けるところまで書いてみてはいかがでしょうか。たとえ全部かけなくても、そこまで書けた自分を褒めてあげても良いと思います。書けなくなっても、作品を寝かせている時間も含めて、創作時間ですから。最初から完璧に書ける人なんて、世の中にはひとりもいません。私は今のまま、続けていけば良いと思います。
 長くなりましたが、もしこれが何かの参考になれば幸いです。自分のペースで気楽にやっていきましょう。

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