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タイトル:文章を書いてみましたの返信 投稿者: あまくさ

>「わかっちゃいるけどそれができないんだよ」

ですよね~(笑
私もアマチュアの駄文書きなので、その感じはけっこう共感します。それなりに経験はつんできたので何をするべきかは多少は分かるのですが、やりたい事とできる事の間に深くて暗い川があるんです。

で、読ませていただきました。

文章はどうかという質問ならば、過不足のない良い文章だと思います。
エンタメ小説に名文や、凝った比喩のたぐいは不要。むしろ目障りで読む気が失せます。読みやすく内容が正確に伝わるのが何よりというのが私の持論ですが、同意してくれる方は多いのではないかと思います。
拝読した文章は変なクセがなく、文意がよじれてつっかえるような所もなく、内容が自然に頭に入ってきました。こういう文章は普通は初心者に書けるものではなく、ポイントが高いと感じました。

問題点があるとすると、平坦すぎることかと。
初めから終わりまで平らな道を同じ速度で歩いている感じです。もう少しアクセントを意識した方がいいかなと。

「わかっちゃいるけどそれができないんだよ」と言われそうですが。

私とて深くて暗い川があるヤツなのでなかなかできやしないのですが、まあ、私の場合で言うと意識的に文章にケレンをまぜたりはします。やりすぎると爆死しますが、それでもやらないよりはいいとは思っています。

他に気がついたことを、いくつか。
文章のことから少し離れますが、時系列については、あそこはあれでいいと個人的には思いました。
別に何かの創作本に書いてあるような「初心者は時系列を乱すな理論」を金科玉条にしなくてもいいですが。

1)まず、とろそうな少年(?)に出合い、

2)とろそうすぎるのが、ちょっとフラグになっていて、

3)再登場した少年が意外な姿をみせる。

こういう流れなので、1を回想にしてしまったら意味がなくなってしまいます。
ということで構成的には妥当と思いましたが、どうせなら文章でもちょっとぐらいは引き立たせたいです。

>ミリタリーコートに、目深に被った帽子。手には光り輝く曲がった棒を持っていた。いや違う。棒なんかじゃない。あれは剣だ。ギラリと鋭く輝く刀身の、モンスターを真っ二つに切り裂いた剣だ。

ここ、少し文章を変えてますよね? ケレンが必要と書きましたが、少しケレンが入っています。それは正しい判断だと思いますが、もう少し大袈裟でもいいんじゃないかと。(やりすぎると爆死しますが)
それと、直前あたりにちょっとタメを作る呼吸。

>モンスターが迫る。逃げようと後ろを向くと、何かがものすごい勢いで迫ってきた。速すぎて何かわからなかった。新手のモンスターかと思った。すぐに目の前に迫ってきた。
>終わった。思わず目を瞑る。

工夫は分かるのですが、文章の調子そのものは前後とそう違わないので、これだと埋没してしまってたぶん読者は気がついてくれません。

>何かがものすごい勢いで迫ってきた。

この文章は読み飛ばされると意味がないので。
うろ覚えですが、ソードアート・オンラインの1巻。キリトのピンチをアスナが救うシーンで、アスナとは書かずに「白い稲妻が駆け抜けた」みたいに描写していたと思います。ここぞというところは気取りましょう。

それと。
完全に構成の話になってしまいますが、冒頭がただの状況説明になっているのは、やはりつまらないです。
ただ、俗に「最初に死体をころがせ」と言いますが、あまりわざとらしいのも興ざめ。闇雲に派手なシーンを書いても読者の頭はまだ白紙なので、「なんのことやらわからん!」となりかねません。
なので難しいところですが、少なくとも状況説明よりは、ちょっとしたことでもシーンと行動を書く方がいいとは思います。

主人公について。

>ヒロインのキャラ付け(正義感が強過ぎて少々めんどくさい性格にするか

それは伝わりましたが、ここまでのところただの初心者にしか見えない感じ。ちょっと弱い気がします。
思うにポイントは、仕事をすぐに受けなかったことと、他に何か当面の目的を持っていそうなこと。それは何となく分かったので、もっと目立たせてフラグを立ててやると読者に興味を持たせることができるんじゃないかと。

つまり、問題点は文章そのものではなく、どこを目立たせて読者の注意を引くかという作戦が不足している点ではないかと思います。

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