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文章を書いてみました (No: 1)

スレ主 和田慶彦 投稿日時:

1年位前に文章力について相談した時「どんな文章を書くのか実際に読んでみないとわからない」と言われたのを思いだして、プロローグ相談所に投稿してみました。
既に結構な数の意見を頂いているのですが、その時の方々にも見ていただきたいと思い、ここに張り付けてみます。
見ていただけると幸いです。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/prologue/novels/show/225

それと、その時最後にレスしてくれた方にお詫びいたします。
スレッドが埋もれてしまい、このサイトの使い方が良く分かっていなかったのでトップページ見れなくなったスレッドを探すことができず、気づきませんでした。気づいた時には古いスレッドを上げるのは良くないと思い、書き込むのをためらってしまいました。すみません。
そして返信ありがとうございます。その時は「わかっちゃいるけどそれができないんだよ」と思いましたが、今では言われた事を実践できるようになった気がします。ありがとうございます。

カテゴリー: ストーリー

この質問に返信する!

文章を書いてみましたの返信 (No: 2)

投稿者 t : 0 No: 1の返信

投稿日時:

機会を逃してしまい特にこれといってコメントしていないのですが。
長所はエーリカに主人公としての魅力が感じられたことと、終わりごろはこれから面白くなるぞいった雰囲気がでていて、ちゃんと物語になっていました。
率直にこのまま書き続けてもいってもいいのではと思いました。

短所としては今はテンポがよくないので、文字数に上限が設定されている、完成したら新人賞に送るくらいの軽い気持ちで、範囲内で物語を畳む練習があってもいいかもと思ったのと。
それとリズムが一番気になりました。
エーリカが加入とホーリーとの会話と宝探しで、コンセプトであるハンターとはなんぞやの説得力が弱いので、何かしらの事件を冒頭から入れてみて、軸を強くしてもいいのではといったところです。

私もまだまだ未熟なので的外れな意見もたくさんあって参考になりません、こうしろああしろというつもりはまったくありません。私は私で、自分がいちから考えた作品を自分で書けばいいだけの話ですしね。
作者様の書きたいように好きに書くのが一番いいです。
応援しています。

文章を書いてみましたの返信の返信 (No: 5)

スレ主 和田慶彦 : 1 No: 2の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。

テンポとリズムというのは、文体のことでしょうか?それとも展開についてでしょうか?
もし展開についてなら、話の進む速度が遅い、展開に起伏が欠ける、といった理解でよろしいでしょうか?
ハンターが何かについては、数ある職業の一つくらいに考えていたのがギルドの設定を考えているうちに話のメインみたいになってしまいました。ちょっと設定について考え直してみる必要があるかもしれません。

文章を書いてみましたの返信の返信の返信 (No: 7)

投稿者 t : 0 No: 5の返信

投稿日時:

こんばんは
文体はたくさんの伸びしろがありますが現状でも問題ありません。

話の進む速度が遅いについては好みの問題なので、話の遅い商業作品がないわけではありません。
もし連載するとして1話ごとに読者の興味を惹くために、
何かしらの盛り上がりがあってから終わらせると思います。
それでも読んでいて、話がなかなか進まないと読者に感じさせてしまうと、よくないので。
そう感じさせるかもしない原因の一つとして、話の進む速度があげられます。

リズムについて起伏に欠けるかは、本当にそうなのかあるいは違うのか、どちらともいえません。
起伏に欠けるからと、
展開や文章に抑揚をつけて感情豊かにしようとしても、それだけなら最終的には生死の話になってしまい。
大抵はアクが強すぎて読者が疲れてしまいます。

まわりくどい言い方になってしまいますが。
ある村に行くとハンターの資格がない者が、ハンターとして、村の英雄のように扱われていたとします。
なぜ彼は資格がないのにもかかわらずハンターと呼ばれていたのでしょうか。
ハンターがハンターであるためにはハンターと対極に位置する、”彼ら”が必要です。
「下水道で出現するかもしれない」とさらっと触れた程度で、
それらの存在についてほとんど書かれていません。
教科書通りに書くならまず主人公が”彼ら”を倒すところから始め。
世界に蔓延る悪を読者に紹介するところから始めます。
勘違いしてほしくないのは、
教科書通りに書いたらと言っているのではありません。
それが好きならすればいいですが、そうでないなら別にしなくていいと思います。

ガルドは賞金首を追っていた→
ホーリーは連中にとって自分が、賞金首をおびき寄せるための餌と思われていることを知っていた→
ホーリーに下水道の仕事を与えた連中は賞金首に返り討ちに遭い、そのせいでお金がなかった、仕事をホーリーにやらせた→
賞金首が大暴れしたことでハンターの数が減って、エーリカが合格しやすくなった→
エーリカはハンターになるための訓練を長年してきて、将来は賞金首を倒せたらなとゆるく考えていた、ど田舎から街にやってきた
といった感じで、賞金首で軸を通してみました。
賞金首にヘイト(読者の関心)を集めています。
性格の悪い大人なんて世の中いくらでもいます、ハンターに限った話ではないです。

リズムといっても、これだけでは単調なリズムになってしまいますが。
これ以降の考え方としては、
全体を貫く軸をどう料理するかで変化を加えていきます。
軸なしで、文章力やキャラで強引に力を加えても無理がでるので、それは筋が悪いです……。
これらは一つの例です。
使えるところがあれば色々とアレンジしてみてください。
もしあれならそのまま採用として使ってもらっても構いません。

私が言えるのはここまでです。
修正せずにこのまま書き続けていくのもいいと思います。
今のままでもちゃんとした物語になっていますし、
今から書き直すのはめんどくさいから、第二部のプロットを考えるときにやってみようでもいいですし。
小説は自分の好きなように『楽しんで』書くのが一番いいです。
どのみちネットにあげたり賞に送れば、競争は避けられません。
なので先を急ぐよりも風景を楽しみながら歩く方が私は好きですね。
好みではないのに無理をしてやってみたが、書けなくなってもつまらないですしね。

応援しています。

文章を書いてみましたの返信の返信の返信の返信 (No: 8)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 7の返信

投稿日時:

再度の返信ありがとうございます。

ガルドの名前が出たという事は、プロットの方を見ていただいたんですね。ありがとうございます。
ちなみに題名が変わっているのは「モンスター」と「アームドモンスター」が戦うシーンでモンスターが被ってわかりにくくなったからです。
どうも私は話の軸を考えるのが苦手なきらいがありますね。もしくは単純に慣れの問題か。
スランプ前も、「短編は面白いけど長編になるとジャンルが分かるまでが長い」とか「話が長くなると設定が矛盾し始める、この設定いる?」とか言われてました。

プロットや設定から粗や足りないところがあるっぽいので、そこから作り直していこうと思います。

文章を書いてみましたの返信 (No: 3)

投稿者 あまくさ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

>「わかっちゃいるけどそれができないんだよ」

ですよね~(笑
私もアマチュアの駄文書きなので、その感じはけっこう共感します。それなりに経験はつんできたので何をするべきかは多少は分かるのですが、やりたい事とできる事の間に深くて暗い川があるんです。

で、読ませていただきました。

文章はどうかという質問ならば、過不足のない良い文章だと思います。
エンタメ小説に名文や、凝った比喩のたぐいは不要。むしろ目障りで読む気が失せます。読みやすく内容が正確に伝わるのが何よりというのが私の持論ですが、同意してくれる方は多いのではないかと思います。
拝読した文章は変なクセがなく、文意がよじれてつっかえるような所もなく、内容が自然に頭に入ってきました。こういう文章は普通は初心者に書けるものではなく、ポイントが高いと感じました。

問題点があるとすると、平坦すぎることかと。
初めから終わりまで平らな道を同じ速度で歩いている感じです。もう少しアクセントを意識した方がいいかなと。

「わかっちゃいるけどそれができないんだよ」と言われそうですが。

私とて深くて暗い川があるヤツなのでなかなかできやしないのですが、まあ、私の場合で言うと意識的に文章にケレンをまぜたりはします。やりすぎると爆死しますが、それでもやらないよりはいいとは思っています。

他に気がついたことを、いくつか。
文章のことから少し離れますが、時系列については、あそこはあれでいいと個人的には思いました。
別に何かの創作本に書いてあるような「初心者は時系列を乱すな理論」を金科玉条にしなくてもいいですが。

1)まず、とろそうな少年(?)に出合い、

2)とろそうすぎるのが、ちょっとフラグになっていて、

3)再登場した少年が意外な姿をみせる。

こういう流れなので、1を回想にしてしまったら意味がなくなってしまいます。
ということで構成的には妥当と思いましたが、どうせなら文章でもちょっとぐらいは引き立たせたいです。

>ミリタリーコートに、目深に被った帽子。手には光り輝く曲がった棒を持っていた。いや違う。棒なんかじゃない。あれは剣だ。ギラリと鋭く輝く刀身の、モンスターを真っ二つに切り裂いた剣だ。

ここ、少し文章を変えてますよね? ケレンが必要と書きましたが、少しケレンが入っています。それは正しい判断だと思いますが、もう少し大袈裟でもいいんじゃないかと。(やりすぎると爆死しますが)
それと、直前あたりにちょっとタメを作る呼吸。

>モンスターが迫る。逃げようと後ろを向くと、何かがものすごい勢いで迫ってきた。速すぎて何かわからなかった。新手のモンスターかと思った。すぐに目の前に迫ってきた。
>終わった。思わず目を瞑る。

工夫は分かるのですが、文章の調子そのものは前後とそう違わないので、これだと埋没してしまってたぶん読者は気がついてくれません。

>何かがものすごい勢いで迫ってきた。

この文章は読み飛ばされると意味がないので。
うろ覚えですが、ソードアート・オンラインの1巻。キリトのピンチをアスナが救うシーンで、アスナとは書かずに「白い稲妻が駆け抜けた」みたいに描写していたと思います。ここぞというところは気取りましょう。

それと。
完全に構成の話になってしまいますが、冒頭がただの状況説明になっているのは、やはりつまらないです。
ただ、俗に「最初に死体をころがせ」と言いますが、あまりわざとらしいのも興ざめ。闇雲に派手なシーンを書いても読者の頭はまだ白紙なので、「なんのことやらわからん!」となりかねません。
なので難しいところですが、少なくとも状況説明よりは、ちょっとしたことでもシーンと行動を書く方がいいとは思います。

主人公について。

>ヒロインのキャラ付け(正義感が強過ぎて少々めんどくさい性格にするか

それは伝わりましたが、ここまでのところただの初心者にしか見えない感じ。ちょっと弱い気がします。
思うにポイントは、仕事をすぐに受けなかったことと、他に何か当面の目的を持っていそうなこと。それは何となく分かったので、もっと目立たせてフラグを立ててやると読者に興味を持たせることができるんじゃないかと。

つまり、問題点は文章そのものではなく、どこを目立たせて読者の注意を引くかという作戦が不足している点ではないかと思います。

思い出しました (No: 4)

投稿者 あまくさ : 0 No: 3の返信

投稿日時:

思い出しました。以前の質問に書かれていた、

>主人公は規格外に強く、ヒロインへの忠誠心が高くヒロインが誰々の首を取ってこい、と言ったら翌日の朝にはそいつの首をヒロインの枕元に置いておく様なキャラにする予定でした。

こいつですね。なるほど。で、ホーリーくんの方が主人公。エーリカはヒロインで、実際ただの初心者。この時点では主人公よりかなり格下。そんな感じでいいでしょうか?
しかしストーリーの流れの中で、反発し合いながらも、しだいに双方にとって相手が大切な存在になっていくと。

その場合、ホーリーくんには取り合えずアドバンテージがあるわけなので、彼(?)がエーリカの何に魅かれたのか、そして何に最終的に魅かれるのかを考える必要があると思うんですね。それが読者に伝わらないとストーリーが成り立たないと思うので、最重要課題なんじゃないかと。
それについてすでに案があるのなら、それの伏線になるエピソードを冒頭に置く方向で私なら考えるかなと思ったりしました。

思い出しましたの返信 (No: 6)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 4の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。

アクセント、ケレン味!何かこう修飾する文みたいなのが足りない、みたいなことを感じていたんですが、うまく言葉にできませんでした。正にそれですね。町を出てから急になんかつまらない文章になったなあと思っていたんですが、ドキワクさせるようなケレン味が必要、と。
そういった文章は拒否感を感じてしまう程に苦手で、エーリカがお金を渡す所も、ホーリーが出てくる所も、「格好つけるのはずかちぃ~」と思いながら書いてました。
自分を解き放つ?っていうんですか、ちゃんと自分の書きたいものと向き合わないといけませんね。

>1)まず、とろそうな少年(?)に出合い、
>2)とろそうすぎるのが、ちょっとフラグになっていて、
>3)再登場した少年が意外な姿をみせる。
そうそう、正にここを強調したくて、時系列変更の提案を受け入れられなかったんですよ。
しかし出だしがつまらないというのはやはり変わらない。どうにかしないといけませんね。

エーリカとホーリーの関係はちょっと難しくなりすぎた感がありますね。
最初もっとドライな、「別に何が気に入ってるってわけでもないけど色々と良くしてくれるし助けてあげよう」「この子なんとなく付いてきてるし強いから協力してもらってるけど私たち仲間なのかな……」って関係のつもりだったんですけど、例のザマァ展開入れたせいでなんかその部分が重くなってしまった感じです。
あの展開自体は「ロボットの性能評価」を人間関係に絡めてストーリーに盛り込めるので個人的に入れたいんですが。

文章を書いてみましたの返信 (No: 9)

投稿者 手塚満 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

細かい点でもいろいろ推敲の余地はあるように思います。情報の出す順序での一文ごとの並びとか、各文での単語選択とか、重複などの冗長性とかとか。それらは、すらすら読めて、ぱっぱと分かるためには磨き込んでもいいかもしれません。

しかし、もっと大枠で問題がありそうに思います。そこで非常に損をしている感じです。これは小説の途中ではなく冒頭ですよね。読者を掴んで、続きを読んでもらえる作りにする必要があるはずです。

しかし、出だしからイベントが発生しているようには見えません。重要キャラクターが何かしようとする動きが感じられません。物語の舞台とか設定とか、これから読むドラマを理解する準備に、出だしからの相当部分が使われてしまっているようです。

具体的に計算してみます。このサイトのカウンターによれば、冒頭全体は、

> 文字数 : 6,335文字
> 原稿用紙換算枚数 : 16枚

となっています。主要キャラクターが具体的な動きを見せたと感じるのは、まず、

>  少年の手を取る。
> 「ちょっとこっち来て」

からでしょうか。そこまでの文字数は、

> 文字数 : 2,695文字
> 原稿用紙換算枚数 : 7枚

です。つまり冒頭のイベント開始まで、出だしから全体の43%が設定説明に費やされています。しかも、その後は設定説明主体に戻ってしまいます。キャラがちゃんと動きを見せ、その後にドラマが起こりそうと思えるのは、

>  ザッザッと歩いていると、遠くに影を見つけた。そいつはこちらを見つけたらしく、段々と寄ってきた。どう見ても人間には見えない。

からでしょうか。そこが目を引けるイベント開始になっているようです(あるいは、なり得そう)。

そうだとしますと、文字数計算ではそこまでが、

> 文字数 : 5,557文字
> 原稿用紙換算枚数 : 14枚

となります。目を引けるイベント開始までの設定説明が、実に全体の88%にもなります。文章量は原稿用紙14枚分です。そこまでは、読者は作者が語る物語舞台やキャラ紹介を読み進めねばなりません。言い換えると「お勉強」です。作者は自分の想像したイメージを語るので楽しいですけど、それを聞かされるだけの読者はなかなか楽しめません。

出だしからキャラクターを動かし、イベントを起こして読者の目を引いたほうがよくないでしょうか。よく使われる手で、あまりに使われるので避けろという人がいるほどの手法で「1行目が台詞」というのがあります。

出だしでも台詞であるだけでキャラがいること、何かに反応していることが分かります。その台詞内容が異変を暗示してたりすると、さらに興味を引くことができます。

お示しの冒頭ですと、無言で迫って来る「ソイツ」から始められないか、構成から見直してはどうかと思います。読者としては主人公エーリカも、ホーリーも知らず分からずですが、「主人公らしきキャラに危機が迫る」ことくらいは分かりますし、拍子抜けするオチだということも分かります。

そうなれば、読者は「その2人って誰なんだ?」という興味を持てます。そこから説明を含む描写にしていけば、より有利ではないかと思います。

細かいことは後、みたいなことを申し上げておいてなんですが、細かい点での注意点もあります。お示しの冒頭ですと、物語世界の舞台について具体的に示すのが少し遅いようです。はっきりと文明レベルを示唆する単語は「携帯ゲーム機」です。その後の初出までが、

> 文字数 : 1,530文字
> 原稿用紙換算枚数 : 4枚

となっています。この間、物語世界の文明レベルが曖昧です。一応、「多機能なカード」がもっと前に出ては来るんですが、どう多機能なのかは(主人公にも)よく分からない。中世欧風で魔法のある世界、でも通じてしまいます。

現代でも身近にあるアイテムが「携帯ゲーム機」になります。ゲーム機はすぐに時計機能もあると示され、現実世界でだいたいの時期も察せられます。そこから全体的、かつ具体的にイメージも確定してきます。

読者は文章から映像イメージを再現しますので、基準となるアイテムや描写は、できるだけ早く出すべきです。上記しました通り「携帯ゲーム機」だけでも相当にイメージ確定効果がありますから、ピンポイントな単語だけでも出だしには充分です。

文章を書いてみましたの返信の返信 (No: 10)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 9の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。

予想外に多い「ホーリーがエーリカを助けるところから始めたら」という意見!
自分としてはエーリカがホーリーに親切にする→ホーリーがエーリカを助ける、という流れは譲れないと思っているのですが、ここまで反対意見が多いとなると、考え直さざるを得ないですね。

物語の文明レベルは、冒頭の「人類が別の宇宙からやってきた」「ここは開拓中の辺境惑星」という所で宇宙レベルの文明である事を伝えたつもりでしたが、伝わらない、もしくは読み飛ばされるでしょうか。

文章を書いてみましたの返信の返信の返信 (No: 11)

投稿者 手塚満 : 0 No: 10の返信

投稿日時:

仰る点は確かにもっともなんですが、さらに工夫したほうが有利ということです。少し説明してみます。

1.シーンの時系列と劇中の時系列

> 自分としてはエーリカがホーリーに親切にする→ホーリーがエーリカを助ける、という流れは譲れない

これは分かります。ホーリーがエーリカを助けるのは、敵がモンスターであるだけに、ホーリーに動機が感じられないといけません。

そうではあるんですが、シーンの緊迫度の高さから申せば、お示しの中では最も高いわけです。エーリカがホーリーを助けるのは、エーリカの優しさ面(特に年少者を気遣う点)を示せてはいますが、緊迫度は低いようです。キャラの説明に近いわけですから。

ですので、冒頭のツカミ、目を引く出だしという点では、ホーリーがモンスターからエーリカを救うシーンが適するということになります。劇的な事件ですから、とりあえず読み進めたくなる。

そうなると、読者的に「ホーリーやエーリカはどういうキャラ?」「ホーリーはエーリカをなぜ助けた?」という疑問、好奇心が起きます。読者をそう引き込んでおいて、ホーリーが助けた動機を出せばいいわけです。既に興味が湧いていますから、多少説明的でも読みたくなります。

ただ、そうしてしまうとシーン描写の時系列が、劇中の時系列に即さなくなります。エーリカがホーリーに親切にしたエピソードが回想シーン(的)になってしまうわけですね。

回想シーンの難点は、例えば「結果がもう分かっている」点にあります。たぶん、それが一番大きい。例えばキャラが絶体絶命ピンチを切り抜けた経緯を回想すると、「生き残ったことだけは分かっている」になってしまい、「生きるか死ぬか」の緊張感が出しにくくなります。

しかし、御作では「エーリカがホーリーに親切にした」という経緯が、ホーリーのエーリカを助ける動機になったことが描ければいいはずです。実際、

例えばですが、回想のデメリット(結果先取り)を逆手に取るとすると、「ホーリーは何の気なしに、世間知らずっぽくて困っていそうな少年を助けたけど、特に気に留めていなかった」とする手が考えられます。

ホーリーがエーリカを助け、エーリカは救い主がホーリーだと知って、「なんで君が?」と怪訝に思う。そこでホーリーがエーリカに親切にされたことを語り、それが理由だと言う。エーリカは「あの程度のことで、こんな危険を?」と驚く。

そんな感じの流れって、結構あるんじゃないかと思います。ですので、お示しの作品に限っては、劇中の時系列を変えて、モンスター襲撃イベントを先に描写して、問題なさそうに思います。

繰り返すようで恐縮ですが、なんとしても出だしで読者を掴まなければなりません。冒頭はできるだけ劇的にすべきです。この後が面白い、と作者が思っても、読者はなかなかそこまで読んではくれませんから。

2.文明レベルについて

確かに最初の一文は、

>  遥か昔、人類がまだ別の宇宙にいた頃。

と未来的なSFを思わせるものがあります。ですが、段落的には「…神々がこの宇宙に人間を遣わした。教会の教えではそうなっている。」と締めくくられています。

「教会」が世間を支配しているような感じです。少なくとも「教会」が語る創造神話を本当の歴史だと人々が信じている雰囲気が出てしまいます。そのため、未来的SFかなというイメージは後退し、中世欧風(の魔法と剣)のイメージが強くなります。

そうなると「開拓中の辺境であるこの星」と他星系の存在を示唆されても、「この世界は文明化されていないかも」とイメージする恐れが強くなります。

しかし、読み進めていくと「携帯ゲーム機」が出て、「文明レベルは現代的か」とイメージ変更となります。そのようにイメージを揺らがせる効果、狙いがあるようには見えません。

ですので、文明レベルを先に出しておいたほうがいいと思います。中世くらいの文明レベルと思わせる記述は上記以外にもあって、例えば「読み書きができるかだとか、簡単な四則演算だとか」です。昔の日本で基礎的な教養を「読み書きそろばん」と称していたことを思わせるものがあります。

そこがもし、例えば「初歩的なコンピュータ操作だとか」等となっていれば、その時点で現代~近未来的な文明レベルとイメージできます。

読者は「無知で怠惰な阿呆」くらいに思ったほうがいいです。これは読者は知的レベルが低いということではなく、楽しみたいだけであって努力するつもりはない、ということです。ボーっと楽に読んで楽しみたいわけです。

そういう状態の読者を戸惑わせずに、すらすら分かってもらう工夫は必要です。その1つが文明レベルなどの世界の状況の早めの暗示ということです。

文章を書いてみましたの返信 (No: 13)

投稿者 あまくさ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

冒頭には緊迫感のあるシーンをおく方がいいのはもちろんなのですが、その手段としてホーリーがモンスターを倒すシーンから始めるのが最適という話の流れになっているのが、私にはやや不可解です。

先に書いたように、ホーリーを再登場させたシーンでSvanさんがやりたかったことは、何となくわかった気がしたんですね。狙いは悪くないけれど、上手く書けていないという状態のように思います。私の個人的な経験からの考えですが、作者に狙いがある場合、そこを安易に変えると全体がおかしくなることが多いです。そもそも何がやりたかったのか見失ってしまうんですね。

ホーリーをいきなり派手に登場させる案は、選択肢の一つとしてはありでしょうが、必ずしも最善手だとは思いません。冒頭のつかみは他にも方法はあるはずですから、あまり短絡的な結論を出さずに色々考えてみることをお勧めしたいです。

追記 (No: 14)

投稿者 あまくさ : 0 No: 13の返信

投稿日時:

最近、他の方のスレにも書いたのですが、ストーリーと演出は分けて考えるべきだと思うんですよ。
ホーリーを再登場させているのは、どちらかというと演出の方なんじゃないかと。初見のホーリーは無力で少し頭の弱い少年というイメージ。それが再登場シーンでは異常な強さを見せて涼しい顔をしていると。エーリカも驚いたでしょうが、創作的な狙いとしては読者を驚かせるのが目的なんですね、これは。
現状では表現力が弱くてさほど印象的なシーンになっていないようですが、だからと言って構成を変えるのではなく、どう書けばもっと効果的に見せることができるか考えた方がいいと思います。演出意図のある構成なのだから、却下するのは勿体なく思えます。

何度も言うように冒頭は冒頭であれじゃあまずいとは私も思っていますが、そこは何か他の改善案を考えたいです。
具体案はいろいろあると思いますが、私的にはエーリカの方をもっと何とかできないかと。
ホーリーはかなりエキセントリックなキャラになりそうで、Savinさん(前の書き込みでつづりを間違えてしまいましたね。すみませんでした)は彼(?)をどう描くかに関心が寄っているかもしれないと思いました。それだけに、へたするとエーリカがホームズに対するワトソンのようになってしまわないか懸念しないでもありません。
しかし読者は視点人物に共感しやすいと思うので、ワトソン型は現代のエンタメ小説では得策ではないんじゃないかと考えています。

なので。
私的には、冒頭はエーリカに興味を持ってもらう方向で何か工夫できないか考えてみたいところです。序盤のエーリカはハンターの初心者でホーリーから見たら内心軽視される存在かもしれませんが、中盤以降のどこかで一目置かれる展開がおそらく必須。それの伏線もほしいところです。

追記の返信 (No: 15)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 14の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。

私は小説を読む時、文章重視で、文章が上手ければありきたりな日常描写から始まっても「まあそのうち面白くなるんだろう」と長い目で見るタイプで、逆に言えば文章が引き込まれないならインパクトのあるシーンから始められても「この文章と一冊付き合っていかなきゃならんのか……その謎も戦ってる敵も主人公の運命も俺とは関係ないから頑張って」と読むのをやめるので、正直冒頭の展開を派手にしたら読者が付いてくる、というのが感覚的に良くわかりません。手塚満さんに説明されて「理屈は」わかった次第です。
だから沢山の意見が言ってるし時系列変更をしたらとりあえず改善になるのかな、と思ったのですが、そうしなくても今は書き方が拙いだけでこの構成のままでも良い、と。

色々改善するところはあるのでしょうが、とりあえず当初の悩みであるエーリカのキャラ付けをしっかりする(キャラ付けを極端にせずともニュートラルならニュートラルなりに何を考えているのかしっかりする)事を考えてみます。

追記の返信の返信 (No: 16)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 15の返信

投稿日時:

変える変えない色々な方向でよく考えてみます。

あとエーリカとホーリーの関係は緩やかに変化を描けていけたら、と思います。
構想としては、冒頭でちょっとした親切でちょっとしたとっかかりを作って、すぐには信頼関係といえるまでの物は築けなくて、話の中盤のザマァ展回で二人の間にある、二人が分かっていなかった溝を自覚させて、それを終盤に向けて収束させて、信頼関係を築く、くらいにしたいかなあと思っています。

あなたの作品が選ばれる理由 (No: 17)

投稿者 あまくさ : 0 No: 15の返信

投稿日時:

>私は小説を読む時、文章重視で、文章が上手ければありきたりな日常描写から始まっても「まあそのうち面白くなるんだろう」と長い目で見るタイプで、
(略)

それは私もそうですよ。読者としての私は、取ってつけたように大袈裟な冒頭に引き込まれることはなく、むしろ大抵はしらけてしまいます。

しかし、それは小説を読みなれているからということがまず一つあります。ここは小説を書いている人が集まるサイトなので、書き手の戦略として派手な冒頭推奨派であっても、実は本人が読む場合はそういうのをあまり好むわけではないという人は多いんじゃないかと。

一般の読者の中には、淡々として内容のある文章を長時間読むのは面倒という人もいます。

そして、もう一つ。もっと本質的なことがあります。

>文章が上手ければありきたりな日常描写から始まっても「まあそのうち面白くなるんだろう」と長い目で見るタイプで、

うん、よく分かるのですが。
しかし、そんなSavinさんであっても、無数にある小説の中から一つを手に取って読み始めるには何かしら理由はあるはずですよね? その1冊を選んだ理由です。

・好きな作者の作品だから。
・小説読みとして信頼している友人に勧められたから。
・レビューなどを読んで興味を引かれたから。
・タイトルに魅かれたから。

このサイトに関わりながらアマチュアの作品を読む場合、何か質問されたから「じゃあ、ちょっと読んでみようか」と思って読むケースもあったりします。
また、時間が有り余っていれば何でもいいから読んでみようと適当に選ぶ人も居るには居るかもしれませんが、それだと1冊の本が選ばれるのはかなり確率の低い偶然だけということになります。

作品が選ばれるのが第1の関門。読み始めた人が読み続けてくれるかどうかが第2の関門です。
評価の定着したプロならば、この二つの関門はすでにクリアしています。だからプロは退屈な冒頭を書いても通用するんです。

アマチュアの作品、それもその人の作品を読むのは初めてという場合、冒頭がつまらなくて、「まあそのうち面白くなるんだろう」と思って読み続けた結果、どこまで読んでもつまらないままというハメになる可能性は少なくないと言えます。
これが、Savinさんの作品をこれから読む人が直面している実情です。

その人はどんな気持ちで読み始めるのだろうと想像してみてみてください。

以上のことが、アマチュアにとって冒頭が重要な理由の本質です。

選ばれる理由が何か一つはなければ読んでもらえません。そしてタイトルと冒頭は、選ばれる理由の有力な一つなんですね。しかもこれは、作者の工夫でかなりコントロールできる要素。ここに力を入れない手はありません。

以上のことを踏まえた上で。

私は、じゃあ、最適な冒頭ってどんなものなのだろうと、いつも考えています。
想定読者の嗜好にもよることなので一概には言えませんが、ただ派手だったり突飛だったりすればいいというものでもないと思うんですね。
何げない穏やかな書きだしながら、読者に「ん? それはどういうことかな?」と思わせるような要素があればいいんじゃないかとも考えています。

いずれにしても冒頭は、かなり真剣に工夫する必要があります。
読ませていただいた冒頭は、まったくダメということはないとも思いましたが、少なくとも工夫は感じられませんでした。

しつこいようですが、ホーリー再登場の流れには少し工夫を感じました。
だから、あそこは大事にして、より磨く方向で考えた方がいいんじゃないかと思った次第です。

   *   *   *

エーリカのキャラづけについて。

>キャラ付けを極端にせずともニュートラルならニュートラルなりに何を考えているのかしっかりする

その方向がいいような気がします。
ホーリーがわりと極端なキャラになりそうなので、極端を凌駕するニュートラルが描ければ成功かなと。

冒頭の問題にからめて考えるなら、エーリカに何か当面な目的がありそうな雰囲気だったので(なければ作る)、それは何だろう? ということに読者の興味を誘導するのが一手かなと考えます。

あなたの作品が選ばれる理由の返信 (No: 19)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 17の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。

理屈ではわかってるんですが、何しろ感覚的にわからないので、実際「いい冒頭」を書くとなるとどうしたらいいものか……つまり、わかっちゃいるけどそれができないんだよ(笑)

エーリカのキャラは本当に決まらないですね。この話を妄想していた時から、その時の気分で変わってたから、外見すらイメージが安定していない。ニュートラルにしようと書いてみたら、いざ書いてみると「普通」が一番難しい。そもそもどこを基準にして「普通」とするのか。そもそも銃を持ってロボットに乗ってモンスターと戦う娘が普通なのか。よくわからなくなりました。

いざ書いてみると「思ってたんと違う」って所が多いので、もうちょっとイメージを固めないといけませんね。

興味を持たせる方法 (No: 21)

投稿者 あまくさ : 0 No: 19の返信

投稿日時:

何度も訪れてすみません。スレ主様に余計な負担をかけるのは本意ではありませんから、レスはお気遣いなく。

>「いい冒頭」を書くとなるとどうしたらいいものか……

三幕構成の提唱者シド・フィールドが、

キャラクターが銀行から歩いて出てくるか走って出てくるかで、まったく別のストーリーになる。

と言っていますよ。

1)冒頭は状況説明ではなく、キャラクターに行動させる。

2)読者に興味を持たせるには、端的に言えば緊迫感か謎のどちらか(もしくは両方)が必要。

3)緊迫感を出すのにモンスターは必要ない。

4)普通は歩いて出てくるシーンで走らせるだけでも、けっこう効果的。普通ではない何か切迫したことがあるのを感じさせるから。そして「何をあせっているのだろう?」という謎も入っています。

御作の場合で考えると、一例としてエーリカに何か当面の目的がありそうなのを使ったらと何度か提案したのはそこです。
ギルドでの登録のシーンで、妙にそわそわさせるとか。何かやばい秘密がありそうだと感じさせるだけで、現状よりはだいぶいいと思うんですね。
今の構想の中に別にやばいことがなければ、作ってください。それが彼女をめぐる中盤あたりの大きな展開の伏線にもなっていれば、さらによいかと。

あくまで一例ですよ。Savinさんにも中盤以降の構想がすでにあるでしょうから、それにそぐわなければ具体案そのものは却下してもらってもちろんかまいません。考え方の要領ということで提案してみただけです。ご判断はおまかせします。

追記 (No: 24)

投稿者 あまくさ : 0 No: 21の返信

投稿日時:

>ニュートラルにしようと書いてみたら、いざ書いてみると「普通」が一番難しい。そもそもどこを基準にして「普通」とするのか。そもそも銃を持ってロボットに乗ってモンスターと戦う娘が普通なのか。よくわからなくなりました。

逆に、普通ということにするのかどうかは世界観・設定次第です。仮にその世界ではさほど高度な技術や実力の持ち主でなくてもロボットが扱えるということなら、フツウに「普通」でしょ? また普通ではないなら、むしろ中盤以降のエーリカの活躍に説得力が加わって望ましいくらいじゃないでしょうか?
ニュートラルというのは実力がこじんまりとしていることではなく、性格にクセがないということです。

で、このロボット云々は、それこそ冒頭で読者の興味をつかむためのエーリカの「秘密要素」として使えそうな気がします。
それに加えて、中盤の伏線。
エーリカがお手軽テンプレPTの中で、可愛いだけの初心者として軽く扱われるという設定があったと思うんですね。
そこで気になるのがロボットの位置づけです。
お手軽PTの中でロボットが操作できるのがエーリカだけで、かつそれが凄いことならば、軽く扱われはしないんじゃないかと。
なので、ロボットを操作するのがは別に大したことではないのか、またはお手軽PT時代の彼女はまだロボットを手に入れていなかったのか。そのどちらかなのだと思われます。
前者なら三流ロボット乗りから一流ロボット乗りへの成長を目指す物語になるだろうし。
後者なら、ストーリーのどの時点でロボットを手に入れるかがポイントになりそうです。そしてロボットを手に入れたことでエーリカは真価を発揮できるようになり、時にはホーリーさえも助けられることがある。(例のモンスターを倒すシーンでは、ホーリーはロボットを使っていなかったようなので)
そんな展開も考えられるかなと。

いずれにしても中盤以降にそんな流れがあり、そのための何らかの伏線を考えれば、それがそのまま序盤で読者に興味をもってもらうための「エーリカの秘密」としても演出できそうな気がします。

   *   *   *

前のスレの論点だった、エーリカとホーリーの仲たがい~和解問題について。

これ、今さら蒸し返すとご迷惑でしょうか?
迷惑だったら以下はスルー推奨ですが。

>しかしヒロインは彼がその強大すぎる力を無暗に振るうことを良しとしない。それは自分の損得ではなく、命を奪われる相手や命のやり取りが当たり前に行われる環境に晒されて倫理観がズレてしまった彼自身の事を思っての事です。主人公はそういう所に惹かれてヒロインについていきます。

基本、この方針でいいと思います。
エーリカは、やや意地悪く言えば「学級委員」的な正論派でいいんじゃないかと。そういう女ってさ、男からすると「うるせえ、わかってるよ!」と癇に障る反面、内心ちょっと眩しい感じもあるんですね。てらいなく正論が言えてしまう真っすぐさが羨ましいと思わなくもないという。(俺が屈折しているせいかな?)
ホーリーの心理もそんな感じかなと想像してみたり。
しかし、そんなホーリーならエーリカの正論は底の浅い偽善ではないかとも疑うだろうし、命がけの過酷な状況に直面したらどうするか観察してやろうと密かに注視したりもするかもしれません。

そんなふうに思いながら見ているところに、

>それが今回問題にした部分で「あんなに綺麗事を言っていたのに、いざとなったら自分の利益で組んでいた仲間を見限るんだ、ふーん。そうかそうか、君はそういう奴だったんだな」と失望してしまい、ヒロインを表面上は許しても「こいつは裏切るやつだ」と言う認識をしてしまう感じですね。

これは、彼女が生死のかかった局面で馬脚をあらわすのとは違う種類の失望ですよね?
ホーリーが本当に恐れるのはエーリカの眩しく見える正論が崩壊する瞬間であって、他のPTへ行ってしまったというのはもっと軽い失望感。そこでエーリカから距離をおくことで、もっと強い失望に直面することを回避したという考え方はできませんか? ホーリーにとってもっと大切なエーリカの理想像が壊れるのを見る前に、無意識に逃げてしまったみたいな。

そういうことならば、エーリカがホーリーに見直されるためにはどんなエピソードを作るべきかは、明確になってくるんじゃないかと。生死のかかった局面でエーリカが優しさや正義感を貫く姿を見せればいいのだと思います。

他人のキャラクターにここまで踏み込んであれこれ書くのは暴走気味かなと心配ですが。
ただ、前のスレのご相談を拝見したときも、エーリカがお気楽PTに移ってしまったことは二人の仲を決定的に壊すほどの汚点かな? と思ったんですね。ホーリーだけではなく読者から見ても、エーリカがそういう行動をとった理由をしっかり描いてやれば別にそんなに悪印象でもないと私は思いました。

それがずっと気になっていたので。
Savinさんの構想やイメージに合わなければ、「そんなことを考えたやつもいたのか」程度に軽く参考にして、流しておいてください。

追記の返信 (No: 25)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 24の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。

エーリカの「秘密」っぽいものは「ロボットの残骸の在処を知っている」でそれが町の外に一人で行った事で、これは序盤に達成します。カウントしたらそこまで約12000文字でした。それとは別に、父親が高名なハンター「かもしれない」という設定があります。

エーリカとホーリーの仲たがい~和解問題について。
いやいや迷惑なんてとんでもない、自分でもそこをどう展開するのか未だ決めかねている所です。

>ホーリーが本当に恐れるのはエーリカの眩しく見える正論が崩壊する瞬間であって、他のPTへ行ってしまったというのはもっと軽い失望感。そこでエーリカから距離をおくことで、もっと強い失望に直面することを回避したという考え方はできませんか? ホーリーにとってもっと大切なエーリカの理想像が壊れるのを見る前に、無意識に逃げてしまったみたいな。

いいですね、それ。「正義漢」タイプで構想していたのが大体そんな展開です。
ホーリーは特に何の反応も示さず、次に会った時にはしれっと高レベルPTに入ってるけど、内心ではいい人だと思っていたエーリカがそんな事を言い始めたのがショックで、それで自分の実力を証明する事もしないで高レベルPTに「逃げて」しまう。見方によってはホーリーの方がエーリカを見限ったようにも見えます。

ただどのような展開にしようと、PT再結成時に余程の事がないとお互いに仲間として意識できないと思うので、そこを思いつかず、プロット掲示板に張り出した時には「エーリカではなくお手軽PT連中に出ていくように言われた(エーリカに何の相談もせずにそれを受け取った)」というなんとも中途半端なものになってしまいました。

文章を書いてみましたの返信 (No: 18)

投稿者 ふ じ た に : 0 No: 1の返信

投稿日時:

何度も書きこみ失礼します。

「最初ぼんくらだと思った少年に助けられる」みたいな驚きのシチュを描きたくて、最初二人の出会いを描き(シーン1)、そして再会時に助けられるシーン(シーン2)を書いたというスレ主様の意図を他の方とのやりとりを読んで理解しました。
それなら希望するシチュを是非描いたほうがいいと思いました。自分が書きたいものを書いたほうが楽しいですしね!

でも、私を含めて多くの人から「最初に少年に助けられるシーン(シーン2)を描いて、次に二人が出会ったシーン(シーン1)を書いたら?」って勧められて、どうしようかと悩んでいるように感じました。

恋愛ものをよく読むんですが、みんなが勧めた方法も、スレ主様の書きたい方法も、両方見かけたことがあります。

でも、なぜ多くの人が「(シーン2)(シーン1)の方法」を勧めたのかというと、あくまで私個人の考えですが、(シーン1)で主人公が冒険者になりギルドで受付したシーンも含んでいたので「説明が長かった」からだと思うんですよ。
また、主人公サイドに特にトラブルや問題がなくて、物語の中で気になる要素が「少年との出会い」くらいだったのも理由にあると思います。
あと、出会った場面のあとですぐに再会していたので、驚きの効果としては弱かったかな?って思いました。
なので、「(シーン2)(シーン1)の方法」のほうが、(シーン1)にあった長い説明を読み手に興味を持って読ませるためには、修正も少ないしベストな方法かな?ってあのときは思いました。

「あのときのあの子が実は助けてくれた少年だったの!?」みたいな「(シーン1)(シーン2)の方法」の構成にするなら、
確かに伏線として最初に二人の出会いを描く必要はあると思いますが、(シーン1)で二人が出会ったシーンだけを抽出したほうがいいと思います。
さらに冒頭から主人公サイドの問題を描いて物語に読み手を引き込みつつ、冒頭の最後らへんで二人が再会して、ちょっとタメを作ったほうが効果的かな?って私は個人的に思いました。
ただ、現状から大幅に修正は必要かもしれませんが…。

あくまで私が読書履歴から思いついた案や考えなので、他にもっと良い方法があると思います!
なので、こういう考え方もあるのねって感じで受け取ってもらえると助かります。

合わなかったら流してくださいね~!
たびたび失礼しました。

文章を書いてみましたの返信の返信 (No: 20)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 18の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。

言われたところを直すように冒頭をちょっと書き直してみましたが、思ったより大幅な書き直しが必要ですね。時系列変更をした方が楽かも、と思い始めています。そもそもこれホーリーがいかにも何かありげに描写されてるしそんなに驚きでもないですね。むしろ出会いのシーンをもっとさりげなく書いた方がいいんでしょうか。

ホーリーと別れてから再開するまでが異様に短いのは、ここはもっと何とかならないかと自分でも思っていました。
ここはもっとホラーゲームみたいに、クリーチャーみたいなおどろおどろしいモンスターに追い回されて追い詰められて、そこにホーリーが助けに来る、みたいなのをイメージしていたんですが、そういう作品への造詣が浅いもので、展開や描写を上手くイメージできず、淡白なシーンになってしまいました。

文章を書いてみましたの返信 (No: 22)

投稿者 t : 0 No: 1の返信

投稿日時:

冒頭は主人公の自己紹介と、この物語で何をするかの2つがあればとりあえずは……といった感じです。主人公の自己紹介って何かと聞かれれば、小説においては”活躍”です。
活躍=戦闘だけではありません。
活躍には実にたくさんのヴァリエーションがあります。
主人公が何かしらの活躍をする短編を冒頭に持ってきてから本編をスタートさせる、最初はこれくらいの感覚の方がイメージしやすいのではと思います。

ホーリーに助けられる場面から始めるのは、基本がよく分かっていない今の段階では難易度が高いので、避けた方がいいのではといった印象。ホーリーに助けられる場面は時系列が問題になっていますが、それは時系列を合わせるだけなら簡単で。

ラノベなら、冒頭で主人公が幼い頃にモンスターが都市に襲撃してきて、両親が犠牲になり、逃げる主人公が襲われそうになったところで誰かが救ってくれる。(ここで文章がきりよく終わるみたいな)
といった、トラウマ過去がありましたけど読者の皆さんどうしましょうか? を冒頭に持ってくる。
このままでは無理があるので、時系列を合わせる。
エーリカもホーリーも面識はないけど、子供時代に顔あわせはすんでいたとか。
1年前に起きた〇〇の悲劇で街にいたエーリカが誰かに助けられたとか。
その短編から本編にいく。
違和感をなくすために、
『ごめん記憶喪失なんだ』という設定を保険としていれてあることがよくある。

ただこういったものをちゃんと読ませようと思うと、この物語のことを作者自身が誰よりも知っているくらいの感覚(相当つっこんで書いている)でないと。何が重要でそうでないかを要領よく書けないので。
ピリッとしない展開になってしまって素の実力がでやすい。
もしデメリットになるなら、それをすすんで選択する必要もないかなといった感じです。

私は最初、冒頭は
エーリカがハンター試験でモンスターを倒しました(短編)、くらいでいいと思っていました。
それでキャラが弱いと指摘されれば、設定(遥か昔、人類がまだ別の宇宙にいた頃。)などを絡めつつ、時系列でもう少し前からスタートさせて、旅立ちを短編にあうサイズで本当にちょこっとだけ、数行文章を入れるかなといった感じ。よくある、2~3行だけ世界設定を書いてからいくやつですね。
まだ弱いと言われたら、友達つれて行ったり、ホーリーと出会わせたり、モンスターに謎をつけたり、エーリカの過去にちょっと触ったりなど。あまりやりすぎると骨太になってしまうので。
『(試験後)、私より点数が高い人がいるんだ、ホーリーって誰?』
としてやれば、戦闘、ホーリー、自己紹介、この物語は何か(モンスター退治)。
緊迫感が欲しければモンスターとの戦闘で苦戦させる。
あとは、
>>文章が上手ければありきたりな日常描写から始まっても「まあそのうち面白くなるんだろう」と長い目で見るタイプ
で、読んでもいいよと言ってくれそうな読者をのんびり待つスタイル。
とすればボロがでにくいかなと思います。

気をつけないといけないことは、冒頭を本気で考えようとすると大変です。
最初のうちは完成させた後でどうしてもやりたかったら考える、くらいの方がいいと思います。プロットで力尽きる方もいて、プロットよりもプロローグの方がもっと難易度が高い、作品を完成させるよりも高いです。
沼にはまってしまうと本編を書く気力と体力がなくなってしまいます。
だから私としては、どうしてもやりたいなら完成した後で書けばいいし、冒頭は適当でそれより本編を書いてしまった方がいい、という感覚でしたが。
冒頭をどうするかの方向に話が進んでいったようですね。

切って貼って先に持ってきましょう、読者は待ってくれないので一番面白い場面から始めましょうと言われるのは、とてもあるある……。ただその通りにやれば、何を書くべきか分かっていない段階でやるのはやや爆死……。さらに作者の好みでなければ楽しくなくてそのまま書けなくなってしまうこともある、といった……。
私も素人に毛がはえた程度でたいした参考にならないかもしれませんが、まだまだ勉強になることがたくさんあって、やっぱり小説って面白いなと思いました。

文章を書いてみましたの返信の返信 (No: 26)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 22の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。

あー……確かにプロローグのことで頭がいっぱいになって先の事から逃げてましたね。
ちょっと先の方で行き詰ってて、それで今既に書いている冒頭の相談でもしようかと思ったのが事の始まりでしたが、いつの間にか冒頭の構成をどうするかに頭を持っていかれてますね。
冒頭をちゃんとしたものに書き直せばそれに応じてこの先の展開も思い付くかな、と思っていたんですが、ちゃんと考えなあかんですね。

文章を書いてみましたの返信 (No: 23)

投稿者 こうなご : 0 No: 1の返信

投稿日時:

はじめまして。私、No.14のあまくささんの書き込みにある、ストーリーと演出の違いを助言してもらった側の者です。良ければそこでのあまくささんと他の方の助言も参考にして下さい。
そして、とりあえず過去の質問とプロットまで読んできた上で書きますが、問題点は①冒頭が説明的過ぎて長い上に主役にスポットが当たるまでがすごい長い②そもそもプロットでのキャッチコピーでもプロットでの書き出しでもそうだったけど、エーリカが主人公になっているのに何故かホーリーが主人公だと言う③エーリカの人物造形が精神的に自立したロボットに乗る少女→正義感が強いor小狡いという謎の変遷を遂げている上に未だに作者が決めかねている④このまま書き続けてもとりあえず面白そう派(私もですが。SFアクションぽいと思ったので、エーリカとホーリーの再開が間を置いてない、おどろおどろしくもない、とも特別思いませんしプロットの半分までも行ってませんし。)と冒頭書き直す派入り乱れてる、更に⑤作者さんの書きたいことが色んな所で明確になってないのがそもそもの原因、じゃーないでしょうか

私もこれに近い状況であまくささん含む他の方から助言を受けて、現在自分の作品書いてますが、結局①②③④は全パターン書いてみて、一番しっくり来たものを採用しました(私は③で主人公の性別に悩む、ということをやらかしていました。)
なので、最初からまだ成立もしていない最善を求めるのではなく、消去法を現実の形にするためにも、まずは助言を受けた全パターンを書けるだけ書いて決めるという、地味ですけど最も堅実な作業に入ってはどうでしょうか。

またそもそも、鈍足AMザマぁされるのはホーリーなのにプロットやこの書き出しではエーリカが主人公に見える、というのが現時点で最も奇妙な点です。
どうにもダブル主人公、なのではないかという気がしてなりませんが、そこはどうなんでしょーか

文章を書いてみましたの返信の返信 (No: 27)

スレ主 和田慶彦 : 0 No: 23の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。

ダブル主人公……なんでしょうか。
ホーリーとエーリカの返還はホーリーは元々そこまで強くなくて成長する主人公(設定年齢が異様に幼いのもそれの名残)、エーリカはそれを導く若くして才能あふれる傭兵だったのが、考えていくうちにホーリーがどんどん強く、それに応じてエーリカがナーフされていった結果ですね。今の強すぎるホーリーは主人公、というか視点人物としてふさわしくないと思ったのでエーリカが主人公になっています。

書きたいことが明確になっていないのは、私が見た作品に影響されやすいからですね。これが怖くてあんまり他人の作品を見ようとしなかったりした時期もありました。

こうなごさんのスレでサタンさんが「まずストーリーを作る。枝葉の設定はそれに合わせて作ればOK」と言っていましたが、私はそれの逆をやってますね。まず世界観があって、その中にいるキャラクターを作って、それを組み合わせて、あるいは今回のように想定した設定になるようにストーリーを作る感じ。なので私のやり方はあまり良くないという事になりますが、それを作りてえんだからしょうがねえ。

全パターン作る、はやってみたのですが、どれもいいような悪いような……そもそもどのパターンにしてもうまく書ききれていないって感じです。なんか、やっぱりすごい迷いがあるし、そのせいかイメージがぼんやりして書き方が拙くてこんなはずじゃないって感じになるんです。

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タイトル:文章を書いてみました 投稿者: 和田慶彦

1年位前に文章力について相談した時「どんな文章を書くのか実際に読んでみないとわからない」と言われたのを思いだして、プロローグ相談所に投稿してみました。
既に結構な数の意見を頂いているのですが、その時の方々にも見ていただきたいと思い、ここに張り付けてみます。
見ていただけると幸いです。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/prologue/novels/show/225

それと、その時最後にレスしてくれた方にお詫びいたします。
スレッドが埋もれてしまい、このサイトの使い方が良く分かっていなかったのでトップページ見れなくなったスレッドを探すことができず、気づきませんでした。気づいた時には古いスレッドを上げるのは良くないと思い、書き込むのをためらってしまいました。すみません。
そして返信ありがとうございます。その時は「わかっちゃいるけどそれができないんだよ」と思いましたが、今では言われた事を実践できるようになった気がします。ありがとうございます。

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