受験で読んだ英文なのでソースはよく覚えていないのですが、第一次世界大戦直後はミステリーものや犯罪を題材にしたものが流行ったそうです。手足を失った人や塹壕ショックというトラウマを負った人がたくさんいたため、やり場のない感情のようなものがあったことがきっかけだそうで。なので、世相が作品の流行に関係すると自分は思います。景気もその一つですね。
で、ここからは私見なのですが(あの記事を書いた方には気を悪くしないでほしいのですが)、景気が悪いほうがストレスフリーな作品に人気が集まったというデータは覚えておいていいと思いますが、一方で景気だけをストレスフリーな作品が人気の理由にしなくてもいいかなと思います。というのも、景気の悪い時代に人気になった悲劇っぽい作品や鬱っぽい作品もありますので。
ラノベ以外の例ですみませんが、確かエヴァってバブル崩壊後の作品ですよね。あとは最近の例ですと、東京喰種などでしょうか。
このあたりは景気の悪い時代に売れた暗い作品と言えると思います。
ですので、景気が悪い時代でも、悲劇的な作品へのニーズは確かにあるのではないかなと思います。
また、癒し系とでも言いましょうか、そういう作品が人気となった背景に景気の悪さを考えるのもよいですが、ほかにも理由があると考えるべきかと思います。(当該記事も景気の悪さだけが理由だとは言ってませんしね。個人的にはメンタルヘルスへの理解が深まったことを挙げたいです)