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タイトル:やはり最終的には文才でしょうか?の返信 投稿者: サタン

文章力という意味で文才と言っているのだとしたら、作家に必要な要素としてそれはたぶん一番下にあるもの。
一番下は言い過ぎかもしれんけど、かなり優先度低い。ちなみにバカにするわけではないけど、初心者か中級者くらいは文章力の優先度を上げていることが多いと思う。

小説、まあ創作は、エンタメの世界でやっても結局は表現なんだから、製作者がそれを見る者にどういう印象を与えたかっていう表現力の話が全てだと思う。
小説においてそれは「文字」というツールになるので、ここで文才があるというのは高い表現力を持っていることだと私は思ってる。
だから文才はあればあるに越したことはない。あるなら優れた武器になるし、磨けるなら磨いておきたい。

けど、本質はあくまで「表現」なのだから、「優れた文章」が凄いのではなくて「その文章で表現されてるもの」が凄いのよ。
つまり、別に「優れた文章」でなくとも最低限の「表現」が出来てれば、基本的にはそれで必要十分。
その「表現が相手に伝わっていること」というのがクリアできていればいい。

であれば、エンタメとして「世界観」「ストーリー」「キャラクター」を楽しむのは読者の勝手なので、あくまで「作者の表現が読者に伝わっている」というのが前提で、これを楽しむのは読者次第。
作者に出来ることは「そのキャラの良さを読者に伝える」ってことで、それをちゃんと「表現」出来ているのであれば、それで必要十分でしょう。
人気作を書きたいのであれば、人気がある要素を汲んだ世界観や物語やキャラにすればいい。それで簡単に作れるわけではないけども。
でも、この話に「文才」は必須ではない、ってことはわかりませんかね。最低限の表現が出来て相手に伝わっていれば、それを楽しむのは読者の勝手なんだから。
まあ、私は「表現力の高さ」を指して文才と捉えてるから、最低限の表現が出来てればって時点で文才・文章力が不要であるとは言っていないわけだけども。

文章力・文才が必須というか重視されるのはコピーライターとかエッセイストじゃないですかね。
物語って道具を使わずに文章だけで主張をしてるから、その文章には欠片でも文才がないと読ませる文章を書くのは難しいと思う。

>どんな魅力的な世界観、ストーリー、キャラクターがあっても
ガチでそう感じる経験をしたのであれば、ぶっちゃけ、それは単に「あなたが魅力的と思うもの」を読者に伝えることが出来なかった。というだけ。
文章以前の問題で、例えば「そのキャラが一番魅力的に見える場面はどんな場面か」とかそういうのを考えてなかったり、「このストーリーはコレが面白い」と断言できる要素がなくフワッと「キャラの掛け合いがウリ」とか考えていたりって事で、ようは「魅力」の出し方がまだまだ下手なんでしょう。
それ自体は、既存作から学習するなり自分で思考してみるなり、自分なりに「魅力」を見つけることは出来るだろうし、その「魅力の出し方」も身につけていけると思う。

それが出来りゃ、文章力なんて最低限あればいい。何の問題もない。
かえって飾った文章は読みにくくて作者の自己満足な事が多い。それを文才と思ってた自分自身に噴飯する日が、まあやってりゃそのうちそんな日が来ると思うよ。

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