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タイトル:ローファン 現実的問題の返信 投稿者: サタン

要するにキャプテン・アメリカのナチス版?

日本の感覚としてはそういうの相当緩いけど、そもそもドイツでナチスの党旗つまりハーケンクロイツが禁止にされてるのは「その旗自体に差別思想があるから」というのが理由で、旗を使用した人の思想は関係ない。
つまり、ナチスって言葉自体に「そういう思想がある」というのが問題で、むしろ過激な思想を出さないほうがダメだろうと思う。
極端な言い方すると事実を隠してヒロイックにしてるように見えるからね。作者の考えがどうであれ。

>何がOKで何がダメってのは出版社? 編集側が決めてるんですか?
書くのは作者なので書いて公表する分には作者が決めて何も問題ありませんが、それを売るのは編集部なので売るかどうか決めるのは当然のこと編集側です。
作家が書いたものを何でも売ってくれるわけではないし、編集部は作者のパトロンではないので。
別に編集が主導権を握ってるとかじゃなくて「売り方に困るもの」を渡されても困るな。というのが全てじゃないかなと。

>最近あった、中国を虫国として罵倒したりした人がいましたけど。
それはたぶん なろう系 の作品の事だと思うけど、設定において「大戦中に中国の裏社会で修羅のように活躍した」みたいな背景設定があるだけで、作品内で何らかの過激な言葉があったわけではありませんよね。その罵倒はSNSで作者が口にしたものではなかったかな。
言いかえると、「その程度の設定」でも噛みつかれてアニメ化が中止になるというのに、「ネオナチのヒーロー」が炎上しないわけがない。
と、作者ではなく編集がそのように判断すれば、そりゃ当然のこと「売りにくい」でしょう。
しかも中国の例は作品ではなくSNSでの作者の素行が問題。「ネオナチ」を良しとしたとしても、キワドイ作品は編集の人間が作者に対して「この作者はそうしたアホなことはしないし信頼できる人だ」と信用がなければGoサインは出ないだろうと思う。

作品を書くのは作者だけど、売るのは編集側。
作品が商品になるのは作者と編集の二人三脚だから、この間には信頼関係がないと結構難しいです。
まあ、それでも確か「バトル・ロワイアル」は学生が生々しく殺し合う作品で当時大変な問題作であったけど、作者のデビュー作で、いきなり問題作を世に出したって前例でもある。
ただ、バトル・ロワイアルは編集部に持ち込みに行ってボツられてを繰り返して何社も回ってようやく出版にこぎつけたと聞く。
作者を理解してくれる編集者に運良く出会えたから出版されてヒットしたわけだね。
だから、書くのは作家の自由です。でもキワドイのを売るのには苦労するので、売ってくれる人を探す苦労も作家が責任を持ちましょう。
それで出版してくれる編集部を見つけることが出来たなら、それは何も問題ありません。
売りやすいものを書くならともかく、売りにくいものを書いて編集に丸投げじゃ、そりゃ都合が良すぎるでしょって話だね。

ナチスの人間が主人公でもいいと思うけど、そもそも「ナチス」に関する問題提起をテーマにしないのであれば物語にナチスである必要性が無いので、「ナチスをモチーフにした悪の組織の一人によるダークヒーロー」としたほうがマシだと思うし、おそらく編集側からもそのように変更を提案されると思う。
ナチスはフリー素材じゃないので……。

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