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タイトル:死神ギャンブラーの能力相談の返信の返信の返信 投稿者: サタン

ちょっと話が違うけども、ミステリ用語に「チェーホフの銃」ってのがある。
これは、序盤に与えられた情報(銃など)が後の展開で重要な要素になっていたりその意味が明らかになるっていう文学技法なんだけど、
まあ言いかえると、意味ありげなモノを出したならちゃんと要所でソレを使わなきゃダメよ、って事。

私の曲解も多分に含まれるけども、この考えを御作の「能力についての考察」に当てはめると、
「魂を見る特性を利用する能力である」が必須条件で、更に「睡眠に関わる能力である」「カジノに相応しい能力である」ことが第二条件。
で、その下に「消費」「ギャンブル」「ゲーム」「金」といった作者のイメージ条件がある。
あくまで物語的整合性を考えたならの話だけどね。

別に戦闘において種族特性や職業は関係ないので、本来はなんでもいいし、なんなら「氷を操る能力者」で「敵に永久の眠りを与えよう」とかセリフで無理矢理に職業や性格などの特徴と関連付けるんでもいい。
けど、それだと最悪「このキャラじゃなくてもいいよね」になっちゃう。
それにこういうセリフでの関連付けは一個の要素に対してしか行えないから、複数の条件があると無理。よくある例で言えば「熱血キャラ→炎の能力者」みたいな図式ね。性格と能力を関連付けてる。

魂を見れる死神で、元カジノオーナーで、金にがめついからこそ、彼がいるし彼の能力がある。
そういう彼の前提となってるものも大事なわけなんだけど、そーなると乗り越えるべき条件が多すぎて、ピンポイントで当てはまるものを思いつくのは相当きつい。

であれば、そもそも彼のキャラクター性の何を押し出したいのか、要素を一つに絞ることが大事かなと思う。
死神である事を押し出したいのであれば魂に関する能力で、元カジノオーナーという設定を押し出したいならカジノらしい能力が相応しい。
その際に抜け落ちた要素、つまり「死神であることを押し出したいので魂に関する能力」を考えた場合、「元カジノオーナーである」という設定が利用できていないことになる。
この場合「元カジノオーナー」という設定はただのフレーバーになって「たまたま死神がカジノオーナーしてたことがある」というだけってバックグラウンドに落とすこととなる。
逆に「カジノ・賭け事」に関する能力設定をすると「死神の必要ねえじゃん」となってしまうので、物語全体で死神という要素を薄くする必要があると思う。

……それで言うと、魂が関係ないスレ主さんのイメージ「消費」「ギャンブル」「ゲーム」「金」で能力を作ると、もともと彼が持ってる死神って特徴が全てフレーバーになってしまい死神ってキャラが死にかねないので、このあたりもう一度よく考えたほうが良いと思う。
イメージの要素は要約すると「カジノっぽい事」なので、死神が余計なんじゃないかなって思う。

ここを両立させるとしたら、「ゲームに勝つと相手の魂を掌握できる」という能力って古典的なのしか思いつかないな。
勝負に負けた相手がゴネてる場合、すでに死神は勝利してるので、いくら相手がゴネようが好きに殺せるみたいな。

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