ありがとうございます。
解釈の幅と、誤読のおそれは違います。
「こう解釈すれば正しいかもしれない」は、正しくない解釈があり得ることが前提です。
「読者の想像の余地」とは、「ここからここまでは読者の想像に任せて差し支えない」という解釈の幅です。
誤読のおそれのない、しかし解釈の幅のある文章を書きたいものだと思います。
たとえば。
演劇部の部室にある箱馬が、「一抱えほどある」のと「一抱えほど積まれている」のとでは、その背景にある部員たちの行動の有無が違います。
さらに、雑然とした部室なら、おそらく箱馬も雑に積まれているでしょう。それが一見して「一抱え」できそうかどうかは疑問ですが。