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タイトル:地下牢(地下空間)の居住性は?の返信の返信 投稿者: ドラコン

 >何てかこうかさん

 ドラコンです。ご意見ありがとうございます。

 地下空間の居住性につき、特に温度・湿度を質問したのは、もちろん「どうすれば地下牢を劣悪な環境にできるか?」です。ですが、それに加えて、砂漠地帯の地下・半地下・日干し煉瓦の住居の居住性に興味があったからです。既に書いたことではありますが、拙作の舞台は、中国新疆ウイグル自治区のトルファン(中国で最も暑い町で、『西遊記』の火焔山がある町)やカシュガルを想定しています。トルファンには交河故城という半地下構造の都市遺跡があり、甘粛省の敦煌には石窟寺院の莫高窟がありますから。

 >地下牢の一番怖いところは”視覚が役に立たない”こと

 これはもちろん、考えていました。初めの考えではせいぜい地下1階ぐらいの深さでしたので、通気口を兼ねた天窓からわずかに光が差し込み、本が読めるか読めないかぐらいの暗さを想定していました。真っ暗では中の囚人を監視できませんので。 

 何てかこうかさんのご意見を拝すれば、廊下に煌々とたいまつを焚いて、壁上部にある明り取りの窓から囚人の居る房内をわずかに照らす、という感じでしょうか。

 >ヒロインには酷すぎるんじゃないかな

 別のスレッドで書きましたが、ヒロインの地下牢入りの理由は、牢番の訓練のための囚人役を決める賭けすごろくに負けたからです。期間も3日です。半死半生の状態で、2、300年前に獄死した皇后の幽霊に出会い、とりつかれる、との構想です。故に、ひどい目に遭ってもらわなば困りますね。

 >地下の意味がなくなりそうで
 >別に囚人を苦しめるだけなら鉄の部屋に閉じ込めるってのもあるそうです。

 地下牢との舞台を思い付いたのは、「囚人から『時間』の概念を奪」いたいからです。昔の中国の刑罰の宮刑が念頭にありました。ご承知の通り、男性は去勢ですが、女性は生涯宮中幽閉です(女性も去勢との説もあります)。

 それで宮刑を受けた女性が、今が何時で、何月何日かはもちろん、夏か冬かも分からなくさせたいからです。地上の牢に閉じ込めても良いのですが、それだと気温で夏・冬の変化が分かりますから。囚人には、鈴の音で起床してから、鈴の音で就寝するまでの間、1カ所で身動きさせず、ずっと正座をさせておきます。食事や起床・就寝の時間も「あえて」伝えていません。

 ヒロインは、本気でなければ無意味な訓練の実験台なので、極めて厳格に規則が適用され、相当ひどい目に遭っています。ですが、獄死した幽霊のほうは、牢番が同情しているので、かなり寛大に扱われています。ですので、ろうそくなどの差し入れがあってもおかしくないですね。

 >魔法が使えそうなので

 問題はこれなんです。拙作の構想では魔法は家電の置き換えの感じです。ですので、舞台の時代の2、300年前に電灯に当たる魔法があってもいいのか? と迷っています。科学技術なら、産業革命で一気に進歩するでしょうが、魔法は昔からあるのでは? という気がします(魔法は、昔のほうが優れているイメージがあります)。

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