>>物語の語り部が娘の雪で、だから雪の記憶にない部分は全て(母の)伝聞で知った情報を組み立てているという図式
ここ、私的に魔物でした。
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ナレーションが娘の声という設定だったのに、お母さんの声と区別が付かなくて
冒頭で娘さんが日記や手紙、作文用紙に書くのを【映像で見せてから】音声にして読み上げていくスタイルとかにしてくれていたら【あ、娘さんの手記なんだ】とか察したかもですが、あまりにサラっと経過したため、娘の独白である事実を普通に忘れてしまって・・・・・・妙にエッチなシーンはあるし、娘さんばかりが割を食う物語に見えるしで『誰得?なにこれ?意味わかんない』ってなってしまいました。
映画後の感想も、私と似たようなことになっている人の低評価が凄かったのを覚えています。
「同意見の人がいて安心した―」「駄作認定は私だけじゃなかった―(;´∀`)」ってなりました。
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あくまで娘のフィルター越しに物語が進むから、「亡き父を思わせる弟ばっかり贔屓する、メルヘン思考の毒ママ物語」に見えているだけで、お母さんの『花』は娘も息子も、両方大事に思って行動していたに違いないんですよね。
私にも兄弟がいるので
「思い返してみると贔屓されがって(´益`)ズルイ」
「お前の方が贔屓されてたじゃん(´谷`)フザケンナ」みたいな会話になった事が多々あります(笑)。
私には兄弟いるので兄視点——————親がおさない弟ばかり甘やかし、贔屓をしているように感じてしまう事————が速攻で理解できました。
でも独りっ子だと【兄貴はツライヨ】思考なんて根本的に理解できないと思う。
しかも近年は、ガチで兄弟の片方だけ贔屓して育ててしまうアダルトチルドレン型の親も見かけるので、あまりに説明不足で察させようとする難しい映画だな~・・・・ってなりました。
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あと、花お母さんの作ったジャガイモ畑が襲われなかった理由も「不親切だなオイ」ってなりました。
仕入れ商品候補に、イノシシ除けの効果がある『狼の尿』を検討していた時期だったので、
「そっかー、イノシシの天敵である狼の血を引く二人が、畑でオシッコしたから警戒してイノシシ来なかったんだねー・・・・・マニアックすぎるわ!!意味わかんない人だらけになるぞオイ!?」って