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タイトル:『存在しない観念』の表現方法。の返信の返信の返信 投稿者: あまくさ

昔読んだ黒鉄ヒロシさんの漫画。

遙か未来の考古学者の会話です。「ホネカク」とかなんとか名付けられた謎の考古遺物が論争になっているんですね。(名称はちょっと違ったかもしれない)
で、いろいろな説が語られるんだけど、主人公は「何か違うんだ……」とつぶやきます。
そこへ主人公の恩師にあたる老教授がやってきて、「~君、よろこんでくれ。私のホネカク占い具説が学会の主流になりそうだぞ」
主人公、思わず、
「違う!」
と叫んでしまい、老教授に「何が違うんだね?」と憤慨されてしまいます。
そして、最後の1コマ。たった1コマです。
主人公の自室の机に、麻雀の牌が1個置かれています。それを前にして、チートイツとかメンタンピンとかいう謎の言葉をかすかに脳裏によぎらせつつ、「わからない! これは、いったい何なんだ?」と苦しむ主人公。そんなオチでした。

この感じを小説でできないかと思って、やってみたことがあるんですよ。
で、いろいろ方法はあることはあるんですが、絵で一瞬に伝えることができる漫画にはインパクでかなわないんですね。文章だとどうしてもワンクッション入ってしまう。
ただ、やってできないことはないと確認できました。

とまれ小説であっても、途中まで暗中模索だったのが急にパッと視界が開け、情景が読者の脳裏に浮かぶというシーンがどこかにほしいです。
そういう感覚を与えてくれる小説は実際にあるし、それを実現するのは文章力ではなくプロットによる演出力だと思っています。

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