第4研究室 創作に関するQ&A 110P | トップへ戻る |
夢野幻さんからの質問
 物語の続きが書けません。
 
 物語を書いているといつもこうなるのですが……
 最初の1,2章ができたところで続きが書けなくなります。
 いちおうプロットはあるので次の展開は浮かぶのですが。
 それでも何故か書けません。
 前に書いていた物語はそのまま止まってしまい、何ヶ月か経ってやっと続きが書けました。
 どうしてこんな事になってしまうのか、
 どうしたら物語が止まらないで書けるのか、
 何か方法などあれば是非教えてください。


● 答え ●

フミツキマサヒトさんの意見
 こんにちわ、フミツキマサヒトという物でする(誤字にあらず)。このくだりも結構久しぶりです。

 何故か書けない、ですか。僕的な考えであるんですが、

@:展開は頭の中にあるのに、上手く文章が組み立てなれなくなって嫌になり、ポイッ
A:書くこと自体が苦痛になり、ポイッ


 @のつもりでお話をします。上手く文章が組み立てなれないのなら、

 「下手でもいいや。とりあえず区切りのいいとこまでテキトーに、ばぁ〜っと書くか」として、
 その後文章を整えるのはどうでしょうか?


 これは性格によることかもしれませんが、テストを例に取ってみます。
 僕は始めの方から問題を解いていくタチで、
 詰まってしまうとうんうん唸って解いてから先に進みます。
 しかし効率的なことを考えれば分からん問題はポンポン飛ばして進むのが良いのです。
 それと同じように(……同じか?)、とにかく先の展開を書いてみましょう。
 もしくは気が乗らないだけかもしれませんので、
 そん時はベッドでごろごろするかと他のラノベやマンガを読むとかして、
 気分をリフレッシュしてみてはどうでしょうか? お風呂なんていいかもしれませんね。

 Aの場合でしたら……残念ながら僕が助言できることはないです。
 一応、僕にもそんな経験がありました。
 
 数年前の話ですが、その頃は設定を先に考えてそれから書こうとしていたのです。
 しかし肝心のストーリーを全然考えていなかったのです。
 設定ばかりに目がいってしまっていたのです。
 あの頃の僕は物書きというより設定屋だったのでは?
 と思えるほど作品の質は悪かったです(その設定事態もひどかったですが……)。
 
 そして作っては「うわぁ〜っ、なんも書けへん! ポイッ」を繰り返しまくり、
 「もうイヤじゃっ! こんなもん書かないもん!」と筆を置いてしまったのです。
 それから結構な月日が経ち、不意に書きたくなってきたのです。何故だからは分からないです。
 ただ単に、としか説明できません。それが一年前くらいのお話です。
 
 それから今まで拙い駄文を電脳空間(ようはサーバ)に
 アップロードしまくりの日々を送っていますが、
 「作品を完結させる」という点で言えば以前よりは確実に進歩したと思っています。
 またこの頃から市販のラノベを精力的に買うようにし始めました。
 「うぅ、やっぱプロはすげぇや」と思いつつ、それらを参考資料として活用しています。

 駄文長文失礼しました。全然答えになっていない感MAXですが、ご参考になれば幸いです。
 でわ夢野幻さん、がんばってください!


猫の盛りさんの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラなりの答えを残します。

 プロットが決まっているのにどうしても書けないという事ですので、
 何かの表現でつまっているのだと想像しました。


 オイラ自身はプロットを造らないダメな奴なのですが、その先が決まっているのに、
 直前のちょっとした台詞や動作がカッチリこなくて延々悩む場合があります。
 悩みながらも、たいていは書ききりますが、
 書けない場合は放ってしまいます(書けない場合の方が多いかも……)。

 プロットを造っておられるなら、
 更に悩んでる部分のプロットを細かく作ってみるのも良いかも知れません。

 また、いっそ、悩んでる部分を別な場所に移したり、
 削除したり、状況を変えられないか検討してみるのも良いかも知れません。

 その部分は重要なのかも知れませんが、
 そこで物語が止まってしまっている現状のようですので、
 まずは書き進めるために後に移せるなら移す。
 変えられるなら変えてしまうのも、1つの方法であると割り切ってしまいましょう。

 あまり参考にならず、申し訳ないです。
 ではでは。


孤独な魔王さんの意見
 こんにちわ。ぼくも今まで長編を何度も作ろうとしてきましたが、そのたびに失敗してきました。
 ずっといい調子で書いてきたのに、ある一点で停止するのです。
 その一点とは、物語の確信――自分オリジナルの設定を読者に説明しようとするとき――でした。
 書いていて、どうにもうそっぽく、そしてテンポが悪く思えたのです。
 どうすべきかと、ぼくは悩みました。プロットが悪いのかとより詳しいのを作ってみたり、
 時間を置いてみたりしましたが全部駄目でした。
 
 そこでぼくはとりあえず長編のような長いものはあきらめておいて、
 短編を書くことをはじめてみました。
 同じ小説、起承転結も同様なので、短編をうまく書くことが、
 いつかは長編の上達にもつながると考えたからです。
 (現にプロ作家もはじめは短編から入る人が多いそうです)

 そして短編を何冊も書き、ぼくは気づきました。
 「そうだ、短編をたくさん連ねることで長編ができるではないか」と。


 これは短編連作形式と呼ばれるものです。
 しかしこれでは長編というか短編集に近い(キノの旅みたいな)ことになってしまうと、
 夢野幻さんは思うかもしれません。
 しかしそれも考え方次第です。
 
 つまり、長編の話の中に短編を何度も送り込む、という考え方で長編を書いてみるのです。
 起承転結を繰り返しながら、結末へと誘う。
 こうすることで、長編のゴールという遠い場所へと、
 短編気分で小刻みに進むために、途中でばてないでいけるのです。
 
 これは漫画などに良く見られる手法です。
 事件の発端があり、それを大きく展開して、結末が訪れ、
 そしてまた新しい事件が……みたいな。

 
 あくまでこれはぼくの考え方ですが、どうしてもできないと思ったなら、
 やけくそ気味にでも一度試してみてはいかがでしょうか?


留巳さんの意見
 こんにちは。留巳と申します。
 わたしも2章の終わりで止まっています。
 プロットはあるのですが、脳内にものぐさ根性が居座っていまして……。
 「こんなことじゃいかん!」と、ものぐさ根性を叩き出そうとしているところです。
 ……これは参考にはなりませんね。
 えーっと、実は2章途中でも続きが書けなくなったことがありました。
 主人公が虎と戦うシーンでした。
 
 そのときはものぐさ根性ではなく、
 『大まかな内容は決まっているけど細かい表現が思い浮かばない』というのが原因でした。


 悩んだあげく、原稿に太字の斜体でこう記述しました。
 虎との戦闘。勝利する。
 そして戦闘後の展開を続けて書いていきました。
 数日後、戦闘シーンが思い浮かんだので、太字の斜体部分を差し替えました。

 『次』の展開は書けなくても、『次の次』の展開は書けるかもしれません。
 書けないシーンを飛ばすのも、ひとつの手だと思います。

 参考になれば幸いです。
 お互い、頑張りましょう。


峰しずくさんの意見
 こんにちは。峰しずくです。
 先にレスされている留巳さんのアイディアが秀逸かと思いますが、
 それはそれとして、私なりの経験からのお答えを。
 もし、かけなくなる原因が、ものぐさでも飽きでも根気が続かないのでもなく、
 表現方法に悩んで悩んで結局かけない、というのなら、良い方法があります。

 あ〜でもない、こ〜でもない、とウンウン唸って、
 あっちこっちで突っかかりながら、とにかく必死になって書くことです。


 僕もそうして書きました。なぜなら、その部分を書かないと物語りは先へ進まないからですよね。
 しかし、読み返すのが怖かったですよ。
 なにしろ、ウンウン唸って瀕死の状態で書いたわけですから、
 そんなものが読みやすいわけが無い。きっと無様な文章になっているんだろうな、と。

 ところが、です。
 そうしてウンウン唸って書いた部分は、読み返すと実にわかりやすく、
 そうしてすんなりと頭の中に入ってきたんです。
 しかし逆に、すらすら書けたはずの部分が、
「あれ? これは何がいいたいんだ?」
「おいおい、ぜんぜん描写不足じゃないか」
「これじゃ説明不足でキャラの心情が伝わってないよ」
「げげ〜、なんちゅう独りよがり……」
 てな状態だったんです。

 ウンウン唸って書いてください。
 その部分の方が、すらすら書いた部分より格段にクオリティーが高くなっているはずです。



唯自 真化さんの意見
 そうですねえ。もし、何処か(例えば村)へ行く目的があるのなら、
 それまでにある出来事や道・洞窟を想像してみて下さい。
 敵と戦うのなら、それまでに敵と戦うまでの過程を想像してみてください。

 プロットがあり、展開が浮かぶのなら出来ると思います。
 もしかすると、その物語には明確な目的がないのかもしれません。

 明確な目的があるのなら、その目的を達成する為にAということをしなくてはならない。
 Aを成すためにはBをしなければならないというように連鎖的に考えて下さい。


 それから、プロット通りに執筆を進めるというのは私としてはお薦め出来ません。
 状況に応じて、ストーリーは臨機応変に変化させるべきです。
 物語の流れが頭に入っていれば、おのずとプロット以外のストーリーが出て来ると思いますよ。
 もし、出ないのなら五分位何もせず音楽か何かを聞いて考えて下さい。
 そうすると、何かいいアイディアが出るかもしれません。
 私は、電車の中や暇な時に考えて思い付いたのを取り入れていますね。

 まあ、これらのことは私のやり方なので参考程度に!


アトベさんの意見
 どうもです。使えるかどうかはわかりませんが自分のやっている方法を書いてみます。

 ひたすら会話文を書く。

 文章を書いていると地の文は書けないけれど、
 会話文だけならなんとか書ける場合が結構あります。
 そういうときにまず会話文だけを書きます。
 ここからは留巳様がやってられる方法と同じですが、会話文と会話文の間に

 なんか書く

 と太字で入れます。
 で、会話文を書き終わったとき一度、全文を見返します。
 先に会話文がありますので、
 このセリフを言うときにはこうなるかもしれないと想像しやすくなるのです。
 0から書くよりはハリボテでもあるだけ書きやすくなります。
 このあたりは推敲と同じ理屈です。

 それでもダメな場合はすっとばします。
 会話文で枠だけはつくっているので、とばしても忘れることはまずありません。


 とにかく何が何でも前に文章を進せる場合は結構つかえます。


んぼさんの意見
 駆け出す前につまずく、んぼです。

 「いつも」「一、二章で止まる」「でも先の展開は決まっている」「何故書けないのか判らない」。
 多分、単純にモチベーションが下がっているんだと思います。

 
 一作だけというのなら作品レベルでの問題、
 序盤に止まるのなら起承転結の「承」が不得意であると考えられます。
 また先の展開が決まっていることから展開に悩んでのことではなく、
 単純に表現に悩んでのことではないとお見受けしました。
 
 列記した症状を考えると、最初は勢いでドーンと突っ走っていても、
 しばらくしたら気持ちが失速するのではないでしょうか。

 集中力が短期型なのかもしれません(飽きっぽいとも言います)。
 また期限的な目標などがないと出来ない性格かもしれません。
 (夏休みの宿題を最終日にやるようなタイプでしたか?w)

 対策としては
1.長編を書かない
2.期限を設定し、破ったら罰則
3.書けるようになるまで放置


 あ、3は解決してねぇや(ノ∀`)


樹 灯悟さんの意見
 ラノ貧(ライトノベル貧乏)でありながら、ほしい作品が山積みの樹です。レギオスほしい・・・。

 私も同じ症状に陥っています。
 個人的に、二章の終わりあたりは、物語的に山場表現に欠けて、勢いのつかない場所に思えます。

 私は、自分がやがてそんな状況に陥るのが書き始める前からわかっているので、
 先に手を打っておきます。それは、
 
 『キャラクターの容姿を想像し、可能なら絵に起こす』

 です。そうすると、キャラクターの特徴や仕草、表情についてより細かく描写できますし、
 話につまったとき、そのキャラがその場面でどう行動するかが考えやすくなります。

 それからもう一つ。
 『自分の創作物であるそのライトノベルのテーマソングを決める』
 ということです。

 アニメやドラマには大抵オープニングテーマやエンディングテーマがありますよね。
 それを、自分の作品にたいして決めておくんです。
 その作品のイメージに合う、キャラクターたちがアニメーションにでもなっているのが
 想像できるものを決めるんです。
 そうすると、モチベーションが下がってきたときにその曲をきくと、
 不思議とまたその作品を書きたくなるんです。

 当然すべての人に効果があるわけではないでしょうが、試してみてはいかがでしょうか?
 では、失礼します。

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