第4研究室 創作に関するQ&A 130P | トップへ戻る |
ズゴッグ二世さんからの質問
 絵が上手かったら小説ではなく漫画を描きますか?
 
 どうも。
 私なりに意見を集めたく思い、書き込みます。
 小説を書いていていつも思うのですが、やはり何処まで言っても、
 漫画――絵には勝てないんですよね。(心理物なら別ですが)

 そこでお聞きしたいのは、皆さんは、絵が上手かったら小説ではなく漫画を描きますか?
 私は絵が下手なので本当は漫画を描きたいという気持ちもあるのですが、
 無理なので小説を書いているのですが……。
 意見をお聞かせ願いたいです。


● 答え ●

あるとりあさんの意見
 小説が漫画に負ける……?
 こんばんは、あるとりあです。

 正直、私はそんな事思っていませんよ。むしろ、小説の方が漫画より上だと私は考えています。
 ストーリー性もそうですし、挿絵を上手く使えば確実に漫画より面白いと思いますし、
 良い時間潰しにもなりますしね。
 大体最近の漫画なんて話の構成力が下手な人の方が多いし……
 すぐ読み終わっちゃうし、無駄にお金が減っていくし……。

 と、本題ですが。(前置き長いなぁ)

 私は絵が超弩級に下手です。ただ、絵が上手くても漫画家にはならないでしょう。
 なるとしても、小説の挿絵位しか描かないと思います。

 厳しい事言うようですが、漫画家になりたいなら絵の勉強をするべきでしょう。
 そんな、仕方なく、と言う気持ちでは小説家にはなれないと思います。


 好きこそものの、上手なれ。

 良い言葉です。私の好きな言葉です。何事も嫌々やるのは辛いもんですよ、
 まずはどちらかに絞って好きになっていけば良いと思います。
 それでもし、もしも小説家の道を選ぶなら良作と呼ばれるモノをお読みになって下さい。
 
 ではでは。


Raiさんの意見
 私は元漫画描きです。と言っても今も全く描かないわけではありませんが。
 ちなみに小説を書き始めたのは、
 文章力のなさを改善したい・表現の幅を広げたいからという動機です。

 そんな私が言えることは「絵が上手ければ漫画が描ける、というわけじゃない」ということです。

 学生時代から、部活などで漫画を描く人には沢山会いましたが、
 絵が上手い=漫画が上手いではありませんでした。
 せっかく画力があるのに、一度も漫画を完成させられない人もいましたし、
 画力はそこそこでも面白い話を描ける人もいて、
 「え! すっごい、いい話!」ということもしょっちゅうでした。

 あと、もう一つ言える事は「媒体が漫画だろうが小説だろうがなんだろうと、
 必要以上に卑下している奴は伸びない」ということですね。

 絵は上手いのに漫画が描けない人は、ほとんどがこのパターンでした。
 誰から見ても絵も上手いし、話も悪くないのに「うわ、マジヤバイ、汚すぎ!」と、
 自分で貶してばかりいました。
 周りから「こうしたほうがいい」と言われてからならともかく、
 完成前から貶して、結局完成させられないのです。
 
 逆に完成させられる人は、貶すどころか完成作品を先輩や後輩に見てもらうのが楽しい、
 という人が多かったです。

 真面目な話「小説は漫画に勝てない」ということはありません。
 ただ表現方法が違うだけで、そもそもどちらが劣るということはないと思っています。


 厳しいことを言いますが、劣等感を抱いた状態で書いていたら、
 いつまで経ってもいい作品を作ることは出来ないのではないでしょうか?
 どんな理由であれ、小説という媒体を選んだからには、
 もっと自信を持って作品を作るべきだと思います。


レディマンさんの意見
 こんにちは、レディマンです。

 絵を描くのは好きですが、漫画は描こうと思いません。面倒なんですよ。
 人間だけを描けばいいってワケでもありませんし、建物とかの背景とかも描かなくちゃいけない。
 動いている人間を描くのは骨が折れます(私の技術では) そこに加えて背景って……。
 技術もいりますが、道具もいりますよね。
 そこらのノートのきれっぱしに描くワケにもいきません(趣味ならともかく)

 というわけで、私は漫画は描きません。あと、漫画として魅せるセンスがないと思うので。
 小説として魅せるセンスを持っているのかといわれると疑問ですが(苦笑)

 ああ、ちなみに、絵が下手でも漫画は描けますよ。

 前に何かで見たのですが、漫画の編集さんが言っていました。
 結局、新人賞をとるのは絵よりも内容なんだそうです。
 絵がとんでもなく上手いが内容は平凡という人と、
 絵はそうでもないが内容がすごい人なら後者を取るそうですよ。
 小説で鍛えたなら、漫画家でもいけると思います。

 最後に蛇足ですが、私は漫画と小説を比べることはできないと考えています。

 一読者として、これら二つを比べてどちらが優れていると考えたこともありません。
 まったく土俵が違うと思うからです。
 犬とネコ、どっちが優れているか本気で議論する愛犬家と愛猫家みたいな感じでしょうか。
 ナンセンスですよねぇ(笑)
 その作品にどの表現手段があっている、というのは残念ながらあるでしょう。
 ですが、あっているだけで優れているわけではありません。
 面白い小説はいっぱいありますし、面白い漫画もいっぱいあります。

 まぁ「こういう人もいるんだなぁ。世の中には色んな人がいるなぁ」
 くらいで留めておいてくださいませ。本当に個人的な意見なので。では、レディマンでした。


脂さんの意見
 某大学で漫画倶楽部の幽霊部長しておりました。
 ちなみに在籍中書いた漫画は4コマ数ぺージとストーリーもの十数ページだけです。

 漫画ってめんどくさいんですよねー。
 表情とかこり始めるとキリがなくなっちゃう。一コマに何ヶ月も書けてたときありましたもん。
 それに絵は一目でヘタウマがわかりますよね。
 文字だと少しその辺があいまいになってしまうような気がします。

 んで高校時代にそんなこと考えていきついたのが、
 生身の人間使うのが一番おもしろいやろ、ってことで演劇にはまりました。
 でも演劇でも戯曲の方に走ったのはやっぱり自分はどっかで文字好きだったのかな、と。
 やっぱりこれは個性として本能的に近いところでの好みみたいなものなんじゃないでしょうか。
 でどの媒体を使うか決まってくるのかなーと。
 
 でも絵描くのも楽しいですよ。最近はフリーお絵かきソフトもなかなか性能いいですし。
 私はちょっと前はピクシアってソフトで遊んでました。


プチミントさんの意見
 ズゴッグ二世さん、はじめまして、
 なんだかズゴッグ二世=ハイゴックと言うイメージになってしまったプチミントです(笑)

 俺の場合は、中間ですかね?
 ほんとは描いてみたいんですが、視力の問題でマンガ描きたくても書けねーのですorz
 でも、文章書いたり読んでると楽しいですよ。
 後 マンガと小説はジャンルが違うので、比べなくてもいいと思います
 ……マンガみたいに小説を書いてる俺が言えたことじゃないですがorz、
 マンガはたしかに簡単に状況を伝えられるから、優れてるように感じてるんだと思います
 一方小説は、脳内保管が重要ですから大変かもしれないですね
 そう考えると、マンガと小説って、テレビとラジオみたいな関係かもしれないですね。
 だーっ、またまとまりのない文章になってしまった、乱文ご容赦くださいませ。


蔵神紫苑さんの意見
 どうも始めまして、蔵神です。
 俺もズゴッグ二世さんと同じです。
 できることなら漫画の方で書きたかったのですが、
 俺は絵が凄く下手なので小説にしたというくちです。
 まあ、めんどくさかったというのもありますが(笑)

 でも今は違います。始めは↑の理由で書いていましたが書いているうちに、
 「なんか漫画よりこっちの方が面白いなぁ」と思い始めて今はそうなりました。
 まあ完璧に「漫画で書きたくなくなった」と思うようになったわけじゃありませんが。
(20%くらいまだ漫画が残っています)


茜さんの意見
 こんにちは、茜です。
 一応美術部員やってます。

 私は漫画も描きますね。ただの趣味ですが。
 友人によると「画力はそこそこ。けど、コマ割りや構図が上手」だそうです。
 ちなみに、今までエンドマークを付けた作品はありません。
(描いてくると、いつも五話目くらいで飽きてきてしまい……。
 あと、無駄なテコ入れが入って収集がつかなくなったり)
 小説用だったネタを、無理矢理漫画で使ったこともありますが、
 大失敗でした(苦笑)。

 漫画(絵)では小説に勝てない、ということですが、
 文章に表せない絵or絵に表せない文章がありますか?
 浦島太郎は竜宮城を「絵にも書けない美しさ」と表現しました。
 絵にも書けない美しさ、というのはただの比喩表現で、
 絵本とかだとしっかり描かれています。

 私はプチミントさんと同じく、小説と漫画を比べる必要はないと思います。


C.T.さんの意見
 執筆スピードが少し速くなったC.T.と申します。

 ズゴッグ二世さんの気持ち、よくわかります。
 私も最初は漫画を描きたいと思ってました。
 そして絵が下手という理由で、熱は冷めました……。

 しかし、私が漫画を描きたかった理由は、
「他人を感動させたい!」
 ということでした。
 それなら小説でもいいじゃないか!
 ネットでライトノベル作法研究所を見つけ、第1研究所を熟読。
 すごかったです……。

 オススメ本の中から『終わりのクロニクル』というラノベを見つけ、
 新品を全巻購入(なんと財布が涼しくなる特典付き!)。
「ラノベって面白いじゃん!」


 これが私と小説(=ラノベ)との出会いでした。
 かなり脱線しましたね……。
 本題に入りましょう。

 漫画と小説。
 描ける描けないの前にどちらを描きたいのか考えましょう。


 比較して、どちらを描きたいと思ったのか。
 漫画がいいと言うならそれで良し。
 小説がいいと言うならそれも良し。
 だれも強制はしません。

 確かに、漫画には絵という武器があります。
 しかし、小説には文という魔法があります。
 そして、人間は心という盾を持っています。
 武器と魔法。
 どちらが盾を破りやすく、人に感動を与えられるでしょうか。

 私は運動が苦手なので、魔法を選びます。
 たとえ運動神経バツグンでも、魔法を選ぶでしょう。
 すでに私は魔法にかかっていますので。

 長くなりましたが、こんな感じです。
  ~好きこそものの上手なれ~

 C.T.でした。


どてかぼちゃさんの意見
 どてかぼちゃです。
 意見を集めたい、とのことなので、わたしも。

「小説は、わたしの一部なので書いてます」
 もう十数年も書いているので、
 やめられなくなっています。
 死ぬまで続けるだろうなあ、と思っています。

 漫画とか書いてみたいですね。
 映画とかも作ってみたい。
 演劇も出てみたいな。役者とか昔からあこがれなんです。
 ゲームとかも作ってみたいですよね。
 ダンスも踊ってみたいし、歌もいいなあ。
 と、まあ、好きなことが多い人なんです。
 小説に少しだけ満足したら、いろいろ手を伸ばしてみようと思います。


> 漫画――絵には勝てないんですよね。(心理物なら別ですが)

 これは反感を買っちゃいますよ。
 それに、比べる必要なんてありませんよ。
 書きたいものを書く、それでいいじゃありませんか。


> 無理なので

 「無理」だと思うことは、自分の幅を狭くしますよ。
 本当は出来るのに、自分で自分を縛り付けているだけです。
 好きなことには何でも取り組んでいいんですよ。


峰しずくさんの意見
 まずは、「はい、そうです」とお答えしてから、ごあいさつしましょう、こんにちはです。

 マンガ家になりたいと思ったことはあります。
 でも、絵があんなに上手に書けないことは、すぐに思い当たりました。
 「絵がダメなら小説だ」と短絡はさすがにしていませんが、
 「小説なら(絵の描けない)俺でもイケるやん」とは思いましたね。

> 小説を書いていていつも思うのですが、やはり何処まで言っても
> 漫画――絵には勝てないんですよね。(心理物なら別ですが)


 いや、これは違いますね。
 プロ作家の方で、マンガと小説の両方をされている方が実際におられるのを見ればわかるように、
 これは全く別の文化・表現方法です。


 文章は絵に勝てないか?
 絵の場合、絵の中に伏線を潜ませる場合も多々ありますが、
 それに気づかなければそんなものは伏線でも何でもありません。
 もちろん読者は、適当に読み飛ばしたのではなく、主観的にはちゃんと読んだつもりです。
 でも、読み飛ばしちゃうことは往々にしてあります。
 あるいは、実在の戦艦や戦闘機などディティールにいたるまで描写しても、
 気がついてもらえなければある意味徒労です。
 しかし、小説の場合、読者が意識して読み飛ばさない限りは、
 つまり普通にきちんと文字を追って読んだ場合、
 作者が表現したことは一応目を通してもらえたことになります。

 逆にストーリーに直接関係ないことでも、マンガの場合は、
 「気づく人だけ気づいてくれたらいい」なんて遊びを入れることはできますけどね。

 さらに言うなら、マンガなら立ち止まってひとつのコマを念入りに検証することができますが、
 アニメやドラマなどはそれすらも出来ません。

 なので、どの表現方法が勝っているかなどは、言えないのです。
 それぞれ、得手不得手がある、ということですね。
 しかし、どちらが秀でている、ということはないわけです。
 野球と相撲のどちらが優れたスポーツであるか、を議論するようなものだと思いますよ。

 そうそう、「絵が上手であればマンガを描きますか?」ですが、
 今なら「描かない」と答えるでしょう。
 マンガは多くの場合、複数のチームプレイです。
 そして自分は、チームのトップであるマンガ家ということになります。
 部下の様々な指示を与え、提出されたものを点検し、
 ダメなら適切な指導とともにやり直しを指示しなくてはいけません。
 そういうのは、自分には向いていませんね。
  
 あるいは、いったん完成して出した原稿を、編集から「ここはこう直してくれ」と言われたとします。
 そこは、アシさんに指示して何度も描き直してもらい、
 自分の思ったとおりの出来上がりになった部分です。
 そこを「雑誌に載せられない」とダメ出しが出たとき、小説なら自分で直すだけですが、
 マンガだと、そこがアシさんの手によるもの、しかも自分の指示によるものだったら、
 もうそのアシさんに申し訳なくて、どうしていいかわからなくなっちゃうでしょう。
 だから、この点でも、自分には向いていません。

 と、いうことで。


三毛招きさんの意見
> そこでお聞きしたいのは、皆さんは、絵が旨かったら小説ではなく漫画を描きますか?

 そういう面もないとはいえません。小説では漫画で表せるスピード感などはどうしても劣ります。
 小説で使うと文が安っぽくなる擬音語や『!』なども漫画では楽ですし、
 使わないでも集中線というやり方もありますしね。
 私はコント集というものを作っているのですが、
 これは地の分がなく、四コマ漫画に近いイメージで書いています。
 ただし、私自身は活字最強主義者ですので、たとえ絵がかけたとしても小説は書くと思います。
 反論はあるでしょうが、小説のほうが濃厚で中身を詰め込めると思います。


静寂さんの意見
 こんばんは、静寂です。
 絵が旨かったらですか? たしかに私も絵は下手です。
 マンガ良いなぁ。と思ったこともありました。ですが、小説ですね。

 マンガだと三人称だから余計にかもしれませんが、
 テレビや画面で見てるとの同じ感じなんですよね(わかりにくい例えですが)。
 小説なら三人称でも一歩引いてはいるんだけど、遮る壁が無く間近で見て肌とかで感じている。

 そういうところがあるので小説の方が好きですし、
 私は心理(思考?)とかが描きたいから小説を書いています。

 なんか、自分で書いてわかりにくい文章だと感じましたが、失礼させていただきます。


狐が廻るさんの意見
 始めまして狐が廻ると申します
 結構厳しい事を書かせて貰います。
 
一つ目。
 皆さんがレスする通り絵と小説は、違うと思います。勝つ負ける、勝負の関係ではなく、
 作品の完成度を高めあう協力の関係だと思います。
 例え話ですが有名な作品のFateというノベルゲーム(知らなかったらすいません)。
 あのシナリオが絵に劣っていますか?
 絵が無ければ人気が出なかったでしょうか?
 素敵な絵と、素敵なシナリオだからこそ、あれほどの人気が出たのだと思います。

二つ目。
 絵がうまくなったら小説でなく漫画を描くか?と聞いてますが、
 両方出来るなら中途半端だろうとまずは、両方やってみるべきだと思います。
 上手かったら漫画に行くのであれば、絵が下手であろうと練習し、漫画を書くべきだと思います。
 理由は三つ目で……

三つ目。
 漫画を書きたい、その思いは素敵です。
 ですが"無理だから小説を書いている"
 そんな気持ちで小説を書かないで貰いたいです。

 小説好きな方や、あなたの作品を読んでくれた人に大変失礼だと思います。

 これを読んで気分を悪くされた方には、大変申し訳ないと思います。最後にお詫び致します
 ですが、今まで書いたことは、小説が大好きな俺が本気で伝えたいと思った事です。


幻奏さんの意見
 こんにちわ、幻奏です。

 小説が漫画に負ける……ですか。僕はそんなこと思ったことないですけどね。
 僕は絵はさほど上手くないです。というか、描いても自分で失望しますからね。
 漫画は絵。小説は文。それぞれの利点で表れてるんです。
 もし、漫画を描きたければ絵を描く練習すればいいです。
 小説だって同じでしょう? 何度も何度も練習して見出せる。
 ですから絵が下手だから小説、文が下手だから漫画。と思ってはいけないんです。

 余談ですが、僕が小説を書いてる理由は絵が下手だからじゃないんです。
 某小説を読んで、とても感動しました。

 文でこんな感動を伝えられるのに憧れました。
 絵では伝えられない感動を僕は作っていきたいと思いました。


 なにやら意味不明な文ですがお許しください。
 では、失礼します。


桜木谷 見征さんの意見
 はじめまして。
 はじめに、自分は絵が描けます。拙いながらも漫画も描けます。
 決して喧嘩を売っているわけではないのですが、
 ご気分を害することを承知で書き込ませていただきます。

> 私は絵が下手なので本当は漫画を描きたいという気持ちもあるのですが、
 無理なので小説を書いているのですが……。


 という記述はどうなのでしょうか。
 それは小説、もとい文章で世界を構築している人間への冒涜なのでは、と感じました。
 確かに漫画は絵である分、小説よりもわかりやすく表現しやすい分野だと思います。
 それは実際に自分でやっていて感じています。
 じゃぁ、やりやすい漫画を描けばいいじゃないか。という人もいますが、そこはやはり違うんです。

 ズゴック二世さんが、『心理物なら別ですが』とおっしゃている様に、
 小説には文章でしか表現できない物があります。


 それは、余韻であったり間の取り方であったり、
 目に見えない物でこそ文章は力を発揮する物だと思います。
 最近アニメも始まって一躍話題の「ハル○」ですが、
 正直自分はあれは文章の方がいいと感じました。(アニメはアニメでいいのですが)

 もし、人気のある漫画の品を小説に直したら秀作か?
 そんな馬鹿な話はありません。
 つまり、漫画になっている作品は漫画たる、小説になっている作品は小説たる理由があり、
 最も適した表現媒体で表現されているのではないでしょうか。

 そこに優劣などありはしませんでしょうし、あってはならない物だと思います。

 漫画家も小説家も自分の作品に誇りを持って作品に向かい合っています。
 それは表現媒体の優劣などではなく、
 自己の作品に少なからず誇りを持っているからではないでしょうか。
 
 絵が描けないから文章というのは、
 自己の創作活動に誇りや愛着が欠けているのでは? と思います。


 本来のご質問の返答とはかけ離れたレスになってしまいました。
 またズゴック二世さんをはじめ、
 このスレに関わった皆様のご気分を害するような書き込みをしてしまい申し訳ありませんでした。


まいちんさんの意見
 こんにちは。ズゴッグ二世さんはじめまして。

 お気持ちわかります~。隣の芝生は青い!んですよね。
 私も昔小説を書いていて「小説より漫画の方が良いものが書けるかも?」と思い、
 絵を猛練習して漫画を描いてみたことがありますよ。

 で、漫画を描いてると「小説だったらこう書けるのにな~」とか考えたりして……
 ……結局隣の芝生は青く見えるんだな、と納得しました。


 で、思ったこと。
 小説と漫画、どちらのメディアも素晴らしい可能性を秘めているんですよ。

 けれどその可能性を引き出せるのは、そのメディアに真剣に取り組んだ者であり、 
 自分のようなうわべの魅力に惑わされてメディアを選ぶような人間ではない。


 そのメディアの得意も不得意も承知の上で、それでも添い遂げろ!ってやつです。
 いやはや痛い教訓でした。

 ただ「漫画で何ができるのか、何ができないのか」を身をもって知ったのは大きなプラスでしたよ。
 (真剣に漫画を書いている人には失礼なことかもしれませんが)
 今は小説書きがスランプに陥ったときに漫画を描いてます。
 いい気分転換になりますよー。
 ひとつの作品を漫画と小説の両方で書いてみて、両方のレベルアップを図ったりもしてますし。

 以上、つたない意見ですが参考になれば幸いです。頑張ってください。


菜鳥有無さんの意見
 こんばんは。そして初めまして。菜鳥有無と申します。
 気分を害されるだろうことは重々承知しておりますが、厳しいことを言わせていただきます。

 まず、先達の方々がおっしゃっている通り、漫画と小説は表現の舞台を異にしている存在です。
 だから、そのどちらが勝っているか――
 そもそも、そういった考え自体が両者に対して通用しないと私は思っております。


 いきなり話は変わって個人的な話に入りますが、今から四年前――中学二年の頃のことです。
 私が本格的に小説を書き始めたのはその頃なのですが、
 その頃の私も実はズコック二世さんと同じように、絵心が無いために、
 〝自分でも出来そうだから〟という理由で小説を書いておりました。
 しかし――どこかで見たことがあるような短編作品を一作完成させた時に、
 〝ああ、小説を書くって本当はこんなに楽しいことなんだ〟ということを知り、
 小説を書くことが好きになり、今や、一日でも文章を書かない日が出れば、
 禁断症状に苦しめられるくらいの活字(文字?)中毒者と化してしまっております。
 さて、そういったどうでもいいような経歴を踏まえて言わせていただきます。

〝漫画を描くのは無理だから仕方なく小説を書いている〟
 などという考えをお持ちで小説を書いているのならば、
 今すぐ断筆されたほうが良いと思います。


 これは何事に関しても言えることなのだと私は解釈しておりますが、
 少なくとも自分が〝しよう〟と決めたことは、
 まずそれを〝好き〟になることが必要最低条件だと私は思うのです。

 仕方なく、嫌いだけど、無理だから―――そう言った理由で小説を書かれることは、
 小説を書かれている方々に対しての冒涜になり、なおかつあなた自身のためにもならないのです。

 そんな〝仕方がないから〟やっていることに時間を浪費するくらいならば、
 自分のやりたいこと(つまり、絵を描くこと)に時間を使うべきでしょう。
 極端な話になりますが、それも無理、絶対漫画家になんかなれっこないし、
 所詮ヘタの横好きだからな、と思うのならば、その時間を勉強に費やしたほうがマシです。
 そちらのほうがよっぽどあなたの為になります。

 仕方がないから、なんて甘っちょろい考えで成功できると思ったら、大間違いです。
 もし、あなたがその考えを持ったままプロになれると思っているのならば、とても失礼ですが、
 人生というものを舐めきっているようにしか私には思えません。

 その道のプロ――プロフェッショナルと呼ばれる人達は、
 (これは私の思い込みなのかもしれませんが)
 自分の仕事に対して〝辛い〟という考えは持てど、
 〝嫌いだけど、仕方なくだから〟という考えは決して持たないでしょう。

 それは何故か――早い話、仕方が無いのならば、
 そんな仕事はとっとと辞めちまった方が精神的にも肉体的にも楽だからです。

 自分が気に入らないものは、どうしたって長続きしないのが人間なのですから。

 ここまで御託を並べておいて結局何が言いたいのかと申しますと、
 まず、自分は絵と文、どちらが好きなのかを見極めること。
 そして、見極めたら、今度はその道を極めてしまおう、
 業界に改革をもたらすくらいのものを作ってやろうというくらいの勢いと、
 心構えでもって修行を重ねること。
 そうすることで初めて、今までに見えてなかった道が見えてくると思います。
 他の質問から拝しますに、恐らくズコック二世さんはまだ中学生――でしょう?(あってるかな?)
 ならば、まだまだ〝若い〟、あるいは〝青い〟とでも言うのでしょうか、
 〝経験〟というものが不足されているから、このような質問をされていると思うのです。
 
 もっともっと経験を積まれて、ある程度世の中というものが見えてきたら、 
 改めて自分がここに投げかけた質問を見直してみてください。
 そこで初めて、自分がどのくらい〝分かってなかった〟のかがよく分かると思います。


刀火さんの意見
 刀火です、初めまして。
 小説が漫画に負ける。これに関しての意見ですが……、

 自分は、小説と漫画、向き不向きのジャンルはあると考えています。

 これはどうしても、絶対的に。
 漫画向きの作品ですと、やはりバトル物ですね。
 その中でも、戦闘そのものに重点を置く作品です。
 例えばジャンプコミックスの名作、ドラゴンボールやワンピースです。
 この二作を小説として世に出したとして。
 漫画で読む以上の盛り上がり、アクション性は出せるのでしょうか? 
 自分はそうは思いません。
 テンポの良さは、やはり視覚的に迫る漫画の方が向いていると思います。

 二つ目の例として、バトル物のノベルゲーム(厳密に小説ではないですが、ご容赦を)の名作、
 Fate/stay nightをあげましょう。
 緊張感、テンポの良さ、バトル物として成功しているこの作品ですが――
 この作品、バトル物でありながら、
 戦闘そのものが重視されているとは言い難くはないでしょうか?
 戦闘の中においても、Fateは精神論が多く出たり、
 必殺技の打ち合いによる一撃戦闘がしばしばあります。
 そう、漫画の方が爽快感が出せる。
 
 逆の例をあげましょう。漫画よりも小説のほうが向いているジャンル。
 自分が真っ先に思い当たったのは、ハルヒシリーズです。
 この作品、何が面白いかと言えば、確かにシナリオや設定も良いですが、
 一押しするのはやはり、主人公のモノローグで話が展開していく点ではないでしょうか?
 独特の技法であり、テンポも良く、モノローグとセリフでの掛け合いなど、
 これらは小説でしか表せません。
 
 他にはミステリーでしょうか。
 推理モノなど、凝りに凝って複雑怪奇な伏線を張り、最終的に衝撃の事実が発覚、
 というのは漫画に不向きだと思われます。
 何故なら漫画はボリュームがどうしても少なくなってしまう。
 ミステリーとは密度が濃い方が良い作品になると、自分は考えています。
 どうしても、漫画では密度という観点で追いつきにくいのではないでしょうか。

 結論。書きたい物に相応しいメディアがあると思います。


トランプさんの意見
 文字と言うものは形式上、自分がその場所にいなくても情報を伝えることができることが原点にあります。
 今なお、情報を伝えると言う立場において頂点です。
 そして、エンターテイメント(娯楽)としてなったのが大衆文学です。

 しかし様々な娯楽が生まれました。映画、劇、ゲーム、ファッション、漫画。

 今回は絵が上手ければ漫画を描くかという質問ですが、その質問をした理由が「自分は絵が下手なので本当は漫画を描きたいけど小説を書く」という理由ですか。

 やはり、漫画を描くためには絵が描かなくてはいけませんから、それは漫画を描く上で必須条件です。
 一方で小説と言うのは義務教育でならった国語の勉強をしている殆どの国民が書く事ができます。

 しかし賞に応募される小説は漫画と対して変わりません。
 少年漫画の主軸として降臨している少年ジャンプは連載希望者が2000人と対し電撃大賞は1600作です。

 なぜ誰にでも書ける文で小説が書けないのでしょうか。
 理由は簡単です。書く事ができないのです。


 書く事できないから小説の応募作品が少なくなるのです。

 勿論枚数にも違いがありますが(ストーリー漫画は31枚か45枚、電撃文庫は42×34で80〜130P)、それだけではないと私は思います。

 それは情熱です。

 この作品は面白いと思えるような作品を書く事ができないんです。
 考えてみてください。誰もがプロの作家みたいに書けるなら読書感想文は皆、賞を取れます。

 即ちプロ作家になる為には情熱と努力が無ければ130Pも書けないんです。

 もちろん例外もあります。ジブリの宮崎駿さんは映画の原作として風の谷のナウシカを描きました。
 しかし元々宮崎駿さんは漫画家を目指していたようで漫画家になれなかった為、自分の絵の上手さを使ってアニメーターになったようです。

 宮崎 駿さんがアニメに情熱を持っていたためのモノとして考えてよいのではないしょうか。


ナザレ記狸子さんの意見
 私も絵を描くのは好きですし、漫画家にも時々あこがれます。
 でも、仮に絵に自信があったとしても漫画は描かないですね。

 漫画と小説、比べる必要はないと思いますよ。


 小説は文章で、漫画は絵と台詞で伝える。どちらも物語を書く事には変わりありません。
 そこで、漫画と小説について自分なりに考察してみました。

 確かに、漫画のほうが小説よりもいろんな意味で自由度が高いですし、複雑な物語でもすんなりと理解できる良さはあります。
 しかし、小説だからこそできる事も沢山あるんですよ。

 その一つは間接話法が使える事ですね。

 「あなたも作家になれる」という本には、

 会長という役職、立場の人間の気持ちが平社員の経験しかない書き手には推測できない。そこで、どうするか。会話を直接話法ではなく、他の文に組み込んだ間接話法にして逃げることができる。
「老人は、自分の若いころはそんなことはなかったと嘆いた」
 といった書き方が間接話法だ。
(中略)
 立場の違いと言えば、たとえば皇室のかたがたを作中にご登場いただくときも、まず直接話法は使わない。殿下は、こんなお話し方をなさらないわ……ということになってしまうからだ


 と、書かれてあります。とてもじゃないけど漫画だとそうは行きませんよね。

 漫画ならひとつの物語を最低10冊は書かなければならないストーリーを1冊の本でまとめられるのも小説の良さだと思います。
 あとはページをめくる度に各シーンの様子を自由に想像できるといったところですかね。

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