第4研究室 創作に関するQ&A 97P | トップへ戻る |
猟桜さんからの質問
 タイトルをみなさん、どのようにして考えていますか?
 
 ここの掲示板に書き込むのは初めてです。猟桜といいます。
 私は今、ネタが思い浮かべばプロット帳に書き込む、という作業をして、
 小説の準備段階に入っているのですが、題名をつけるのが苦になっています。
 研究室では、キーワードを入れる、主人公の名前を入れるとなっていますが、
 キーワードも思いつかず、主人公の名前を入れるという手法も、
 漠然と名前を入れることしか考えられず、しっくりきません。
 みなさんは、どのようにしてタイトルをつけていますか?
 返答をお待ちしています。


● 答え ●

ゆきむしさんの意見
 はじめまして、猟桜さん。ゆきむしといいます。
 本を読んで知ったのですが、「売れるもの」のタイトルには、ある法則があるのだそうです。

 それは「〜の〜」という風に、タイトルに「の」を入れることです。
 
 例として挙げられるのは、
「風の谷のナウシカ」
「千と千尋の神隠し」
「ハウルの動く城」
「となりのトトロ」
「紅の豚」
「魔女の宅急便」
「天空の城ラピュタ」
「火垂るの墓」

 などです。これらの有名作品のタイトルには、なぜか「の」が入っています。

 これらを踏まえて、考えてみると、
 小説でも人気のあるものには「の」が入っていることが多いのです。
「灼眼のシャナ」
「しにがみのバラッド。」
「半分の月がのぼる空」
「空ノ鐘の響く惑星で」
「とある魔術の禁書目録」
「海の底」
「空の中」


 ライトノベル以外で言えば

「ノルウェイの森」
「海辺のカフカ」
「風の歌を聴け」
「国家の品格」
「バカの壁」
「六番目の小夜子」
「生協の白石さん」
「亡国のイージス」


 などでしょうか。

 あくまでこれは「売れる本とはどういうものか」という考察であり、
 全てが真実というわけではありません。
 また、上記以外の作品を批判するものでもありません。ご了承ください。

 以上、タイトルについて、私の意見です。
 参考になれれば幸いです。
 それでは、ゆきむしでした。


どてかぼちゃさんの意見
 はじめまして、猟桜さん。
 どてかぼちゃと申します。

 わたしの場合は、プロットの段階でタイトルを決めることが多いです。
 ですが、いているうちになんとなく違うなぁ、と思ったら、書き上げてからもう一度考えます。

 作品の中で、いちばんのキーワードになったものが多いですね。

 ファンタジーで剣を巡って争ったなら、その剣の名前とか、けっこうそのまんまが多いですね。
 物語の中でたった一言しか出てこない言葉とかをタイトルにできたら、
 かっこいいなあと思ったりしますね。


英莉さんの意見
 猟桜さん、初めまして。
 実は今、猟桜さんとまったく同じ状況で他人事とは思えず(笑)、一緒に悩ませて頂こうかと……。

 で、私の意見ですが。
 私の場合、題名がぱっと浮かんだり、重要な単語をそのまま題にしたりしていますが、
 そうそう毎回上手く考えつきませんよね。
 猟桜さんの様子ですと、小説の方はまだ書き上げていないようですので、

 まず本文を書き上げてみて、最後に題名を考えるのは如何でしょう?
 書き進めているうちにイメージが湧いてくるかもしれません。


 実際、私も最初から題名が決まっていることはほとんどなく、
 途中あるいは最後に思いつくことが多いです。
 あとは、色々題名候補を考えておいて、最後にそれらをいじってみたり。
 初めはしっくりこなかったものが、出来上がってみると愛着わいた、なんてのもありました。

 あまり参考にならなかったかもですが、お互い頑張りましょう!


鈴忌さんの意見
 こんばんわ、鈴忌です。
 鈴忌の場合は、取り敢えず思いついたタイトルを全部書いておいて(プロット時、執筆時問わず)、
 ことある毎にそれらを見直して、そこから更に発想したモノをメモしておいて……
 というようなことを繰り返して、「これだ!」と思えるものが出てくるまで延々と待ちます。
 いわゆるブレインストーミングに近い手法でしょうかね。
 
 大体、一作品について10〜30個のタイトルを並べて考えることが多いです。

 実際には、プロット制作中にタイトルが決まることが多いのですが、
 希に本編執筆後まで決まらなかったり、
 逆にプロットを作る前にタイトルができてしまったりすることもあります。
 まぁ、この辺りはケースバイケースでしょうか。

 最初から「良いタイトル」を付けようと力まず、取り敢えず思いついたところから適当に書き出して、
 内容とか既に書いたタイトルなどから連想した言葉をどんどん書き足してゆくと、
 その中に「キラリと光るタイトル」が出てくることもあるかと思います。

 なので、とにかく悩まずにどんどん書き出してみるのが良いのではないかと思います。

 あくまで、鈴忌の我流なので役に立つかどうかは分かりません
 が何かの参考になれば幸いです。では、失礼します。


蒼い人さんの意見
 私はコンセプトをそのまま文字に出力しました。
 世界設定は「人間が死を迎えてから始まる場所」ということにしました。
 しかし、そこは「神の国」でも楽園でもない。真実を知ってしまえば苦しみは増えるばかり。

 それを七五調でまとめてみました。
 韻を踏む、というのも読者への印象付けになるかと思います。
 その時は「〜〜ストーリー」とするよりも、「○○の××」という感じが当てはまってくるでしょう。
 そして、その前後(○○と××)の意味する内容が真逆のものを伝える時、
 読者は更に注意を向けてくれるかもしれません。


優奈さんの意見
 初めまして。
 私はそもそも、世界観→題名→登場人物→内容というふうに作っているので、
 世界観から適当に考えますね。
 うまくいかないときは、題名→世界観→登場人物→内容ということもありますし。
 題名から世界観を作って、そして登場人物を描き、
 それから内容を考えるという、滅茶苦茶な方法です。
 
 あまりお薦めできませんが、内容を作っていくうちに最初に作った題名から発展させていきます。

 ただし、私のネーミングセンスは皆に悪いと言われ続けているので当てにはなりませんが;;
 それでは。お役に立てずスミマセン。


あとりさんの意見
 こんにちは。
 私も猟桜さんと同じように、題名をつけるのは苦になる方です。
 
 ですが、私流の題名のつけ方は、「題名は最後につける」です。

 やはり題名はその小説の主題(とでも言いましょうか)を反映させると格好がつくので、
 じっくり考えてからつけます。
 私の場合、書き始めたばかりだと主題がはっきり見えてこないんですよ。
 だから、小説を書き終わった後、読み直しと推敲をしてから、
 最終的に見えてきた主題からつけます。

 それでもダメなら、親しい友達に読んでもらって、感想を聞きます。
 そうすると、自分で見えてこなかった「第三者から見た主題」がわかりますので、
 題名の選択肢が広がります。


 あ、この場合、きちんと意見を言ってくれる友達でないと、全く意味がありません。
 私も幾度と無く人選に失敗しました(笑)。

 私に言えるのは、こんなところでしょうか。
 お役に立てれば幸いです。


エターナルさんの意見 
 初めまして、エターナルです。

 自分はまず、執筆中の作品のテーマを仮タイトルとして付けます。
 そして作品を完成させた後に正式に名付ける、という手順をしています。

 
 自分はネーミングセンスがないので、いつもプロット以上にタイトルや人物名を思案してます。
 難しいですね。
 ではでは、あまり参考にはならないかと思いますが、タイトルの決定、頑張って下さい!


唯衣さんの意見
 初めまして、初めて投稿させていただきます、唯衣です。
 私も、タイトルについては一週間悩んだりなんてざらです。素人が考える意見ですが、
 参考になれば幸いです。
 私のやり方は、2つだけ。

 まずは、「登場人物の目線になる」というやり方です。

 私はキーワードなど全く思いつかない人なので、登場人物の目線になります。
 どういうことかと言うと……。
 
 例えば、ヒロインが主人公のことを思う恋愛小説なら。
 それだけを踏まえれば、ヒロイン目線なら、「あなた思う私」になります。

 そこを、色々と変えてみます。「私」を変えて、儚いと言う意味で「蝶」にしてみるとか……。
 まあ、色々と出来るでしょう。

 もう1つのやり方です。あまり試したことはありませんが、

 小説を1つの詩にしてみるというのはどうでしょうか?
 詩なら、たぶん書けるでしょうし(笑)、その詩の中に出て来た言葉。
 それをそのまま、タイトルにするのです。

 小説を短くまとめたのが詩でしょうから、キーワードもその中に含まれているだろう……。
 そう、私は考えます。

 ここで、1つの例。私が実際に書いた詩です。まあ、ヒロイン目線のポエムなのですが。

 「私は蝶。儚くて、ずっと花を待っている。この傷付いた羽を休める花を……。
 私は、花を思う蝶……。」

 この詩から、私は「花思う蝶」、「花」を変えて、儚いイメージがある「桜」、
 そうして「桜想う蝶」というタイトルが浮かびました。

 私は、上に挙げた2つの例のどれかを使ってタイトルを作って居ます。
 これがいい方法かは分かりませんが、参考になれば幸いです。

 では、長々とすみません。お互い頑張りましょう!

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