第4研究室 創作に関するQ&A 98P | トップへ戻る |
榎原優鬼さんからの質問
 気障でクサい台詞を使いたい
 
 最近出現頻度が増しています。
 榎原です。さて。
 以前、ナンバーワンホストに女性客を口説く台詞で一番効くモノを聞いた本を読みました。

男「貴女、お友達の間でよく苛められるでしょ」
女「何でそう思うの?」
男「貴女が一番綺麗だから」

 なんのこっちゃ!
 まあ、それはいいとして。
 こんな感じに気障でクサい台詞を主人公ではなく、
 主人公の身近にいる「大人」なキャラクターに言わせたいのですが、
 どんなキャラなら違和感無く言わせられるか……一寸悩んでいます。
 主人公を食っちゃうくらいに味のあるキャラクターに言わせたいんです

 けれど。
 さて、どうしたものでしょうか。
 くだらない質問でスイマセン。


● 答え ●

鈴忌さんの意見
 こんにちわ、鈴忌です。

> どんなキャラなら違和感無く言わせられるか

 個人的な感覚ですが、ナイスミドルかロマンスグレーなおじさま系だと、
 そこそこ格好が付くと思いますよ。
 ホストとか、まぁ、そういう特殊な空間での職業は別ですが、

 キザな台詞は「酸いも甘いも噛み分けた人生の達人」が言わないと、
 相手は「はぁ?」となりやすいのではないかと……。

 
 ハードボイルド探偵小説とかだと、主人公はキザな台詞を吐きまくるわけですが、
 あれは中年以上の男性だから格好いいわけで、若造だったら、
 「なに、この勘違い男?」となるような気がします。
 若造の定義は読者の年齢層によるかと思いますが、
 個人的には(たとえ年上でも)30代前半程度は若造ですかね。

 あくまで個人的な印象ですが、何かの参考になれば幸いです。
 では、失礼します。


優奈さんの意見
 初めまして。

 台詞からキャラを作るのではなくキャラから台詞を作るのが一番良いと思いますが……。

 ホストにお客をくどく台詞ならば、やはりホスト系のキャラでは駄目なのですか?
 それでは。あまりお役に立てずすみません。


美紗さんの意見
 こんにちは、美紗です♪
 気障なセリフ、大好きです(笑)

 たぶん、名探偵コナンの新一くんや、
 怪盗キッドを小さい頃から見続けて免疫ができたんだと思いますが、若かろうが平気です(笑)
 私は名探偵コナン・映画第一弾『時計仕掛けの摩天楼』の新一のセリフ、
「死ぬときは、一緒だぜ」
 に「っく〜〜!!」と思いつつ、まだ小さくて映画館で見れなかったのを悔やみました。(笑)

 気障なセリフにもいろいろ種類があると思うんですよネ。

 例えば、榎原さんも例にあげた、「女の子を口説く」タイプの気障なセリフを言わせたいなら、
 ホストでなくとも、女好き設定にすればことは足りるかなと思ったり。
 女好きな男と言ってもそれは種類がたくさんあるので、そこは考えないといけないと思いますが。
 例えば、『うる星やつら』の主人公あたる君が気障なことを言っても、
 ギャグにしかならないというふうな(笑)

 気障なセリフをいうキャラの特徴は、
●格好つけである。または格好いい。
●言葉を操るのがうまい。頭がいい、というか機転が利く。

 というのが当てはまるんじゃないかなと思うわけです。
 別に女好きじゃなくても気障なこという場合もありますよね。
 あとちょっと自分に酔ってる傾向もある気が(笑)

 種類というと、
●内面から滲みでてくるような気障なセリフ(王様とか将軍のイメージ)
●意図したつもりはなく臭かったセリフ(少年漫画の熱い主人公のイメージ)
●言葉を武器にするキャラの意図したセリフ(女の子を口説くときとか)

 などがあると思います。

 未熟ゆえこれくらいしか思いつきませんが、たぶんその道にもたくさんの基本パターンがあるので、
 組み合わせの研究をしてみるのも楽しそうですね!!

 ちなみに私は、内面から滲み出てくる気障なセリフには純粋に尊敬の念を抱き、
 意図したつもりはないがくさかったセリフには「よく言った!」とか「格好いい!」
 とか時に叫びつつテンションがあがり、
 女の子を口説くあま〜いセリフには、「かゆい〜!」ともんどりうちながら大喜びします(笑)

 女の子を口説く気障なセリフといえば、
 おススメはコバルト文庫の『伯爵と妖精』なんかがありますが……。
 少女小説全開のラブ物語です(笑)
 
 そういえば貴族なんかは気障なことを言っても違和感が少ない気がします。
 武人よりは、平安とかの文をやりとりしている時代の人とか、レディファーストな紳士とか。
 教養がある人のほうが言葉を良く知っているからですかね〜?
 と、話が行ったり来たり飛んだりはねたりしているので、このへんでやめときます(汗)
 なにか少しでもお力になれれば嬉しいです♪


んぼさんの意見
 こんにちは、声に出して読みづらい、んぼです。
 よく間違われますが、「ぬぼ」ではありません。

 気障な台詞を違和感無く言うキャラ……。
 これは、多分前提が間違っているような気がします。
 違和感を払拭させるだけなら、どのようなキャラでも可能です。

 思うに、重要なのは「その台詞がいかにして出てきたか」、
 つまり、どのような経緯でその台詞が発せられたかによります。


 どんなキャラだろうと、その台詞単発で見ればダサいです。
 気障であればあるほどダサいです。
 ですが、その台詞に至るまでの盛り上がり(感情移入)が、
 しっかりなされていれば、問題ありません。
 事前の状況を操作することにより、同じ台詞でもギャグにするのか、シリアスに持っていくのか、
 あるいは燃えに行くのか萌えに行くのかすら変える事が出来ます。それも、同じキャラで。
 というわけで、回答です。

「キャラじゃねぇ! ストーリーテリングの技術だっ!」
 
 どう考えても答えになってない。失礼(´-ω-`)


咬生さんの意見
 こんばんわ、咬生と申します。
 質問にお答えするのは初めてなので上手く答えれるか分かりませんが参考までに・・・

 自分はどんなキャラならクサイ台詞が合うかと聞かれると、
 極端な話どんなキャラでも良いと思います。
 ただその台詞を言ったキャラがその台詞に絶対の自信を持っていないと、
 セリフを活かせないと思うんですよ。

 ただ単に上っ面だけで綺麗ごとを並べただけでは共感できないと思います。

 たとえばいかにもキザったらしい美男子が、
 とってつけたような気障なセリフを延々と並べても白けられるだけでしょう。
 しかし例え没個性で顔も普通な人間でもその言葉に信念と誇りがあれば、
 説得力があるしキザな感じになるのではと思います。


猫の盛りさんの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラが昔作ったキャラも、恥ずかしくなるような事をスラスラいう奴でした。
 
 オイラの場合、格好つけて気の利いた事をしゃべるのではなく、
 そう言う事を普通に真剣に喋る奴が、言うもんだと思っています。


 有名なフィリップ・マーローも、別に格好付けて生きているのではなく、
 彼の日常と個性を描いて、それがハードボイルドだったと言うだけなのだと思います。
 格好付けたがってる奴は、その台詞だけ普段の喋り方と違いますし、”力み”があります。
 そうした”力み”が相手や、読者等の視点で透けて見えてしまえば、
 「アホかこいつ?」になってしまうと思います。
 だから、本気でソイツが、自分の考えの基、それ以外の台詞はないと言う状況なら、
 それは「カッコイイ」素敵な台詞だと思うのです。

 そのキャラが気さくな人物なら気さくに接するのは普通です。
 でもそのキャラの生き方や考え方がカッコイイなら、話す言葉もカッコイイものになるのは、
 そのキャラにとっては普通で、受けたが「カッコイイ」と思ってしまうだけの事です。

 自然にカッコイイ事を言わせたいなら、カッコイイ生き様を描くのも良いかも知れません。
 ではでは。


どてかぼちゃさんの意見
 こんばんわ。どてかぼちゃです。

 気障な台詞が似合う「大人」なキャラクターとすると、
 わたしならば、普段はふざけているキャラクターが好きですね。
 やる気が無くて、いつも斜に構えているクセに、ドタンバでシリアスモードになって、
 気障な台詞を吐く、というキャラクターですね。

 そういえば、小説の台詞ってけっこう気障なものが多いですよね。
 「離したりはしないよ」とか「お前を守るっ」とか、私生活ではとてもじゃないけど使いませんね。
 (わたしにゃムリです)
 逆に、ホストさん達の台詞なんかは、耳で聞くと恥ずかしいけれど、
 文章にすると、あんまりインパクトがないと思うですが、どうでしょうか。


永谷 月歩さんの意見
 月歩です。よろしくどーぞ。

 クサイ台詞に限らず、かっこよくて心に響く台詞ってのは、
 自分に自信のあるキャラクタ ー使うのだと思います。
 物語のラスボスって、えらそうで味のある台詞を言いますよね ?

 人間的にも実力的にもかなり定評のあるキャラじゃないと、ただうざいだけになってしまいます。

 ようは説得力があればいいのだと思います。
 そのキャラクターが口にしても違和感がないことが大事ですね。

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