ライトノベル作法研究所
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演技中に素が出る

純金さんの投稿

 僕は演劇部に所属していまして、先日演技に関する講習会が行われました。
 その時に、他校を混合してグループをつくり、主催者側から配られた台本をそれぞれ演じるということをしたんです。
 元は割りと普通のサスペンス調なんですが、個々の面々の個性が強く、各グループがやりたい放題アドリブを挟んだので、かなりシュールな出来栄えでした。
 その中で、個人的に大うけした一幕があったので、紹介します。

 伝わる秘宝を盗みに来ると、怪盗から予告状が送られて来ます(コナン君のノリです)。
 それを防ぐために、ある探偵が呼ばれます。
 ちょくちょく台詞を端折ったりしますが、大筋は合ってます。

探偵「さて、そろそろ予告の時間です。この中の誰かでないとすると、その怪盗は今からこの屋敷に忍び込むということが考えられます」
母「外の警備は?」
探偵「大丈夫です。小五郎!」

 ここからなんですが、この小五郎というのは、探偵が連れてきた優秀な警察犬です。
 なのに、その小五郎役の人が、

「はいっ! あ、ワン!」

 思い切り人間の言葉で返事をして、探偵の許に走り寄るのです。

 この後、猫(人間です)がその秘宝を盗んで逃げようとするのですが、家政婦に阻まれ、一件落着……というムードになった矢先、突然小五郎が吠え出します。

小五郎「ワン! ワンワン!」
探偵「どうした小五郎?」
小五郎「あ、アニキ。アイツっすよアイツ」(家政婦を普通に指差す)

 何かの振りをしているのに、思いっきり素が出ていて、周りもそれに突っ込みを入れない。
 明らかに怪しい茶番を大真面目にして、それに周りが違和感を感じないというパターンの逆です。
(何やってんだこいつら!)
 と観客に突っ込ませられればこっちのものです。

『敢えて突っ込みをいれない』
『大真面目にバカみたいなことをする』

 これは参考になるのではと思いました。
 長文乱文失礼しました。

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シュールな格好をする

羽夜さんの投稿

 こんにちは。羽夜と申します。
 かりてきたDVDを妹と見ていたのですが、そういえばこんな笑いもあったなと思いまして。

 「黒執事」 のワンシーンなのですが、主人公シエルたちが他人のお屋敷に侵入したときのことです。
 隠れていなければならないのに、仲間の一人が後先考えずに飛び出してしまいます。
 そいつを回収するため、シエルに仕える執事セバスチャンが、顔を隠して登場します。

 鹿の頭を被って。

 燕尾服を着た鹿。とてもシュールでした。
 しかも、スパイだろう! と喚く屋敷の主に向かって、

「いえ、私はあくまで鹿で……」

 としらを切ります。
 原作の漫画でも、アニメでも、しばらく笑いが止まりませんでした。
(妹はそうでもなかったようですが……)

 これは小説ではなく漫画ですが、登場人物にシュールな格好をさせるというのはなかなかにいいと思 います。

 実際、ハリーポッターの三巻でも、スネイプがネビルのおばあさんの服を着て登場しますし。
 描写次第では、十分小説でも使えるのではないでしょうか。

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ボケツッコミ

ラルさんの投稿

 はじめまして。ラルと申します。
 皆さんはボケツッコミというツッコミ法をご存知でしょうか?

 ボケツッコミとは、ツッコミながらボケてもいる、つまり、ツッコミ所がズレているということです。

 例を挙げてみましょう。
 Aはボケ役、Bはボケツッコミ役、Cはツッコミ役です↓

A「僕の運動会のリレーじゃ、バトンの代わりに腐ったキュウリを使うんだ」
B「どうして産地直送じゃないんだ!」
C「ツッコむ所そこ?!」

 面白かったでしょうか?
 三人いたら大体最後の人にツッコむ所そこ?! のようなツッコミをいれさせます。
 こういうツッコミ法も有りなのではないでしょうか?

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