第4研究室 創作に関するQ&A 255P | トップへ戻る |
団子さんからの質問
 人が恐怖を感じる時とは?
 
 小説に気をとられていたら数学赤点とった団子です。
 さて本題ですが、人が恐怖を感じる時ってどんなときでしょう?
 暗い所とか一人のときとかに自分は感じるんですが、みなさんはどんなときに感じますか?
(恐怖は一番原始的な感情だそうですが、個人個人少しくらい違うかと思いまして)
 いろんな人、状況を聞いたら、
 これからそういう方面のシーンを書くときに役に立つかと思ったので質問します。


● 答え ●

竹島一騎さんからの意見
 人が恐怖を感じるときは、
 自分がその事柄に対抗できる『力』を持っていないと気づいた時だと思います。


 ここで『力』という意味はかなり広い意味ですが。
 例えば暗い所なら明かりを持っていない。
 幽霊ならどう対処していいか全く分からないから怯える。
 強い奴を怖がるのは自分がそいつに勝てないから。

 余りよく表現できていないとは思いますが
 分かってもらえたでしょうか?

 ちなみに私は
 幽霊が苦手です(笑)


近衛彼方さんからの意見
 こんばんは、近衛です。

 恐怖を感じるのは、やはり未知、無知の物に対して、というのが一番ではないでしょうか。

 有名な話ですが、屈強な男が知人に、あの木についている蜂の巣に手を突っ込めるか問われ、
 「刺されるから出来ない」と答えます。
 「俺は出来るぜ」と知人は笑って蜂の巣に、手を突っ込みました。
 「すごいな、なんで笑顔で出来るんだ?」
 「蜂がいないのを知ってるからさ」

 まぁ細部は違うでしょうが、こんな話です。確か。
 単純に蜂の巣、というなら怖いですが、蜂が中にいないのを知っていたなら、全く怖くありませんよね。
 
 知ってるのと知らないのとじゃ、恐怖も不安も段違いってことです。

 エイリアンだってただ強いから怖いんじゃなくて、謎に包まれているから怖いんです。
 要するに、人間は『理解出来ない物』や『理解の範囲外にある物』に恐怖を抱き、
 嫌悪し、排斥する傾向があるようです。
 自己保存の本能でしょうかw

 ちなみに俺は『朝、起きたら誰も俺のことを覚えていなかった』なんてことを想像して、
 よく鬱に入っていますw


Vedaさんからの意見
 団子さん、初めまして。
 通りすがりじゃないVedaと申します(なんだそりゃ)
 前置きはここまでにして……

 そうですね……
 「恐怖」は人それぞれです。
 入り組んだ話になりますが(汗)

 他人から見れば、「なんでやねん!」と突っ込まれるものでも(笑)、その人にとっては恐怖なのです

 例えば…… 分かりやすいものでしたら、
 高所恐怖症、暗黒恐怖症、対人恐怖症…… また、あまり知られていない(?)ものは、
 閉鎖恐怖症:重傷者だとエレベーターの中でもダメ
 先端恐怖症:フォークの先でも怖いという人も
 外出恐怖症:外に出たら殺されるかも知れないから怖いらしい……

 と、私が知っているだけでもあげてみましたが、グーグルで検索してみるとごまんと出てきました(!)
 中には、植物恐怖症という恐怖症も……
 これだけでも小説のネタになりそうな……(笑)

 ちなみに私は、(パッと思いついたもので)トイレの流れる音が怖いです(苦笑)本当に。
 暗いところとか、ホラー映画とか、幽霊とかは全然平気なのにな、
 ぜかトイレの流れる音だけが怖いのです……
 なので流すときは、必ずレバーを引いたあと耳をふさぐようにしています。
 とても変ですが……(沈)

 とても長くなってしまいましたが、何かの参考になればなと思いますm(_ _)m


ユダさんからの意見
 前レスの近衛彼方さんは『知らない恐怖』について話していますが、『知っている恐怖』について……
 
 こんな話を聞いた事があります。

 とても幽霊が苦手な子が居て、その子は怪談話や心霊番組などがあると必死に目をつむり、
 耳を塞いで全然聞いていませんでした。
 しかし、その子は夜の学校に行っても、夜のお墓に行っても怖がる事なく平然としてます

 その子はあまりに怖い話に対してあまりに無知だったため、
 学校やお墓が幽霊が出る場所だとは知らなかったのです。

 『蜂の巣に手を入れる』事が怖いと思う理由は、《蜂が居ない事を知らないから》ではなく、
 《蜂の怖さを知っているから》だと考えることが出来ます。



 見えない恐怖よりも、見えてしまう恐怖。
 聞こえない恐怖よりも、聞こえてしまう恐怖。
 知らない恐怖よりも知ってしまっている恐怖。

 きっと、そんな《恐怖》も存在するのだと思います。


まーさんからの意見
 自己防衛を目的とした、生存本能、だとかなんとか。

 未知のものであれば、それが安全か危険か判断ができず、防衛上危険と仮定する心情。
 既知のものであれば、過去の体験・伝聞により、そこに危険因子を感知・連想すること。


 ユダさんの幽霊の逸話は面白いですね。
 女の子にとって学校や墓場は「既知」であり、自身の体験・情報(情報不足)で判断して、
 そこは安全と思い込んでしまっているのですから。
 ここに一片の危険情報を混入するだけで、心理は真逆になってしまう。

 「危険なものには近寄りたくない」というのが基本でしょうね。
 その「危険なもの」に個人差が出るのは、過去の経験が影響してくるのでしょう。


白虎さんからの意見
 すでに他の人が書いてますけど、私も『これ!』といって認識できていないものが怖いですね。
 例え自分より強くても、そいつに対してしっかりとした認識があれば、頭を使って対処できなくもない。
 効果的な武器を使ったり、そいつが入って来れない場所に行ったり、
 情けないけれども一時的に下ったりと対処法があるわけです。
 でも全く何もわからなければそれも出来ない。
 
 ぞくに言う『人間は、わからないものが一番怖い』ってやつです。


渓谷さんからの意見
 こんばんは。渓谷という者です。
 似たHNの方がおられるようですが、僕は「渓谷」です。よろしく。

 孫子の言うには、どうやら窮地に追い込まれた兵が最も強いらしいです。
 
 逆説的ですが、これはやはり、その兵が「死」に恐怖しているからではないでしょうか。
 つまりそれだけ「死」への恐怖は強いだろうということです。



沈丁花さんからの意見
 はじめまして、団子さん。沈丁花と申します。
 『恐怖』についてですが、すでに他の方が書かれている通り、
 分からないことが最も根の深い恐怖だと思います。


四翼さんからの意見
 どうも、四翼と申します。
 私は結構恐怖とかそういうのを取り扱いますが、確かに未知は恐怖の代表格です。

 しかしコレの応用で、知っていた筈の物がいきなり未知の物となる。というのはかなり恐怖になりますね。

 後、読者を驚かす、又は怖がらせる物のテクニックの一つとして、一回安心させる。
 というのも良いと思われます。そして、恐怖を叩き付ける、と。

 まぁ要するに、安心の次にいきなり来る恐怖は普通より怖いという事です。

 では、四翼でした。


神原さんからの意見
 こんにちは、神原と言います。皆さんと違った角度から話します。
 私が感じる恐怖とは、人に嫌われる事です。
 ある日突然仲間からはずされたり、友達から無視されたら、
 不安と恐怖を感じる人は少なくないとかんがえます。
 
 つまり、好きな人から嫌われる。これも一つの恐怖ではないでしょうか?
 
 参考になれば幸いと思い、投稿しました。

萌え・美少女・美形・BLについて
その他・創作上の悩み
世界観・リアリティ・設定についての悩み
タイトル・ネーミングについての悩み
やる気・動機・スランプについての悩み
作家デビュー・作家生活・新人賞・出版業界
上達のためのトレーニング・練習法について
読者の心理・傾向について
使うと危険なネタ?
恋愛・ラブコメについての悩み
ライトノベルについて
文章・描写についての悩み
人称・視点についての悩み
推敲・見直しについての悩み
コラム(創作に役立つ資料)
批評・感想についての悩み
ネットでの作品発表の悩み
ストーリーについての悩み
冒頭・書き出しの悩み
プロットについての悩み
キャラクターについての悩み
主人公についての悩み
セリフについての悩み
オリジナリティ・著作権・感性
テーマについての悩み
二次創作についての悩み

 携帯版サイト・QRコード
  
第4研究室は小説を書く上での質問・悩みをみんなで考え、研究する場です。
質問をされたい方は、創作相談用掲示板よりお願いします。
質問に対する意見も募集します!
投稿されたい方はこちらの意見投稿用メールフォームよりどうぞ。
HOME|  第1| 第2| 第3| 第5| 鍛錬室| 高得点| CG| 一押| 資料| 掲示板|  管理人| 免責| リンク| メール|