第4研究室 創作に関するQ&A 292P | トップへ戻る |
わちちさんからの質問
 作家志望であることを公言していますか?
 
 最近めっきり投稿が止まっている人形使いです。
 今回は作家をはっきりと目指し始めてしばらくした頃からずっと思っていたことを質問します。

 他者に自分が作家志望であることを話した場合、もちろん年齢や相手にもよるでしょうが、
 僕は理解・賛同を得られることは少ないと思っています。
 20代後半にもなって公務員や定職に就くならともかく、
 何を夢のようなことを、と言われるのは目に見えている、と感じています。
 実際精神的に参っている時に口が滑って口外してしまい、
 ほとんど罵詈雑言レベルの反応が返ってきた経験があります。
 
 なので僕は、少数の友人及びお世話になっているカウンセラーの方以外には、
 自分が作家志望であることを明かしていません。
 カウンセラーの方でも、正直上記のような感情が透けて見えることがあります。
 ですが同時に、誰かに話して賛同してもらいたい、理解してもらいたいという気持ちはあります。
 こういう具合に板ばさみな気持ちをずっと抱えています。

 といったことろで質問です。
 あなたは自分が作家志望であることをどの程度公言していますか?
 お返事お願いします。


●答え●

神原さんからの意見
 こんにちは、私も書き始めが20代後半でした。

 ですが、私の場合、職場や友人全員に話してました。
 これは、相手の反応を見る為でなく、自分にケジメをつける為。
 なにが言いたいかと言うと、自分をしっかり持っていれば、非難中傷は笑いとばせるかな、と言う事。
 それと、バネにする為ですね。
 幸いかどうか、他人に中傷された事は無いです(中には思っていても言わない人もいたでしょう)。
 親や兄弟は無理だと言ってましたが。 
 
 まあ、実際私の場合、約束の年齢になっても無理だったので、今は趣味で書いてます。
 
 繰り返しますが、自分さえしっかりと、これでやるんだと思っていれば大丈夫です。
 傷つくのは、自分が揺らいでいるからではないでしょうか? 


 夢を追う人間は、それなりのリスクを負うのです。 
 やると言う姿勢を何年も続けていれば、笑う人は減るのではないでしょうか。
 ああ彼(彼女)は本気なのだと。

 もし、今すぐ、賛同がほしいのなら、ここに大勢いるではないですか。
 みんながんばってます。 人形使いさんも本気ならがんばってください。

 少しでも、参考になれば幸いです。では。


みつきさんからの意見
 人形使いさま、こんにちは。

>作家志望であることをどの程度公言していますか?
 
 についてですが……。
 私の場合は、家族や中学高校時代の友人達には大抵知られていると思います。
 別に、「作家になりたい」とわざわざ声を大にして言いふらしているわけではありませんが、
 ネットで小説を発表していたり、新人賞に応募したりしていることを普通に話題にしたりしているので。
 でも別に、それでバカにされたりとか、罵詈雑言を投げかけられたりしたことはないですね。

>誰かに話して賛同してもらいたい、理解してもらいたいという気持ちはあります。

 とのことですが、私にはあまりそういう気持ちがありません。
 別に、誰かに理解・賛同をしてもらわなくても、特に問題を感じないからです。
 書いて、ネットに上げて、書いて、新人賞に投稿して……
 をコツコツと続けているだけですが、それだけでとても充実しているので。

 で、ここからはちょっと厳しいですが……。
 
 正直、二十代後半にもになって、自分のやっていることを無条件で理解してくれる人がいてくれたら、
 なんて思っているのって、ちょっと甘えていますね。

 
 いい年をして夢を見るなら、それに関することについては、
 絶対に自分以外の誰かに甘えてはいけないものと思います。
 本人には無意識の、その甘えた感じが相手の鼻について、
 罵詈雑言や侮蔑されることに繋がるのかもしれませんね。

 それではこれにて、失礼させて頂きますね。


緋村さんからの意見
 こんばんは。現在私の立場は、高校生というものです。
 つまり、その程度の年齢のものの意見です。
 若輩のものに、とよかく言われたくないとされるなら、お聞き流してください。
 
 実際、ライトノベルは知りませんが、ほとんどの作家先生たちは、
 様々な職業などを経て後にデビューしていることが多いです。


 例えば、宮部みゆき先生。村上春樹先生。宮本輝先生。20代後半なんて稀でではありません。
 直木三十五賞を受賞された方には、普通のサラリーマンで、
 小学生の子供をもつ40代や50代の方だった方もおられます。
 
 人生で、一冊自分の本を残したい……。という方であるなら、年齢を気にすることはないと思います。
 
 私の場合は、高校生になってから作家になりたいという思いが形になりました。 
 しかし、作家になれるのは、いつでもいいと思っています。
 どっしり構えればいいではありませんか。人生長いんです。私は、そう考えます。
 
 まだまだ可能性という言葉が容易に残されている年齢の者がなにを、と思われますか?
 そして、誰かに打ち明ける、という行為自体は自分自身で決めればよろしいのでは?
 私は、現時点で、兄と三名の友達のみに教えました。
 それも、「実はあたい……」というものでもなく、自然な流れでですが。
 
 他人の目線をあまり気にすることはないと思います。
 
 それなら、いっそのこと、いろんな人に言ってみてはどうですか。美容師とかでもいいと思います。
 賛同なんて得られる必要ありません。みんな、他人のことですから、へぇ〜、と聞くだけだと思います。
 それでも、「あぁ、そうだよ。俺は作家になるんだよ」と、自分で思い続ければいいのです。
 
 そして、カウンセラーの方は、基本的に相談者の話を受動的に聞く、
 というのが仕事のようなものなので、そこから答えを導き出すのは自分です。
 問答法ということを聞いたことはありますか?
 周りの人にそれを聞いて賛同をえられても、うわべだけです。
 やはり、最後まであきらめないことが作家への道ではないでしょうか。人生終わるまで、です。
 若い意見ですいません。


クロウドさんからの意見
 同じく二十代後半になると思われる(年齢を直視したくない私)クロウドです。

 私の場合、十四の頃には家族に夢程度に話していましたし、
 同じ頃に同人活動やっていた姉が一番の理解者でしたので、
 目標の一つに定めたと一族に公言してもとやかく言われませんでした。幸運な事だと思います。

 刎頚の友にはちゃんと話してますが、ただの友人や同僚には、
 『趣味で創作しているが、デビューできたらいいなぁ』程度に話しています。
 ある意味逃げであり、人形使いさんと同種の恐れを抱いているのかも知れません。

 ただ、作家として活躍できる可能性を考えた時、作
 家はあくまで趣味や副業くらいの考え方でなければ、現
 実社会に生きる方々には受け入れられないと思います。
 一族から私に出されたたった一つの条件が、『印税生活できるまでは生業に在る事』なのですから。
 恐らく、最低この条件を背負う事を加えて公言しなければ、ただの妄想人にしか思われないでしょうね。

 私自身、背負う物(一族総代や道場再興など。急ぐべきは嫁取り/苦笑)が多すぎて、
 作家になる夢を持っても看過されているのかも知れませんが、
 達成される可能性が低いので、長い趣味・夢・ライフワーク程度に思わせているのかと推察したり。

 なんにせよ、二十代後半で作家志望なので今在る職分を副業にしますとか、
 フリーター生活やりながら目指しますなど言えば、罵倒は必至でしょう。

 逆を言えば、表と裏(生業と作家)を両立しようと努力すれば、理解者は現れるはずです。
 
 実際、資料が積まれた私の部屋を見た同僚からは
 『両立の努力をやっている以上、笑えんし、罵倒もできない』と理解はもらえましたよ。

 ……だからと言って、全てに放言していません。やっぱり恐れがあるんでしょうね。
 特異例にあるヘタレの意見ですので、あまり参考にならないかも知れませんが……


サイラスさんからの意見
 作家をやりたいが、食っていくために就職を考えているサイラス(20代前半)です。
 僕は、かなり言っています。親友には結構話しています。罵倒とかはありません。
(本気で受け止められてない可能性もありますが……)

 小さい頃には、両親にも話したことがありますが、本当にそんな才能あるの?
 あんたじゃ無理と突きつけられてからは、ウソついてます。
(その言葉が結構響いてか、努力をあまりしておらず、最近、二次製作がやっとです。
 それでも書きたいという衝動(未練とも言うべきか)が不思議です。)

>誰かに話して賛同してもらいたい、理解してもらいたいという気持ちはあります。
 
 こういう具合に板ばさみな気持ちをずっと抱えています。
 お気持ちわかります。支えがないとかなり苦しいです。



ユウ・カワハラさんからの意見
 こんばんは、ユウ・カワハラと申します。

 私は、小説家志望であることを、半分ネタにしているので30人くらいには伝っていると思います。
 反応は「それが夢なら、いいんじゃない」といったところです。

 夢を目指して頑張る自由は、誰しもにあって、誰しもが幼い日に夢を見ていたクチですから、
 誰にも理解されないことはないと思いますよ。


 では、なぜ、罵詈雑言を浴びるのか。
 理由は相手によるとは思いますが、1番多いのは
 「なれなかった時に、どうやって食べていくの?」という心配でしょう。

 文章の内容から見て、人形使いさんは定職に就いていらっしゃらないようですし、
 カウンセリングを受けなければならない程度の精神的な問題を抱えていらっしょるのですよね。
(違っていたら、すみません)

 定職に就いている人間や学生が、趣味で小説を書いて、賞に応募していたとしても、
 「そういう趣味を持った人」として認識されるだけで、罵詈雑言を浴びることはないでしょう。
(オタク扱いされたり、変わった人だと思われたりはするかもしれませんし、
 そういう意味で悪口を言われるかもしれませんが)

 恐らく、罵詈雑言は「小説家志望」ということにではなく、
 「やるべきことをやらないで、夢だけを語っている」という点に向けられているのではないでしょうか。

 
 ですので、まずは、治療を受けてカウンセリングが不要となるまで精神面を回復させる。
 次に、定職に就いて経済的に自立する。
 その上で、夢を語れば、何人かの人は認めてくれると思いますよ。
(夢自体を否定するような人、「安定したサラリーマンがいい」と盲信する人、
 「お前の実力では無理だ」と言う人など、否定的な考えの人もいますので、
 全員に認められるというわけにはいかないでしょうけれど)。

追伸:
 夢が叶って小説家になれた場合、出版した本について、
 今回の件以上の罵詈雑言を浴びる可能性が高いですが、その覚悟はありますか?


兵助さんからの意見
 作家になりたいという欲望は、有名人になりたいと思う程度の動機では実現できる可能性は低いです。
 
 なので、それを他者に理解して貰うの為には、それに対してどれほど真剣に向き合っていて、
 どれほど努力を惜しんでいないのか、立証する必要があると思います。

 それを見なければ他人の無謀な夢を認めるなんて出来ないはずです。
 なので、一番簡単なのは結果を出すことです。デビューしてしまえば見返すことさえ出来ますね。
 そこまで行かなくても新人賞で二次選考までいけば十分かも。

 一応、質問に答えさせて頂きます。私は作家を目指していることを一切公言していません。
 理由は、理解されないからですね。結果を出すまで仕方ありません。


でぶっちょさんからの意見
 う〜・・・どうも、こんばんわ。
 でぶっちょと申すものです。

 私の場合は、両親、従兄弟、友人、職場の同僚など等、いろんな方々に公言しています。

 一応、定職についてますし、職業が一応クリエイターってこともあって誰も
 『無理じゃね?』とか言わないです。

 作家というものは、なるまでの食い扶持、なってからの食い扶持を稼ぐのが難しい職業ですし・・・
 定職について、気長にのんびり目指そうと昔から思ってました。
 死ぬまでに、一冊出せたら満足ですし、最悪自費出版でも構わないですから、私の場合。

 ちなみに私は今、二十代前半です。


睦月 京也さんからの意見
 はじめまして、睦月 京也と申します。来年でやっと21になる大学生です。

 僕が作家を志したのは自分でも覚えていないほど幼い頃の話です。
 だから僕が作家を目指しているのを家族は元より、
 友人から親類縁者にいたるまで僕と縁があった人で知らない人は一人もいないでしょう。
 小中高の将来の夢という作文でも小説家と書き続けました。
 
 大体の人は応援の言葉をくれました。
 正直、罵詈雑言とまではいかないでも皮肉やなんやらを言う人ももちろんいます。
 でも、そんなの気にしていたらきりがないのであまり気にしないようにしています。

 
 それに僕は二十年近く創作活動を続けてきました、
 僕を形成しているものはすでに小説が大半を占めてしまっています、今更軌道修正は受け付けません。
 僕は他の夢を見てこなかった、これ以外に何も出来ないんです。
 だから、人が何を言おうと一生貫いていくつもりです。
 世の中の荒波を知らない若者の戯言だとは思いますが、僕はそう思っています。


複砂シビさんからの意見
 二年生が修学旅行でお土産を買ってきてくれました……の、複砂です。シビとお呼び下さいませ。

 私は現在14歳で、本気で作家になりたいと思って活動を始めて三年目になるのですが、
 まわりの人は大抵知っていると思います。
 
 理解・同意を得られるのは難しい。その気持ちはよくわかりますよ。
 創作の助言としてでなく、精神面でのお話をさせていただきたいと思うほど、リアルにわかります(笑)。

 ですがまあ、私の周りはほとんど、馬鹿にしたりなどはありませんでした。少なくとも私の知る限りでは。
 自惚れているわけでは全くありませんが、どちらかと言うと、
 まだ子供の年齢のクラスメイトなんかは『新人賞』や『編集部サマ』と言う言葉が珍しいようで、
 お世辞であれ何であれ、スゴイねと褒めてくれる感じです。

 精神的に参っているとき、とありましたが、
 それは恐らく人形使いさまが落ち込んでいる(ように見える)時に滑らせた言葉だからではないでしょうか。
 参っているからこそ、これは参ってる発言なんだ、
 とお友達の方(?)は思われるのではありませんでしょうか。
 
 普通に公言し、『俺様は作家になりたいんだ』と明るく話せば、
 少なくともいくらかは『そーかお前すげーんだ』となってくれるはずです。
 それがトラウマで公言できない状態になってらっしゃるのだと思いますが、
 出だしが悪かっただけかもしれません。必ず人形使いさまの夢を認めてくれる人もいると思います。

 あー……なんか、拙劣な精神助言になっちゃいましたが、はい。
 参考にならないと思いますのでお流し下さい。


沈丁花さんからの意見
 今晩は、レポートと資格試験勉強の合間を縫って執筆に勤しんでいます。
 沈丁花です。

 家族から恋人、親しい友人まで周りのほとんどの人には公言していると思います。

 両親には大学進学の時に文学部に進みたいこともあって真剣に話したのですが、
 結局は文学部の就職率低さと僕の文才の程度を持ち出され、
 僕自身就職に不安があったので法学部に進むことにしました。
 祖父母の方も父の弟(僕の叔父)が作家を目指していたが、
 挫折し結局は郵便局員(現在地方局長)に落ち着いたこともあり、あまり賛成はしてくれませんでした

 恋人は中学のころから小説を書いていて、
 そういう意味では僕にとっては作家志望の先輩とも言えますね。
 現在は一緒に作家目指して頑張っています。

 友人にも比較的理解してもらえています。

 しかし、僕も来年で成人しますし、再来年には就職活動を始めなくてはなりません。
 周りの理解もいつまで続くかわかりませんので、不安です。

 余談ですが、漫画『ぼく、オタリーマン』を書いているよしたにさんは、
 現在もコンピューター会社に勤めながら漫画を描いているそうです。
 何かの参考(?)になるかも、ならなくても気分転換にはなると思いますので、
 読んでみてはいかがでしょうか?


久能竜也さんからの意見
 初めまして。同じくめっきり投稿していない竜也です。
 大学受験を控えているので、中々執筆が進みません。

 さて、質問の答えですが、僕も家族友人恋人ほとんどの人に作家志望だということを話します。

 正直な話、家族にはほとんど鼻で笑われた感じです。
 安定していないだとかお前には無理だよとか言われましたが、それでも自分の夢は貫くつもりです。
 でも家族のそんな中傷にも近い言葉を聞いてると、逆に「なにくそ」と思って頑張れんですよね、僕は。

 友人は皆驚いてくれました。すごいと言ってくれる奴もいたし、頑張れよと言ってくれる奴もいました。
 そう考えると、執筆に精を出せるのは彼らのおかげかもしれません。

 恋人にももちろん言ってあります。きちんと理解してくれ、応援してくれています。
 今となっては一番の原動力であり、エネルギーでもあります。

 人形使いさんの気持ちは痛いほど分かります。
 理解してもらいたい、でも馬鹿にされたくない。そんな気持ちが行き来する時は少なくありません。
 実際僕も、家族に話すまで結構な時間を有しました。

 しかし、馬鹿にされたらされた分だけ、そいつを見返してやる意味でもやる気が湧いてくると思うんです。
 絶対小説家になってやる!って思いが、生まれてくると思います。
 ですので、そんな罵詈雑言も、時には自分自身の糧に出来るはずです。

 私はまったく文才に自信がありません。
 馬鹿にされることもしばしば……
 ですが、それを逆に利用し、ちまちまと執筆を進めている今日この頃。

 そんな久能竜也でした。
 長文及び駄文、失礼いたします。


jogtyさんからの意見
 最近めっきり執筆が止まっているjogtyです。そういやCGも最近書いていないと気づく今日この頃です。
 あ〜、書きたい描きたい!手間かかるし面倒だしかったるいけど、なぜかやりたい。

> 他者に自分が作家志望であることを話した場合、もちろん年齢や相手にもよるでしょうが、
 僕は理解・賛同を得られることは少ないと思っています。

 
 まあ少ないと思います。
 これは私自身の経験で、偶然の一致という可能性が高いことを断っておきますが、
 私は就職活動中に「趣味は小説を書くことです!」と面接で明るく述べた学生を何人か見かけましたが、
 いずれの方もその後の選考過程で出会っていません。

> 20代後半にもなって公務員や定職に就くならともかく、
 何を夢のようなことを、と言われるのは目に見えている、と感じています。

 
 そうですね。正直、私自身「俺は作家になる!」と力強く無根拠に言い切れる人物ならまだしも、
 「俺は作家になりたい」と願望を述べる程度の人を見ると、
 「もう少し地に足の着いたものの考え方しようよ」といいたくなります。
 
 ちとばかり袖が触れ合った程度の人には礼儀上そんなことは言いませんが、
 ある程度親しい人にならば、結構イヤらしい言い方で、
 作家を目指すのなんて辞めたほうがいいと言うでしょう。

> あなたは自分が作家志望であることをどの程度公言していますか?
 
 そもそも私は作家志望ではありませんが、小説を書くことを趣味にしているということは、
 今現在オフラインでは1人を除いて誰にも言っていません。
 理由として、私の価値観では小説というのは文章の芸術で、芸術は高尚ではあるが、
 職業とするには下賎と考えているというのがひとつ。
 もうひとつの理由として、趣味には秘してこそこそ楽しんでこそ華となるものもあって、
 読者が必須という背反を抱えるものの、小説の執筆もまたそのひとつと考えるからです。
 
 どちらにしろ小説の執筆というのは、むしろ恥じるものであって、
 高らかに誇らかに語るべきものじゃないと思うからです。
 これについては異論のある方もいるでしょうが、私見であって、
 世の中にはそういう風に捕らえる方もいるとお見知りおき下さい。
 それを自ら趣味としているにもかかわらず、自虐ネタでも何でもなく真剣に。


ユウ・カワハラさんからの意見
 こんばんは、再び現れました、ユウ・カワハラです。

 jogtyさんのおっしゃることは、私や、友人の体験談からして、
 偶然の一致ではなく、必然である可能性が高いです。

 断言します。「趣味は小説執筆」ですと答えると、就職試験で不利になる場合が多いです。

 私も、某社の3次試験でそう答えてしまい、撃沈した経験があります。
 それ以降、私は履歴書の「趣味」の欄を「読書」へと切り換えました。

 何故かといいますと、小説や絵を書くことや、音楽やダンスなどを趣味にしている人には、
 「仕事は収入を得るためのものであって、人生の目標は趣味の世界を極めてプロになることだ」
 と考えている(もしくは、自覚していないが深層心理では、そう思っている)人が多いからです。

 つまり、「趣味」や「将来の夢」で「作家」や「音楽家」を持ち出した時点で、
「貴社で働くのは、収入を得るためです。
 貴社で働く時間は、夢を叶える課程での下積期間に過ぎません」
 と言っていると捕らえられる可能性が高いわけです。


 どんなに能力が高くても、そんな仕事に対するモチベーションの低い人、
 その上、プライベートではプロになって会社を辞めるための努力をする人なんて、
 採用されるハズもないわけです。

 そもそも、面接で「趣味」を聞かれるのは「ストレス解消法を持っているか?」という側面からであり、
 「将来の夢」を聞かれるのは
「どんなモチベーションで生きているか? 
 そういうモチベーションで生きている、この人にウチの会社で活躍してもらえるか」
 という側面からであるわけです。
(これは、面接官に聞いたわけではなく、就職活動中に読んだ本に書いてあったことですが、
 個人的には本質を捉えていると思います)。

 もちろん、例外もあるとは思いますが、私としましては、
 履歴書の「趣味」には「読書」や「音楽鑑賞」と書く、「将来の夢」を聞かれたら、
 例えば「今の家は借家なので、自分が貴社で一生懸命働いて、持家を建てたい」というように、
 会社に勤めながらでも実現可能な夢を答える方がいいと思います。
 少し罪悪感はあるかもしれませんが、複数ある趣味や夢(例えば、「執筆」と「読書」)から、
 相手のウケがいい方を選んだというだけで、嘘をついたわけにはなりません。

 残念ながら、今の就職活動には「正直さ」に優る「テクニカルな部分」が存在しています。
 ではでは、、


名無し@十把ひとからげさんからの意見
 作家なんぞ、希望してもなれる確率は激烈に低いものです。
 「作家になりたい」なんて言っても、一般人的感覚から言えば
 「寝言ぶっこいてる」という反応になって当然なのです。
 当方なんぞ趣味で書く程度と妥協し、普段はプログラマですからなあ。

 「作家志望」などと公言はしないほうが良いでしょうな。
 9割方の人間に理解されぬ希望を、他人に言う意味はないです。


 他人と喧嘩するのが目的なら別ですが。
 ダメなら自分の墓まで持っていく気持ちで。


FROGGERさんからの意見
 こんにちは、私はFROGGERという者です。
 作家志望である事を公言した覚えはありませんが、職場の同僚は全員知っています。
 調子に乗って自作の小説を持って行ったのが原因でしょうね。 
 それが三回になった辺りから、なぜか大賞を狙っているとかいう所までバレてます。

 厳しい事を言うようですが、やはり、定職に就いた方が良いと思います。 
 同僚がいれば、暇が出来た時にでも世間話が出来るでしょうし、
 その時に、「お前、趣味とか、ある?」と同僚に尋ねられたら、小説が趣味だという事を言えば良いのです。
 同じ苦労をして働いている仲なので、本気で受け答えをしてくれると思いますよ。

 大変だと思いますが、頑張って下さい。 それでは失礼します。


イーグルさんからの意見
 まずは解答を。
 僕は小説家になりたいということを誰にも言ってません。
 人形使いさんの言うとおりで、賛同を得られることは少ないからだと思います。

 耳が痛いかもしれませんが、逆の立場になって考えてみてください。

 誰かが歌手や芸能人になりたいと言います。
 確かに頑張って欲しいとは言いますが、本当に大丈夫だろうかと疑問を持ちませんか?
 働くこともせずに急にスクール通い出したりして、心配しませんか?
 将来大丈夫かな、と思いませんか?
 これは一種の思いやりですよ。相手のことを心配しているわけです。

 で、もしこのスクールに通う人が昼はきっちりと仕事もこなして、
 夜間のスクールに通っているとしたらどうでしょう?
 それはもう周りは全力で応援するでしょう。やるべきことをやってるのですから。
 やるべきことをやって夢を追う。最高にかっこいいじゃないですか。

 レスを見てもわかるのですが、賛同を得られた人はやるべきことをしっかりとやっています。
 夢「だけ」を見ることが出来るのは学生までです。夢を見ることが出来るのには制限はありません。
 大人は自立し、自らで稼ぎ、生活しなければいけないのです。

 小説家は兼業でもいいじゃないですか。
 僕はなれたらラッキー、副収入で豊かな生活。専業になれるほど売れたら万々歳!
 という程度に考えています。
 人形使いさんがどのジャンルの作家を目指しているかはわかりませんが、
 ラノベ作家は結構兼業が多いらしいですよ。

 まずは、精神を落ち着けて自分を見直してください。
 客観的に自分を見る。小説家には大切なスキルです。
 夢を追うことは忘れずに。


四方祐樹さんからの意見
 人形使いさん、こんばんは。
 今日、受験から帰ってきた四方です。

 まず自分は見てのとおり高三の、まだまだ子供です。
 なので少し求める意見が違うかもしれませんが、その時はスルーの方向でお願いします。
 それから自分がどれほど公言しているかというと、家族と友人、そして文芸部の部員には公言しています。
 家族からは色々と批判をされましたが、友人や同部員たちには応援されていますね。

 ただ不思議と公言していないのにもかかわらず、クラスメイトには
 「四方さんって、やっぱ将来は小説家?」と言われることがしばしば……。
 まあ、それはおいておくとして。
 やはりこういう違いが出てくるのは、将来がかかってくるからだと思いますよ。

 言い方はあまりよくないですが、友達と家族は違いますからね。
 友達は家族にはなれませんもん。夢だけを応援していけます。
 ただ家族は違いますよ。
 作家ともなれば収入は不安定ですし、そもそもにしてデビューできるかもわかりません。
 そんな不安定な生活のままでいてもいいと言う親は、そうそういないと思います。

 ですからまずは定職について、その間に執筆を続けていくのが無難でしょう。
 作家さんの中には小説家のほかに職についてく人も多いですし。


 かくいう自分も小説家を目指しておきながら、同時に考古学者か学芸員という職に就くべく、
 受験戦争に身を投じております。
 小説家への道は、正直茨の道です。
 『初めての投稿作が入賞』とか『処女作が入賞』とかいうことは、本当に稀なことで、
 ほとんどの人はデビューに何年もかかっていたり、
 または自分達のように今だもがいていたりとするわけですから。

 認めてもらいたいというお気持ちは、本当によく解ります。
 ただ小説家だけではなく、他のことにも視線を向けたほうがいいのではないかと自分は思います。
 そして、あきらめないことが最重要でしょう。
 三十代でも四十代でも、作家デビューをする人は多いのですから。

 えらそうなことばかり書いてしまってすみません。
 では、乱文失礼しました。


人形使いさんからの返信(質問者)
 様々な意見、本当にありがとうございます。
 皆さんの意見を聞いて、色々と答えが出ました。

 作家を目指していることを公言することについては、
 十分な結果が出せるまで周囲にはあまり言わないでいようと思います。


 具体的な結果(どこどこの新人賞に受かった、1次審査まで通ったなど)があった方が、
 説得力が増しますし。
 一応同人誌を製作して自費出版するところまでは来ているのですが、
 それだけではまだ不十分だと思います。
 
 それ以前に、別に誰にでも彼にでも公言する必要はないよなあ、とも思いました。
 
 自分が作家を目指すことに対して他者の許可が必要な訳でもありませんし、
 頂いたお返事の中にもありましたが、
 自分の目的がしっかりしていればそれで自分を安定させることができますし。
 また定職につくことに関しては、今現在派遣で生活費を稼ぎながら就職活動を行っています。
(ちなみに一人暮らしです)

 このサイトを初めて見たときから、作家を目指すならまず定職につかなければ、と考えを改めました。
 定職につけば収入、生活が安定しますし、なにより精神的に安心できると思います。
 そういう状況ですので、就職活動に関しての話が聞けたのはとても参考になりました。
 また、僕はどうも精神的に不安定になって、
 ちょっと工夫すれば出来そうなことでも絶対無理だと思い込んだり、
 自分の行動全般に対して悲観的になったり、自分を客観視できなくなったりすることが多いので、
 (今回の質問もそれが原因な気がします)
 その辺り、カウンセラーの先生と一緒に解決していこうと思います。

 まずは定職を見つけ、あせらず急がず目標の実現に向かって努力していくことを目標にします。
 だいぶ落ち着きました。お返事本当にありがとうございました。

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