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東 風林さんからの質問 2007年10月24日
どうしても『意味』のない作品になってしまいます 初めまして。そして携帯から失礼します。風林と申します。 私は小さい頃から、もちろん中二になった今も小説やらマンガやらを書く事が好きだったのですが…… どうしても自分の書きたいシーンやキャラクターにばかり頭が行ってしまいます。 (こんな台詞を入れたい、こんなキャラクターを出したい等) なので『君の趣味は分かったけど結局何が言いたいの?』という作品になることもしばしば…… (今では大分落ち着きましたが……) 仕方なくテーマから決めて意味のある物語として、 綺麗に終わらせようとすると書いていて面白くないのです。 そこで、私だけでしょうか? というのは置いておきまして、 皆様の作品を作る際に何を優先的に考えているのかを、 参考までにお聞かせしていただきたく思い書き込ませて頂きました。 お暇のある方、是非ご返信よろしくお願い致します。 ●答え● いふり〜さんからの意見 中学二年から書き始めたいふり~と申します。 あぁ、中学生。懐かしい響きです……ぐすん。 さて、風林さんはまだまだ若いのですから、テーマなんて小難しい事は考えずに、 楽しい文章、面白い物語を考えて書いた方が良いかと思いますよ。 小難しいテーマを決めて、自分で書いていて楽しくも無い小説を書く。 これでは良い作品が出来上がる前に、執筆が嫌いになってしまうかと。 ワシの場合、テーマよりも娯楽性。楽しいかどうかを優先しています。 そもそもワシはラノベとは娯楽性の高い小説ジャンルと考えているので、 「戦争の悲惨さ」や「少年犯罪の悲しみ」なぁんて大層なテーマは別のジャンルにお任せします。 テーマを持って、尚且つ面白い作品が書ければ問題ないのでしょうけど、 ワシはまだまだそんな域まで達していない未熟者なので……。 ただただ「面白い物語」を書くだけで精一杯なのです。 以上、少しは参考になりましたでしょうか? まだまだ若いのですから、焦らずのんびりと頑張って下さい。 人生に無駄なし。物書きならどんな経験でも己の糧になるのです。 それでは、今日はこの辺で…… hatoさんからの意見 別に意味は必要ないのではないでしょうか? 私の方もどちらかといえば、東さんの書き方に近いキャラクターを動かして書く人なので。 それを読んだ人が「面白かった」そう思わせることが出来ればそれでいいのでは? 少なくともそう考えています。 というか、キャラクターが自分で動いてその事象に関わっていくのなら、 自然と意味は生まれてくると思います。 私が優先するのはキャラクターの動きです。 その為だったら設定やストーリの予定だって変えていきます。 むぎ茶セットさんからの意見 部屋の整理をしていて、小学校時代の答案用紙を発見してしまいました。 四十五点? あははははは。どうも、こんばんわむぎ茶セットです。 私は小説を書き始めたのは中一の頃だったな~、と思いつつ指を走らせます。 正直な話、テーマなんてまったく全然考えずに書き始めるむぎ茶セットですが、 一つだけ守っているものがあります。 物語としての『意味』ではなく、登場人物たちの『意味』を想って書け、です。 作品の『テーマ』とか『意味』はとても抽象的で表しづらいものだと思うんです。 けれども、キャラクターは違います。 要するに、『このキャラクターは○○○の為に存在している』というのを忘れないように、 私は小説を書いています。 ……時々、忘れてしまいそうになるんですけどネ! 朔日神無さんからの意見 こんばんは、朔日です。 度々、クッキーに名前を忘れられます。 中二ですか。私も中二ですよー。 作品に意味が込められないのはよくあります。 私も東さんと同じで、「こんなセリフいれたい」とか「こんなキャラ書きたい」とか、 そっち方面にばっかり集中してしまいます。 ですが、話に意味を込めすぎてキャラがおろそかになっている話より キャラが立っている超くだらない話の方が、面白いような気がしませんか? 童話「大きなかぶ」がその典型です。 あれは、すげえでかく実ったかぶを、引き抜くだけの話です。 かぶを引っ張るときの「うんとこしょ~どっこいしょ~」という独特のフレーズ、 あれ、耳について離れません。 意味を込めるよりも「どれだけ印象に残せるか」が問題だと思います。 意味の込められた作品が一番良い、というなら、 全国各地の校長先生のお話をそのまま書いたほうがいいでしょう。 私はもうとにかく自分が書きたいと思ったものを書いてます。 書いてて嫌になるような話は絶対に書きません。創作意欲落ちます。 自分が「これは面白い!」と感じたネタを書けばいいんです。 ですが、以前友人に、これは完璧自己満足。だけど完成したから見て貰いたい。 というような心境で、作品を無理矢理押しつけたことがあったんです。 そしたら一人で勝手に納得したみたいで 「大切な物って失わないと気付かないんだよねェ…」と感想くれました。 ……結局、意味なんて殆どが読者の後付なんですよ。 四方祐樹さんからの意見 小説を書き始めたのは中三だったな~と、何だか懐かしくなります。 風林さん、こんばんは。四方です。 テーマですか。自分も去年の夏にぶち当たりましたので、なんだかそのお気持ちが解ります。 元々自分も風林さんのように『こんなキャラを書きたい!』とか 『このシーンは絶対に入れたい!』というような心意気で小説を書いていましたので。 当時は自身の中でファンタジーブームだったのですが、 それを(投稿用だったので)一度先生に見せた時、 「で、この作品で読者に伝えたいことは?」と聞かれて固まりました。 以来テーマを持つようにはしているのですが、 ……それでも今までとストーリーの作り方が変わったかといえば、そうでもないですね。 自分はテーマを持つことも大切だと思いますが、 それ以上にその作品自体の楽しさが重要なのではないかと思いますよ。 ラノベとかを読んでいても、テーマっていうのは『コレだ!!』と出されていないように感じますし、 やはり読者に楽しんでもらうっていう方を優先しているように感じますし(自分だけか?)。 テーマっていうのはその作品のちょっとした、 それこそ料理の隠し味みたいなものであればいいと思います。 テーマだけでごてごてした小説は、読んでいてもあまり楽しめないような気もしますし。 それでももし気になるようでしたら、ちょっとしたことでもいいので頭の隅にテーマを描けばいいと思います。 もしくはその作品を通して、主人公とかキャラがどのように変化していくかとか、 あとはキャラの持つ信念とか。 その程度でいいと思います。まず優先するのは描きたいキャラクターとストーリーですから。 なんか乱文な上に長文ですみません。 ではでは、失礼しました。 みつきさんからの意見 東 風林さま、はじめまして。 なんでも、つまらないと感じることはやめてしまうが吉です。 そんなことを続けていたって、誰のためにもなりませんから。 それがどうしてもやらなきゃいけないことなら、どうすれば楽しくなるかを考えて、 つまらなさをなくしていかないと駄目ですね。 で。 創られた物語に、他者をも納得させるような『意味』を持たせることが出来るのは、 自分の書くべきことをしっかりと掴み取っている書き手だけです。 東さんの中には、「書くべきこと」がしっかりとありますか? なければそれを探す必要がありますし、あれば、それをまだまだ深く掘り下げていくために、 たくさんの経験や勉強が必要になってきます。 どちらにしろ、道のりはまだまだ遠そうですね……。 くじけずに頑張ってください。 で、やっと本題に入ります。 >皆様の作品を作る際に何を優先的に考えているのかを、参考までにお聞かせしていただきたく~ 私の場合は、「人の心が大きく動く様を書きたい。一体どうしたらそれが書けるか」 ということを優先的に考えて作品を作っています。 それが、私が小説を書く際の大きなテーマの一つなので。 で、その次に、「どうしたら読者に楽しく読んでもらえるか。そのためには何が必要か」を、 これも大切な優先事項として考えています。 前者については、私が書きたいと思っているテーマが変わればまた違ってくると思いますが、 後者はたぶん、人に読んでもらいたいと思って書く限り、一生変わらないでしょうね。 それではこれにて、失礼させて頂きますね。 Sierraさんからの意見 初めまして。Sierraと申します。 何を優先しているか……今のところ私は 「主人公がどう変化するか。そして変化するために必要な行動を表現すること」ですかね。 テーマは説教する物ではなく読者に考えさせる物だと思っているので、 表現するためにはどういう展開にすれば効果的か、 と言うことが私の今の課題というか、考えていることです。 テーマを表現するためのストーリー展開方法や、 テーマと、それに関する貴方の言いたいことをしっかり研究するべきだと思います。 テーマを表現するために登場人物に取らせる行動や言動、状況など、 テーマを表現するための方法・技術を研究すること。 それから、テーマや方向性、主人公が出す結論などをはっきりと明確化しておくことだと思います。 テーマや言いたいことをきちんと明確化しておけば、 登場人物の方から話しかけてきてくれるかもしれないですし。 あ、テーマ表現の技術に関してですが、 ダヴィット社の「シナリオの基礎技術」 ちなみに、 >どうしても自分の書きたいシーンやキャラクターにばかり頭が行ってしまいます。 (こんな台詞を入れたい、こんなキャラクターを出したい等) と書かれていらっしゃいますが、 書きたいシーンを意識しすぎて固執してしまうようだと感じたら、気をつけた方が良いです。 ストーリーがかみ合わなくなったとき、ずるずると書きたい物を引きずってしまい、 いつまで経っても完成せず、技術は向上しないわ気分的に苛立つわ飽きてくるわでやっかいです。 現時点でのプロットと、書きたい物を融合させていって、さらにアイディアを深めていくのが良いと思います。 現にちょっと前まではまってました(笑)。 それでは、失礼します。 トミーさんからの意見 こんばんは、返信でこんなことを質問するのはどうかと思うのですが…… テーマって何なんでしょうか? 定義付けが難しいです。 俺が思ったことをただ綴りますとコードギアスってありますよね。 あのテーマは俺が一言で表すと『黒い主人公』だと思うんですよね。かなりの偏見まじりで。 話は変わりますがテーマというものはその物語での軸だと思います。 ですから書いている途中でその軸をずらしてしまうとあまりいい作品にはならないと思います。 コードギアスも最後まで主人公は黒かったですし……続編まだかな~ だから俺からの意見としましては、 安易なことで話の軸をずらしてしまうようなことは絶対にしてはいけないと思います。 軸がずれないで程度にならOK。 もしどうしても軸がずれてしまうのなら一から話を作りなおしたほうがいいと思います。 人の意見です。聞き流してもいいですよ。 でぶっちょさんからの意見 はぁ~ぁ~い。 どうも、こんばんわ! 初めまして。 仕事でいつも深夜帰りのでぶっちょと申すものです。 では、私の意見を述べさせていただきます。 > 私は小さい頃から、もちろん中二になった今も小説やらマンガやらを書く事が好きだったのですが…… どうしても自分の書きたいシーンやキャラクターにばかり頭が行ってしまいます。 別に良いんじゃないですか? 描きたいキャラクターやシーンを出すために何が必要か、 正しく理解できているかが問題でしょう。 逆説的に考えてみましょうよ。 > なので『君の趣味は分かったけど結局何が言いたいの?』という作品になることもしばしば…… (今では大分落ち着きましたが…… これは多分、根本的にテーマを勘違いしているから起こるんでしょう。 でぶっちょの場合、だいたいテーマは、 『人を笑わせる』 ですから。んでついでに 『愛』とか、『友情』とか混ぜ込めますけど。 それより気になるのは、 > 仕方なくテーマから決めて意味のある物語として綺麗に終わらせようとすると、 書いていて面白くないのです。 これ、これの部分です。 一体どんな終わり方させているのですか・・・。 綺麗である必要は無いですけど・・・。 チャーシューメン頼んだのに、チャーハンが出てきたらあなただって怒るでしょ? 『チャー』 しかあってねぇ!! って。 つまり何が言いたいかというと、終わり方というのは過程の結果なので、 結果から決めて先走ると何もする気が起きないんですよ。 逆説的に考えられないのなら、頭から考えるのが吉です。 > 皆様の作品を作る際に何を優先的に考えているのかを、 参考までにお聞かせしていただきたく思い書き込ませて頂きました。 勿論、自分の好きなことですよ。 後、どうやったら他人を自分の世界に引き込み。 『キャー! でぶっちょさん素敵ぃぃ』 『お金払っちゃうぅぅぅ!!』 って言わせるかっていつも考えています。 自分ならどんな物に、どんな話、どんな考え、どんな形、どんな娯楽になら金を払えるか? とかを考えながら書いてます。 本当は、『自分』じゃなくて『世間』を考えて作るのが良いんですけど、 世間で物を考えて作っているとモチベーションが上がらないので、自分優先で書いてます。 技量もまだまだ青いですから、世間を考えるのはプロ作家になってからで良いかなって思ってます。 仕事でいつも世間のこと考えてるもんで・・・まだ、小説は仕事になっていないから・・・。 以上。長文失礼! J さんからの意見 個人的に「テーマ」はそのキャラクター達の「生き様」だと思うので、 最初から最後まできっちり物語を描ききることが出来れば、 テーマなんてものは勝手に付いてくると思っています。 では何故テーマがあやふやになるのか、 それは物語の進行をキャラクターに任せすぎているのではないかと思う訳です。 小説を舞台で喩えるならキャラクターは役者、設定は背景、そしてプロットは台本です。 いくら一流の役者さん(魅力的なキャラクター)と言えど一から十までアドリブでは出来ません。 ですから役者であるキャラクターがその持ち味を生かせる舞台を作ること、 それが監督である作者の腕の見せ所と言う訳です。 一番書きたいシーンを最高に盛り上げるために、 あえてその前のシーンは我慢して盛り上がりを抑えに抑える。 最初と最後で同じ選択肢を用意してまったく逆の選択をさせることで登場人物達の成長を際立たせる。 或いはどんな絶望的な状況でも普段とは変わらない信念を貫き通させる。 要はどう魅せるか、だと自分は考えます。 そのへんの技術的な部分はこちらのサイトをどうぞ。 「あらすじ.com」 http://www.arasuji.com/ そして幸い我々趣味の物書きと言う職は、書き上げたあといくらでも推敲と言う名の改変が出来ます。 中二ならばまだまだ先は長いのですから、 今は小奇麗に纏めるよりも若さと情熱に任せてただ書くのがいいかと思います。 ひょっとしたら別の物語を書いてる最中に、 前の物語に命吹き込むための鍵がふっと浮かんできたりもしますしね。 別の作品で使ったキャラクターや設定を組み込めば、 一気に作品全体が引き締まるなんてことはよくあることですから。 へのへのさんからの意見 はじめまして~。 ふだんROMってばっかですけど、思い切って投稿してみました~。 わたしはテーマを決めてから物語を考えるタイプなんですが、 やっぱり、それにこだわりすぎると、物語自体がびみょ~になることが多いです。 だから、事件とかはテーマに関係してるといえなくもない、くらいのものにして、 それにテーマに関する悩みや過去を抱えた主人公などなどを立ち向かわせます。 それで主人公が勝手に悩んで、絶望したり成長したりして、最後の方で事件と絡めてドンチャン…… てな感じで書いてます。まあ、だいたい主人公が空回り気味なんですが。 え~、自分のやり方を書いただけになっちゃいましたが、気が向いたら役立ててください。 それでは失礼しま~す。 鳴海川さんからの意見 質問に質問で返すようですみませんが、訊かせてください。 どうして「意味」のない作品になるんですか? それは他でもない、東さんが何かしらの「意味」を持って書こうとしてないからでは? そもそも、あなたにとっての「意味」とはなんですか? どんなものなんですか? あなたが「書きたいもの」は、何なのですか? まずはそこをハッキリさせるべきだと思います。 本当に「意味」があるものを書きたいならば、そういう意思をもって書いているならば、 上手下手は関係無しに書けるはずです。 書けないのは、あなたがその「意味」を持っていない。 もしくは、あなたが書きたいというその「意味」が、何なのか判ってないからなのでは? 「そうではない」と言うなら、何故書けないんですか? 書けるはずですよ? 駄作以下の駄作しか書けない自分だって、 少なからず自分なりの「意味」を持った作品は書けるんですから。 >どうしても自分の書きたいシーンやキャラクターにばかり頭が行ってしまいます。 それの何が悪いんですか? 書きたいものを書かずして、何を書けと言うんですか? あなたの質問は矛盾しています。 あなたは、書きたいものがあるから書くんですよね? 書くことが好きだから、書いているんですよね? だったら、書きたいことを書けばいいじゃないですか。 書きたいこと以外のものを書けと、あなたは誰かに命令されているんですか? 違いますよね? >仕方なく・面白くないのです。 仕方なく? 面白くない? 何を言ってるんですか。 仕方なく書くなら、書くことが面白くないなら、もう書くのなんてやめちまえ。 そんなふうに「仕方なく」、「面白くない」ふうに書かれた作品なんざ、誰も読みたかねぇよ。 作者が「面白い」と思えねぇもんを、読者が「面白い」と思うわけないだろうが。 >綺麗に終わらせようとする 綺麗に終わらせる必要が何処にあるんです? 何故、綺麗に終わらせなければならないのですか? あなたはプロではないのでしょう? だったら、無理矢理綺麗に終わらせる必要なんて無いじゃないですか。 プロだって、そんなことは必要ない。 書きたいものを書いた。自分の「意味」をしっかりと持って、書き上げた。 綺麗な終わり方とか、「意味」とかは、そのオマケ程度についてくるものじゃないんですか? 自分は、「無一物」という言葉を信念にして書いてます。 無一物とは、「仏に会えば仏を殺せ。祖に会えば祖を殺せ。 何者にも囚われず、ただあるがままの己を貫き通せ」という教えです。 (参考:一迅社出版、峰蔵かずや著「最遊記」より) 誰それのため、なんて甘いことは考えない。自分が書きたいから、自分の書きたいことを書く。 それが俺の書き方です。綺麗な終わり方とか、読者に「面白い!」と言ってもらえることは、 そのついで以外の何者でもありません。 ……長々と駄文を失礼しました。そして、途中取り乱して申し訳ありません。 「なんにも知らない糞ガキが、偉そうなこと吠えてんじゃねぇよ」程度に聞き流して頂ければ幸いです。 では。 優奈さんからの意見 初めましてこんにちわ。 そういうふうに、自分を見直すことができているのなら、だんだんと改善できるようになると思います。 作者の書きたいシーンは読者も読んでいて楽しいものです。 東さんは誰かに作品を読んでもらったことはありますか? なければ、誰かに読んでもらって指摘してもらいましょう。 そう思い詰めるほど、悪い作品を書かれているかどうかはわかりませんよ。 それとも、読んでもらった方にそう言われたのでしょうか^^; 私が優先しているのは読みやすさ、だと思います。 独りよがりの文章をなくそうと努力はしているんですけど、なかなか客観的に読めない部分もありますね; それでは、優奈でした。 まだお若いと言うことで、執筆活動頑張ってくださいね。 Squallさんからの意見 小説において「テーマを持たせる」とは 「未だ答えをだせない問いに物語を通して作者の考えを示す」ことだと私は捉えています。 まず、あなたが普段宗教や科学、戦争・生命などについてどのように考えているか整理してみましょう。 その中から一つ、今あるキャラクター・描きたいシーンと合致するものを選んでください。 次に、世界観を構築する際にあなたの考えとは違う価値観を持った人物や、 国もしくは宗教を登場させます。 そして主人公にはあなたの持っている考えを持たせて、 物語を通して価値観を対立させながら最終的に解決に導きます。 これはヘーゲルの弁証法を基にしたモデルです。 (対立する二つの主張を出してより高次な考えを導き出す) 思想書や宗教にある様々な世界の捉え方は参考になるものが多いので、 図書館なので図解付きのものを読むことを勧めます。 あなた独自の考えが出せれば「意味のある作品」が書けるはずです。 地底人Tさんからの意見 (なんか投稿する癖がついてしまいました、ま、枯れ木も山の賑わいで・・・・・・) 東風林さんは川端康成の小説とか読んでみると参考になると思います。 川端は新感覚派と呼ばれ、 作品の意味云々よりも自分の書きたい物事を書き連ねるタイプの文豪でした。 (物語性重視の谷崎(?)と論争があったとか、なかったとか)。 つまり「綺麗」「美しい」「描きたい」と思うものを書き、 その中で内容的な連なりが自ずから主題になっていたりするわけで。 思考的な意味がなくとも、感覚的な主題で作品にまとまりを与えることはできます。 もし良かったら参考にしてください 昂流さんからの意見 2013/04/30 私の話をさせてください。興味がなければ読み飛ばしていただいて構いません。 小6の時、夏休みの課題で小説を書いたことがありました。 ああだこうだとアイデアばかり膨らみながらも全く書かず、気づけば残り1週間。 とりあえずシーンやキャラクターの落書きの中から、一番気に入ったものを引っ張り出して書いてみました。 当時の私は、とにかく子供の視点で読んでワクワクするものが書きたい!と考えました。 いいアイデアを思いついた私は、1日で、小説の6割を占めるそのシーンを一気に書き上げました。今では考えられない速さです……。しかし、速かったなりに、”ワクワク要素”であったこの部分にはかなり気合が入っていました。 ここで、当時かなりのマザコンだった私は、主人公を独り身にするという設定のために死なせてしまった主人公の母を放って置けず、最後に主人公が天国の母へ向けて手紙をしたためるシーンを入れました。 こんな行き当たりばったりで書いた作品を提出したところ、なんと学校で地域のコンクールに出品され、けっこう良い賞をいただいてしまいました。 驚きましたが、自分の作品を読んでワクワクしてくれた人がいたのだと思い喜んだ記憶があります。 ところが、地域の新聞に載った講評を見てみると、本題以外の小さな部分、上記の母に手紙をしたためるシーンなどが主に褒められていました。 作者が最も気持ちを入れたシーンは「子供らしい好奇心」の一言で済まされていたのでした。がっかりしましたね。 長くなりましたが、つまりは、「意味」なんてあとから読んだ人がつけるものだと思います。 それが作者の意図した箇所と全く違うこともありえるという良い例かと。 しかし、「絶対揺らがせたくないもの」は一つ決めた方がいいかもしれません。私はこれを最重要視しています。 例えば、キャラクター個々人の中にある信念や、作中で権威となる設定でしょうか。 (「○○は最強」という設定なのに、○○が何度もピンチに陥るのは違和感がありますよね?) 花見団子なんかは、一つ一つの団子をきれいに作るのはもちろん大事ですが、最後には串を通して形を整えないと売れませんから。 逆に、中心にしっかりと串が通っていて、それが読み手を納得させられるものであれば、バッドエンドだろうが後味悪かろうが評価してもらえるものになる可能性は十分にあります。 長文失礼しましたm(__)m |
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