第4研究室 創作に関するQ&A 315P | トップへ戻る |
竹島和季さんからの質問 2007年
 魔法陣について
 
 こんにちは皆さん、いつかの竹島です。
 皆さんの中で「魔法」、もしくはそれに該当する概念が存在する場合。
 その中でいわゆる「魔法陣」の役割はどういったものになるなのでしょうか?

 最近のアニメなどを見ていると。魔法のエフェクトを際立たせたり、
 場を盛り上げたりするのによく魔法陣が演出として使われていますよね。

 しかしこの文字列とは、具体的にはどういった効果があるのか?

 また、この魔法陣が直接「魔法」となるのか?
 それとも間接的に他の媒介を通じて効果を及ぼす「間接魔法」なのか?
 また両方の場合、その線引きはどう引き。どう分けるか?

 等々。
 魔法を見てなんとも不毛な疑問が湧いてしまった次第です。

 個人的な意見ですが、自分は「魔法」が好きです。
 しかし、どうにも魔法のこういった「あやふや」な部分は自分の性分において認められないようです(汗)
 「魔法」に対して理由を求めるのはいささかバカらしいとは思いますが、皆さんはどうお思いでしょうか?


●答え●

雷さんからの意見
 魔法陣――すなわち魔法円は、聖と魔を分かつ結界であり、
 またこの世界と異なる世界をつなぐ扉でもあります。
 図形や文字にはひとつひとつ意味が込められており、
 それらを組み合わせた魔法陣は、いわば世界の縮図です。
 魔法陣を描くこととは、世界の真理を理解することであり、
 そして世界そのものを変容させる行為です。

 ……と、大袈裟に言ってみます。雷です。

 悪魔召喚の魔法円や仏教の曼荼羅、ネイティブアメリカンのゴーストダンスなど、
 円ないし輪というものに特別な意味を見出す文化は数多くあります。

 魔法陣も、これら「円に対する信仰」の流れを組むものでしょう。
 僕はそう解釈しています。



 んで、僕が想像する魔法では、魔法陣はチョークや炭ペンで描きます。

 それは魔力を持つとされる文字や図形を組み合わせたものであり、
 同時に、魔法の手順や呪文の言葉を記したカンニングペーパーです。
 純粋に魔術師が使う「道具」でしかなく、「魔法そのもの」ではありません。

 しかし魔法陣を描くことで精神が研ぎ澄まされ、魔力が高まることも期待できます。
 書道で墨を磨るのと同じ原理ですね(いや違うだろ)。

 だいたい魔法陣と呪文は、術者が精神を集中する手立てとして登場します。
 高階梯の術者ほど、陣を描いたり呪文を唱えたりしなくなります。


 僕からは、だいたいこんなところです。
 参考にしていただければ幸いです。


ぬここぬこさんからの意見
 私が知る限り、確か魔法陣というのは、結界を生み出すものです。
 つまり、魔法陣の内側が結界の内部、というわけです。

 
 例えば、悪魔を呼び出して使役する場合、魔法陣の中に呼び出すことで、
 悪魔を結界に閉じ込めたり、逆に術者が結界の中に身を置いて、
 悪魔を呼び出すことで、呼び出した悪魔から、害を受けないよう、身を守るというわけです

 ファンタジー的使うとしたら、例えば自分の使った魔法の威力に自分が巻き込まれないように、
 魔法陣を張ったり、あるいは結界の内部だけに、
 魔法の効果がある、といった設定に使われるのが、一般的ではないでしょうか。

 とは言え、これはあくまで一般論ですので、発想の赴くままに、設定を作ればよいと思います


狐さんからの意見
 はじめまして、狐と言うものです。面白い質問だなと思いまして書き込ませて頂きました。

 魔法的要素については個人的な意見を言ってしまいますと、好きにしてください。
 知ったこっちゃありません、自分で考えろ。と言った所です。

 ただ、それでは身も蓋もないんで自分の今書いてる小説を例に紹介させて頂きますね。
 多分竹島さんの意図する魔法陣について、自分の場合魔法は魔術と称してるんで魔術陣と称してます。
 それで、その効果としては言霊による詠唱と並行して、
 指先なり杖なりで描くってシーン挟んで行う魔術の補助技術として取り入れてます。
 魔術陣の描き方一つで効果が上がったり、はたまた抑制できたり。
 基本的な扱いは言霊だけだと、待機中に魔術が弱まるのを魔術陣を経て発射する事で、
 威力を詠唱してすぐ発動と変わらない威力にする、程度の設定です。

 あくまで一例として挙げただけで、魔法なんてあやふやなものです。
 きまりなんてありません。個性です。
 好きに設定して好きに使わせて、好きにルール決めてやればいいんです。


 それでは。
 ぞんざいな意見で申し訳ありません。


南さんからの意見
 久しぶりな気がします。南です。

 魔法ってのは千差万別で作者が決定するものですから一概には言えませんが。
 南的に魔法陣は面に対する魔法です。
 魔法陣の中にいると防御力が上がるとか。
 別に文字配列とか形とかにそこまでこだわりは持ちません。
 どちらかと言えば魔法の詠唱とかも嫌いなタイプです。

 ではでは失礼。


みつきさんからの意見
 竹島和季さま、こんにちは。

 魔法陣というと、イメージ的には『相撲の土俵』を思い出しますね。
 丸く囲ったそこだけ、特別な聖域になる、というか。
 文様や図形、文字などは、多分、ただの飾りなんだろうなー、とか、そういう感じです。
 術者のサインのようなものとか、ある種の覚え書きのようなものとか。

 それではこれにて。


卯月さんからの意見
 携帯からこんばんは。卯月です。
 私も魔法好きです。魔法陣も普通に使いますね。

 私の場合は魔法陣=設計図または指示書みたいな感じに設定しています
 文字列はそのまま指示や構成を示します。
 役割としては実際に発現させるに当たって世界と自分を繋ぐ中継装置です。
 自分の頭の中に組み上げた理論、つまりは魔法を魔法陣として転写して、
 現実世界に影響を及ぼす感じで。
 魔法陣が直接魔法になるかについてはなります。

 猛勉強すれば使えるので、年齢低くても大丈夫かなという考えの結果こんなんになっております。
 以上、最近魔法って詠唱なくしただけで随分お手軽になるなーとか思う卯月でした。


ひろっさんさんからの意見 2012/07/28
>召喚
 とりあえず、よくある召喚する際の魔法円について。
 今では魔法円(=魔法陣)から召喚されるっていう表現が多いですが、本来あれは召喚した悪魔から身を守るためのもののようです。
 つまり、結界で内と外を隔て、外側に悪魔を召喚するというわけですね。

 ついでに正しい魔法円は、同心円の隙間に文字を書いて、四方に内側を向いた二等辺三角形が配置されるもののようです。
 イメージ絵しか見たことないので、なんて書いてあるのかわかりませんが。

 有名なカバラの『生命の木』は、人間や天使の立ち位置を示しているとか。
 それにどんな力があるのかっていう話は聞きませんから、もしかするとそのものには何の力もないのかもしれません。

 後は、風水や陰陽術の八卦陣とか。
 あれは細かい方位を示しているようですが、よく知りません。

 私が知っているのはこの程度です。
 まあ、最近の小説や漫画の場合、魔法も大抵創作ものですから、細かい原理まで知る必要はないと思います。

 それでは。

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