第4研究室 創作に関するQ&A 343P | トップへ戻る |
桔梗さんからの質問
 どうすれば伏線をうまく張れるか?
 
 初めまして、ハイエナと申します。
 伏線とはどうすれば面白く張れるんでしょうか?
 いままで、何度か挑戦したのですが、おもしろく描けません。
 どういうタイミングで、どういう感じに張ればいいのでしょうか?
 アドバイスヨロシクお願いいたします。


●答え●

結城 ゆうきさんからの意見
 文では伝えるのも理解するのもとてもとても難しいです。
 ですので簡単な方法をとりましょう。

 プロの作品を模写すれば万事解決。習うより慣れろ、という奴です。

 それでは、結城 ゆうきでした。


クロウドさんからの意見
 えー、語るのは難しいですが、ヒントを。
 友野詳氏いわく、

『最初から伏線を考えるなど、プロでも大変な事。
 だから、序盤でなんでもいいから、余計な台詞や描写を書き込み、
 必要になってから読み返し繋げてしまえ。消化出来ない小ネタは推敲で削除できるのだから』


 との事です。

 他には、一話完結している掌編・短編をひとつ書いて、その続編を書く練習があります。


 ええ、前作から使えるネタを引っ張り、展開させるのも伏線なのですから。
 例を出すと、前作の団欒シーンで『ゼリーが嫌い。トラウマがあるから』と言ったキャラがいたとします。
 続編でスライムが出て来てパニック。
 さて、続編だけでは、何故パニックしたかわかりませんが、前作がある事で読者は納得できるはずです。

 うーん、上手く説明できませんが、ヒント程度に。


蒼波菜月さんからの意見
 初めまして、蒼波です。
 
 結城さんと被りますが、プロの作品を研究してみては?
 のちの結果から照らし合わせ、どこがフックになっているのかを確かめれば、
 コツがつかめてくると思います。



南志紀さんからの意見
 どうも、南です。
 果たして根本的な解決になっているとは思いませんが。

 伏線とはその後の展開をそれとなく仄めかすもので、
 つまり読者に疑問を持たせれば勝ちだと思います。
 これといったタイミングがある訳ではありませんが、
 予想外な行動をとらせる事で読者を引きつける必要はあると思います。

 そしてその行動があとになって、そういう意味だったのか、
 と読者を納得させる事が出来れば成功なのでは、と思います。


峰しずくさんからの意見
 こんにちは。

 クロウドさんのカキコに全面的に賛成です。
 必要になったら読み返し、あとから繋げてしまえ、です。


 そもそも、伏線なんて無くたって、小説は成立します。
 それより、キャラの魅力を深く伝える、テーマを深く掘り下げる、
 その場その場でのストーリーを盛り上げる、などなど、
 小説を面白くして読者を夢中にさせることをまず考えられてはいかがでしょうか?

 伏線はあとからついてきます。
 

 というのは、キャラというのは構想段階で出来上がるものではなく、
 書いているうちに作者の中でもより鮮明になってくるものですし、
 ストーリーもプロット段階で完成するものではなく、書いているうちに物語は転がってゆきます。
 当然そこには、それ以前に書いた部分が下敷きになっているわけで、
 それが重層的に重なり合って、キャラもストーリーも出来上がっていくわけです。

 そしたら自然と、書きながら「あ、ここは伏線にしといて、あとでこういう回収の仕方をしよう」
 と思いついたり、「あ、これは以前書いたアレが伏線となって、こうなったんだな」
 と自分でもあとで気がついたり、ということになりますよ。


マギウス あひるさんからの意見
 初めまして、あひるです。

 知り合いだった某ラノベ作家曰く、
 狙った伏線は機能しない
 何気なく書いた文の方が伏線になってたことがある
 のだそうですよ。


 口酸っぱく言いますが、まずは完結させてください。
 そして推敲の時に、少しだけ会話に織り交ぜたり、ぽとんと地の文に落としたりするんです。
 そのくらいがちょうどいいらしいですよ。


飛車丸さんからの意見
 伏線には三種類あります。

一、一つの伏線が一つの事象に繋がる
二、一つの伏線が多数の事象に繋がる
三、多数の伏線が一つの事象に繋がる


 使い方にも三種類あります。

い、作品の大筋に関与する伏線
ろ、ダミーとして効果を発揮する伏線
は、別の伏線へ繋げるための伏線


 作り方にも三種類あります。

A、適当に散りばめて回収し、使わなかったものは消す。典型的な長編向け
B、綿密な構成を練って、効果を計算して配置していく。典型的な短編向け
C、書き切って、ラストから逆算して散りばめる。長編・短編どちらでも可


 推理小説やホラーなど、オチが極めて重要な作品ならば、伏線の使い方がとても重要になります。
 しかし現行のラノベに多く見られるストーリー重視の作品ならば、伏線にさほどの重要性はありません。
 前者を目指すならば、ロジカルな思考力を鍛えること、ですね。理詰めの構成が命になってきます。
 後者を目指すならば、まずはそれ以外の点を気にした方がいいです。
 文章が矛盾無く繋がってさえいれば、ある程度は勝手に伏線が張られているものなので、
 ストーリーの起伏、キャラ立ち、世界観の設定、文章力などを鍛える方が有意義となります。


朝水 翠さんからの意見 
 まあ、結果から考えるのが妥当でしょう。
 その後、どの時点で方向性というかこの辺を中心に話が進みますよー、
 みたいなのを伝えるかは書くときに考えれば良いでしょう。

 性格の問題かもしれませんが実際、あのときの雑談で出てきた
 『最近どこどこが痛くて……』っていうのは伏線だったのか?
 というぱたーんは大して面白く感じません。
 そんな小手先だけの伏線ではあってもなくても大して変わらないと思いますよ。

 やるんだったらストーリー全体をリンクさせた壮大な伏線に挑戦してみてください。
 物語り全体が感覚的に言うと韻をふむ感じの。
 大変そうかもしれませんがプロット作り的にはそのほうがわかりやすくて良いです。

 なんかわけのわからない文章になってしまいましたが、

 小さな伏線 → そういえばそんなのもあったな……
 大きな伏線 → 未知の力の真相はいつわかるんだ? →
 何! ここで七年前のあの事件からアプローチをかけるのか? → 
 あの時はたしか未知の力が覚醒して…… → 
 やはりここでも未知の力が覚醒した!→ 
 そうか! 未知の力ってのは……

 大きいほうが書くほうも読むほうもお互いわかりやすくていいでしょって話です。
 超乱文失礼しました。


へっぽこ仮面さんからの意見
 私は結果から入ります。
 簡単に言えば、まず伏線など無視して作品を書き上げます。
 そして、後半の展開に合わせた伏線を前半に付け足すのです。
 連載では無理ですが、応募作品などでは使えると思います。
 
 この時気をつけるのは、伏線は出来るだけさりげなく出すこと。
 これまで多くの方が述べられたように、伏線はその結果が出て初めて
 「あ、あれが伏線だったんだ」と気がつくのが理想です。

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