第4研究室 創作に関するQ&A 369P | トップへ戻る |
鳩さんからの質問
 言葉選びが気になって続きが書けません
 
 久しぶりに書き込みさせてもらいます。鳩です。
 毎度のことながら訳の分からない長文ですいません。

 小説を書いていると、どうしても言葉選びが気になって続きが書けなってしまうんです。
 「この言葉を使うと文のリズムが悪くなっているな」とか
 「この言葉だと情景がうまく表現できてないな」とか……
 書き直しても「やっぱりこの言葉じゃだめだ」という悪循環に陥ってしまいます。
 それを続けているうに結局冒頭から一歩も進めなくなってしまい……

 ただ単に私の文章力が低かったり語彙が足りなかったりするだけかもしれません。
 ですが私自身とても困っています
 なんとか改善できる方法があったりましたら、教えていただけると幸いです。
 ご返答よろしくお願いします。


●答え●

アノニマス・カワードさんからの意見
 カワードです。

 とりあえず、細かいところは無視して最後まで書き上げる事をお勧めします。
 言葉選びなんて、後からでも十分修正できますからね。


 まずは、物語を完結させる事の方が重要ではないでしょうか。
 それに、言葉なんてどんな表現をしても、好き嫌いが分かれるものですからね、
 人によっては平易な方が好きだって人も居るわけです。
 こういった細かい部分で先に進めなくなってしまうのは、本末転倒ではないでしょうか。
 まあ、自分の書いた文章って、
 本当にこれで大丈夫なのかと心配になるのは当然かもしれませんけどね。

 素敵な物語が出来上がる事を祈っています。
 それでは、お互いにがんばりましょうね。
 でわでわ。


桜花さんからの意見
 はじめまして。

 作品は完成させてナンボの物です。
 誰だって書き途中の代物を見せられて良い気分はしないでしょう?
 アドバイスといえるほどの物ではありませんが、気分を変えるくらいの言葉を送ります。
 鳩さん以外の人間が読者です、鳩さん自身がどう思ったところで読者にはまるで関係のないことです。
 悩むのなら、感想を言われてから悩むべきです。


峰しずくさんからの意見
 こんにちは。

 そうですね、ご本人がおっしゃるように、文章力や語彙力の問題だと思います。
 しかしながら、英語の勉強で経験があるかと思いますが、
 単語や熟語や慣用句をたくさん知っていても、英作文や和文英訳のときに、
 うまくいかなかったり、しっくりこなかったり、なんてことがありますよね?
 あとで、回答例を読んで、「あ! この単語なら知ってたのに。この言い回しなら、知ってたのに!」
 というのは、よくあるのではないでしょうか?

 これと同じで、頭の中のイメージを、ぴったり表現できる文章や単語が、すっと出てこないわけです。
 (知っているにも関わらず、です)

 これに対する対策は、慣れ、と 感性を磨くこと、くらいしか私は思いつきません。
 
 だとするなら、他の方が書いておられるように、「とにかく書き上げること!」と、
 「誰かに読んでもらって指摘してもらうこと」が良いと思います。

 ただ、誰かに読んでもらっての指摘ですが、それは「批評」よりも、
 「私ならこうする」と、書き直してもらうのがよりベターかと思います。
 書き直してもらうことによって、二者を比較できますから、ダメな部分がより鮮明になるのです。


 また、添削者は作者ではありませんから、誤解をして、
 違うニュアンスで書き直してしまう場合があります。
 それはそれで貴重なのです。
 なぜなら、「作者の意図が伝わっていない」ことが明らかになるからです。

 なら、より伝わるようにするには、どう書くか?
 より詳細に書かなくてはいけないような気になったりもしますが、
 添削者の書いた文章も参考にしながら、書き直していくと、
 実はもっと端的な表現が見つかる場合もあります。

 さて。

 ひとつだけ、確実なことがあります。

 「この言葉を使うと文のリズムが悪くなっているな」とか
 「この言葉だと情景がうまく表現できてないな」とか、
 気づいて悩まれる方は、確実に上手になる方です。がんばってください。



安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
 それは論理型の人間が陥ってしまう部分です。
 
 感性型は自分のリズムがしっかりあるので、ぽんぽんぽんと書いちゃって、
 他の人に「これは暴走だろ」と言われる節があります。

 解決方法は最後まで書ききることです。

 後ろは振り返らないで前だけを見ましょう。
 そして書き終わったら、全部に修正をかけます。
 もしくは他人に見せて、ダメだと言われたら直せばいいのです。
 そうでないと永遠にそこを彷徨うことになります。
 はっきり言って修正前の方が良い可能性も部分部分ですがあるはずです。

 取り合えず突っ走って書き上げて、
 自分で悪い部分を全部把握してから一から書き直すのが良いと思いますよ。

 面倒かも知れませんが、自分だけで悩んでいたらそこは底なし沼です。



神原さんからの意見
 こんばんは、拝見したので、ちょっと別のアプローチを(笑)神原といいます。

 言葉が問題なのなら、『類語辞典』というのが売られていますので、
 それを買って、同じ意味の違う語句を調べるといいかもしれません。

 短いですが、それでは。


どてかぼちゃさんからの意見
 こんばんは。どてかぼちゃと申します。

 改善できるかどうかは分かりませんが、いくつか提案を。

 まずは「音読してみる」ことです。

 読んでいて心地のいい文章は、リズムよく流れていくように読めますよね。
 リズム感と語感の良さを確かめてください。

 「難しい言葉を使わない」で書いてみる。

 
 逆に縛ってあげるんですね。
 中学生ぐらいの一人称で書くと、
 やたらに難しい言葉は使えなくなりますので、
 分かりやすい言葉で書くことが出来ます。

 質問の内容や状況はよく分かりましたので、
 文章力が低いなんてことはありませんよ。

 具体的な添削が必要なら、添削掲示板へどうぞ。
 いつもはあちらにいますので。
 では、頑張って下さい。


魏延さんからの意見
 僕もしょっちゅうそうなって、長編はついぞ書き上げたことがないヘタレですorz

 そんな僕の経験ですが……

 気付いたら治ってます。

 病も気から、という言葉が当てはまるかどうかは分かりませんが、
 気になるから気にしてしまう、という面もあると思います。
 放棄した自作をしばらく後に読み直してみると、
 文章自体はそこまで悩むほど壊滅的でもなかったりするんです(自分の中では)。
 筆を折らない限り、気にならなくなるときが必ず来ると思いますから、試行錯誤してみてください。

 ……これも僕の経験からなんですが、

 むしろ、つまらない文章しか出てこない、と思ってしまうのは、
 書いてる物語や、場面の方に問題があると思います。


 自分自身が「書いてて面白い」と感じられれば、
 文章がうまかろうが壊滅だろうがトントン拍子に書いていけるはずです。
 なかなか書きあがらない人の多くは、執筆前・執筆中に、
 書く意欲を失うほど自作を「面白くない」と思ってしまう(僕も;)そうです。
 もしも書き進められない原因がそういうところにあるのでしたら、
 ひとまず、整理された物語よりも、自分の書きたい物語を作ることが至上だと思います。

 もちろん「書きたい物語」と言っても、完璧主義に走ると泥沼に陥ります。


 アマなればこそ、締め切りのない毎日で、好きなペースで書きたい話が書けるわけですし、
 プロを目指すという点では遠回りになってしまうのかも知れませんが、
 書けなかったら見切りをつけて、次の話を練り始めるのもひとつの方法だと思います。

 お互い、がんばりましょうm(_ _)m


安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
 魏延さんの発言を見て、あっ抜けていたと思ったので、追加。
 場面に問題があるというのも実際あります。
 
 そして場面に問題がある場合、プロットの段階で問題があるのと、
 それを膨らませた時に膨らませきれていないかのいずれかです。

 
 自分でその場面を想像しきれていないと、
 「あれ? 何か違うぞ?」とどうやっても描写不足になってしまいます。
 
 情景が上手く描写できないのは、
 文章力ではなく設定力や想像力に問題がある場合が意外と大きいのです。


 一度全部書いてから見直すと抜けている部分が結構わかったりするわけです。
 何処が足りてなくて何処が多いのかが。
 それが一度書ききってから書き直すことを薦める理由です。

 そんなことを言っている私が一番盛大に重要な所を抜かして投稿してたわけですがね……。
 うーむ、まぁそんな感じです。


黒尻尾の駄猫さんからの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラなりの答えを残します。

 こだわりを持つことはよいことです!!!!

 明確な締め切りのある「お仕事」なら、
 最低限のクオリティー維持の範囲内での妥協も時に必要でしょう。

 しかし、そうでない文章なら悩み倒さなくて、どうしましょうか?!

 まあ、それでスランプのドツボにはまってアレですが^^;;


 時にオイラはプロットを普段は書きません。
 イメージを外部出力して整理する時間があったら書き出したほうが、オイラにはあっているのです。

 ですが、鳩さんはどうでしょうか?
 プロットは書いてますか? 書いてないならプロットを書いてみてはどうでしょうか?
 もしプロットを書いているなら、より詳細にシーンを詰めてみてはどうでしょうか?

 言葉に詰まったりするのはイメージが固まっていないせいではないかとオイラは思うのです。

 シーンがすでに明確にイメージできているなら、
 後からそれを言葉でなぞるのにそれほど迷わない気がします。
(もちろん、2〜3候補があって、それを迷うというのはあるでしょうが)

 もし、明確にイメージに沿う言葉が思いつかないなら、辞書を引いてもいいし、
 似たようなジャンルの映画とか小説を見てもいい。

 たった一つの言葉にこだわる。でも、それが漠然としたイメージから模索するのか、
 明確なイメージから探すのではぜんぜん意味合いが違うと思うのです。
 いま、書き進めようとしている作品のイメージはどの程度明確でしょうか?


                         ではでは


飛車丸さんからの意見
 ない、と言えるかも知れません。

・文章力の基礎は語彙にある。


 物書きにとっての語彙とは、絵描きにとっての絵の具と同じです。
 現状の鳩さんは、

 「青色の絵の具が無い状態で青空を描こうとしている」

 といったような感じです。
 青色が適切であるのに、藍色や紺色や水色を使っているため、
 「あれあれなんだかおかしいぞ?」となっているわけですね。
 
 これを脱する最良の手段は、青色の絵の具に当たる「言葉」を手に入れること。
 つまり、語彙を増やすことに他なりません。

 
 無論、語彙を増やすだけでは解決しないのですが、
 鳩さんは既に自分の文章が持つ「違和感」に気付いています。
 ですので、語彙を増やして表現の幅を広げていけば、かなりスムーズに克服できる問題だと思うのです。

 で、語彙を増やす具体的な方法は、辞書を引くことですね。


 知らない単語、あいまいな覚え方をしている言葉、勘違いしているかも知れない言葉などを、
 辞書を引いて正しい意味をしっかりと身に付ける。
 また、神原さんが挙げておられる類義語辞典なども併用すると、
 より効率的に語彙を増やすことができるのでオススメです。

 といっても、ただひたすらに単語を覚えるのではなく、
 単語とその意味を結びつけて覚えるようにすることが重要。
 機械的な作業に陥ってしまわないよう注意したいですね。

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