第4研究室 創作に関するQ&A 430P | トップへ戻る |
うぃーさんからの質問
 魔法の名前の付け方
 
 どうも、うぃーです。
 
 ファンタジーで魔法を登場させようと思っているのですが、魔法にどんな名前をつけようか迷っています。
 一応自分で考えてみました。

 1、英語にしてみる。
(例)ファイヤー・ボール

 2、漢字で表してから英語のルビをふる。
(例)火の玉(ファイヤー・ボール)

 3、漢字で表してからカタカナでルビをふる。
(例)火の玉(ヒノタマ)

 4、呪文を唱えるだけにする。
(例)「マミムメ メラメラ ホホイのホイ」
   「火の玉よ現れろ」

 他に良い名前のつけ方やアドバイス、感想などがありましたら、教えて下さい。


●答え●

紅月知花さんからの意見
 これってオリジナルのファンタジー小説を書くときに一番楽しい作業じゃないですか!
 誰かに聞くなんてもったいない!

 片っ端から辞書で関連語句の単語を調べて名前を作ってください。

 英語だけでも
 fire(火)、 flame(炎)、blaze(勢いの強い炎)
 さらに火からの連想で
 ignition(発火)、bomb(爆弾)、blow(爆破)、explosion(爆発)、blast(爆風)

 ちょっと和英辞典引くだけでこれだけの候補が上がります。
 ドイツ語やフランス語あたりの翻訳サイトで同様の単語を検索すればさらに候補は増えるでしょう。

 魔法を登場させようと思ったら、属性・効果・発動条件・効果範囲などなど考える事は山ほどあります。
 そしてそれらを考える事こそ、ファンタジー小説を書く楽しみでもあると私は思います。
 世界観や基本設定が決まれば、おのずとふさわしい名前も思いつくのではないでしょうか?


かなTさんからの意見
 名前なんてどうでも良いようにも思うけれども、カッコイイ名前は往々にして人を魅了します。


 シュレーディンガーの猫、カルネアデスの板、モホロビチッチ不連続面、アスペルガー症候群、
 熱力学第二法則、ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン……。
 覚えたてのころの僕は、要もないのに
 「アスペルガー、アスペルガー…」などと言いまくってたような気がする。
 
 そんな僕は、おそらく『カッコイイ名前を見ると思わず覚えてくちずさみたくなる症候群』なのでしょう。
 
 そういう僕からすると、御例示のうち、比較的に思わずくちずさみたくなるのは、
 1の「ファイヤー・ボール」です。全然そうならないのは、4……。



鮫さんからの意見
 これを見る限り、「どうやって名前を『決め』ようか?」ではなく、
 「どうやって名前を『書こう』か?」ということで悩んでいるように見えるのですが?

 この並べ方では、既に「火の玉」という名前が決まっていて、
 その決まっている名前の「ルビの振り方」に差がある程度で、名前それ自体は全部一緒です。
 ようするに、太朗という名前の子供がいる。

・太朗
・たろう
・タロウ

 どう名札に書こう? という問いです。

>魔法にどんな名前をつけようか迷っています

 という本来の意味での「ネーミング」の悩みであるなら、
 「火の玉」に対して「火球」「燃える指先」「龍皇火炎撃」「ヒートブラスト」「シリウスの矢」などなど、
 どんなバリエーションの発想があるか?
 になると思うのですが……?
 ようするに、太郎という名前ではありきたりだ。

・一郎
・勇
・アキラ
いっそ
・花子

 他にどんな名前をつけよう? という問いです。

 いったいどちらに悩んでいるのでしょう?

 まあ、前者にしても後者にしても、最終的にぶっちゃけた言い方をすれば
 「好きにすればいいでしょう」としか申せませんが……。
 究極的には『センス』の問題でしかないですから。実際のものを見てみないと何とも言えない。
 
 それに、作品に合うか合わないかもあります。
 一方の作品では、例えば「火の玉」という名前がひどく場違いであっても、
 他方の作品では「火の玉」という名前がベストマッチだったりもします。


 ……と、これだけでは助言にも何にもなりませんので、
 後者の「本来の意味でのネーミング」に関して一つ。

・その作品の世界観の中で、何者が「名付け親」なのか考える

 という手段があります。

 魔法を生み出した過去の偉大な魔術師
 魔法を世に普及させた有名な研究家
 魔法を管理している結社や国家機関
 自分だけの魔法を使う、他の誰にも真似できない天才魔法使い

 それぞれの立場で、それぞれの都合で名前を決めるでしょう。
 例えば、魔法の素になる素材があるので、そのままそれを魔法の名前にしよう、とか。
 例えば、専門用語だらけの覚えにくい名前より、魔法の効果だけを的確に表した簡単なものにしようとか。
 例えば、発明されて登録された順番に発行される番号で管理されている、とか。
 例えば、たまたま目に付いた花の名前にしよう、とか。

 後は、「その作品の世界観で一番メジャーのものに統一する」とか、
 「それぞれが勝手に言ってるだけで統一しない」とかの作中での取り扱い手段が変わるだけです。

 作者の都合を作品に取り入れるのではなく、
 作品の中から自然に産まれるものを見つける、という方法ですね。



最終列車さんからの意見
 どうも。

 個人的な意見で申し訳ありません。そして、少々失礼になることを先に謝っておきます。

 僕の考えは、そもそも、魔法自体が時代錯誤ではないか? というものです。
 ファンタジーでは必ずといっていいほど魔法が出てきますが、
 魔法は映像化されないとおもしろくないのでは、ないでしょうか?
 ゲームで魔法が出てきたら「かっこいいなあ」ですが、
 文字表現では「よくわからない」の場合が多いと思います。

 ……こう書いてからではなんですが、魔法は呪文を唱えずに

・手をかざす
・杖や剣などの武器を向ける
 
 などではどうでしょうか。


雷徒さんからの意見
 どうも、雷徒です。

 さて、うぃーさんの候補中であれば個人的には2です。

 私の好きな作品、奈須きのこ作品や禁書目録などがそうなので(笑)
 少年マンガでもそういう技名を漢字で表記して英語のルビをふる手法多いですし。
 魔法の名前を口にするなら私は断然2です。


 まあ、魔法の名前や呪文を唱えるかどうかも含めて最終的にうぃーさんしだいです。
 自分がカッコいいと思う手法で書いていきましょう。

 と言うか、呪文や魔法の名前を唱えることに意味があるかどうか、
 設定段階で決めてしまう必要があると個人的には思うのですが。
 意味があるなら唱えなければならないわけですし。


粕谷さんからの意見
 こんばんは。
 粕谷と言います。

 質問の答えからずれているかもしれませんが、私が前に書いたやつでは、
 「魔法に決まった個な名前はなく、それを使うのに詠唱みたいなものは必要ない」という設定でした。

 なので同じ火の魔法でも、キャラごとに「火炎」や「火柱」みたいに違う名前で呼ばせていました。
 名前をつけずに使うキャラもいたと思います。

 参考になれば幸いです。
 それでは、失礼しました。
 頑張ってください。


石野 叡洸さんからの意見
 魔法魔術大好物なアキヒロです。この手の質問には答えられずにいられません。
 ……なんでいっつも試験期間に魔法系の質問が立つかなぁ、とか思ってみたり。

 自分は脳内で満足して殆ど書かない(描きはする)どう考えても物書きとは言えない人間ですが、
 魔法の脳内世界2つに魔術の脳内世界も2つあるので、
 それぞれについてどうしているかを列挙してみます。ぁ、以下<>内はルビです。


 魔法世界そのいち。
 火球<ファイアーボール>、氷結<フローズン>、
 冷凍波<アイスバーン>、星光撃<スターライト・ストローク>
 例2と同じ作りですね。平仮名片仮名を使わず、ルビは英語、上級の魔法ほど名前が長いです。
 凝りすぎないよう、テイルズっぽくならないよう、出来るだけ簡素な漢字と英語を使うようにしています。

 魔法世界そのに。
「我が元に集え水の精、欠片と成りて敵を撃て――水の欠片<Abitere Fragment>」
「燃え立つ森の精霊よ、暑き地に聳える炎の木よ。その枝に火の花を纏い、
 我が敵を突き刺せ――焼ける樹海<Fervent Forestay>」

 2+4と言ったところでしょうか。
 長ったらしい詠唱が付き、漢字に仮名が付き、ルビは造語が入ってます。
 Abitereは「水」という意味の造語で、作中何度も使い回されます。
 フォレストの後のayは、火を表す造活用形。

 魔術世界そのいち。
 「発火魔術」「結界魔術」「獣化魔術」 魔術の効果は「効果+魔術」で表します。
 「色彩術式」「署名術式」「詠唱術式」 どうやって魔術を行うかは「手段+術式」で表します。
 赤い折り紙から火を出す魔術なら、色彩術式の発火魔術、というわけですね。
 詠唱術式ならもちろん詠唱が入ります。そして大抵の魔術は「色彩+詠唱」みたいな構成だったり。
 
 魔術世界そのに。
 「我は隣人」自分を「隣人」と魔術定義し、「隣人を愛するキリスト教徒」に、
 強制的に自分を愛させる魅了魔術。
 「ミンティアロー」ミンティアを矢のように撃ち出す射撃魔術。
 前の術式、魔術という呼び方に加え、個人が勝手に付けた名前があります。
 個人定義なので法則はないです。


 とゆーわけで、グダグダと語ってしまいました。
 その他だと、ルビなし日本語だけってのもアリですね。「魔響曲・黒の章――刻限の刃!」とか。
 いっそのこと名前なんか無い、でも良いかもしれません。魔術世界そのいちは無いようなもんですし。

 それでは以上、参考になれば幸いです。そして勉強してきます。


サイラス さんからの意見
 どうも、サイラスです。
 自分で考えてというのが、本音ですが、ヒントをいくつか提示して、そこから、考えてみてください。

1、何を書きたいか。
 最近、書くことが多くなるなりましたが、自分が書きたいものがはっきりしない、
 もしくは、自信がなかったり、衝動だけで書いたりということはないでしょうか?

2、アナグラム、インスピレーションを使ってみる。

 僕が時々やるのですが、ネーミングに迷ったら、
 直感(あっ、これいいな)やアナグラムでいじってみたりすると意外といい語が浮かぶかな。

3、語彙を増やす。


 以上です。では。


ケンタッキーさんからの意見
 火?
 Kentucky Fried Chickio!!
 というのはうそで、呪文の天才JKRはこういっています。
 「私のハリーポッターにでてくる呪文は全て外国語、またはその変形版」
 そうなのだ。たとえばぼくの小説にも魔術は出てくるが...
 たとえば火はラテンの「火」で、「Flatus Fervens!」となる。

 そういう今では使われない言語でもいいですね。

 ただしハリーポッターのパクリにならないようにほどほどに。


永谷 月歩さんからの意見
 ども。はじめましてですね。月歩です。このペンネーム変えようかと思ってます(汗)

 本題ですが、魔法にランクをつけるのはどうでしょう。
 初級<中級<上級<禁術……のように。

 火炎(ファイア)<爆炎(ブレイズ)<熔炎竜(ヴォルケーノ)<地獄の業火(ヘルフレア)
 といった感じでしょうか?
 FFの ファイア<ファイラ<ファイガ<フレアみたいに。                                  初級だと火の魔法はファイアのみだが、中級になると三種類に派生…というのも面白いと思います。
 さらに、禁術はほかの魔法と差別化すると特別感が出ると思います。


ウィングさんからの意見
 簡単な英語を使えばどうですか?
 まずは炎。

 ファイア、フレイム、ブレイズ、バーニング、フレア、ヴォルケーノ、アトミック

 次は氷として。

 アイス、フローズン、コールド、フリーズ、ブリザード、アイシクル
 
 適当でもいいので、組み合わせて使えば意外といいものができるんです。
 例:アイシクルブリザード/ヴォルケーノブレイズ

 失礼しました。

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