第4研究室 創作に関するQ&A 479P | トップへ戻る |
Ririn★さんからの質問
 ライトノベル作家デビューに必要な要素
 
 初めまして。Ririn★です。
 主に鍛錬投稿室・掌編の間でお世話になっております。
 最終的には物書きになりたいと思っており、みなさんのご指導をいただいております。
 これからも厳しいながらもご指導いただければ幸いです。

 さて質問の内容になります。
 プロになりたいと思っている方へ質問です。

 「独自の文章」「独自の世界観」「独自のキャラ」……

 という観点で感想を言ったり評価を求める方が時々いらっしゃいます。
 趣味で書かれている方なら問題ないと思うのですが、
 プロを目指されている方で上記のような観点で感想を求めたり、
 感想を書いたりしいるのはどんな点を意図しているのでしょうか?

 そう疑問に思ったのは市場のニーズがない「独自」にはプロになる道がないと感じるからです。
 読者の方が面白いと感じるかどうかを聞くならともかく、
 「独自」かどうかを気にするのはプロになるために必要なことだと思えないのです。個人的に。
 そういった面で上記のような疑問が沸いてきました。
 あとお時間があるのであれば、みなさまが感じている
 「デビューに必要な要素」もあげていただければと思います。
 私は「市場のニーズを捉える感性」と「それにあわせた作品を書ける技術」だと思っております。

 プロを目指されている方はお忙しいとは思いますが、ぜひご意見を交換できればと思います。
 もちろんプロを目指されていない方でもご意見いただければ幸いです。


●答え●

REDさんからの意見

 Ririn★さん、こんにちわ。

 これは案外簡単な問題です。
 公募で求められているのは「売れそうな独自」です。我が道を行くような独自は求めていません。
 境界線は難しいですけどね、出版社によっても違いますから、
 余所でダメなものがこちらではOKとか、ザラにあります。

 で、どんな独自ならいいのかって、そんなのが簡単に判れば苦労しない話で、
 だからこそ他者の感想が聞きたいわけです。

 独自性が必要ない、というのはある意味デビュー後のこととなります。
 編集側が用意した企画に合わせて売れそうなものを書くのは珍しいことではないでしょう。
 しかし、公募ではあくまで売れそうな独自が求められます。
 市場のニーズに合わせて作品を書ける人間なら、既存のプロにいくらでもいるので、
 そちらに書かせればいいだけの話ですから。

 ハッキリ言えば編集部が恐れるのはマンネリ化であって、
 そういったところに新風を吹き込んでくれる存在を待ち望んでいます。
 それが公募だ、と考えるとわかりやすい。


こぶしさんからの意見
 市場のニーズに合わせた作品。
       ↓
 そんなこと作家志望の多くが、意図的に、あるいは無意識にやっているという事実。
       ↓
 そのせいでRirin★さんがおっしゃる『市場』に、
 ニーズに合わせた似たり寄ったりのつまらない作品があふれかえる。
       ↓
 書店にならぶ多くのラノベに「どれも同じような内容で個性がねぇ!」と多くの読者が思っている件。
       ↓
 どのラノベの応募内容にも、『個性あふれる』、『時代を変えるような〜』など、
 『独自性』のある作品を求めている事実。
       ↓
 ラノベで珍しい『経済』を主軸にした『狼と香辛料』など、独自性のある作品は評価が高い。
       ↓
 しかし、どの独自性のあるラノベ作品も、『独自性』と、
 なんだかんだで読者が求めている『テンプレ的な要素』という『ニーズ』も織り交ぜてある。
       

 結論。
<新たな切り口である『独自性』と、オタク市場にそった『ニーズ』のバランスこそ、
 『受賞を狙うプロ作家志望』が心がける創作姿勢である>


 まあ、これって結局、『受賞を狙うための安全牌』であるってだけで、
 『創作者の感性』や『書きたい作品』や『応募するレーベルのカラー』によって、
 まったく別の創作姿勢が求められるんですけどね。

 だから、『こうあるべきだ!』だなんて、断言しちゃう狭い考え方じゃ、
 作家志望として終わりじゃなかな。
 たくさんの方面がある創作に対して、何かを決めつけるなんて愚の骨頂かもしれませんね。

 Ririn★さんのおっしゃる創作姿勢では、
 読者が飽きている『ありきたりな作品』の大量生産にしかならない。
 でも、『ありきたりな萌えラブコメが読みたいんだ!』っていうニーズは、かなり大きいですからね。

 何かを否定的に考えるのではなく、
 何かを肯定的に考えるのではなく、
 もっと広い視野で考えを巡らして、
 ゆっくり書くべき作品を見つける。
 それが一番大切なんじゃないかと。

 って、読書専門のぼくがいわなくたって
 作家を目指すみなさんなら、そんなこと当たり前ですよね?

 ちなみに、「独自の文章」「独自の世界観」「独自のキャラ」……
 という観点で感想を書く人っていうのはですね。

 上記であげたとおり、
 「どれも同じような内容で個性がねぇ!」
 って思ってる方々じゃないのかな。

 それは、Ririn★さんが感じている、
 「市場のニーズを捉える感性」と「それにあわせた作品を書ける技術」
 という読者に媚びたやり方を続け、『独自性』を蔑ろにした結果なんだと思いますね。

 どっちが正しい。
 そんな断定的な考え方をしないことが、一番重要じゃないかとぼくは思います。
 どちらも取り入れるべきです。


飛車丸さんからの意見
 何かの要素を本気で追求してみたら、いいのじゃないでしょうか?
 既存のニーズに合わせるってのも、とことんまで突き詰めれば一つの独自性になりますから。


 そこまで行かなきゃ、ただの劣化コピーで終わるだけです。


ひすいさんからの意見
 どうも、ひすいと申します。

 うーん、その「独自」の種類や程度によってさまざまだとは思いますけど……
 市場にニーズのある独自って、どんな独自なんですか?
 なににニーズがあって、なににニーズがないんでしょう?
 独自とは、そのひとだけが持っている、ほかとは違う部分、
 つまりほかのひとには真似出来ないようなそのひと特有の部分ということです。

 その「独自」が読者に気づかれないような微々たるものであったり、
 読者の理解出来ないようなものであるならまだしも、
 そうでないならば、その人特有の要素はおおきな武器になるとは思いませんか?
 そもそも「市場」が求めているもののなかに、今までになかったような要素、
 その人にしか考えつかないような要素、つまり「独自性」が含まれていると思うのです。
 誰にでも考えつくような要素なんて、市場はそれほど積極的に要求してませんよ。
 したがって独自のものを身につけることは、決して無駄ではないと思うのですが……。

 すくなくとも感想を求めている側は、自分が独自だと思って書いたものが、
 はたしてほんとうに独自なものなのか、もしかしたらほかのひとがすでに使っている要素ではないのか、
 そしてその要素が、作品を面白い方向へと引っ張っているのか、
 といったところを確かめるために求めているのではないかと思います。

 で、私は「常に新しいものを求めていく気持ち」「満足しないこと」それと運が、
 デビューに必要なんじゃないかと思います。


 ニーズに応えるのも大切ですけど、あまり意識しすぎると逆に
 「読者・市場に媚びている」ような作品になって、逆効果じゃないかなぁ、と私は思います。

 では。


せとかさんからの意見
 評価シートには『オリジナリティ』という項目があります。
 基本的に新人賞で求められているのは既成概念を吹き飛ばす勢いなわけです。建前は。
 趣味で書くなら独自性の有無もニーズも気にしないで好きに書けばいいですが、
 賞を目指すなら既製品と似た物しか創れないのは不利となります。

 独自性って要は『自分にしか創れない面白味』=強味のことなんですね。

 あと、ニーズの後追いよりは、ニーズを先読み又はニーズを生み出せる力の方が重要かと。


ぽろろさんからの意見
 ちわっす、プロ目指してるぽろろです。どこかで、

 「大賞は本当に面白いオリジナリティ溢れた作品、金賞以下はニーズにあった売れる作品を選ぶ」
 というのを聞きました。

 
 金賞以下はRirinさんの言う「プロ」を選び、
 大賞に関してはREDさんの言う「新しい風を運んでくれるプロ」を選ぶらしいです。
 
 この「新しい風」は、ただの「プロ」では書けないからこそ価値があるのです。
 もちろん文庫お抱えのプロから「新しい風」が生まれる場合もありますが、
 確率を上げる為に賞金をつけて外部から新しい風を吹き込ませようとしているらしいです。

 そして、どこかのファッション雑誌の編集者さんが、
 「あのファッションが流行ですが、このファッションもどうですか?」
 という雑誌を作ることを心がけているらしいです。
 
 せとかさんが書いている「ニーズを生み出すプロ」、
 つまり「今までにない面白い物を読者に薦めるプロ」というのが上に書いた
 「新しい風を運んでくれるプロ」であると思います。

 つまり「ツンデレもいいが無口キャラもいいぜ」という作品を書くのが大賞で、
 「ツンデレっていいよな」という作品を書くのが金賞以下らしいです。
 大賞がいい訳ではありませんし、金賞が悪い訳ではありませんが、
 少なくとも大賞ではそのような作品を選んでいるらしいですし、
 その大賞に選ばれる要素というのが、独自性なりオリジナリティなりになるんだと思います。


 「デビューに必要な要素」ですが、おそらく全部必要です。
 文章力も世界観もキャラもニーズもオリジナリティも。
 

 ついでに言えば、ニーズはニーズでも必要なのは「レーベルにそったニーズ」が必要だと思います。
 読者のニーズを考えるのは作者じゃなくて編集者です。

 そんな感じで。
 ……ところで、自分は電撃文庫でのデビューを目指してるんですが、
 電撃文庫のニーズって何なんでしょうね、色々なジャンルが入り乱れて訳分からん。


みつきさんからの意見
 Ririn★さま、こんにちは。

 皆さんは、『独自』=『いかに売れ線ニーズから外れているか』という意味で言っているのではなくて、
 『独自』=『作者の個性の発露として認められるか』という意味で使ってるんだと思いますよ。

 『個性』は小説を仕事でやっていくのにとても大事な売りになるものですから、
 それを持つのは何の問題もないと思います。

>みなさまが感じている「デビューに必要な要素」もあげていただければと思います。

 そうですね……『いろんな小説を読み慣れた編集者や選考委員の作家先生たちが、
 思わずビックリしてしまうような面白い小説が書ける』ことが大事かなーと。
 あと、『表面的な「市場のニーズ」の奥にある、「読者が本当に求めているもの」を深読みして、
 そのニーズを半歩先取りできる能力』とか?

>「市場のニーズを捉える感性」と「それにあわせた作品を書ける技術」

 正直、そんな書き手って掃いて捨てるほどいるんですよね……。
 勝負カードが、そういった『誰でも出来ること』一枚しかないとしたら、それにプラスして、
 『そこそこの面白さ』と『神業的手の早さ』ってのが何より要求されます。

 
 一定レベルの完成度を保ちつつ、一ヶ月で文庫本三〜四冊分くらい書ける手の早さがあれば、
 どこかで拾ってもらえるかもしれません。
 実際、そういう風に隙間にねじ込んでいく凄腕ライターさんもいるにはいますよね。
 でも、そういったポジションって競争が激しいですし、一定レベルのものは書けない、
 手も遅い、という人は最初から、スタートラインにも立てないままに弾かれちゃうといいますか……。

 それではこれにて。


魏延さんからの意見
 んー、そもそも僕たちモノ書き志望は、発信者である以前に受信者です。
 好きな小説、好きな漫画、好きな音楽、好きな映画、好きな人、好きな仕事、好きなスポーツ……
 そういったものにインスパイアされながら、自分も作品を生み出していきます。

 どんなモノ書きさんだって、名作や良作、人気作に触れつつ感性や個性を形成していくのですから、
 売れ筋からかけ離れた独自の感性、なんて稀有なモノを持ってる人なんていないと思うのです。
 売れ筋からかけ離れた作品ばっかりインプットしてればそうなるかもしれませんが。

 なんやかんや言っても流行のモノはウケがいいです。
 とりあえずツンデレ出しとけ、戦闘美少女出しとけ、みたいにしたってけっこう受け入れられます。
 けれど、そんな流行に物足りなさを感じた場合は、
 自分の手で物足りなさを埋め合わせればいい、
 ただそれだけのことじゃないでしょうか。

 漠然と、流行に不満や物足りなさを感じてる人はたくさんいます。
 が、
 どこに不満を覚えるのか、どうすることで不満が解消できるのか、
 ということになれば千差万別、十人十色だと思います。
 「ありそうでなかった! これは斬新!」を狙うのです。

 流行の要素を否定したり、ひっくり返したり、追従したりするのではなくて、
 流行の要素を、自分の感性に従って“改良”する、
 ……というのがベストなんじゃないかなぁと、僕は個人的に考えてます。

 「豊かな感性」とか「独特の感性」とかならあると思いますが、
 「売れる感性」とか「売れない感性」っていうのは、たぶんないと思うのです。

 感性に従って書いたのに受け入れてもらえない、って場合は、
 単に作品を制作する技術が不足してるだけじゃないかな、と。



ぱるるるるさんからの意見
 論評とか、よく言われるんですけどねー。
 独創的なアイデアを期待するってw

 それは、新人賞の選考をしている人達ってのは、とてつもなく本を読んでいる人達なので、
 送られてくる、ほとんどの作品に対してマンネリと言うか既視感を覚えてしまう訳です。
 ですので、とんでもない設定とか、とんでもないアイデアと言うのは、
 実力以上に評価を受ける事があり、新人賞突破の近道だと考えられます。

 どこかの選考委員の論評で書いてありましたが。
「どの作品も同じように感じる。まるでマラソンで同じコースを走っているようだ。
 スピードとタイムを競うなら絶対プロには勝てないので、
 自分のオリジナルの道を切り開いて欲しい」と、いった事でした。


 まぁ同じコースを走っても、他を圧倒する程のスピードを出せるなら、それはそれでいいのですが。
 それを目指す場合は、毎日毎日、一日中書いているプロに追いつくのは大変でしょう。

 と、ここまで書いて、じゃぁ独創的でオリジナルがいいのか?
 って言えば今度はなかなか売れない。と言うジレンマに陥ります。
 もしくは、デビュー作で一発どまりになります。
 
 つまり新人賞で求められている作品と、
 プロで求められる作品は違う!と言う事に気づかないとダメです。

 はっきり言って、プロになったら王道を書いていいのです。
 でも、新人賞は王道を送っても取れません!


NTさんからの意見
 「独自の文章」「独自の世界観」「独自のキャラ」……
 新人賞を目指して努力なさっている方なら、言葉通りなんだと思いますよ。
 独自のものが良いという訳ではないですが、目は引きますから。
 大抵の人は、俺の書く物は凄いって言ってよ! っていうのを必死に隠しているだけです。
 独特なものって言われるのが好きな方なのでそっとして置きましょう、感想を書くだけ無駄です。
 
 プロになるに一番必要な事は、
 高スピードである程度のクオリティを持った作品を書き続けることだと思いますが……
 市場のニーズなんか編集に任せておきましょう。
 彼らは一応そういうのを読み取るプロですからね。
 そういうのを読み取るセンスの無い編集に当たってしまったら諦めましょう。

 昔どっかに涼風だったかの編集だった奴が、失敗ばかり繰り返したと自慢して話題になりましたが、
 編集でも俺Sugee! と思う人間がいるもんです、プロに知り合いがいる俺カッコイイみたいな奴が。
 話がずれましたけども、私の意見は真ん中くらいに書いてある通りです。
 作品を超スピードで書けるようにすることが大事だと思いますよ。


tikuさんからの意見
 Ririn★さん、こんばんは。
 tikuと申します。

 とても興味深い感想がたくさん寄せられているので、
 ちょっと別の角度から回答を書かせて頂こうと思います。
 私の意見は、みつきさんのご意見と全く同じでしたので、重複箇所は省略致します。

 個人的に物凄く引っかかったのはRirin★さんのおっしゃる「市場のニーズ」という言葉でした。
 理由は

1・市場のニーズは多様化し続けていること。
2・市場のニーズは創るものであるということ。

 以上の二点があると、私は思っているからです。

 Ririn★さんのおっしゃる「市場のニーズ」という言葉が、
 何か絶対的なもののように読み取れたので、そこに引っかかりを覚えました。

 Ririn★さんのおっしゃる「市場のニーズ」は、過去のもののような気がします。
 ある批評家が新聞で「ああっ女神さまっ」と「まもって守護月天」が同時期にアニメ化された時、
 「今年のニーズは、一人暮らしの男性の家に女神なりなんなりの美少女が何人も現れる物語だ」
 というようなことを、大真面目に書かれていました。
 いろいろと引っかかりを覚える批評でしたが、正直、批評としては間違っていないようにも思います。

 それは批評は過去のものだからです。
 すでに作り手が創り、受け手が受け入れ終わった作品を、
 批評・分類したりすることがお仕事ですから、それで良いと私は思うのです。

 ただ作り手である作家は、みつきさんがおっしゃるように「半歩先」であるべきだと思います。
 芥川賞・直木賞の設立者の作家菊池寛先生も
 「時代の半歩先を行け」というようなことをおっしゃったそうです。


 正直、市場のニーズを「後追いした」、ただ文章が上手いだけの新人の作品を、私はまず買いません。
 私なら、茅田砂胡先生の「レディ・ガンナー」シリーズとか買います。
 安定した筆致、熟練した技術によるストーリー、要所要所に面白さがちりばめられて、
 どんでん返しまであります。けど、ヒットしたという話は残念ながら聞いたことがありません。
(個人的には結構好きな部類の作品ですが)
 ぱるるるるさんのおっしゃるように「スピードとタイムを競うなら絶対にプロには勝てない」と思います。

 残念ながら、ネットであらすじや感想を読めば、けっこう内容が予想できます。
 逆に、たとえばネットを使っても中身が予想できなかった作品に『狼と香辛料』があります。
 この作品は、時代の半歩先を行っているように思います。

 『狼と香辛料』以前に、市場のニーズは、「経済」でしたでしょうか?
 同じような例ならいくらでもあります。(「スラムダンク」以前にバスケ漫画はなかったこととか。)

 この「半歩先」という考え方は、決して昨日今日できた考え方ではないと思います。

 じゃあ、「半歩先」ってなんだんだ?
 と言われそうなので、少しだけ自分の考えを述べます。
 例として『狼と香辛料』を挙げます。
 仮にこの作品が、ただ「経済」を扱っただけの作品なら、一歩も二歩も先に行きすぎ、
 もしくはニーズから大きく逸脱してしまっていたかもしれません。

 ただし『狼と香辛料』は、ホロの独特の口調、
 (独特の口調をもつのは、大衆文学はともかくライトノベルではよくある手法だと思います。)
 また、たなぼたといえば言い過ぎかもしれませんが、
 よくあるひょんなことから美しい女に出会うというような定石を踏まえています。

 新しいことを始めると、先に進みます。
 では、逆に古くからある手法や定石を踏まえると、「さがっている」といえるかもしれません。
 ちょっと進みすぎたら、ベタな内容を入れて、少しさがってみるとか。

 私の考える「半歩先」の考え方は以上です。

 Ririn★さんの疑問の「デビューに必要な要素」の中で私がもっとも大事だと思うのは、
 「半歩先」であることだと思います。


 ただデビューするだけなら、半歩先ではなく、「後追い」や「追従」でも十分可能だとは思いますが、
 個人的には、アニメや漫画など娯楽が無数にある時代では、ヒットさえも難しいように思います。

 「ニーズに合わせた作品を書ける技術」は、あまり考える必要がないように思います。
 プロのラノベ作家の方は、まずプロットなりあらすじなりを、
 自分の担当者に話して、GOサインをもらってから書き始めることが多いようですし、
 担当者がニーズに合っているか否かを判断することも多いのではないでしょうか?

 一読者としては、半歩先を行く新しい作品を常々読みたいと思っております。
 プロに向けて、頑張って下さい!


Ririn★さんからの返信(質問者)
 沢山のご意見ありがとうございました。
 まだご意見くださるかたもいらっしゃると思いますが、
 「市場のニーズ」が曖昧だったので論点がぶれたと思い、まとめさせてきただきます。

■市場のニーズを捉える感性
 これは現在の市場のニーズのこと、未来の市場のこと、潜在的なニーズのことを指しています。
 要は「いつ」とか「どこ」とか限定していないということです。
 複数の意味に取れるように書いてしまってすみません。
 でも、みなさんのレスから分けて考える必要がありそうだったので分けてみようかと思います。

1)現在の市場のニーズ
 すでに形成されたニーズのことです。
 これを探るには売れている本を読み漁ったり、流行の情報を集めたりすることが定番だと思います。
 しかし、ここの市場を追う場合、情報鮮度がいくら良くても小説を出す頃には、
 少なからず鮮度は古くなるという問題を抱えています。
 ということは定番に落ち着くようなニーズを拾う必要があります。

2)未来の市場のニーズ
 これから形成されるニーズのことです。
 これを探るには教育やホビーのトレンドを追ったり、
 技術の流れを予測するスキルが必要になると思います。
 一般的にはニュースを見たりするわけですが、
 テレビのニュースだと情報鮮度が古いので専門誌や過去の研究成果から、
 時代の流れを見極める必要があります。
 教育やホビーのトレンドを負うのはライトノベルのターゲットである中高生がどんな環境で育ち、
 どんなことに興味を持つのかということを探るためです。

3)潜在的なニーズ
 すでに形成されているが、市場には認知されていないニーズのことです。
 これを探るのは非常に難しく「運」に頼っていると言えます。
 自分の面白いと思ったことが『たまたま』市場に受け入れられたとかそんな感じです。


■市場のニーズをいつ捉えるか

1)デビューしてから
2)編集任せ
3)デビュー前から
 (市場のニーズを補完する)
 (ニーズから外れて目立つ)
 (時代のニーズを先取り)
4)ニーズなど関係ない
  (市場のニーズに振り回されない)
  (市場のニーズを汲んだものは独自性が少ないのが多い)
  (ニーズではなく創意工夫が必要)
  (超スピードの執筆能力の上にある程度のクオリティが必要)
  (ニーズに限らず何かを突き詰めるべき)


Ririn★さんからの返信(質問者)
 デビューに必要なもののまとめです。
 みなさんのご意見を勝手にまとめますと、下記の2点が重要になりますでしょうか。

・ニーズを先取りできる能力
・クオリティを伴う執筆スピード


※「運」も複数の方が上げていただけているのですが、
 それを認めると虚しいだけですので外させていただきました。
(選考している方も人間ですから一生懸命考えて選考しているのに、
 くじびきで決めたみたいなこと言われたくないと思いますし。曲解かもしれませんが、そう読めました)

■ご意見
・ディンゴさん
 市場のニーズを捉える感性・オリジナリティ

・REDさん
 売れそうな独自

・せとかさん
 ニーズを生み出せる力

・ひすいさん
 常に新しいものを求めていく気持ち、満足しないこと、運。

・ぽろろさん
 (全部だが、強いて言えば)レーベルに沿ったニーズ

・こぶしさん
 市場にはない独自性(?)

・みつきさん
 ニーズを先取りできる能力

・飛車丸さん
 何かを突き詰めること

・魏延さん
 「ありそうでなかった! これは斬新!」

・河田さん
 商売目線

・ぱるるるるさん
 とんでもないアイデアなど(プロになる時点) →スピードと質(プロになってから)
・NTさん
 高スピード、ある程度のクオリティ

・tikuさん
 ニーズを先取りできる能力


安眠妨害禁止区域在住の猫さんからの意見
 これはあるゲーム会社筋の方から伺った話です。

 「そこそこ売れて、そこそこ人気を取れる商品」は、
 既に成熟したクリエーターに任せたほうが百倍安定しているし、信頼出来る。
 プレゼンも成功し易いし、実際そこそこ売れる。でも大ヒットは難しい。


 だから、新人に求めるのはプロが余りにも馬鹿らしくて噴飯してしまう「素人の価値観」。

 「こんなのやれるわけねーよ」でも新鮮で俺達には考えも及ばない馬鹿を欲している。
 プロとアマはどうして違うし、プロにアマは勝てないけど、
 逆にアマにプロは勝てないんだ。ということでした。

 それは新人賞も同様だと思います。
 なので、新人賞でデビューを狙うなら、未完成の大きな器を目指した独自路線。
 逆に裏口デビューを狙うなら完成した小さな器で既に安定した生産性を見せる。こういう形でしょうね。
 どちらも一長一短ありますが、出来るなら大きく大器晩成の器を持ちたいものです。


玖乃さんからの意見
 誰もあげられていなかったので、デビューに必要なものを加えたいと思います。
 先見の明と技術その他もろもろに加えて、

 将来性です。

 技術的に新人賞を取るレベルじゃなくても、将来性があれば担当つきますよ。
 それからお芽めが出るかどうかは、本人の努力次第ですが。
 この一応担当ってのがまたクセモノなんだよね。
 デビューしてるわけじゃないのに、他の賞に送るのがためらわれるっていう話だよ。

 ではその将来性ってどうすれば身につけることができるのでしょうか。
 これは本当はみなさまに丸投げしたいところなのですが。

 才能はあるに越したことはないです。
 でも、中途半端な才能は、努力を怠る原因になるのでいらないと思いましょう。
 飛び抜けた才能があれば文句はないですけど。
 将来性っていうのは、体の中に眠っているものではなく、
 獲得しようとする努力によって勝ち得ることのできるものです。
(そう思わないとやってらんないよね)

 具体的にはラノベ以外のところから知識を吸収する。

 ラノベを馬鹿にするつもりは毛頭ありません。書いてみたら難しいことがよく分かります。
 でも、ぶっちゃけラノベしか読まずに小説家になれると思いますか? 
 そう思っている方がいたら、かなり甘ちゃんじゃないかな。


ディンゴさんからの意見
 市場のニーズと言うのはアマチュアのうちから考える必要はないのじゃないでしょうか?

 
 それよりも他の皆様がお答えの通り、実力、他を逸脱する個性、運など、
 そう言った面が重要なんじゃないでしょうか。

 そもそも、編集者はアマチュアに『売れる小説』を求めているようには思えないんですよね。
 売れる『かも』とか売れ『そうな』と言った面には着目するでしょうが、
 まだ出版も決まってなければデビューも決まっていないようなアマチュアに、
 確実に『売れる』小説を求めてる人なんて居ないんじゃないでしょうか。

 ともあれ、『売れる小説』を書くより、面白い小説、個性ある小説を書くぐらいの、
 アマチュアらしい勢いがあった方が、審査をする編集者の方々の目に留まりやすいんじゃないかな、
 と思ったり。

 ではでは。


せとかさんからの意見
 せとか的解釈とまとめ。

1・現在のニーズ(後追い)

 すでに売れてたりして、読者にはっきりと認識されているニーズ。
 これを捉えるのは比較的簡単です。すでに形が見えてるんですから。
 このニーズを捉えられる作家なんて掃いて捨てるほどいます。本当に。
 いわゆる王道とかもコレ。手堅いですが、ありきたりゆえに扱いが難しい。
 相当な文章力が求められます。

2・期待されるニーズ(先取り)
 はっきりとした形は確立していないけど、
 こんな感じのがあったらいいのに、と読者が期待しているニーズ。
 だいたいは1からの派生。なにか足りないから足して欲しい、みたいな。
 「1」と比べて捉えるのは難しいです。
 要望はすべて取り入れているのに「なんか違ーう」……服選びでもよくあります。
 でも、うまく形になれば、受け入れやすいし売れやすいです。
 プロを目指すならこのニーズを捉えるのは力は身に付けたいところ。
 でも、このタイプの作品は貴方が書かなくてもいつか誰かが書くでしょう。

3・まだ生まれていないニーズ(生み出す)

 まったく独自の作品。今までなかった、新しい! と言われる作品。
 例に挙がっている「狼と香辛料」のように、ラノベに経済、のような組み合わせの新しさも含む。
(実際、まったくの独自性なんて現実にはほとんどないですし)
 受け入れなければ単なる奇抜。受け入れられれば時代の革命。
 ……なんていうのはオーバーですが。
 ハイリスクハイリターン。でも新人賞ではコレを求めてます。建前は。
 売れた者勝ち。いまはニーズがなくても、売れればニーズの先駆けとなるでしょう。
 これを生み出すには一に感性、二に創意工夫、でしょうかね?


 例えて言えば。
 猟をするとき、
 獲物が今いる場所を狙うのが、「1」。
 獲物が逃げる場所を予想して狙うのが、「2」。
 罠を仕掛けておいて獲物がそこに逃げるように追い込むのが、「3」。
 といった感じでしょうか。(ちょっと違う?)


浮世ノ時雨さんからの意見
 こんにちは、浮世ノ時雨です。以後よしなに。
 
 独自な観点を持つ。
 これは作品を書く上で重要な点です。
 万人が見る世界がみな同じではなんら変化のない淋しいだけの世界と言えるでしょう。 
 恋愛はどこか似ているが十人十色であるが故に形や結末は様々。
 それはみな独自に努力しているからではないでしょうか?
 
 好きになってほしいならどうするか、振り向いてほしいならどうするか。
 それを必死に考えて実行するのが想像であり、
 現実に有り得ない方法であっても実行するのが独自性です。
 そしてそれらの別の観点から見て感想を書くのが読者です。
 
 思考を留めた時、進化は止まり想像は死にます。
 皆さんが独自性を求めているのは、
 あなたの作品が、展開、キャラ、描写に至るまで『一度はどこかでみた話』である。
 と捉えているからなのかも知れません。
 そしてそれでは嫌だからこそ、読んだ作品が面白いとどこかで感じているからこそ、
 ヒントになるように独自の視点で感想を書くのです。 

 そりゃあ的外れな事はありますよ。ですがあなたには選択の自由があります。
 鼻で笑うか、それを自らに置き換えて必死に考えるか。それすらも自由なのです。
 型に嵌まるのは悪くありません。ただ、その先に未来があるといえば……。
 あなたが今不安になっているのが答えではないでしょうか。

 次に独自性はプロに必要か?
 これははっきりと『必要』と言って置きます。独自性とは言わば可能性。
 その人だけが紡ぐ唯一無二の武器です。
 ですが無ければ戦えないという意味合いではありません。
 『あればマシ』と言う意味です。
 基本無くして発展は無い。
 もし、あなたが基本を指摘されないのなら別の視点を模索するのをオススメします。
 武器は多い方がいいですからねぇ〜( ̄▽ ̄)
 
 なお、市場のニーズは変動するため結論はありませんが、
 プロがスタートラインと言う言葉が現実を表しているんじゃないですか? 
 必死に努力しても光るモノが無ければ使い棄てなんてアスリート選手にはよくありますけどね。
 
 最後にプロになるのに必要な事ですが、

 私は『決意』と『不満』後は『少しの分析力』をあげて置きます。
 これでいい。と思えば成長は止まります。自分を追い込み決意でそれをカバーする。
 そして自らの作品を分析してさらに面白くする努力をする。


 これだけですね。
 常に読者の事を考えれば、自己満足にはなりませんよ 
 それではまた。


Ririn★さんからの返信
 ディンゴさんは「運」をあげていますが、虚しくないですか? 
 その単語ひとつ入れるだけで努力する意味ないですよね?
 その他の必要なものというのは同感です。その上でニーズがあるかないかも必要だと思うのです。

 私が編集だったら「売れるかも?」じゃ嫌です。
 「売れる」という自信をもって作品を世に出すと思います。
 そういう意味では「売れそうな」人を集めて育てていくっていうのもあるのでしょうか。

> ともあれ、『売れる小説』を書くより、面白い小説、個性ある小説を書くぐらいの、
 アマチュアらしい勢いがあった方が、審査をする編集者の方々の目に留まりやすい


 審査をしている方はどこに着眼しているかということだと思いますが、
 先取りを含め「ニーズ」を捉えていれば、その作品を選ぶのではないでしょうか。
 面白い小説、個性ある小説というのは言い換えれば、「売れそうな小説」ってことなんだと思います。

 何はともあれ、ディンゴさんの言いたいことはわかります。
 「売れる」と「面白い」は厳密に違うと言いたいのだと思います。確かにその通りです。
 「売れる」というのには「面白い」だけじゃなく、色々な要素が絡まっているので、
 作家一人の努力ではどうにもならないところがあるのも確かです。
 でも、市場に受け入れられない作品をいくら応募しても編集は選択しないと思いませんか?


ディンゴさんからの意見
 こんにちは。ディンゴです。

 プロになるための要素として『運』というのは、あると思いますよ。

 個人的に、『運』っというのは確率であり、
 実力はその確率を底上げするためのファクター、みたいに考えてます。
 
 どんなに実力があり、独創性があったとしても、
 『必ず』新人賞に入賞する、と言う訳ではないですよね。

 どんな下読みさんの所に原稿を送られるか、どんな編集者さんに読まれるか。
 これは高確率で運です。


 どんな作品を面白いと思う方なのか、どんな作品をつまらないと思う方なのか、これも高確率で運です。
 もちろん、ニーズを研究、発展させる事である程度はこちらからコントロールできるでしょう。
 けど、人によってなにをどう受け止めるかまでは分かりません。人の感性は十人十色です。
 
 そればかりはもう運に頼るしかないと思いますし、
 そういう意味では『運も実力の内』なんだと思いますよ。
 もっとも、だからと落選した事を『運が無かった』と言い訳したくはないですが。

> 私が編集だったら「売れるかも?」じゃ嫌です。「売れる」という自信をもって作品を世に出すと思います。

 そういう意味では「売れそうな」人を集めて育てていくっていうのもあるのでしょう。
 『売れそうな』人を集めて育てていく、って意見には同感です。
 と言うより、その方向へ育て導いていくのが編集者さんの仕事の一つでもあるんでしょうね。

>  でも、市場に受け入れられない作品をいくら応募しても編集は選択しないと思いませんか?

 今現在書店に並んでいる、大賞受賞作を読んでみてはいかがでしょう。

 今のところ電撃の『アクセル・ワールド』と『ヴァンパイアファイナンス』は読んだんですが、
 特にニーズを意識して書いたようには思えないんですよね(2009年)。
 独創性、実力、ストーリー。そう言った面が純粋に面白かったから受賞に至ったのではないかと。

 『売れる小説』=『ニーズを的確に捉えた小説』が賞を受賞するのか、
 それとも『純粋に面白い小説』=『独創性、実力等が抜きんでている小説』が受賞するのか。
 直接編集者さんに伺ってみたい点ですね。


大橋リテイさんからの意見
 初めまして。プロを目指してない者です。
 プロは売れないもの作ってもしょうがないですからね。
 スタンスとしては、筆力構成力は高いもの限定として、二種類あるとは思います。
 今までの作品を焼き直すライタータイプと、個性派タイプかと思います。

 個性派は乙一などの、新ジャンルを作るほど個性的な、ごく少数派の人です。
 ライタータイプは、テンプレや流行を中心に幅広く書け、
 再構成できる小器用な人かと、これはわりといます。
 付け加えてどちらもできる真ん中タイプもわりといると思います。

 本人の資質によって目指す完成形は違うとは思われますが、
 地味に努力できる方や、ラノベに詳しい方はライタータイプになるのをお勧めしたい。
 
 食ってく上では、ライター的にやってくほうが有利だと思いますよ。

 流行を調べるには簡単です、売り上げや今の市場からすぐに実効データが出てきます。
 それに、ラ研での練習法にも合ってる気がします。
 ただし、その境地には誰でも立てる、という点もあるので、
 更にその上で流行を先読みする能力も必要になってはきます。

 個性派タイプの方は早い内に公募、持ち込みをして編集とやり取りし、
 作家性を固めてどう売るか検討するのを早めるべきかと思います。
 こちらの場合は、業態選びも重要になってくると思われるからです。

 こう述べましたが、とにかく本人の資質ありきで判断すべきかと思います。


招き狐さんからの意見
 どうも、招き狐です。
 感情論でしかモノを言えないおばかが通りますよー。ついでにプロ目指してましたよー。

>「独自の文章」「独自の世界観」「独自のキャラ」etcという観点で感想を言ったり評価を求める方

 ざっくり言ってしまえば、作品が面白くないのではないでしょうか。
 だって面白ければそんなことは気にならないでしょう。
 完成した作品としては物足りないから、がんばって独自性をふりかけてみたら? 
 とかそういう意味です。少なくとも僕の場合は。

 ていうか、ぶっちゃけプロの作品を読んでも独自性とか感じませんし。
 小説でも漫画でも映画でもアニメでも。


 アニメで「けいお○!」とかいうのが流行ってますけど(2009年現在)、
 僕がまとめると「萌え」させる学園モノ。楽器使ってるだけ。おしまい。
 ちょっとググったら2007に四コマ漫画として出たらしいです。流行ったのは今。不思議です。
 アニメの力でしょうか。
 でもまあ、ちょっと前に「ひぐらしの鳴くころ○」とか流行りましたけど、
 アレも原作はずっと古いモノだったらしいです。

 話がずれました。

 「けいお○!」の登場人物はザクのような奴らでした。量産型にも程があります。
 どのキャラもどっかで見たことがあります。
 (けいお○!ファンの方スミマセン。ですが日本には表現の自由と思想の自由が保障されているのです。
 僕のせいではありません。テンプレな作品がいけないのです。
 ついでに言えば僕は第一話の平沢唯が大好きだったりします)

 でも、それは仕方ありません。
 世のプロ作家も作家の卵も、誰もが「前人未踏」を目指して、誰もが通る道を通るのですから。
 
 今まで誰も書いたことのないモノなど、99%無いのではないでしょうか。
 あとの1%は偶然の産物、一般ピーポーには理解できない範囲です。


 独自性だとか言ってますが、要はどれだけ面白い、と思う人数がいるかどうかなのです。
 独自性がある物しか売れないなら、
 王道現代ファンタジーの『灼眼のシャ○』とか売れるはずがありません。


 市場のニーズですが、本当に面白いならそれがニーズになるはずです。
 こんな作品をもっと見たい、という願望が需要、ひいてはニーズでしょう?

 ここまで言っておいて何ですが、一つ、例外があります。
 まあ物事には例外がつき物なので、よくある話です。

 レスを見た限りでは、飛車丸さんの意見がもっとも近いでしょうか。
 というか、そういえば僕は飛車丸さんの考えに過去感銘を受けた記憶があるのですが……。
 それはいいとして。

 武術でも銃器でも、政治でも生物でも食事でも掃除の仕方でも何でも良い、
 何か好きなことのエキスパートになったとします。
 すると、その知識は決して平凡ではないでしょう。

 そして、非凡であることはイコール独自性があると言うことではないでしょうか。
 専門書は専門家にしか書けないのと同じです。


 とまぁ、色々作家としてどうなのよ? な意見でしたが、日本国権法は思想と表現の自由を(ry
 こんな考えもあるんだな、ていどにとどめてやってください。では。


忍野さんからの意見
 こんにちは、はじめまして。

 どうも「独自性」という言葉の解釈に温度差があるような気がします。
 Ririn★さんの「独自性」が何を指しているのかはっきりしませんが、
 
 私は「独自性」=「他の作品にはない、その人(その作品)だけの持ち味」
 という意味合いで使用しています。


 「独自性」のない作品は、既存作品の劣化コピーにしかならないのですよね。
 みなさんが「独自性がありますか?」と聞くのは、
 「自分の持ち味と言えるものがありますか? うまく作品の中に表現できていますか?」
 という意味だと私は思っていますし、自分が聞くときも同じです。
 独自性の有無を気にするのは当然のことだと思いますよ。

 たとえばラ研の祭りでも、同じお題にそってみんなで競作しますが、
 出てくる作品は実に千差万別ですよね。
 その「差」の部分こそ「独自性」であると思います。
 Ririn★さんも祭りに参加するときは、他のみなさんの作品に埋没してしまわないよう、
 いろいろの工夫を凝らすのではありませんか?
 
 同じ「幼馴染」というテーマだったとしても、キャラや世界観によって違う作品ができます。
 いつのころからか「幼馴染」というと「気の強い女の子」みたいなイメージができちゃってますが、
 そういうテンプレに沿って書かないとニーズがないか? といえばそうではないはず。
 仮に、ものすごい引っ込み思案な幼馴染の女の子とか書いても、
 その子の魅力やかわいらしさを作中で表現することができれば、
 「独自性のあるキャラ」という評価をされるでしょうし、
 いわゆる新しいニーズを発掘できる可能性もあるわけです。
 しかし、きちんと書くことができなければ「つまらん」ということにしかなりません。
 
 逆にニーズのある、安定したキャラメイキングを選択した場合でも、
 巧く書ければ「王道」「独自性はないが安定感はある」などの評価を頂戴し、
 ちゃんと書けなければ「ありがち」「××の劣化版」などという酷評をいただくことになります。


 前にラ研でも話題になった「男の娘」なんかも素材としてはかなりキワモノですし、
 一歩間違えれば「気持ち悪い」にしかならないでしょう。
 「女装少年に萌える」ニーズなんて、一部を除いてほとんどなかったはず。
 でも、うまく彼女(彼?)の魅力を表現した作品が現れたからこそ、
 あれだけの評価を得られ、またニーズも発掘されたわけです。
 既存のニーズにない分野を「うまく書ききった」からこその勝利と言えるでしょうね。
 
 ……なんか他のみなさんと似たり寄ったりの意見にしかならなかったような(笑)
 独自性に欠ける長文でしたが、参考になるようでしたらどうぞ。
 忍野でした。


新次元さんからの意見
 作品が売れないのは、ニーズがないからなのか、その他の理由があるのか。真実は目下不明。

 それに大多数がまあまあ面白い、と思う作品を作るのを目指すことも大事ですが、
 少人数でも最高に面白かったと思う人を獲得できる作品を作るのも、十分いいと思いますよ。


 とはいえ、確かに「独自性=面白い」

 とも言いきれません。独自性がないのより、ある方が良い、と思いますが、
 ここばかり目指しても意味が薄いんじゃないですかね。


D4さんからの意見
・「独自」
 その小説が魅力を持っているかは、
 どうしても”独自”という指標で計らざるおえない風潮が現代にはありますね。
 編集者も読者も実際に”普通な”物語は飽きており、”普通でない”物語を求めているから、
 もしくは普通でない物語が往々にして面白さを感じるからでしょう。
 
 それは一般的に新鮮という言葉で表されますが、
 これは共通されているようで共通されていない観念のように私には思えます。
 私なんかがそうですが、ライトノベルを読むにしても、独特すぎる小説はむしろ読みません。

 
 後あまりにも突拍子の無い小説は読みません。
 やはり独自というのは、独特な設定はあるにしろ、そこにあまりにも
 「これおかしいよ。作者なに考えているんだろう?」という設定ではなく、
 「ああこういう意味があるのか」とか「作者はこういう設定が好きでこういうのを書いているのか」
 というのが分かるような設定なのでしょう。

 ちなみに私はむしろ”普通”のを読みます。
 最近のは独自過ぎて読みにくいのが結構ありますよね。
 何でも変な設定を加えれば良いもんでもありません。


 でも事実、変な設定を加えると、読者も展開を予想できないので、
 面白みが普通のより増える部分はありますよね。
 そういうわけで「独自=面白い」という方程式が成立しているのでしょう。
 しかしこの事は半分真実ですが、半分は勘違いしているような気がします。
 
 売れてるライトノベルを読めば分かりますけれど、
 独自設定を上手く使い切っているから内容が面白くなっているのであって、
 「独自設定を使っている=面白くなる」ではありません。

 
 むしろ使い方を誤るとつまらなくなります。結構そういうのありますよね。


・「デビューに必要な要素」
 とにかく時間内にそれなりのクオリティの小説を書き上げる事。
 初心者はクオリティよりも書き上げる事の方が重要(私自身に言いたい)。
 プロになる人は両方とも必要。

 書き上げられる、かつクオリティの高い作品を書かなければ結局編集者に捨てられる。

 「市場のニーズ」という概念は中々捉えるのが難し過ぎるので、ちょっと無意味な部分があります。
 結局プロデビューしたいと思うのならば、
 まずは出版社の編集部にアピールする方法が重要になるでしょう。
 それから市場(読者)へのアピールです。デビュー如何に関してはそんな感じ。

 最終的に自分の信じた面白い作品を書いていく事に集約されると思います。

 
 今流行っている「○○デレ」とか「ビジュアル重視のもの」とか、
 そういうのを狙って書く能力(というか決意)も大切だと思いますが、
 将来の市場を予測するのはほぼ無理に近いので(特に小説の場合)、
 一番大切なのは良い小説を書き上げる事なのかなと思う次第。

 結論は意外と単純です。
 色々言われているけれど、自分の作品を一定期間内に、一定以上のクオリティで書き上げられる人が、
 やっぱりデビューして生き続けられるのかな、と思います。
 ただしプロデビューとプロで生きていく事は結構大きな壁があるようで、
 
 デビューしても何時の間にか消えている人って多いですよね。結局は継続力なのかな、と。


こぶしさんからの意見
 独自性にも色々あるけれど、
 もしかしてRirin★さんが仰りたい<市場のニーズにない独自>とは

『農業を主軸にしたストーリー』、
『萌えキャラのいないラノベ』、
『大人たちが主役の恋愛小説』、
『グルメ小説』、
 などなど……

 そういった『ラノベ読者(市場)に求められていない分野』って解釈なんでしょうか?
 私の考えるオリジナリティとは、こういった市場に求めれていない分野を

 『美味く調理して、市場に提供する』という作者の技術(または感性)から生まれる、
 『市場をな納得させる、強い個性派作品』


 という意味合いのものです。

 前えにも例をあげましたが、『狼と香辛料』という作品。

 これは、

 『オタク(市場)に好まれない《経済》というニーズ』を
 独特の喋り方をするホロという人外娘という
 『オタクのニーズにあわせた、萌えキャラ要素』という
 香辛料を絶妙な分量でからめたからこそ生まれた



 アニメ化もされた電撃のヒット作品ですよね?


 この作品が受賞できたのは、
 もちろん『経済』という『市場になかった珍しいニーズ』があったおかげですね。


 これが普通の萌えキャラがいるだけの、
 ボーイミーツガールな作品だったら、
 『現在の市場のニーズをとらえただけの、独自性のない駄作』
 として終わっていたかもしれません。

 この例題で分かるように、市場のニーズがない「独自」にはプロになる道がない、
 という考え方は、間違いでしかない。

 つか、ラ研に張ってある
 『電撃小説大賞受賞の秘訣 教えます!』
 の体験レポートを一読しておいでー。

 1度めのレスでぼくがいった、
 『独自性(またはエゴ)』と『ニーズ』のバランスの大切さを
 そこの電撃受賞の秘訣で言っているから。



 市場にないニーズを
 『美味く調理して、市場に提供する』という
 すばらしい独自性を生み出す技術や才能が

 デビューに必要な要素の、『ひとつ』だと、ぼくは思います。

 やっぱり、独自性とニーズのバランスが重要。

 とりあえず、上記であげた電撃の体験レポを見てきてください。
 その道のプロが、しっかり答えてくれてますから。


ぽろろさんからの意見
 どこかの会社では、「プロットを作ってプロに漫画を描いてもらうよう依頼をする」もしくは
 「漫画家から注文されたプロットを作って漫画家に渡す」という仕事がある……らしいです。
 実際は知りませんが。
 これをライトノベルで行うと「自分のアイデアじゃない」とか非難されそうですが、
 渡されたプロットを作品という形に出来るのは作家さんしかいません。

 つまり「与えられた条件で、面白い小説を作る」事が出来るのがプロの作家だと思います。

 私が考えるのは、
 「ニーズ云々は編集者に任せて、作家は編集者の指定する方向性で作品を作る」
 という二人三脚が普通のプロなんじゃないんでしょうか、ということです。

 
 「自分で新たなニーズを開拓する」なんて、むしろ博打に近いです。
 それより、与えられた条件で確実な仕事をする方が、よほど「プロらしい」と思います。
 売れるか売れないかを判断するのは編集者であり、彼らは作家と違って「その道」のプロです。
 全部任せる必要もありませんが、そこは頼ったほうが確実だと思います。
 
 それに、「編集者の指示に添った話だから面白く書けない」
 なんてことを言う作家をプロだとは思いません。


 ……纏まってるのかな、そんな感じで。


虚無さんからの意見
 勝手に物申す。

 情報鮮度云々言うけど、出版業界ってけっこうひっぱるよ。
 それにこの世の中でしょ。ブラック会社の帯にリアル蟹工船とか書いてあるし……(2009年現在)
 
 そもそも大ヒットを飛ばす本というのは本当に数が少ない。
 それこそ運であって、リサーチって問題じゃないだろうと思う。



まいちんさんからの意見
 こんばんは、Ririn★さん。まいちんです。

 すみません、非プロ志望からの横槍ですが。

 漫画原作とか批評とかをやってる大塚英志さんの
 「物語には、理想的な物語要素とその順番、いわば物語の文法とも呼べるものがある」
 「けれど、たとえ物語の文法に従って要素を配置し、物語を作ったとしても、
 それでも皆違うものが出来上がる。
 個性とは、どんなに型にはめて書こうとも、どうしようもなく滲み出てしまうものなのだ」

 という考えに全面賛成する者なので、Ririn★さんの仰る「独自」に違和感を感じました。

 そもそも我々は日本語を使って物語を作っている以上、一から十まで独自であることは不可能です。
 逆に他作品を模写をしない限り独自性を100%取り除くことも、また不可能。

 だから、皆が面白いと感じる「お約束」は踏襲しつつ、同時に
 どうやっても滲み出てしまう独自性に自覚的になって、滲み出し方を工夫することで、
 「いいバランス」なるものが実現できるのではないかと私は考えます。


 や、言うは易し、行うは何とやらなのですが(笑)

 大塚さんの考えは、少々私の解釈も含めてまとめてしまった感があるので
 ぜひ原著に当たってみてください。
 『キャラクターメーカー』 『ストーリーメーカー』 (たしかアスキー新書)と
 両著の中で名前が出ている本を適宜読んでみると、新たな価値観に触れられるのでは、と思います。

> 私は「市場のニーズを捉える感性」と「それにあわせた作品を書ける技術」だと思っております。

 スレイヤーズ1巻の選評に「これの真似をした作品を新人賞に応募しても落とすからな」という
 意味のことが書かれているのって、要約すると「神坂一は二人要らない」ってことだと思うんですよ。

 だから、ニーズに迎合した作品が書けるだけではきっと足りなくて
 ある程度ニーズに迎合していて、けれどその作家の本だというだけで買うファンがつくような人が欲しい、
 出版社側は考えているんじゃないでしょうか。

 つまり作風としての神坂でも上遠野でもなく、存在やネームバリューとしての神坂や上遠野が欲しい、と。
(例が古くてすみません(笑))

 以上、最初の質問の文面から読み取れる意図からはややそれましたが、参考になれば幸いです。
 頑張ってくださいね。


K.Kさんからの意見
 完全に私見ですが、自分から「ほめられて育つ」といっているようでは見込みがなさそうな気がします。
 確かにそういうタイプの方々がいらっしゃると思いますが、
 それは編集者とかの第三者が判断できる事柄のような気がします。
 
 自分から申告しているようでは「私は成長する気はありません」といっているも同じだと思います。
 
 知り合いに60前でやっと商業作家デビューした人がいます。時代劇専門です。
 彼はずっと書き続けてきて、以前にTVの時代劇に脚本が採用されたことが何度もあります。

 彼が言うに、見込みのある脚本のときほど、製作から酷評されたそうです。

 普通、そういうものだそうです。
 だから多分、普通は叩かれて成長するんだと思います。


サイラスさんからの意見
 私はプロを諦めた身ですが、何で諦めたかを踏まえてお話します。

 僕が足りなかったのは、「独自」の努力と「独自」に対する自信です。
 「独自」の努力というのは、どんなジャンルでも、突っ込みどころを入れて、
 自分ならこうするのにといったニーズやアイディア探しや、それをまとめて習慣化する努力です。

 
 ラノベを読むとき以外にもこれができていれば……と社会人となった今でもすごく後悔しています。
 また、こういうことが、よく言われる「独自」を作れる要素でもあり、
 何も、新しいものや希少性といったものだけが「独自」ではなく、
 王道や名作の要素をうまく改造したり、変化させたりするのも「独自」だと私は考えます。
 
 「独自」に対する自信というのは、切磋琢磨する仲間や、
 行動や実績といった自分の作品に対する自信で、僕自身の生い立ちや気質上、
 どうしても、信頼できる同年代の方がいないため、自分の中に閉じこもり、
 つまらない大人になってしまった結果、今に至ります。
 これがないなら、おそらく、プロになれると思います。

 では。


クマ太郎さんからの意見
 こんにちは、クマ太郎と申します。
 ご質問の内容を拝読して、逆に私の方からひとつお伺いさせていただきたいのですが
「あなたは、小説を書いていて楽しいですか?」
「こんな風に考えながら書いていて、つらくはないですか?」
 私はまったく書けない人間なので、
 生み出す苦しみを理解してさしあげることができなくて申し訳ないのですが、
 私なりに、こうじゃないかと思うものをひとつ上げさせていただきます。
 どんな才能よりも、文才よりも、ニーズを先取りする能力よりも一番大事なのは

 書きたいという情熱じゃないかと思うのです。

 ほかの研究室でも、再三申し上げたのですが。
 情熱の色は、小説家志望の人が百人いたら、百人とも違います。
 えらそうなことを申し上げてすみませんが、人の心は皆それぞれ違うじゃないですか。それと同じですよ。
 独自性というのは、そういうことじゃないかと思うのです。

 それにね、 小説家というのは事務仕事のように、毎月決まってまわってくるものじゃない。
 また営業のように、売るものが決まっているわけじゃない。
 
 自分が書きたいという気持ちだけが商品であり、資本です。
 だから、この気持ちがつきてしまったら、作家という仕事は終わり。
 

 そうは思いませんか?
 参考になるかどうかわかりませんが、「小説道場」に載っていた、
 栗本先生の言葉をここに少しご紹介します。

「何故アマチュアの時代に、書きたいものを書けるという喜びをかみしめない?
 プロになってしまったら、お金のため、書きたくないものも書かなきゃいけないんだよ」
「技術は、磨けばいずれ身につく。だけど一度失った情熱は二度と帰ってこない」
「自分を偽るな。自分にうそをつくな。自分ともっと話し合いなさい」


 もう読んだのはかなり昔のことで、少し違う箇所もあるかもしれませんが、
 大体このようなことを仰っていたように記憶しています。
 コメントは以上です。ご参考になれば幸いです。


トランプさんからの意見
 デビューに必要な要素はただ一つだけです。

 面白い作品を書く事が出来る能力を持っている人です。

 その為にはたくさんの作品を書き読まなくてはいけないでしょうが、
 答えられるのはこれだけだと思います。
 ニーズもそうですが電撃文庫などでは本当に幅広い作品を出しています。
 「ミミズク」から「馬鹿は全裸でやってくる」など面白いと言う最低条件は満たしているように思えます。

 面白ければオリジナルや独創的なんて事はいくらでも後付けできます。
 事実「歌うクジラ」と言う村上龍さんの書いた作品は、
 意図的に助詞をわざと間違える様な文を書いていますが、
 これがおもしろさに直結しているとはいえないでしょうし。
 知らない人が読めば文法を間違えて書いているとしか捉えられないでしょう。

 勿論パクリや盗作は別モノです。あれは他人の利益を奪うという考え方に等しいのですから。

 しかしそれでも新人賞にはオリジナルが必要と考える人がいるのなら、オリジナルとはなんでしょう。
 私が考えている返答は「その人にしかできない事なのです」と言う答えが帰ってくると思います。

 オリジナルってもの凄く曖昧ですから、
 そんな事よりも面白い作品を作る努力をするのが得策だと思います。


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