第4研究室 創作に関するQ&A 541P | トップへ戻る |
Ririn★さんからの質問
 小説の感想を書いてよかったこと

 こんにちは!

 最近、色々な理由から小説の感想を書くのをためらう事があります。
 その大きな原因は自分の書く(抱く)感想に自信がないということもあるのですが、
 感想を書いて何かの役に立てているのかな? と疑問に思うこともしばしば。

 そこで個人的な発想で申し訳ないのですが、
 みなさんの「感想を書いてよかったこと」の体験談を教えていただければ幸いです。

 そうすると私だけでなく、みなさんも感想を書く動機の一助になるのではないかと思いますので、
 ぜひご協力をお願いいたします。


●答え●

オキナさんからの意見
 こんばんは。オキナと申します。
 人の作品に感想を書くようになって、明確に良かった、と思えることが一つあります。

 その小説の面白いところやつまらないところを考えて、まとめるという行為ができることです。

 プロの作品や個人のサイトなど、感想が義務でない場合は、
 単に「面白かった」「つまらなかった」で終わりです。
 しかし、小説投稿サイトなど互いの作品批評を目的としている場所では、
 「これこれこういう理由でここのところが面白い」とかその逆など、
 自分なりに感想に理屈をつける必要があります。
 感想が必要とされているんだと思うと、真剣に考えます。
 まあ、それが理屈と呼べるものかどうかはさておいて。
 
 「だから面白い」「だからつまらない」と考えることは、自分の作品を顧みた時にも役に立ちます。
 人の振り見て……じゃありませんが、作品の良し悪しを分析して得られたデータは、
 着実に自分の中に蓄積されます。


 それが何よりありがたいですね。

 ……という具合に、俺の場合は完全に自分本位です(笑)
 感想を書くことが自分の役に立っているのは間違いないと思います。
 失礼な話ですが、「作者様のため!」とか思って書いてるつもりはまるでありません。
 無論、自分の作品に感想を付けてくださる方々には大変感謝していますけども。


けさみさんからの意見
 やはり「ここが〜だから面白い」「ここが〜だから駄目だ」と、理由含めて批評出来るのは良いです。
 オキナさんが仰った通り、プロの作品だと「面白かった」で終わりそうですから。
 
 どういった点が良かったのか、どういった点が駄目なのかと考えることは、
 自分の作品を作る上でも重要なことだと思います。



あざらしさんからの意見
 こんにちは、あざらしと申します。
 小説は100%読者の立場なのですが読書好きが高じて、主に(掌編の間)にて感想を書いております。
 元々こちらのホームページを拝見するようになったのは、
 ショートショートの限られた文字数の世界が大好きだからです。
 ただ、ショートショートは、特に一冊の文庫として商業作品となっている作品が少ないのも事実。
 ですので、こちらのHPには本当にお世話になっております。

 小説の感想を書く動機、これは私の場合は非常に単純な話です。
 プロ作品には、本を読むという娯楽に対して対価を払います。
 著者に対価が支払えるように、古本ではなく通常の書店で本を買うということですね。
 ところが、鍛錬投稿室で拝読させて頂いても対価は払えません。
 作者ご本人様自身にとって勉強の場であったとしても、文字数の少ない(掌編の間)においても、
 ひとつ創作をするのは多大な労力が必要なはず。
 
 それに対して読者として唯一出来ることが『感想を書かせて頂くこと』であろうと思います。

 ただ、それだけが動機です。
 ただの読み手でしかない人間の感想ですので、全く役に立たないかも知れない。それでも、

 書くことでしか感謝を表せないのが理由です。

 現実問題として全ての作品に感想を書けないのが申し訳ないのですが、
 時間が許す限り感想を書かせて頂くようにはしています。
(それでもちょっと忙しくなると、こちらを拝見すること事態無くなってしまうのですが(泣)
 読み手としてできる事は、例え酷評となっても感じたままの感想を正直に書くことだけです。
 ですので点けさせて頂いた得点が良くなくとも、

 何か書きたくなっただけのパワーが感じられた作品を優先して書かせて頂いてます。
 
 長々と書きましたが、「自己満足」と「タダ読みの後ろめたさ」が元々の動機です(汗)

 感想を書き始めた動機は前述の通りだったのですが、
 書き続けていて間違いなく良かった点があります。
 実際、こちらで活躍中である数人の作者さんの「ファン」です。
 
 拙い感想であっても、どこかで作者さんの創作の原動力のひとかけらとなれているのだとしたら、
 こんなに嬉しいことはありません。


 先々プロになられるにしろ、ひょっとすると筆を絶たれる時が来るにしろ、
 現在とその未来に向けて努力されているのは絶対に無駄になるものではないと信じます。

 全く面識のないネットの世界、それでいて他者の原動力のひとかけらになれる可能性は、
 たかだか生きても80年ほどの自己の短い生命で随分と魅力的なことです。
 できうることならば、こちらで交流を持たせて頂いた作者さんの著書を
 書店で手に取る日を楽しみにさせて頂きたいと思います。

 一方的に感情を述べるだけの、Ririnさんの書き込みとは合致しない駄文を書きましたがお許し下さい。
 全ての作家さんに愛情と尊敬を込めて、未来の成功をお祈りしつつ。


田奈さんからの意見
 感想なんだからなに言ったっていいと思うんですよ。
 間違ってるとかそういうものじゃないと思うんです。


 でも感想くれれば書いてるほうは嬉しいし何か発見があるかもしれない、ないかもしれない。
 面白かったつまらなかったでも、読んでくれたってだけでいいじゃん、よくわからないけど。
 僕は名前とかわけてるんで投稿するときは違う名前ですが、
 なにぶん下手くそなもんでなかなか感想がもらえない。
 これはなかなか悲しいものですよ。


MIDOさんからの意見
 こんにちは、MIDOです。

 感想を書くことで、同じ小説を書く志を持つ方とお知り合いになれるということ、
 これに勝る喜びはないです。


 自分が書き込む感想に対する自信ですが、わたしもそういったものは皆無です。
 というか、開き直っています。
 わたしは物書きとしても批評家としてもアマチュア。
 そんなんで的を得た鋭い感想なんて書けるわけがない、と完全に開き直っているのです(最悪だ)。
 だからこそ感想面では色々とぶっちゃけて、本当に的外れなことを書いて、
 作者様の機嫌を損ねた経験もあります(本当にすいませんでした)。
 
 でも、それはどの方もお互い様だし、気にしていたら上達にも繋がらない。
 書くことこそが大切なんだ、と思うほうが色々な面でプラスに繋がると信じているのです。



 話は戻って、感想を書いてよかったこと。
 先ほども述べましたが、感想を書くことで作者様とコネクションができるのが一番喜ばしいことです。

 んで、良心的な作者様は、のちのち感想返しと称してわたしの投稿した作品も評価してくださいます。

 ちょっとした打算も入りますが、感想を書くとき、わたしは感想返しを狙って、
 そういう良心的な作者様の作品を読むようにしていたりもします。
 実際に感想返しがあったときは嬉しいですし、
 またこの作者さんの作品を読もう、という気持ちにもなります。
 要は感想を書くことは自分のためでもあるわけなのですよ。

 でも、そうやって色々な方と繋がりが持てるのは嬉しいし、作品を書く上での励みにもなります。
 以前感想を書いた方が、わたしが作品を投稿したときすぐに感想を入れてくださったときには、
 本当に嬉しかった。長編だからこそ喜びはひとしお。
 Ririn★さんにもそういう経験はおありではないでしょうか? 
 わたしは鍛錬室であなたとお知り合いになれたことも、また喜ばしいことと思っております。

 さほど気負わず、思ったことをじゃんじゃん書き込んでいくことこそ大切。コメントは以上です。


和己さんからの意見
 なかった。
              
 真剣に書いたつもりだったけれど、きっと上手くかけてなかった。
 私にも。感想を書いた作品の人にも影響はなかった。

 いっそ悪い影響でいいから、欲しかったかもしれないって思うくらいです。


Ririn★さんからの返信(質問者)
 私が感想を書いてよかったと思ったことはいくつかあるのですが、色々あって今まで忘れていました。
 なんとか思い出して特に印象に残ったことを上げます。

1)あんた最高だ!

 私はいくつか小説投稿企画(祭り)に参加して感想を入れたことがありました。
 その中の1つの企画でのことです。
 作者名がすべて匿名になっていたので、正直どれから読んでもあまり変らないだろうと思って、
 感想が入っていないものを優先して読んでました。この時点ではこの行動に意味はなかったです。
 
 でも、感想期間が終わり、作者レスが返ってきたときに「あんた最高だ!」と言われた。
 非常にうれしかったことを覚えています。
 
 作者様は感想がつかないことを不安に思っていたらしく、
 私のつたない感想でもこんなに喜んでもらえるんだと感じたからです。

 
 これ以降、なんとなくなるべく感想がついていない作品から読むようにしています。


2)作者レス
 感想を入れた後、作者レスがつくことがあります。
 レスしてくれない方もいらっしゃいますが、

 作者レスがあると私の感想がどのように作者様へ伝わったのか分かりますので、
 次回以降の感想を書く上で注意しなきゃいけないことも分かります。


 なので、作者レスは常にチェックしておりますが、
 その中で作者様に私の思ったことが伝わっていると非常に嬉しい気持ちになります。
 その逆に伝わっていないと感想の書き方が不味かったかなと思って、
 自分の感想をフォローアップしたい気持ちになるのですが、
 何回も入れたら迷惑だよね、と思って入れません。
 次回以降なるべく一度で伝わるように書く努力をします。


3)高得点掲載所(ライトノベル作法研究所のコンテンツ)
 私自身は高得点作品に掲載されることはないレベルですが、
 私が感想を入れた作品が高得点掲載所に掲載されることはあります。
 作品が面白いので私が感想を入れたかどうかは高得点と関係ないのですが、
 どことなく誇らしい気になるから不思議です。
 まぁ、完全な思い違いですが。
 特にお互いに感想を何回かやりとりした人が高得点を取ると、
 少しは私の感想でも役に立ったのかなーと思います。


4)拍手の数(鍛練投稿室のコンテンツ、2010年)
 拍手機能は地味ではありますが、感想を入れる人を評価する指標の1つです。
 感想の大きなやりがいにはつながっていないとは思いますけれど、
 それでも自分の感想の拍手が増えていると少しうれしい気持ちになります。
 感想を入れても誰からも(作者様からも)評価されないことがある中で、
 拍手機能はデジタルでドライではありますが、
 自分の感想を読んでくれて賛同する人がいたんだと確認することができて、よい機能だと思います。


5)感想返し
 実のところ私は自作に感想を入れてほしくて他の方の作品へ感想を書いています。

 大体は読んでいると面白くて本当の感想を入れるだけになってしまいますが。
 でも、そんな中でも自分の作品へ丁寧な感想返しがつくと非常に嬉しいと思います。
 時には耳の痛い意見もありますが、やっぱり感想返しをもらえたことはうれしいと思います。
 
 たとえ少ない回数でも丁寧に書かれた感想は心に残りますし、
 またその作者様に感想を入れようという気持ちにもあります。


 以上、5つしか上げることができませんでしたが、私が感想を入れてよかったと思ったことです。
 少しでも参考になれば幸いです。

 これ以降もみなさんの体験談をお待ちしております。


アリスさんからの意見
 こんばんは、アリスです。
 実は、私が初めて感想を入れたことがあるのはRirin★さんの「オレに20億投資しろ!」だったりしますw
 もう覚えていらっしゃらないかもしれませんが、
 あの時は(今もですが;)全然役に立つような感想を入れることが出来ず、
 今になって申し訳なく思っています。すみませんでしたm(_ _)mペコリ

 本題ですが、私が感想を入れて良かったと思ったこと。
 
 一つ目は、『細かい点まで見ていただけて嬉しい! ありがとう!』
 という内容が返信レスにあったことです。


 私自身、感じたことを書いているだけだったので、そこまで喜ばれるとは思わず嬉しくなりました。
 私なんかの感想でも喜んでくれる人がいるのかぁ……
 と思い、次に感想を書く際の意欲に繋がりましたね。

 二つ目は、『アリスさんも頑張って下さい! 次回作期待しています!』
 という応援の言葉を貰った時です。

 
 正直、私のような完成度の低い作品しか書けない人間が、
 このようなありがたい言葉をいただいてしまい、申し訳なく思ったこともありました。
 が、素直に嬉しかったのは事実ですし、応援してくれているからには少しでも成長出来るよう頑張ろう!
 と勇気をもらえます。これは本当に心が温まりますw

 私からは以上です。では、失礼します。

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