第4研究室 創作に関するQ&A 570P | トップへ戻る |
しぇるさんからの質問
 プロットの作り方のアドバイス

 質問いたします。プロットについてです。
 お恥ずかしいことですが、私は今まで何度もプロットを立てては書き始め、挫折を繰り返してきました。
 一度も小説を完結させた事がありません。

 しかし、何年か経って「ああ、プロットが曖昧だからかな?」と気づいて、
 目下プロットを限界まで埋めようと構想中です。
 折角だからみなさんからプロットを書くアドバイスもして欲しいなと思いまして、
 自分流のプロット作成の仕方を書いてみようかと思いました。

 まず、世界観・キャラクター・書きたいシーンやセリフ・ストーリー(簡略版)・ストーリー(詳細版)の
 5つの欄をノートの上に書きます。
 5つの欄をいったり来たりして、書き足したり消したりして物語の輪郭を作っていきます。(今この段階)

 それで、章ごとに何を書くか、
 ストーリーの箇条書きを全部埋めてラストまでいけば良いのかなと考えてます。
 結末を何点か用意できたら最高だとは思いますね。

 これくらいやれば、物語を完結させることができる気がしますが、何かアドバイスがあれば欲しいです。
 また、自分はこうプロットを書いているなども、喜んで参項にしたく思います。
 失礼いたしました。


●答え●

takemotoFanさんからの意見
 初めまして、takemotoFan と申します。
 
 プロットの書き方についてですが、「小説作法」の本よりも、
 「シナリオ作法」の本の方が参考になります。


 古本ですが、シナリオハンドブックという本が基本をしっかりと書かれていて非常に参考になりました。

 ちなみに、私は「シナリオハンドブック」を読んでから、
 某大手出版社の漫画原作賞に三度佳作入選して内一本は漫画化されて雑誌掲載されましたので、
 効果の程は実証済みです。自信を持ってお勧め出来ると思います。

 でテクニックの肝は、「箱書き」に尽きます。

 インターネット検索で「箱書き」を調べてごらんになると参考になると思います。
 昔語りになりますが、SF作家の「眉村 卓」先生は、

 400字づめ原稿用紙を糊で貼って、長い巻物の様なプロット用紙を作ってプロットを書き、
 ハサミでシーンの前後を入れ替えてまた糊付けするという方法で、


 徹底的にプロットを練り上げてから、小説を執筆されていたと、私の先輩から聞かされた事があります。
 ロートルの意見ですが、参考になれば恐縮です。

 では、良い作品を書かれますように。 置筆。


なしさんからの意見
 もう少し詳しく聞かないと分からないところですね。
 本文書くときにプロットや資料をどう使っていますか?
 
 プロットそのものの内容ではなく、小説を書いている最中にプロットをどう使っているかですね。

例)
・本文書いてはプロット直して資料直してをやってます。
・途中でプロット見て、本文と内容が異なってたら本文書き直します。

 などです。


しぇるさんからの返信(質問者)
 ありがとうございます。
 プロットをどう使っているか? という質問に、実はあまり活用出来てなく言葉につまってしまいました。

 今まではプロットや資料は一度できたらあとは本文を書くだけで、
 時々あれはどうだったか思い出す際に読み返すくらいでした。
 正直、プロットってよくわかってないんだと思います。

 プロットは設計図と良く言われますが、本文を書いていて設計図通りにならない事が多いというか、
 設計図どおりになったことはありません。

 そもそも、そこまできちっとした設計図を描けていないのが問題なのかもしれません。
 プロットを書くと言う事とそれを活用する術は本やネットで良く読みましたが、
 今一ピンとこないというか、わかりかねます。
 以上です。救いをください。失礼しました。


なしさんからの意見
 その使い方であってます。

 「頭の中を整理する、各シーンを整理する程度」くらいだと思ったほうがいいです。
 ばらばらになったシーンをまとめるために書いた第一稿がプロットだ、
 プロットとはストーリーを練るためのラフスケッチでしかない――くらいでOKです。
 プロット書くなら本文は第二稿くらいの気分で、無視したっていい。

 書けないなら、たぶん別の問題があるのです。
 書こうとして書けない時にどう感じたか、
 ムリに書こうとした時にどういう感情を抱いたか、に注意してみてください。


 例えば「この文章を他人に読んで貰って理解できるか?」「この文章は売れるか?」
 などと考え始めるようであれば、死あるのみ。

 話の前後が分からなくなって書けないってだけなら、単に経験が足らんだけので安んじて、
 失敗しても当然だって気分で書き進めてみてはどうでしょうか。
 1ページ書ければ成長できたってことですから、どんどん失敗していいです。

 まぁ私めなどに救いを求めるのはムダだってことです。
 ヒントになるかもしれない何かを言うのが精一杯なので。
 自分を変えたいなら自分の感情に意識を払うことです。
 他人を変えるならシステムとか環境をイジらなきゃいけないのですが、
 そこまで出来るほど頭はよくない。


H-jinさんからの意見
 どうも、自分流のプロットを組み上げ、
 ここまで組めば本文に取りかかっても確実に完成まで持っていける、
 というコツを掴むまで五年かかったH-jinです。

 プロットとは、電車の時刻表のようなものではないでしょうか。

 書くべきシーンが、何日何時の出来事なのかをまず確定させる。
 時刻をきっちり決めていかないと、
 プロット表はいつまでもフワフワしたメモ書きレベルを脱却できないと思われます。
 フワフワしてるから、いざ詰まった時に羅針盤として役に立たず、創作を途中で放棄してしまう。

 時間軸を確定させたら、盛り込むべきは各シーンに出すべき最低限の情報と伏線。
 ダラダラ書かず、箇条書きがベター。


 書きたいシーンやセリフは、プロットとは別のテキストにメモ書きしておいたほうがよいと思います。
 混乱の元になります。

 運動会の進行表のようにわかりやすく、簡潔に書く。
 十時から『玉入れ』と予定があっても、いちいち玉入れのルールまで書かないのと同じです。

 人それぞれだとは承知してますが、
 私はそれでどんな長編でも完結まで問題なく書き上げられるようになりました。
 描写が思い浮かばなくて執筆がツライ、などの苦しみはまあ別として。
 それでは。


スクさんからの意見
 御質問の答えではなくて恐れ入ります。ただ、意見の一つとして読み流して頂ければ幸いです。

 私は細かいプロットは立てません。
 私の場合、プロットを立て、その通りに書こうとすると、
 話がそれ以上膨らむことなく、つまらないものになってしまうからです。


 プロットに忠実に書くよりも、
 お話を書いていくうちに発見されるキャラクターの個性を活かしてやる、
 キャラの欲求に耳を澄ませ、その方向に動かしてやることで
 話が面白くなることもあると思います。

 書く前に決めるのはストーリーの大きな流れと、作品の核となるテーマです。

 たとえば冒険物語としても、
 その中には主人公の成長・恋愛・悲恋・友情・裏切りなど多種の要素が、
 階層的に重なって、あるいは複合的に絡み合ってできていますよね。
 その中で、その話の最重要とするテーマを決めて、自分の中でぶれないことが大切だと思います。
 それはつまり、ある程度、読者層を想定するのと同義だといえるかと思いますが。
 
 恋愛メインと決めたなら、それだけは必ず守り、それを中心に書く。
 他の要素は、メインストーリーに繋がる、補佐するためのエピソードとして考える(作者の意識として)。
 そうしていれば、支離滅裂な話になることは少ないと思います。

 個人的な考えですが、頭の中でプロットをこねくり回していても小説は書けないと思います。
 もちろん書き慣れている人は別ですが、駆け出しのうちは、
 右往左往前後しながらガリガリ書いてナンボだと思います。


 そうしているうちに、話の組み立て方がわかってくるものです。

 小説を書くのに、近道しようと思わないこと。これが一番大事でした。自分の場合。

 どこかに連載するのでなければ、いくらでも書き直せばいいのですから、
 詰まったり矛盾することを恐れずに、一度書きたいように書いてみたらどうでしょうか。

 初めから良いものを書こうと気負いすぎていませんか? 
 「この話が書きたいから書く」。その気持ちがあれば必ず最後まで書けます。
 良いものが書けるかは別として、ですが^^;

●補足
  追記ですみません^^;

 話に詰まって完結できない → 放置 → 没…
 ということになっているのだとしたら、そこで諦めずに、

 「どうして話に詰まっているのか」を徹底的に究明してみることをお勧めします。

 未完の作品をいくつも書くよりも、ぼろぼろヨロヨロでもなんとか完結させたほうが身になると思います。

 詰まっている原因が解明できれば、なんとかしてその流れを直せばいいわけですよね。
 逆に、詰まっている理由が分からないということであれば、
 自作品を客観視する目が不足しているのかもしれません。

 その場合、未完の作品でも読んでくれるような人にアドバイスという名の
 Sの鞭を仰ぐのも一つの手段かと思います。


超必殺技さんからの意見
 こんにちは。私なりに思った事を書かせていただきます、

 まず一番重要なのは根性です。
 一にも二にも根性です。それがなければあんな単純作業やってられません。
 ちなみに私にはそれが決定的に欠けてます(オイ

 まぁぶっちゃけ上記だけでいいのですが、それだけだとあれなので私個人の考えを一つだけ。

 後ろを振り返らないでください。
 作品を書くときは一切推敲をしないで最後まで書ききってください。


 書いてると中で後ろに立ち戻ると、
「うわなにこれクソつまんねーじゃん」
「こんなんもう書く意味無いわ」
「軌道から外れすぎてもう修正不可能だ……」
 という現象がおきます。
 一度も作品を書き上げた事の無い人だと、
 おそらく中二病患者以外ほとんどの人がなるんじゃないでしょうか。かくいう私もそうでした。
 
 そうなるともうやる気が完全になくなりますから、とりあえず前だけを見て作品を書き上げましょう。
 全部書き上げた後の推敲は少しだけ気が楽ですよ。
 ではでは。

●補足
 私は以前、プロットをかなり綿密に立てたのに最初の三行で書けなくなった事があります。
 原因としては書きなれていなかったからというのもあったのですが、
 もっと大きな原因があると私は考えています。

 それは『なんの変哲もない日常の場面だったから』と
 『キャラが自分から行動するタイプじゃなかったから』です。


 特に後者が重要で、プロのクリエイターの方がよく言う
 「このキャラはすごく動かしづらかった」というのは、大抵自分からは動かないキャラだったりします。

 だから最近(2010年)では『ヘタレ』という書きやすいキーワードと
 『自分から動く』というストーリーを動かしやすいキーワードを組み合わせた
 『ヘタレなのに妙に行動力があって、ヒロインにはナンパまがいのこともナチュラルにする』
 というわけのわからないキャラが横行しているのです。


 話が横道にそれました。
 結局の所言いたい事は一つです。

 行動力のあるキャラを沢山入れたほうが書きやすいです。
 日常パートは少なくしたほうが書きやすいです。



しぇるさんからの返信(質問者)
 超必殺技様 こんにちは。

 根性は、確かに小説を書く上で大切な事の1つですね。
 私も、根性をもって今まで書き進めてきました。ただ、書けば書くほど辛くなってくるんです。
 序盤でも本当に辛くてしょうがなくて、中盤なんてさしかかると、
 意味不明な言葉を大声で叫びたくなるほど・・・。
 当然プロットなしの暗中模索で、根性のみです。
 ただただ、辛かったです。

 ですから、プロットなしで小説を書くのは私にはただただ辛い行為にしか思えないんです。
 同じ根性を使うなら、しっかりとしたプロットを作ることに注ごうかと思います。

> 『ヘタレなのに妙に行動力があって、ヒロインにはナンパまがいのこともナチュラルにする』
 というわけのわからないキャラが横行しているのです。

 最近はやっていますよね。へたれとか、いの付く某傍観者とかといった主人公(語り部)。
 その場合よくあるパターンが、自分が動くというより、
 自分の周りが勝手に主人公を動かすストーリーですよね。

・ある日女の子が空から降ってきて、主人公と恋に落ちる。
・ある日親戚の女の子と同居することになって、ともに学生生活を送る→恋に落ちる。
・ある日神とか天使だとか悪魔だとか異世界の住人に「力」をもらって、なんか巨悪を倒すことになる。
・変態科学者志望の友人に変な機械を試されて、主人公の体が大変なことになる。

 ……だとか。
 主人公自身行動力なくてもなんとかなりそうですね。
 むしろ、行動力があったり頭がよかったり高性能な主人公だと難しい。
 
 主人公か問われる適正は、「同じ」と「違う」なんですよ。
 受け売りですけどね。読者が共感できるところとそうでないところがあった方がいいですね。

 
 その点、「へたれ」は書きやすいと思います。

 とんちんかんな、返事でしたら申し訳ありません。
 追記ありがとうございました。


超必殺技さんからの意見
 あ、いや別にプロットを作らなくていいとは言ってないのですが。
 誤解を招くようないい方でしたようで、すみません。

 私的には、プロットの使い方はあくまでその場面、
 その先の場面の展開を自分で知るためだと思っています。
 つまり現在書いた場面まで読み返してプロットと見比べるのではなく、
 現在書いたところの次の場面はどんなんだったかとプロットを見てその場面を書く、という使い方です。

 ちなみに、それほど辛いと仰るのなら、
 とりあえず短編あるいは掌編を数作書いてみたらいかがでしょうか。
 とても努力してらっしゃるようなのですが、ここらでちょっと一息入れてみるのもいいと思います。
 急がば回れというやつです。

 あと最後に。
 時間をかけて一から十まで完璧に練られたプロットを作ったとしても、
 そこから出来上がる作品の九割は駄作です。
 プロットはとても大切なものですが、あまり時間をかけるのはお勧めしません。


●補足
 いのつく某傍観者やキのつく某傍観者は結構好きなんですけどね。あの独特の語り口が。
 ところで彼らはへたれといっていいのかな? なんか微妙に違う気もするのですが。

> その場合よくあるパターンが、自分が動くというより、
 自分の周りが勝手に主人公を動かすストーリーですよね。

 
 まぁたしかにそういうものも多いですけど、そういう作品の中でも
 『なぜかヘタレ主人公が偶然居合わせた女性に話しかける』とかいう場面がけっこうあったりします。
 基本ヘタレなくせに闘いの時だけ無関係な人(主に美少女)をみんなまとめて助けようとしたり。

 まぁなんにせよ、しぇるさんの仰る通り
 『へたれ主人公をヒロイン達が引っ張る』という展開が一番書きやすそうですね。
 ここまできて言うのもあれですが、一度そういう展開で作品を書いて見ると
 何かつかめるかもしれないので、どうしてもつまったら試してみてはいかがでしょうか。


しぇるさんからの返信(質問者)
 掌編は一発芸の得意な文章お笑い芸人になりたいのなら、いいかもしれません。
 短編は、ブログとか学校の作文とかが得意で、「1度も小説を書いたことがない」とかいって、
 最年少で賞をとった某天才にあこがれるならいいかもしれません。白乙一好きですけどね。

 話の長さで話の考え方とか感覚が大きく違うので、なかなか難しいですよね。
 こんなこと書いていると、あれもできないこれもできないと、
 だだをこねているように受け取るかもしれませんが、
 今は実生活を通して、のんびりとプロットをつくって行きたいと思います。

> 時間をかけて一から十まで完璧に練られたプロットを作ったとしても、
 そこから出来上がる作品の九割は駄作です。


 まず、一から十まで完璧なプロットってなんでしょう。
 完璧であるにもかかわらず、駄作と断定されても困ります。いろいろと。
 言いたいことはわかるんですけどね。なんとなくですが。
 あと、あまり時間をかけるのはおすすめできないというのも、引っかかりを感じます。
 これもなんとなくわかります。熱が冷めてしまって放棄してしまいがちになるのかもしれないとか。


 実際の体験から、そういう結論になったのでしょうけど、ちょっと待ってください。
 完璧ってどれくらいでしょうか。
 プロットに始まりプロットに終わると、どこかで聞いたことあるのは言い過ぎとして。
 多くの物書きさんがプロットの作成をして執筆をしています。
 いや、プロットを書くなと仰ってないのはわかりますが、
 どこまで練りすぎたらやり過ぎの没プロットなのかなと。

 んー私は別にそんな練っているつもりはないんですよ。
 章の一シーン一シーンの大まかな心情の動きだとか、
 主人公の行動だとかそういった物語を動かす最低条件の箇条書きにとどめています。
 詰まってしまうのが、次のシーンはどうしようだとか、本当にこのシーンはこれでいいのだろうかとか、
 これだと後々の自分の意図したような話につながらないんじゃないだろうかだとか、
 ここはこれだと話に矛盾だとか破綻だとかするんじゃなかろうかとか。
 
 プロットの書き方について話だしたら、長々となりそうですが、まあ大別して2つなのかな?
 竜騎士07じゃないですけど、「0から1にする作業」と「1から話を実際に作る作業」。
 話の核を作るのに、膨大で繊密なうんちくを尖塔のように次々に作り上げても、
 意味ないのはわかります。

 大まかに話の大筋までの設定をつくりました。
 はい、じゃあ次はその頭の中でふわふわしてる大筋を形にしてとっておきましょう。
 というのが「1から話を実際に作る作業」
 
 話を作ると言っても、前述の限界まで絞った箇条書きスタイルですけど。
 この段階でも私はプロットと言っています。
 この箇条書きのストーリーの骨格だけ記したプロットで、最後まで話を作ってしまいます。
 
 で、たぶんこの作業が終了して本当に小説の執筆を始めると起こることが、
 プロットに逆らって書いてしまうこと。
 計画していた事と、実際に書いてみた時では感情も違うし、
 その時のノリも違うでしょうけど一生懸命考えた計画書が無駄になることはないと思います。
 ここまでやっても、駄作になってしまうのでしょうか?
 もう一度再訪を期待いたします。


超必殺技さんからの意見
 最近忙しくて、ちょっと遅れてしまいました。

> 掌編は一発芸の得意な文章お笑い芸人になりたいのなら、いいかもしれません。

 これはちょっと偏見入ってる気がします。
 短編も勿論ですが、特に掌編は本当に難しいですよ。
 あれだけ短い本文の中で物語を作り、
 読者を驚かせたり感動させたりしなければならないわけですから。
 ちなみに一発芸を最大限生かすためにどれだけ苦労するのか、
 私は成功した事がないのでわかりません。役に立たなくてすみません(汗)


> まず、一から十まで完璧なプロットってなんでしょう。
 完璧であるにもかかわらず、駄作と断定されても困ります。いろいろと。

 ああ、すみません、ちょっと極端な物言いをしてしまいました。
 『プロットを作成した時点で「よし、これだけ細かいところまで設定しておけば大丈夫だろう。
 オリジナリティも十分にあるし、これなら傑作間違い無しだな」
 と(ちょっと大袈裟ですが)思えるような出来栄え』という感じの意味です。

> どこまで練りすぎたらやり過ぎの没プロットなのかなと。

 いや、練りすぎたらやり過ぎの没プロットになるというわけでは無いのですが。
 しっかり練ってあるのはすばらしい事ですし、そうであるほうがたしかに書きやすいでしょう。

 ただ、そのやりすぎたプロットにかけた時間が勿体ないなというだけの話です。

 ちなみに「どこまでいったら練りすぎか」ですが(ですよね?)、そんなこと私にはわかりません。
 プロの方でもプロットを書かない方がいらっしゃるくらいですから。
 しぇるさんが最初に

> しかし、何年か経って「ああ、プロットが曖昧だからかな?」と気づいて、
 目下プロットを限界まで埋めようと構想中です。


 と仰っていたので、
 「それはちょっとやり過ぎなんじゃないかな? 問題はプロットじゃないんじゃ」と思ったのです。

>  話の核を作るのに、膨大で繊密なうんちくを尖塔のように次々に作り上げても、
 意味ないのはわかります。


 それが半分、なかなかプロット通りには書けないということがもう半分です。

>  この箇条書きのストーリーの骨格だけ記したプロットで、最後まで話を作ってしまいます

 えーっとですね、まずひとつ。
 この形でのプロットは、全然練りすぎじゃないです。というか私も大体こんなもんです。
 
 で次に。
 私も計画書が完全に無駄になるとは思っていません。
 
 ただ、仰る通りプロットを作ってるときと執筆してるときじゃ感情もノリも違います。
 だから、すんごい作りこんだプロットと、
 そこそこのプロットで受ける恩恵というのはそれほど大きな差は無いのです。


 そして最後に。
 駄作になるならないを左右するのは作品の面白さです。
 一生懸命考えた計画書が無駄にならなくても大いに利用できても、
 書いた作品がつまらなければそれは駄作です。


 以上、私の独断と偏見と矛盾の入りまくった文章でした。

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