第4研究室 創作に関するQ&A 575P | トップへ戻る |
グレープ+αさんからの質問
 ライトノベルを書くことに向いていない気がします。

 最近ライトノベルを書くことが向いていない気がします。
 やりたいこと、やってみたいこと色々あります。
 ですが、いざ手をつけてみると
 プロットはおざなり、設定も中途半端、キャラに魅力が無い。
 いざ作品を作ると、展開はぐだぐだ、ストーリーの山が低い、あげくの果てには書ききらない。
 こんなだめだめな奴ですが、このままやって伸びることはあるんでしょうか?
 向いてなかったらあきらめるしかないと思うのですが。
 とにかくアドバイスが欲しいです。
 ぶしつけで申し訳ないのですが、もしよければご意見お聞かせください。


●答え●

 自転車は、自在に乗りこなせるようになると、風を切る感覚などが心地よくて、楽しいのですが、
 乗る練習をしているときは、何度も転ぶので、痛くて格好悪いし、とても楽しい物ではありません。

 これは他のあらゆる娯楽、スポーツ、芸術にも言えることです。
 野球のバッティングも、球をジャストミートして、ヒットが飛ばせるようになると、おもしろいのですが、
 球にかすりもしないと、まったくおもしろくないしく、練習などは苦痛以外の何物でもありません。

 つまり、おもしろさを実感するためには、
 必ず苦痛で退屈な訓練期間を経なければならない、ということです。
 

 この訓練期間を過ぎて、おもしろさが実感できる時期、
 野球なら試合で活躍できるレベルになった時、初めて自分がこの分野に向いているかどうか、
 検討することができるようになります。

 続けていくことで得られる快感と、支払わねばならぬ代償を天秤にかけて、
 割に合わないと思えば、やめれば良いし、続ける価値があると思えば継続すれば良いのです。


 三日坊主が批判されるのは、
 まだおもしろさを実感できない訓練期間中に辞めることを選択するからです。
 そんなことを繰り替えしていては、他のどんなジャンルにチャレンジしても、
 訓練期間中に放り出すことになるでしょう。

 また、千里の道も一歩から、という格言があるとおり、
 一週間でできないことも、一年かければ、たいてい達成できます。
 すぐに結果がでないから、才能がないと決めつけるのは早計というものです。
 
 3年継続すれば、誰でもその道ではいっぱしのレベルに到達することができると言われています。
 到達できないのは、才能の問題以前に、それだけ根気よく継続できないからです。
 
>プロットはおざなり、設定も中途半端、キャラに魅力が無い。

 原因がわかっているなら、
 プロットはきっちり、設定は万全、キャラはどうすれば魅力的になるか試行錯誤、
 ストーリーは山を作り、最後まで書ききれば良いと思います。
 
 ただ、これがめんどうで苦痛なので、
 なにか簡単に一発逆転できるような方法を探してしまいがちになるのですよね。
 しかし、そんな方法は存在しません。そんな方法を探し求めても、時間の無駄です。
 結局、遠回りに見える地道で泥臭い作業こそが、近道なのです。

 そうやって、訓練期間の壁を突破すれば、まったく違った世界が開けるし、
 自分に自信が持てるようになります。


qaさんからの意見
 程度は人それぞれですが、継続して訓練していれば大抵、
 訓練を積んでいない状態よりは、ましな結果が出るようにはなります。

 つまり多寡はともかく「伸び」はします。
 
 なので継続すべきか否かは、最終的にどのレベルまで技量を伸ばしたいのか、
 言い換えれば目標は何なのか、ということによると思います。

 
 とりあえず形になるようなものを仕上げられ、ここのようなサイトで公開できる程度や、
 アマの無償系の企画に参加できる程度といったような、
 趣味の延長的な目標であれば、恐らくどれほどセンスがなくても努力次第では辿り着けます。
 なので続けてみる価値は大いにあるでしょう。
 
 逆に、物書きとして金銭的な利益を上げられるようにまでなる、といったことが目標の場合、
 どれだけ頑張っても徒労に終わる可能性が高いです。
 恐らくすっぱりと諦めて他の事に時間をつぎ込むほうが生産的です。
 
 まとめると、「ただの遊びだ、儲かるもんじゃない」と思えないなら止めてしまったほうが楽です。



くれんさんからの意見
 本気でやってみなければ、向いているのかいないのかもわかりません。
 本気でやって、いい結果が出ないのなら、向いてないんでしょうね。
 けれど、どれもこれも中途半端なんですよね。こんなボクでも伸びますか~
 などと尋ねているようではまだまだ本気とは言えないでしょうね。
 
 なのに、どうして、赤の他人があなたがライトノベルに向いているのか、
 いないのかわかるのでしょうか?


 本気なら、おざなりになってしまうプロット、設定、魅力のないキャラ、
 展開はぐだぐだ、山はない、途中で投げてしまうことをどうやったら克服できるのか、
 それをまず最初に考えるべきじゃないですか?

 それを乗り越えて、そこそこ読める話が書けるようになって、壁にぶつかったら、
 初めて、伸びるんだろうか、どうだろうかと言えるようになると思います。

 今はまだ、それ以前の問題でしょう? 違いますか?


文長さんからの意見
 うまいヘタに関係なく、何年かすれば大抵の人は諦めたり飽きたりして筆を折っていきます。
 小説に限らずスポーツなんかでもそうですが、普通に生活しつつひとつの物事を5年、10年、
 それ以上続けるのはよほどの情熱がなければもちません。

 僕なんかはプロになる気もなれる気もしないので、
 多少のんびりしても焦らず長いこと小説と向き合う方が楽しそうでいいなぁと思うんですが、
 主さんはどうでしょうか?
 向いてるかどうか、あきらめるかどうか、うまくなるかどうか……

 本当に創作や執筆が好きなら、そんな重大なことを焦って今すぐ決める必要があるのかと思います。


クマ太郎さんからの意見
 こんにちは、クマ太郎と申します。
 ううーん…ええとね。
 この世には、たくさんの種類の仕事が存在しますよね?
 どれも百点満点を求められます。プロですから当たり前のことです。

 そんな数ある仕事のなかで、唯一百点でなくてもいいもの、それが小説や絵画といったものです。
 これといった基準がない。

 百点をとること、そればっかり気にしてませんか?
 どうせこんなのつまらない、ここもよくない、あそこもよくない。
 なんてかんがえてませんか?

 肩の力を抜いてください。リラックスして。百点じゃなくてもいいんですよ。
 極端な話、こんなのマイナス百点じゃー、と思えるものでもいいんです。


 そんなことより、自分のキャラに萌えてくださいな。
 もったいないでしょう。せっかく一生懸命考えたのに。
 最後まで書き終えることが出来ない?いいじゃありませんか。
 どうせまた書きたくなりますよ。あなたが本当に書くことが好きなら。
 ぐだぐだな話?それを逆手に取ることもまた選択肢の一つじゃないですか。

 それにね、そんなに悩まなくても、あなたの小説の評価は世間様が決めてくださいます。 
 書いている最中悩むことは、どうしたらもっと自分が楽しくなるか、
 それだけで十分じゃないかと思います。
 

 楽しくなったら、最後まで書ききることが出来るんじゃないでしょうか。
 支離滅裂な文であいすみません。少しでもご参考になれば幸いです。

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