ライトノベル作法研究所
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  4. 創作関連公開日:2013/12/07

ラノベ用語集・創作関連

▼ あ行

【アクション】
・人物の行動の中で主に格闘など激しく体を使うシーンの総称。
 本来の意味ではビルから飛び降りる、などのシーンにも適用されたが、ラノベに至っては主にバトルシーンの描写の事を指す。
 またハデな立ち回りなどを指すことが多く、暗殺などのシーンはアクションシーンとは呼ばれない。
 これはやはり動き回る量や行動のハデさ、奇抜さからきていると思われる。
 バトルをメインとした作品にとっては核となる部分。
・行動描写のこと。これはアクションシーンとは異なる概念で、登場人物や対象の動きを書いた描写であればこれに該当する。

【煽り文句】
 場を盛り上げるため、これからの展開に期待を持たせる(=煽る)為の台詞。
 山場の直前に使われることが大半で主に派手なものが多い。
例:
 大群を目の前にして「さぁて、一発ハデにかましてやろうぜ!」
 など含みを持たず、王道ともいえる台詞などが多数。
 主にバトルものに使われる傾向がある。
 アニメや映画と違い聴覚に訴えられない小説にとっては、思っている以上に重要な部分。
 文庫の帯や店頭のポップに書かれているのも一種の煽り文句。

【アフォーダンス】
 「与える・提供する」という意味。
 転じて物体が持つ属性(形・色・材質など)が物体自体の認識をユーザーに対して発しているとする考え。
 例えば椅子の形をした物を見てユーザーが「椅子だ」と思う。なぜこの時ユーザーが「椅子だ」と思ったのかと言うと、それは『椅子の形をした物』が『座れる』というアフォーダンスを持っていたためである。
 逆に椅子であったとしても、ユーザーが「椅子だ」と思わない限りは『座れる』というアフォーダンスにはなりえない。
 これはユーザーによって認識に差異が生まれる。

【ウェル・メイド】
 元々演劇用語で、シナリオが「破綻無くそつない出来映え」であることを意味する。
 ただし、この言葉は本来的には否定の意味を含んだ言葉であり、良くできているが面白くはない、というようなニュアンスを含んで使用されることが多かった。
 現在では、肯定的な意味で使用されることが一般的。
 ライトノベルを褒める言葉としてはあまり使用されないが、純文学や大衆文学の褒め言葉として利用されることがしばしばある。
 関連語 【デウス・エクス・マキナ】

【エンド】
【バッドエンド】
 物語が不幸な結末で終わること。またはその結末。
 例として冒頭より主人公や周囲の状況がマイナスである、何らかの問題が残ったままである、主人公やその周囲の人物が死亡するなど。

【ハッピーエンド】
 物語が幸福な結末で終わること。またはその結末。
 例として冒頭よりも主人公や周囲の状況がプラスである、何らかの問題が解決するなど。
 物語はハッピーエンドで終わらすのが基本。バットエンドで読者を楽しませるのは難易度が高い。

【トゥルーエンド】
 ゲームから発生した用語で、製作者側が意図した真実(トゥルー)の結末。
 ADV(アドベンチャー)ゲーム、ノベルゲームといった、小説や漫画等と同じような「読むための作品」がゲームの中にも存在する。
 さらにこれらの中には、選択肢等を使用しプレイヤーの意志によって作品の道筋が変化するものが存在する。
 それらのゲーム作品の場合、結末は必ずしも一つではなく、複数存在する場合がある。
 このうち、製作者側が意図したであろう作品の最終結論を【トゥルーエンド】と呼ぶ。
 作品次第では明確にされていない場合もある。また、【バッドエンド】か【ハッピーエンド】かは問わない。
 もともとゲーム用語であるため、複数の結末が存在しない小説等には本来適用されない用語。
 【ハッピーエンド】の誤用として用いられる場合が多々ある。
 また、連載等で一度結末を迎えた作品を刊行するにあたり新たに結末部分を書き足して延長する、あるいは、一度発表した作品の結末を書き直して別のものに変更する、といったことを行った場合、従来の結末に対して新しく発表されたものを【トゥルーエンド】と呼んだりもする。

【オマージュ】
 本来は敬意や尊敬という意味。そこから尊敬する作品に影響を受けて似たような作品を創作すること。
 関連語 【パクリ】 【本歌取り(模倣)】

▼ か行

【回想形式】
 プロローグで現代の状況を話し、そこから過去の回想という形で物語が展開する。
 語る本人の現状がどうなるか分かっているので難易度が高い。
 ラノベではあまり見かけない。
 関連語 【手記形式】

【勧善懲悪】
 ストーリーの王道的なテーマ。単純な善悪二元論を持ち出し、悪が善に屈するストーリーを言う。
 ドラマではあるが、水戸黄門は典型的な勧善懲悪の物語である。普通は善を主人公側とする。

【貴種流離譚】
 高貴な血統・身分のもの(定番は王族)が何らかの事情によって、本来属する階級から放逐され、流浪の身や一般市民などとして活躍する王道的なストーリー展開のひとつ。
 物語序盤から“貴種”であることが明示されるものもあれば、登場人物が活躍していくうちに「実は……」といった形で明らかになることもある。
 結末としては、本来の身分に返り咲くというパターンもあれば、そうでないこともある。
 昨今は定義が拡大され、登場人物、特に主人公が何らかの理由によって、(生まれや持っている能力、過去に遭遇した事故など)“特別な存在”である物語も指すようになっている。
例:
 『スクラップド・プリンセス』(1999年3月刊行)
 『魔法戦士リウイ』(1993年2月刊行)

【起承転結】
 物語の流れの基本とされる流れ。
起=物事が起きる。
承=その物事が発展、経過をみせる。
転=物事が一転して新たな側面が見える。
結=全ての物事が収束、終了を迎える。
 という物。
 これがしっかりとしていないと物語としてはリズムの悪い物になってしまう。
 最もわかりやすい例は四コマ漫画。
 関連語 【ストーリー】
 関連語 【三幕構成】

【劇中劇(作中作)】
 作品の中において小道具的に展開される別の作品。
 実際にある作品を使う場合と全く創作である場合とがある。
 代表的なのは漫画『クレヨンしんちゃん』のアクション仮面。

【梗概・こうがい】
 あらすじ、シノプシスとも言う。簡単に作品内容を理解してもらうため、作品本文から重要な部分だけを抜き出してまとめたもの。
 煽り文句ではないので、起承転結の「結」、ラストまできちんと書くのが基本。
 推理小説などの梗概でトリックや犯人を明かすかどうかについては賛否両論あるが、一応は「ネタバレ」でよいとする意見が多いようである。
 なお、新人賞などの選考では、作品の他に800~1000字程度の梗概を求められることがある。
 関連語 【ストーリー】

【ご都合主義】
 作者のやりたいストーリー展開・設定などの都合により、主人公サイドにきわめて都合の良い、不自然な展開・設定を作ってしまうこと。
 作品を書き続けるために強引に新たな展開・設定を作ってしまうこともこれに入る。
 厳密に言えば、ライトノベルに多い現代ファンタジーはそれそのものがまるごとご都合主義の塊といえる。
 創作はどこかにご都合主義の要素はある。
 しかし、それを言い出してしまうときりがないので、よりおおらかに「それまでのストーリー展開や設定からすると、唐突な印象または逸脱した印象を受ける新たなストーリー展開および設定」をいうことが多い。
 関連語 【デウス・エクス・マキナ】

【小ネタ】
 小説のストーリーを左右することがないパロディのこと。普通はセリフ一つ、地の文一行など分量はすくない。
 関連語 【パロディ】

▼ さ行

【三幕構成】
 
主にハリウッド映画の脚本家たちが用いる手法で、「スリー・アクト・ストラクチャー」とも言う。
 起承転結が全体を四つに区切るのに対し、こちらはその名のとおり三つに分ける。
 ビギニング、ミドル、エンドの三つでできており(それぞれをセットアップ〈設定〉、ディベロップメント〈展開〉、レゾリューション〈解決〉とも呼ぶ)、各分量の比率はそれぞれ1:2:1となる。
 それぞれの間にはターニングポイントと呼ばれる物語上の転換点があり、そこで主人公などが物語上の大きな決断をしたり、話が動き出したりする。

・ビギニング……起承転結の「起」の部分で、その話の世界観や人物についてが提示されたり、主人公たちが行動するきっかけが語られる。
 作家はここで失敗したりもたついたりすると、「ご都合主義だ」と言われてしまう危険性が高まると思われる。

・ミドル……「承」と「転」がひとくくりにされたような感じ。
 物語が複雑になったり、主人公の行動がなかなかうまくいかなかったりなどの「次はどうなるんだ?」という、読み手や観客の興味を引きつけさせる要素が組み込まれる。

・エンド……「結」の部分。通常、他よりもビギニングやミドルよりも速い展開となる。
 関連語 【起承転結】

【習作】
 練習として作る作品のこと。

【叙述トリック】
 特定の情報を隠したまま描写し、読者を騙す描写方法。
 例えば、主人公の一人称小説で「主人公が幽霊」という設定を隠して物語を進行させて、ラストでどんでん返し的にバラすなどがある。ミスリードの技法の一つ。
 叙述トリックとは、読者が情報を誤って受け取るよう意図的な演出を行うトリックであり、作中の人物の思考・推理に対して全く影響を及ぼさないことが特徴。
 一番ポピュラーな叙述トリックは、性別の誤認。
 ある登場人物を男性と思わせておいて、実は女性であるとバラす、その逆などがもっとも多く見られる。
 小説においては映像や音といった媒介が無いので、このような技法が可能となる。
 関連語 【ミスリード】

【手記形式】
 過去のことを話すが回想形式とは異なり、まるで後世に書かれた伝記か歴史書のように書かれる形式。
 関連語 【回想形式】

【ストーリー】
 物語の流れ。事象の推移を表す物。
 類語としては「梗概」や「あらすじ」が挙げられる。
 関連語【起承転結】 【梗概】

【セオリー】
 本来は理論の意味。そこからパターンとして破ってはならない(あるいは破ることが難しい)当然の流れのことを言う。

【セリフ(台詞)】
 文章のうち、言葉として発せられたもののこと。狭義には登場人物がしゃべったもののみを指すことも。
 通常は「」(鉤カッコ)を使用するが、回想シーンなどの場合では『』(二重鉤カッコ)を使うこともある。
 思考も含むことがあり、その場合は()(カッコ)を使うことが多い。
 台詞内では改行はしないことが多いが、詩の朗読や台詞が長い場合、あるいは作者のスタイルなどによって、台詞内でも改行することがある。
 また登場人物がしゃべったものの中でも、演出などで地の文に書かれたものについては、台詞に含むことも含まないこともある。
例:
「なんで俺がこんなこと……」奴がポツリと不満を垂れていたが、俺は聞かなかったことにした

▼ た行

【タブー】
 禁忌。してはいけないこと。小説を書くときの作法の上で、やらないほうがよいと思われるもの。

【デウス・エクス・マキナ】
 ラテン語で「機械仕掛けの神」の意味。
 元は演劇などで使用される用語で、絡み合った展開を強引に収束させる手法を意味した。
 現在では、設定が未熟あるいは凝り過ぎたために作品の収拾がつかなくなったときに、強引にストーリーを展開させたり、新たな設定を突然に付け加えたりすることで無理矢理収束させてしまうことを意味する。
 さらに拡大された広義の意味では、ご都合主義そのものを指すこともある。
 関連語 【ご都合主義】

【テーマ】
 主題。作品にこめられたメッセージ。
 ただし、作者が意図したことが正しく伝わるとは限らない。
 北朝鮮の将軍様バンザイ映像などは、作者がいくら自国の元首を尊敬してもらうという意図を込めても、日本人は違った解釈をして、笑ってしまったり、薄気味悪い物を感じたりする。テーマとは、受け手の価値観や解釈次第で異なった受け取り方をされてしまうのである。

【読者】
 書き手に対して読み手のこと。
 ある意味で創作における最大の障害物。
 面白いと絶賛したかと思えば、急に掌を返し、作者を暗澹とさせるインプのような存在。
 読者から面白いといわれたときは執筆の最大の活力になる。

▼ な行

【投げっぱなし】
 正式な用語ではないが、伏線を回収せずに放り投げることを指す。
 本来的にはNGな行為だが、コメディなどでは、あえて演出的に投げっぱなしを行う事もある。
・○○氏原案、××氏執筆など原作者と執筆者が違う場合にこういう言い方をする場合もある。

【ネタ(アイデア)】
 物語に組み込まれるファクターの一つ。
 話作りの原点であり、核でもある物。
 「テーマ」と混同されて使われることもあるが、テーマは物語を通して伝えられる事柄だが、「ネタ」は設定やシーン、台詞回しなどにも用いられる表現なので、厳密には別物。
 余談だが、突発的に思いついたネタを書き残す物を「ネタ帳」と言う。

▼ は行

【パクリ】
 盗作のこと。他人の考えたストーリー、キャラクターなどを盗用し、それを独自のものとして公表すること。
 オマージュ、パロディなどとは区別されるが、オマージュのことを自虐的にパクリという時もある。類似作品全てがパクリに当たるわけではない。
 アイディアは著作権法の保護対象外となっており、例えば、タイムマシンや猫耳メイドというアイディアを自作で使用しても盗作にはならない。ただし、アイディアと創作物の違いは曖昧であり、オリジナリティの強いアイディアをパクると、盗作とみなされる危険性がある。例えば、巨大ロボットを出すのは問題ないが、それにモビルスーツという名前をつけると、アウトとなる。
 関連語 【オマージュ】 【本歌取り(模倣)】

【本歌取り(模倣)】
 本来は和歌などで「昔の手法や語句を取り入れて歌を作ること」を意味する。
 それから転じて「既にある作品をお手本に創作すること」の意味で使われる。模倣のほうが言い方として一般的。
 他人の書いた小説を一字一句すべてなぞり、その小説が書かれた過程をつぶさに見てみたり、文章のクセやストーリーをなぞったりするだけのこともある。ときにオマージュも本歌取りとすることがある。
 なおあくまで習作で行うべきもので、元になった作品名とそれを元にしたことを明記しないで一般に公開すると、パクリと呼ばれるので注意。
 シェイクスピアが本歌取りの名手で、他人が考えた物語をより良い物にアレンジして発表することを得意としていた。彼が生きていた時代は著作権法がなかったので、このようなことができた。シェイクスピアは「創作とは模倣である」という言葉を残している。このため、他の作家から思いっきり嫌われていた。
 関連語 【オマージュ】 【パクリ】

【伏線】
 あとで述べる事のためにあらかじめほのめかしておく、話の筋。(辞書引用)

【風刺】
 人物、国家、社会、組織、別作品などの欠点・罪悪を遠回しに批判すること。
 パロディと被る場合もあるが、2つは別のものである。
 ただし、宗教などを風刺する場合には注意が必要。
 2005年9月、デンマークの日刊紙にイスラム教の創始者・ムハンマドの風刺漫画が掲載された時は、イスラム諸国で非難の声が上がり、死傷者が多数出る大変な暴動、外交問題に発展した。

【フラグ】
 後々起こる出来事に対する条件付けのこと。「――が立つ」と表現される。
 特定の出来事を指して、「死亡フラグ」「生存フラグ」などということもある。
 もっとも、ラノベ界ではあまり定着していないだろうか……。
 なお、『伏線』とは似て非なるものなのでお間違いなきよう。
・もともとコンピュータ用語の「フラグ」から転じたゲーム用語。
 コンピュータ・プログラムの条件判断では、条件が合っていればTrue、否であればFalseとなる。
 Trueの場合を「フラグが立つ」と言う。
 このことから、主にアドベンチャーゲーム内でプログラム上の制御を予測して、プレイヤーの望む結果を得るための操作を行うことを、「フラグを立てる」「フラグ立て」と呼ぶようになった。
 「このキャラを攻略するためのフラグが立った!」などという使われ方をする。

死亡フラグ・死旗】
 メインキャラ、サブキャラ、敵キャラ問わず、すべてのキャラクターに恐れらている現象。
 登場人物が一定の行動を取ると発生、取り付いてくる不可視の要素。
 これが発生した者は、遅かれ早かれ死亡する運命が待ち構えている。
 死亡フラグ発生条件は、その人物の特徴によって異なってくる。
例:
 「まだ生まれたばかりなんだ」と前線で仲間に自分の子供の写真を見せる兵士は、まず間違いなく死ぬ。

【(文章・文体が)重い・軽い】
 重い文章(文体)というのは難解な単語や表現、比喩をふんだんに使用し、あまり冗談のような台詞回しもない、表現も重たい物を選んで書かれた文体。
 対して軽い文章(文体)というのは基本的に誰にでもわかる単語や表現を遣い、日常で使用される程度の比喩などに留めた文体。
 個人の感性によっても異なるが、ラノベの文章(文体)は主に軽いとされている。
 ただこれは登場人物の口調や様々なファクターによって左右されるものである。
 作品が重い、軽いと混同されがちだが作品自体が重いと文章も重くなりがち。

【文量】
 書かれた文章の量。長編・短編・掌編の区分けなどに使用する。
 単位は、単純に文字数で表現するときは「文字」(例:20000字の短編小説)、分かりやすくどれぐらいの量なのかを知らせたいときは「400字詰め原稿用紙換算で、~枚」という。
例:
 400字詰め原稿用紙に換算して10枚の掌編。

【冒頭】
 小説に関わらず物語の頭の部分の意。
 大半が「プロローグ」という括りで置かれることが多い。
 どの表現媒体に関してもこの部分で面白そう、と思わせることが非常に重要。
 最も目につく部分として、冒頭が面白くないというのは読者間はては新人賞の審査時にも大きなマイナス要因となる。
 悪い例としては世界観の説明などに傾倒してしまうパターンが一般的。
 ここが書けなくて、小説の執筆がいきなり頓挫することも珍しくない。

▼ ま行

【ミスリード】
 伏線などを使い、読者をわざと勘違いさせる技法。
 主にミステリなどで真犯人とは別の偽犯人などに読者の注意を引きつけるために使われたりする。
 『叙述トリック』はミスリードのための技法の一つ。
 関連語 【叙述トリック】

【ミーズ・アン・ナビーム】
 
小説のテーマやモチーフや構成が凝縮されたかたちで作品の一部にはめこまれていること。
 小説の入れ子であり、全体を一章に凝縮するような物語のことを言う。

【モチーフ】
 文学や美術などの芸術面で、その創作物を創造する動機となった主要な思想・題材などの事。

▼ ら行

【ラポール】
 親和的・共感的関係のこと。
 小説では主に作者と読者の関係で、読者が作品を理解したり共感することで結ばれる関係のことである。
 また、登場人物同士の人間関係にも使われる用語である。
 ラポールが結ばれることが読者の作品への感情移入の前提条件であり、ないとあるでは作品の評価に大きく関わるものである。
 登場人物同士で使われる時は信頼や恋愛の前提となる関係になる。

【リアリティ】
 その作品の設定(実在する事象、創作された事象に限らず)に読者が感じる現実感あるいは納得感。
 その設定が実在する事象である場合、読者がその事象にどれほどの習熟しているかによってリアリティの感じ方は異なってくる。
 その事象に習熟しているものにとってはリアリティが感じられても、一般的な知識しか持たないものにはリアリティが感じられないということもありえる。

【連載】
 定期的に発行される発行物(媒体を問わず)に作品を掲載すること。
 アマチュア作家にとっては到達点の一つであり、誉れであるが産みの苦しみは相当な物だとか。

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