覚醒の限界

ある実験によると、脳波を記録して確認できた眠らない最高記録は5日だそうです。そこから推測すると、

眠らずに過ごせる時間は100〜120時間が限界だと思われます。

人間が断眠5日目を迎えると、夢と現実の区別がつかない摩訶不思議な状態になります。誰もいないのに声が聞こえるという幻聴や、人が自分に睡眠薬を飲ませようとしている妄想が生まれるのです。そして精神状態が、ドンドン悪くなっていきます。ごく短い間だ眠ってしまうマイクロスリープ(微小睡眠)が現れ始め、判断力や記憶力が衰えはじめます。なにがなんだかわけのわからない状態になって、最後には立ったまま眠ってしまうのです。


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