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ラプンツェルの翼
“もしもこのトランクを拾った方がいたら絶対に開けないでください。 人にとって危険な武器が入っています。開けない限り危害はありません” 混乱する事故現場で相沢遼一が託された歪にひしゃげたトランク。 その中に入っていたのは、両膝を抱えるように丸くなっている精巧な人形のような…… 一糸まとわぬ少女だった。 はたして彼女が危険な武器なのか、もしくは何かの道具なのか、それとも――。 遼一の手元にあるのは七つの駒と地図とウサギのぬいぐるみ。 謎の少女を連れて、目的の見えぬ生き残るための“禁断”のゲームが始まる。
一巻を買うと二巻を買わずには居られないような、そんな力を持っています。 僕がこの作品で最も凄いと思うのは、一言では言い表せないような『人間関係』ですね。 『主人公たちが命をかけたゲームをやる』っていう、言ってみればありふれた内容の作品だというのに、 人間関係の深さは他の作品と比べるとずば抜けていると思います。 人間関係は利害関係だ、というクールでダークな考え方を、 ほとんどのキャラが持っているのが凄いんですよ! その利害関係の間の感情の動きが、リアルに描かれているのが素晴らしい! あと、ゲームのミステリー的な要素も見所ですね。 先が読めない展開というのか、普通のまま終わらせないというか。 見ていて最後まで飽きないゲーム設定も、見事だなと思います お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 主人公です。 作品を通じて成長していく過程が凄いです。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 巻を増すごとにつまらなくなっているような印象がありますね。 あくまで僕の感想なんですけど。一巻で終わらせておけば良かったかなぁ、と。 ただ、一巻の破壊力が格別なんですけどね(笑)
「さよならピアノソナタ」に並ぶほどの面白さを誇っています。 内容自体は謎解きに近い文章になっていて、読めば読むほど泥沼のようにはまっていきます。 もし読む機会があったら自分で謎解きをしながら読んでください、 気が付いたら全巻、買いに行くことになるでしょう。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 特にこれと言う人はいないのですが…あえて言うならリサ? この作品の欠点、残念なところはどこですか? 謎解きに近いから、読み返す機会が少ないと思う…ぐらい。
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RIGHT×LIGHT
右手でモノを握ると跡形もなく消える――だから、空っぽの手品師。 そんなふうにクラスでは三文手品師のフリをする、それが僕の平凡な日常。 の、はずだった…アリッサと出会うまでは。 「あんたに選択の余地はないのよ。あたしに従いなさい!」 屋上から降ってきた半透明の彼女にいきなり命令され、強引に肉体を依代にされてしまった僕…… 足元がふらふらする。全身がだるくて重い……待て。なぜ僕がこんな目に? 彼女は自分の肉体を奪った犯人を追って「方舟」からこの地上へ辿り着いたというのだが……。
過去の境遇から、敵を作らないように作らないように当たり障りのない自分であろうとしていました。 しかし、裏表がなく真っ直ぐなヒロイン、アリッサとの出会いで変わっていき、自分と向かい合います。 そして、自分が人のために奔走するようにまでなる。 そんな、人との出会いや交流、そこから生まれる絆によって、 主人公が今まで引き篭もっていたところから前へと進んでいくお話。 魔術でや能力での戦闘シーンも面白いですが、 なんといってもこの作品の見所は人と人との繋がりです。 人間、一人では見えない世界があるのだということを教えてくれます。 絆を軸に置いた王道現代ファンタジー、ファンタジーとボーイミーツガールが好きな人なら、 一度読んでみて損はありません。
一巻ラストの挿絵でやられ、二巻でトドメを刺されました。(笑) 静かなのに感情の起伏が大きいキャラで、セリフの随所で微妙な感情の変化が表現されています。 他人想いでとても一途なところと、初々しい恋愛模様を見せてくれるところが好きです。 啓介のことになると怒りっぽくなるところもかわいいんですよ? ネタバレっぽくなりますが、最近登場した啓介の妹である由衣もかなりかわいい。 お兄ちゃん想いな妹さんです。 いや、べつに私はロリコンではないですよ……? どっちかというとシス(ry
尖ってないだけで、出ているところはあるのですが。 読む人を選ばないという意味ではよい点になるのかもしれませんが、 少し物足りない感があるのはいなめません。 あと、魔術についての解説がちょっとわかりにくいような気もします。 やたら難解ではないですし、読み進めていけばわかっていくのですが、 一巻の最初の説明部分だけでは理解しきれないかもしれません。
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レイセン
伝説にまで成り上がった「聖魔杯」から数ヵ月、 普通の社会復帰に失敗したヒデオは宮内庁神霊班に就職する。 しかしそこでの仕事は、人々の悪意から生まれた悪霊を、人間にとり憑く前に祓うというもの。 精霊に知り合いはいても、お祓いのスキルはまったく無しのヒデオはいきなり大ピンチ! 先輩にして巫女の睡蓮に厳しくしごかれる日々が始まる。 さらに、今度は闇属性のゴスロリ精霊少女に憑かれてしまい―前途多難の第二の人生、開幕。
前作に比べ(今のところ)ギャグが多く笑わせてくれます。 相変わらずダメなりにがんばるヒデオがかっこいい。そして、新たに渦巻く陰謀! 作者得意の大風呂敷が楽しみです!!
新キャラの闇理ノアレ。 ロリでどS、主人公を困らせ困っている姿を見て楽しむという歪んだキャラ。最高です。
どちらかを読んでいないと、楽しさが9割方減ります。特にマスラヲの方。 また、ある程度ゲームや他のラノベ、漫画などを読んでいないと解らないギャグが多いです。 あと、これから増えるかもしれませんが、一巻では戦闘シーンが皆無です。
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その小説、105円で売られているかも…… |
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