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望み通りの可愛い外見を手にいれて、さあ、ハッピーライフ! のはずだったのだが……!?

ネクラ少女は黒魔法で恋をする


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 21
 おもしろいです! 28
 なかなか良いです 32
 ふつうです 6
 イマイチです 4
 おもしろくないです。 1
 買うと損します。 3

ジャンル学園
著者熊谷 雅人
出版社:MF文庫J(メディアファクトリー)
発行年月2006年01月
本体価格 580円 (税込 609 円)

風月堂さん一押し!(男性)

■ 解説                               

 空口真帆。通称、黒魔法。
 あだ名のとおり黒魔法が趣味の真帆は、内心はかなりの毒舌家、
 でも人前ではうまくしゃべることもできない超内弁慶な少女。
 けれどある日、手に入れた魔術書のおかげで悪魔を呼びだすことに成功する。
 さっそく真帆は、自分を馬鹿にするクラスメートを見返すべく、
 「可愛くしてください」と願うが、契約の代償は真帆の恋心!
 「誰のことも好きになってはいけない」と言われる真帆だが、
 真帆は「そんなの、おやすい御用です!」と気前よく契約してしまう。
 望み通りの可愛い外見を手にいれて、さあ、ハッピーライフ! のはずだったのだが……!?
 ネクラ少女のハートフル学園ラブコメディ。
 MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞。


■ この作品について、熱く語ってください!            

 主人公の空口真帆は、人前ではうまくしゃべれませんが、心の中では毒舌です。
 その上、趣味は黒魔法です(苗字をクウ・ロと読み替えると……)。
 それによって自分を馬鹿にする人を見返すことを考えています。
 また、自分自身にも少々卑屈です。
 クラスメイトを見返すべく、悪魔との契約で可愛くなります。
 それがきっかけとなって周囲の人々と打ち解けることになります。

 そうして人と触れ合うなかで、最初は自分も他人も嫌っていたのが、
 だんだんと肯定できるようになっていく様子がとても気に入りました。

 恋愛(真帆の片思いですが)については、悪魔との契約に関わり、
 特に後半で重要になりますが、個人的には、むしろ主人公の成長が一番の見所だと思います。
  
 いずれにしても、とてもハートフルな話です。


■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 主人公の空口真帆です。
 売りである毒舌(心の中だけ)は以下のように、

> 運動には一入(筆者注:ひとしお)の自信があるよ。もちろん、誰よりもできない自信がね。
> 飛び散る汗。充満する青春の臭い。ああ、吐き気がする。


 こんな調子なので、余り深刻にならないのである意味爽やかです。

 後半、可愛くなってからは毒舌は大幅に減りますが、それほど不自然には感じられません。
 その際、時に毒舌になりながらも、良いところ、変わったこと(そして契約違反の恋心も)は、
 素直に認めていく所に好感が持てました。

 とはいえ、一番の魅力は毒舌(心の中だけ)なネクラなところです。
 そうでなければ(内気な自嘲だけだったなら)、ここまで気に入ることはなかったと思います。


 私は基本的に感情移入せずに小説を楽しみますが、
 これは珍しく主人公の心情に共感できました。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 以下、大幅なネタばれになります。

 終わり方は意見が分かれると思います。
 悪魔が関与したということで記憶も因果も消され、
 契約以降も状況が変わらないままで時間が経った状態になります。

 終盤や後書きでは続編を示唆していますが、演劇部などの一度親しくなったキャラクターとは、
 親しくなるところからやり直すことになり、続けるのは難しいように思えます。

 個人的には終わり方自体も悪くないと思うし、これで終わりでも良いと思います。
 もっとも、主人公や演劇部の面々なども気に入ったので、
 もし続編が出たなら私は読んでみたいと思いますが。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


-Mini Vote-
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テストで召喚戦争? 恋ありバカあり破壊度満点の新・学園コメディ!?

バカとテストと召喚獣


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 675
 おもしろいです! 65
 なかなか良いです 10
 ふつうです 10
 イマイチです 4
 おもしろくないです。 5
 買うと損します。 13

ジャンル学園
著者井上 堅二
出版社:ファミ通文庫
発行年月: 2007年02月

所長のオススメ、ぴよ! 2011年度 ライトノベルBESTランキング第3位 (書籍・このライトノベルがすごい!)
    2010年度 第1位
    2009年度 第3位


神紙 みずきさん(15歳) GX?ZEUSさん(男性・15歳) T.Kさん(男性)
にゃろモン
さん(男性・14歳) コヨーテさん(男性) かおす太郎さん(男性・19歳)
ひらん
さん(男性) 木下秀吉さん リロノさん(男性・16歳) ヴィルアスさん(男性・15歳)一押し!

■ 解説                               

 「総員ペンを執れ!」 テストで召喚戦争!? 恋ありバカあり破壊度満点の新・学園コメディ!
 「こんな教室は嫌じゃああっ!!」 アホの明久は叫んだ。
 ここ文月学園では、進級テストの成績で厳しくクラス分けされる。
 秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備だが、
 彼のいる最低Fクラスの備品はボロい卓袱台と腐った畳だけ。
 明久は密かに憧れる健気な少女・瑞希の為、クラス代表の雄二をたきつけて戦争を始める。
 それは、学園が開発した試験召喚獣を使い上位組の教室を奪うという危険な賭けだった!?
 第8回えんため大賞編集部特別賞受賞作。


■ 神紙 みずきさんの書評                    

 まずは、このタイトルのインパクトです。
 最初、私もこの本のタイトルを見たとき二度見してしまいました。

 バカとテストはつながるけれど……召喚獣? ファンタジーなのかな?
 妙に引っ掛かってしまったため、この本を買ってしまいました。


 そしたらファンタジーではなく、オカルト混じりの学園系で驚きました。
 召喚獣はテストにもばかにもつながるんですね(笑)

 そして内容は、とにかく「笑い」の一言です!

 ここまで笑いに特化した小説はそうそうありません。
 しかも、笑いだけでなく、ちゃんとしたストーリーがあるため読むのに飽きません。
 長編版だけでなく、短編もかなり読み応えがあります。
(私は、短編版ではみんなの過去話編が好きです。
 笑いの要素は少ないですが、これを見た後、そのキャラクターに対しての愛情がより一層深まります)

 さらにこの小説は非常に読みやすいこと!

 もう、おもしろすぎてすいすい読めちゃいます。
 まるで漫画を見ているかのような感覚です。
 私も一巻を見るなりハマってしまい、丸々最新巻まで一気に見てしまったり……

 とにかく、笑いとストーリー、一つの本で二度おいしいです(少し表現が……)

 絶対読むことをお勧めします!


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 とにかく、雄二&翔子のカップル(?)が私は好きです。

 この二人のやり取りは殆どギャグパートでしか使われませんが、
 そんな中でも、翔子の隠すことない、一直線な雄二への恋心。
 いつもはそれを嫌がっているけれど、それでもピンチな時には翔子を守ろうとする雄二。
 もうほんとにこの二人はお似合いカップルです。

 あ、あとそれと、厳密に言うとキャラではなくグループですが、
 恋愛することを許そうとしないFクラスの集団も面白くて好きです(笑)



この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 これはプラスでもありマイナスでもあるのですが……

 ギャグで押し切っているため、多少、場面場面の安っぽさがあります。

 このチープ感のおかげで笑うこともできますし、すいすい読めるのですが、
 少しシリアスな場面になると、うーん…と思ってしまう時があります。

 それと超と付くほど王道です。

 学園系のライトノベルになると、このレッテルが張られるのは仕方がないのですが、
 この作品はちょっとそれが強かったかな?

 まあ、それでもそれを補うほどの面白さがあったのであまり気にしませんでしたけれど



■ GX?ZEUSさんの書評                    

 面白いの一言に尽きます。

 ただ面白いだけではなく、面白い中にストーリー性がありとてもたのしまさせてもらいました。
 バカを支点にした著者は素晴らしいと思います。


 ただおもしろすぎて学校の朝の読書のときに笑ってしまい周りから白い目で見られました。
 皆さんも人がいるところで読むときは気をつけて(笑)


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 鉄人こと西村先生です。
 ここから先はネタバレ? ですが、
 
 第一巻の「趣味は勉強、尊敬する人は二宮金次郎という人間にしてやろう」
 と言うところが大好きです。

 
 また見かけに反して頭がいいというギャップにびっくりさせられました。
 この話の中ではあんまり目立たない存在ですが、この人がいなければバカテスじゃありません!!



■ T.K さんの書評                        

 主人公の通う文月学園はいくつかの大きな特徴を持っており、
 まずひとつは生徒が成績のよいものから順にAクラス、Bクラス、Cクラス、Dクラス、Fクラスに
 振り分けられており、あらすじにもあるとうり、
 教室の環境がまるで同じ学校のクラスとは思えないほど違います。

 そして、このシリーズの鍵ともいえるこの学校最大の特徴が「試験召喚獣」です。

 まず、召喚前に行われるテストのルールは制限時間はそれぞれの科目ごとに一時間、
 その間に無制限に問題が出され、そのテスト成績の点数が召喚獣の戦闘能力となる。
 というもので、つまり学力しだいでは、百点以上に点数を伸ばすことが可能で、
 召喚獣の姿は呼び出した人の姿を2頭身キャラにデフォルメしたものになってます。
 そして、この召喚獣を使いクラス間で行われる「試召戦争」にもし下位クラスが勝った場合、
 勝ったクラスと設備を入れ替えられる。という設定になってます。

 ちなみに、主人公の「吉井明久」は成績最下級のFクラスの中でも「観察処分者」と呼ばれている、
 つまりとてつもなく成績が悪い生徒なのですが。
 しかし、「観察処分者」のペナルティとして召喚獣を使った雑用をさせられているため、
 召喚獣のコントロールに長け、さらに唯一生徒の中で、
 雑用のために物に触れたり、物を壊したりできる、
 といった物理的攻撃力を持っている召喚獣の使い手です。

 個性的なキャラが多いのはもちろん、3巻のラストでは主人公がいきなりキスされるなど、
 いい意味で予想を裏切る展開もよかったです。

●文月学園におけるクラス設備の奪取、奪還および召喚戦争のルール


 原則としてクラス対抗戦とする。
 各科目担当教師の立会いにより試験召喚システムが起動し、召喚が可能となる。
 なお、総合科目勝負は学年主任立会いの下でのみ可能。


 召喚獣は各人一体のみ所有。
 この召喚獣は、該当科目において最も近い時期に受けたテストの点数に比例した力を持つ。
 総合科目については各科目最新の点数の和がこれにあたる。


 召喚獣が消耗するとその割合に応じて点数も減産され、戦死に至ると0点となり、
 その戦争をおこなっている間は補習室にて補習を受講する義務を負う。


 召喚獣はとどめを刺されて戦死しない限りは、
 テストを受け直して点数を補充することで何度でも回復可能である。


 相手が召喚獣を呼び出したにも関わらず召喚を行わなかった場合は戦闘放棄とみなし、
 戦死者同様に補習室にて戦争終了間で補習を受ける。


 召喚可能範囲は、担当教師の半径10メートル程度 (個人差あり)


 戦闘は召喚獣同士で行うこと。召喚者自身の戦闘参加は反則行為として処罰の対象となる。


 戦争の勝敗は、クラス代表の敗北を持ってのみ決定される。
 この勝敗に対し、教師が認めた勝負である限り、経緯や手段は不問とする。
 あくまでもテストの点数を用いた「戦争」であるという点を常に意識すること。


ネタばれ注意!(1巻の中に入っているテスト問題とその回答)
●問 以下の問いに答えなさい。
 調理のために火にかける鍋を製作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、
 調理を始めると問題が発生した。
 このときの問題点とマグネシウムの代わりに用いるべき金属合金の例を一つ挙げなさい。

○姫路瑞希の答え
問題点‥マグネシウムは炎にかけると激しく酸素と反応するため危険であるという点。
合金の例‥ジュラルミン

◆教師のコメント
 正解です。合金なので「鉄」では駄目という引っ掛け問題なのですが、
 姫路さんは引っかかりませんでしたね。

○土屋康太の答え
 問題点‥ガス代を払っていなかったこと。

◆教師のコメント
 そこは問題じゃありません。

○吉井明久の答え
 合金の例‥未来合金(←すごく強い)

◆教師のコメント
 すごく強いといわれても。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 気に入ったキャラをあげますと、男子では雄二とムッツリーニこと土屋くん。
 雄二は、Fクラス代表で、試召戦争の時には、
 それぞれのクラスにひとりずつ存在する「クラス代表」が負けることがそのクラスの敗北となっています。
 
 雄二は今でこそFクラス並の成績ですが、子供のころは神童と呼ばれたほどの秀才で、
 今でも勉強こそいまいちながら試召戦争の時には、
 さまざまな頭脳的な作戦を立てクラスを指揮しており、
 実力で劣るFクラスが他のクラスとやりあえるのは彼のおかげといっていいでしょう。

 そして、ムッツリスケベの通称「ムッツリーニ」こと土屋くんは、盗撮、盗聴などを得意とし、
 保健体育の科目で成績の8割を稼ぐ猛者です。また裏で盗撮写真を売りさばいたりしています。

 女子では、翔子と秀吉かな。

 翔子はAクラス代表で、雄二の幼馴染でスレンダーな美人ですが、
 じつは雄二に子供のころからベタ惚れしており、
 高校生にもかかわらず婚姻届に判を押すことを迫るなど、
 かなり強引なアプローチを行っている面があります。

 そして、特筆すべきは「木下秀吉」。
 男の子なのに双子の姉と瓜二つの女顔で、「〜じゃ」「〜かの」といったしゃべり方が特徴で、
 演劇部に所属し、人の声真似も得意。
 ちなみに、作品中では双子の姉に成りすますためだったり、
 文化祭でウエイトレスするためだったりしてたびたび女装したりもしており、
 「このライトノベルがスゴイ」2009年度版において、
 男性キャラの1位、女性キャラにおいても10位、総合2位という男女双方で大健闘を見せた。
 なお男性キャラ部門に関しては2010年度も1位を獲得し連覇達成、
 女性部門でも7位といずれにしても着々と順位を上げています。

 彼は女装の似合う男の子というイレギュラーな存在でありながら、
 癖の強いキャラが多いバカテスのなかで貴重な常識人でもあり、
 中身は普通の男の子なのに、むしろ双子の姉とこっそり入れ替わっているときなどは明久に、
 入れ替わった姉よりも、ふだんの秀吉のほうが「女の子らしくてかわいい」と思われるほど。
 明久がまちがって秀吉に告白まがいの台詞をいってしまったときに、
 もじもじと恥ずかしがって戸惑っている姿とかをみてると、
 自分も思わずそのかわいさにときめいて‥‥はっ!
 すっかり秀吉が男だって忘れかけてた。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 召喚獣をなぜ一介の高校生が呼べるのか?
 といった点については「科学とオカルトがいっしょになったから」
 といった程度の説明しかありませんでした。


 随所に入ってる学校のテスト問題と、それに対する主人公のおバカ回答などは面白いと思います。



■ にゃろモンさんの書評                     

 一部ネタバレをふくみますm(_ _;)m

 この本は、
 「おもしろそう!」で買って
 「おもしろい!!」ッてながら読んで
 「おもしろかった!!!」ッて言った本です!
 タイトル見ただけでもう釘付けでしたね。バカとテストで、なんで召喚獣!?みたいな。

 内容読んでも「あぁこいつらバカだなぁ」って言うネタがちりばめてあってしょっちゅう笑ってましたw

 一番うけたのはヤッパリ姫路さんのつくった肉じゃがでっすかね。
 まいど恐ろしいバイオ兵器・・・じゃなくて、おいしそうな料理をありがとうございます!
 
 美女キャラと言えばこの人を忘れてはいけない!そう!
 木下 秀吉!
 えっ女じゃないだろって? なにいってんのあれは200%女の子だよ♪
 ツッコミキャラなのにいまいち迫力がないから、
 周りがどんどん変な方向に進んでいくのがこれまた笑える!
 こんな美女軍団がいるからこそあの男がいる!

 土屋 康太(ムッツリーニ)!!
 「よっ!まってましたスケベキャラ!」
 僕の中では、「これぞ名言!」みたいなセリフがあるんです!それは、・・・

 「ヤツは、スパッツをはいている」

 キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーってかんじですよ!マジで!!
 解説
 このセリフは明久たちが女子から風呂覗きの犯人と誤解されてしまう。
 その誤解を解くためにイロイロ頑張ったすえ、真犯人は女で、
 おしりに火傷があるというとこまでたどりついた(ムッツリーニ情報)。
 そこで、Hな女キャラの工藤 愛子なんじゃないのか?という仮説がもちあがった。
 じゃあムッツリーニ、工藤愛子のおしりには火傷があるか見てみよう!
 っという感じになったとき、ムッツリーニの口から飛び出たのがこのセリフ。

 「なんで知ってんのーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
 っていうビックリとともに笑いが出てきてもうサイコーでした!

 っということで、僕の感想を終わります。
 皆さんも、時間があれば、・・・いいえ時間をさいてでもこの本を買って読んでみてください!

 笑いすぎて、周りから白い目で見られること間違いなし!!


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 ムッツリーニ!
 コイツなしにバカテスは語れない!!
 初登場からスケベなとこが笑える!


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 ない!

 でも明久の姉は出てこなくてもよかったかも(?)



■ コヨーテさんの書評                      

 ギャグライトノベル作品の中でもトップクラスのギャグセンスを持つシリーズです。

 主人公は点数無制限のテストで「20点は堅いな・・・」
 という学力の持ち主(=バカ)ですが、とってもアツい!

 とにかく笑えるラノベをさがしているならこの作品は超オススメ。


 即効性のギャグが多いので喫茶店、電車の中、学校の読書時間などに読むと
 周りの人が気味悪がると思います。「こいつ、なんでわらってんだ?」みたいな。
 でも、そのぐらい笑える!


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 ムッツリーニ。
 ここまで情熱的な変態も珍しい(笑)
 キャラのデザインや行動がちょっとかわいいです。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 もう書かれている人もいますが、全体的にチープです。

 それを味ととるか弱点ととるかは人によりますね。



■ かおす太郎さんの書評                     

 1.ギャグのセンスが群を抜いていいです。無条件にそう思いました。

 2.中二病とギャグがこれほど上手く溶け合っている作品は少ないと思いました。いい意味で。

 3.テストの点数→戦闘力に変換した発想のキレが素晴らしいと思います。


 性別によるハンデが無くなったことは非常に大きいと思います。
 チート性能の戦う美少女という御都合主義からの大きな進歩です。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 秀吉とムッツリーニですね。
 微妙なところでいくと久保君とかも好きです。

 秀吉
 →こんなかわいい子が女の子のはずがない。

 ムッツリーニ
 →こんな変態が停学にならないわけがない。

 こんな彼らが大好きです。
 

この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 ないです。
 チープ感があるところを弱点と捉えるかどうかは人それぞれだと思います。


 かおす太郎としてはタイトルでバカと開き直っているのだから、安っぽさもありなのではないかと。



■ ひらんさんの書評                       

 端的に言うなら、バカです。良い意味で、ですが。
 記号、太い文字、大きな文字、擬音などなど。様々な技法でとにかく笑いに走ります。

 けれど、何より感心するのは、その発想。

 普通の人が思いつかない事をさらりとやってのけたり、目の付け所が違ったり。
 「予想と違う事が笑いに繋がる」という、その典型だと思います。



お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 全員が好き……ですが、あえて挙げるならば土屋君。
 趣味のために命を捨てる、なんて言えば、カッコよく見えるはずです。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 少し暴力的で、明るくあっさり描いていますが、
 実質的にはかなりグロい事を平然とやっています。

 
 私はそこも好きですが、苦手な人は苦手かも。
 また、公的な場で読むと、怪しい人になってしまいます。



■ 木下 秀吉さんの書評                      

 とにかくバカwwwwwwwwwww!
 これだけで十分でしょう。


 買って損はしないでしょう。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 秀吉ですねwwwwwwwwwwwww
 男なのにそこら辺の女性キャラよりいいです。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 笑い以外の成分がほとんどないこと。
 まあ欠点というほどでもありません。




■ リロノさんの書評                       

 電車の中で読んではいけないライトノベルナンバーワンではないでしょうか?

 もうクスリクスリではなくげらげら(?)笑わせてくれますから。
 本でこれだけ笑えたのは初めてかもしれません(漫画もふくむ)。

 化物語が漫才ならこっちはコントをみているような感じです。それも限りなくバカなw

 召喚獣のデザインもやたらにモンスターっぽくしないで、
 召喚者のデフォルメされた姿というのもいいとおもいます。 かわいいですし。

 それにあとがきでも爆笑させてくれました。
 ほんとに嫌なことがあってもこれを読めば二秒で笑顔になれますw


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 なんといっても明久です。もう彼のモノローグまで突っ込みを入れたくなります。

 ほんとにバカです。
 悪友の雄二に包丁で切りかかったりやたらとぶっ飛んでるところも彼の持ち味ですw

 あと脇役ですが須藤君です。(ネタバレ?↓)

 須藤君(木刀)VS明久(爪切り)で明久に負けてから(外傷は深爪だけですがw)
 かなり彼のキャラが立ったのではないでしょうか?w


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 笑うことを目的に買えば損はしないのではないでしょうか?

 自分自身予想以上に笑えたので。



■ ヴィルアスさんの書評                     

 今更こんなところで紹介しなくても、と思ってしまうほどに何だか人気が出ているバカとテストと召喚獣。

 この作品のいいところといえばなんといっても爆笑できるところですね。

 三百ページ程度の長さなのですが、五ページに一度くらいは笑いどころがあります。
 ストーリーはというとラブコメの王道。
 テストの点が強さに変わるという召喚獣を使った召喚戦争、というのは少し遺脱さもありますがまあ、
 王道といわれても仕方がないストーリーです。
 欠点もあるのですが、そんなことは些細な問題。

「ストーリー? シリアス? そんなもの関係ないね! とにかく笑わせたもの勝ちさ!」

 なんてことを作者が言ったわけではなく、
 勝手に私が想像しているだけですがそんなことを想像してしまうくらいに笑わせてくれます。

 電車に乗っているときに読んでいて爆笑。周りから白い目で見られたのは今でも忘れられません。


以下バカとテストと召喚獣より抜粋
===================================

問い 『バルト三国と呼ばれる国名を全て挙げなさい』

生徒一の答え『リトアニア エストニア ラトビア』

教師のコメント『そのとおりです』


生徒二『アジア ヨーロッパ 浦安』

教師のコメント『貴方の国の定義が気になります』


生徒三『香川 徳島 愛媛 高知』

教師のコメント『正解不正解の前に、数があっていないことに違和感を覚えましょう』

====================================


 コメディ、ギャグ物を書きたいけど書けないなんて人は是非読んでみることをオススメします。

 ラブコメを楽しめて、笑わせてもらって、その上テーマまできちんとあるんですから、
 これを読まない手はありませんよ。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 明久です。
 彼の熱さとボケ具合と珍回答がこの小説を盛り上がらせているとっても過言ではないでしょうね(笑

 ああ、ムッツリーニも忘れちゃいけない。オチャメなです、本当に。
 でも、でも秀吉も……っ! あの可愛さが……!
 霧島さんも忘れられない……!

 というわけで、皆大好きです。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 ストーリーはひたすらラブコメ王道です。
 ストーリーが王道なんて嫌だ! って人にはオススメできませんね。
 なんせ、オチが丸見えですから。


 ただし、作品そのものがありきたりではないので、欠点というほど欠点ではありません。


■ 一言感想コメント                       

・木下秀吉が好き。どこが魅力なのか、と聞かれると非常に答えづらいキャラであるが、簡単に表せば一目惚れした。僕の記憶が正しければ一番最初に読んだラノベは「バカとテストと召喚獣」で、その時から秀吉が一番好きだったと思う。
2012/10/27

・単純に笑える。それ以外の要素で良いところと言ったら、「伏線の巧妙さ=九十九堂骨董店「会話のテンポ=化物語(西尾維新さんのシリーズ者全般)」その他いろいろありますが、簡単にはこのぐらいです。
2012/04/30

・笑えるところが多く、主人公と愉快な仲間たちが魅力的。
2012/04/28

・読みやすくギャグが面白い。キャラクターがメインもサブもみんな魅力的で面白い。途中にある「バカテスト」にはかなり笑わせてもらった。
2012/03/14

・単純にバカらしい会話が好きだったので読みました。キャラは吉井明久が好きです。
 どんな話にも必ずと言って良いほどオチがあるし、明久らしいバカさがある。タイトルとぴったりの主人公に出会えるのは、読者の喜びです♪
2012/03/13

・学園のシステムとか、よく設定されていて好きです。
 キャラクターも個性的な人がいっぱいで、目を引きます。
 キャラの中では土屋康太が好きです。ギャップっていうか、キャラ設定。
2012/03/13

・必ず2ページに1回は笑う要素がある。
 木下秀吉は男なのに女みたいでかわいくて、女装が似合う。

・テンポのよさ。キャラクター性が魅力。

・吉井明久のバカだけど人思いなところが好き。

・バカとテストと召喚獣は、主人公のバカさ加減を演じてると思わない程度にできてるところが面白い。

・テンポなんぞ無視して登場するギャグの数々。

・題名どうり、主人公がバカでそのバカさが笑えました。
 バカとテストと召喚獣は、ときに召喚獣をときに主人公と話が切り替わる?のでおもしろいです。

・ムッツリーニ。エロの為なら命を尽くす。

・とにかくギャグ満載なところが良い。明久と雄二が意外と漢らしい。

・『試験召喚システム』という新しいシステムと、バカとバカが織りなす恋愛やギャグがおもしろかった。

・非常にテンポがよく、またギャグのセンスもすばらしかった。
 また、キャラクターやそのイラストも非常に気に入った。

・まず、学校で召喚システムがあるという設定が、いい。
 あとはキャラの絡みとか、キャラ一人一人の個性とか、すごくいい。
 あと、キャラ達のバカな回答が、意味不すぎのバカすぎで物凄く面白い。

・土屋康太こと、ムッツリーニは、変態性欲を持っていて、更に無口ときた。
 他のキャラにはない面白みがある。
 ムッツリーニと、吉井明久(以下明久)の絡みがとてもいい。あの二人はもうセットですね。
 今までのキャラで一番よかったのは、バカテスを代表するキャラ、ムッツリーニと坂本雄二と吉井明久ですね。どちらかといえばムッツリーニってだけで、3人とも大好きです!
 雄二は、カッコイイ。男らしい。明久は、バカすぎて笑える。
 あと、アキちゃんが可愛い……。(明久の女装)

・木下秀吉が好き。男子なのにもかかわらず、顔、体つきが双子の姉に似ていて、皆に誤解されているところが面白いから。ツッコミ役という存在なのに、突っ込む時がそこまでなく、その秀吉を女子だと思ってじゃれあってる明久との言い合いが面白いから。

・初めて読んだライトノベルはこの作品だったんですけど、
 はじめから爆笑して最後まで爆笑で読み終えることができました。
 しかも、1巻を読んでいたときに明久が壁を壊すシーンはすごく燃えることができました。

・バカとテストと召喚獣が面白かった理由は、ストーリーの単純さにあると思います。
 そう難しい設定がある訳でもなく、キャラクターも魅力的ではありますが、後ろ暗さがありません。
 娯楽と言う意味に置いては十分過ぎる作品だと思います。

・それぞれの個性がすごくいい。それでいて、関係性も楽しいし感情移入しやすい。

・おばかな作風と試召戦争が面白い。

・木下秀吉が良い。
 女と間違えられたり、演技がうまかったり、かわいかったりと、最強の秀吉。

・ギャグや会話のテンポが良くて、読みやすいし、キャラクターも個性的で、最高でした。間の問題もわらえました。

・素晴らしすぎる馬鹿の集まりが面白い。

・ギャグが面白くて、時間を忘れてしまう。
 また、ダラダラ会話をするのではなく、話のテンポが良いので続きが気になり、
 ついつい読み進めてしまう。

・とにかく登場人物の会話が面白い。また恋愛絡んでいるところが最高。

・初の衝動買いをするほど面白く、買い進めても面白さがつづいたこと。
 あまりにバカで見ていて優越感(?)にひたれた。

・すらすら読めて、内容もギャグがたくさん入っていて面白かった。

・ストーリとキャラクター個々の性格が、とても読んでいて想像しやすく読みやすいです。

・ツッコミが面白かった。

・とにかくバカ。一言で言うならバカ。けど惹かれるいいバカ。

・バカを作ろうとして読者に読ませているのではなく、
 ただバカを楽しんで読ませようという意志が伝わってくる。

・ただのバカな小説ではなくて、読者が皆笑えるように創られている。

・読んでいて、とても楽しい気分になる。

・今まで読んだことのないようなハイテンションなギャグに引き込まれてしまった。

・小説なのに無言で読むのではなく笑って読める。

・ミニコーナーやフォント弄りなど、とらわれず笑いを追及している。
 ギャグ漫画より笑えるラノベはこれくらいだと思う。あと、秀吉が可愛い。

・ギャグ要素がふんだんに盛り込まれており、読んでいて楽しむことができた。
 タイトルを見ても、バカと、テストと、召喚獣の接点が見つからず興味を引かれた。

・友人に薦められて読んだ最初のラノベです
 この作品の最大の魅力は、さまざまな勘違いの応酬と、
 ソレに対する絶妙なツッコミが随所にちりばめられていることです。
 特に、自分が好意を寄せられていることに気づかない主人公をめぐる周囲のドタバタ劇が最高です。
 平均しても1ページに1回以上は笑える、まさにコメディーと言った趣の作品です。

・読んでて楽しい気分になれて、多少の勉強にもなります。

・この作品は私の初めて読んだラノベです。
 この作品の好きなところは個性的なキャラクター、
 あちらこちらにちりばめられたジョーク・美麗なイラストってところですかね。

・笑いを求めている人は絶対に読んでください
 私がそうでしたから(笑)
 ちなみに私は明久大好きです。
 あぁ、なんか全然お役に立てませんですみません。
 バカテス愛してる!

・「バカとテストと召喚獣」の面白いと個人的に思うところは
1.主人公(明久)の普段の普通の人とは違う生活状況だと思う。
 例。主食が塩と水だったこと。
2.明久の鈍感なところ。
 これは、ラブコメディでは個人的には必須だと思う要素。
3.登場人物の言動や行動が面白いところ
 などだと思います。

・世界観も現実味が十分あり、コメディ部分が強くて面白いし、冒頭も独特で楽しめた。
 ストーリー、キャラ共にとてもよかった。


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