第4研究室 創作に関するQ&A 144P | トップへ戻る |
脂さんからの質問 2007年
 ライトノベルにおけるギャルゲーの影響
 
 さて、すっかり創作相談とかけ離れた質問ばっかりになっていることに、
 少々不安を感じつつ書き込んでしまう脂です。

 現状ライトノベルにおけるメディアミックスについて思考をめぐらしているところで、
 やはり角川の戦略・マーケティングが重要になるなあ、
 とか思っていたら涼宮ハルヒ実写ドラマ化なんて嘘ニュースに出会って、
 ついニヤニヤしてしまったりしています。ってそんなことはどうでもいいのですが。
 
 このメディアミックスのところで一つ引っかかることがありました。
 それはゲームという商品ジャンルです。
 これについて少し調べてみると、ギャルゲというのが重要な位置を占めているな、と思いました。
 メディアミックスをラノベ視点で考えると、ギャルゲ→アニメというのが主な流れであり、
 ラノベとギャルゲは隣り合っていないのかな、というイメージがありました。
 でも出版されている本、またはこちらの投稿室の作品などを読んで、
 ラノベというジャンルはギャルゲから結構な影響を受けているのではないかな、
 という印象を私は持つようになりました。
 そこで、タイトルのようなご質問をしてみたいと思ったわけです。

 私は実はギャルゲなるものをやったことがありません。
 友人の家で酒を飲みながらトキメモやっているのを笑ってみていた、ぐらいです。
 個人的に私はそういったものは苦手なんですよね。作者が女の子をモノ扱いしている感じがして。
 それがエロならまだ納得できなくはないんです。
 エロスには支配欲というかそういった要素はありだと思うので。
 しかし結局はそういうエロスを根源としているのに、
 誤魔化しているように見える作品も出版されていますね。
 素直にエロいけばいいのに、なんて思ってしまいます。
 作者の照れが見えてしまって見ているこっちも恥ずかしくなってくるんですね。

 まあそんなところが苦手である理由なんですが、これはあくまで私の個人的な意見です。
 知らないことだけあって好奇心があるというか、
 ラノベというジャンルを読み解くには必要な要素かと思って、
 ちらほらとギャルゲなるものを調べてたりもしています。
 そうすると面白い側面もあるんだなーとか思っている最中なんですよね。
 「属性」という言葉なんかも読み解けばおもしろいものが見えてきます。
 とここで書くと余談になりそうなので省略します。

 ということで、ライトノベル「一般」におけるギャルゲ「文化」の影響というものに、
 みなさんの思うところがあれば聞かせて頂きたく、スレを立てさせて頂きました。
 多分ラノベとギャルゲをつなぐ要素として「萌え」が重要なキーワードになると思うのですが、
 「萌え」という要素が広域で深いものであるため、私の中でまだ言葉にできていません。
 何か感覚的でよいので、思うところがあれば意見を聞かせて下さい。
 よろしくお願いします。


● 答え ●

んぼさんの意見
 相変わらず難しいことをご質問なさる……んぼです。
 これじゃあ私は答えられませんってばよ。

 というわけで、何かそれっぽいことをつらつら書いてみようかと思います。
 ギャルゲがラノベに与えた影響……というか、ギャルゲに影響を受けたラノベ、というものは、
 2004年か、05年ごろに某雑誌で元長柾木氏(美少女ゲームシナリオライター)が、
 コラムを書いていてそれを読んだ記憶があります。
 しかしながら、それはコラムの形式上、各タイトルにおける「AVG的視点」で解説をするものであり、
 広くラノベ一般でのAVGが与えた影響に言及するものではありませんでした。
(正確には、「選んだ本の書評を通じて、美少女ゲームの現在を探る」……
 という、今回の趣旨とは逆の内容でしたw)

 さて、それでは。
 美少女ゲーム、ギャルゲーなどの内、とりあえず一般的なAVGに限った話を。
 基本的にAVGというのは、「クリックしないと先に進めない」構造を持っています。
 しかし、この「クリック」がやっかいで、三秒〜五秒周期くらいでやらねばなりません。
 この肉体的運動であるクリックをこのような短周期で行うと、
 テキストの進行が即ち時間の進行になる、
 つまり、ゲーム内の時間経過と現実での時間経過がリンクしてしまうという問題点(そして長所)が
 発生してしまいます。

 これはユーザーがより深く物語世界に没入できるという利点を生みますが、
 反面テキストを起こす側にとってみれば、
 ワンテキストでの時間経過量を一定にしなければならないという制約をも生み出します。
 ご存知の通り、小説は一文から一文の間の時間経過量が動的に変化します。
 しかし西尾作品などは、こういったテキストのリアルタイム性が非常に高く、
 小説としては独特のリズムを獲得しています。
(余談ですが、AVGで長時間の時点移動を行う場合はフェードアウトなどを駆使して、
 クリック〜クリックまでの時間を意図的に延ばしています)
 これが受け入れられた背景には、
 やはり美少女ゲームを始めとするAVGの存在が大きく影響していると思われます。

 ただし、そうですね。

 少なくとも市場を見る限りは、ゲームがラノベの影響を受けていることはあっても、
 逆はあまり見出せない、というのが自身の感想です。


 確かにゲームっぽい設定やら何やらのラノベが跳梁跋扈しておりますが、
 それはあくまで「ユーザーが望むから」であり、市場原理に基いてのもの。
 技術論としては、その構造上「ラノベをゲームに持っていく」ことは出来ても、その逆は不可能です。
(今回は言及しませんが、多重構造物語などはAVGでは普通のことですが、
 小説では絶対に行えませんし、この構造であることを前提に洗練されてきたシステムと
 迎合出来るものでもありません)

 ですが、アマチュア世界を覗くと、面白いことにこれが完全に逆転しています。

 恐らく敷居の低いゲームから物語創作に入る方が一定数いるからでしょうが、
 AVGと小説の文法を噛み砕かないままに転用する方が多くいらっしゃるように思います。
(主に学生さんですけどねw)

 ただ、じゃあそれが面白い効果を生んでいるかと考えると、
 陳腐化したり小説として破綻したりはしていても、面白いとはちょっと思えません。


 あくまで技術視点からでのお話でしたが、おおよそ間違っていないと思います。
 まあ、あまり詳しくない人間の話ですので半分に聞いておいてくださいw


マサヒトさんの意見
 夜の灯りにつられフラフラと。マサヒトです。

 僕はギャルゲと呼ばれるものに結構理解のある人間のつもりです。
 確かに最近それっぽいものが多いな〜って気はしますね。
 僕が相互させて頂いてるサイトのネット小説もそういうのに似てますし。まぁ僕もそうですが。
 
 最近のラノベの美少女キャラはギャルゲっぽい、というのが僕の抱いている感想です。

 僕的には万々歳なんですが、他の人はどう思ってるんでしょうかね。
 それとも僕が作品を分析する上でギャルゲ的ロジックを用いてるからでしょうか……
 (こっちの要因が主な気がします)
 でも少なからず、商業ラノベはギャルゲの影響を受けていることは間違いないと思います。

 ギャルゲ的美少女っていうのは、表面上でなら結構質が高いような気がするんです。
 「朝起こしに来る幼なじみ」とか「幼い頃に幼女に来た義妹」やら「規則にうるさい委員長」とかとか。
 ただギャルゲは主な購買層である男性に無条件で(悪い表現ですが)媚びるのが目的なので、
 現実的に考えると不自然なこともまかり通る傾向にあるみたいです。
 それがギャルゲなんだ、みたいな。
 ただラノベは当然ながらギャルゲではないです。不自然さをなるたけ払拭しなければなりません。
 
 なのでギャルゲ的美少女を不自然ではないぐらいに加工し、
 それを物語りに組み込む、って方法が多いような気がします。

 ……ってこれは単に僕のキャラのつくりかたじゃないですかorz
 すっげぇ支離滅裂な文章ですが、一ミクロンでも参考になれれば幸いです。でわ、


Mayoさんの意見
 はじめまして。わりと神出鬼没なマヨです。
 ギャルゲーも一昔前に何本かプレイした経験があります。
 有名どころの作品は一応チェックしてるつもりです。

 さて、『ライトノベル「一般」におけるギャルゲ「文化」の影響』ということですが……
 実際自分も、最近のラノベにギャルゲー的要素が含まれることが多くなってきたと感じております。
 主にキャラクター、キャラ配置方面で。
 『萌え』といった要素もかなり浸透してきたと思います。
 ならば、なぜそうなってきたのか?

 ここでとりあえず、別視点の話から……
 今のラノベ読者層が、ライトノベルというジャンルに"手を出すまでの過程"を考察してみました。
 もちろん以下の文は自分の憶測に過ぎないので、聞き流す程度で読んでください。

 ラノベは大まかに分類すると"活字媒体"に入ります。
 当然ですがその活字書籍の主流は純文学です。
 では、今の若者たちがラノベに手を出すとすれば、
 それはどんな環境で嗜好を育ててきた人間なのか? いくつか例を挙げてみましょう。

1)今までに何にも触れていない。初めて手に取ったエンターテイメントがラノベだった。
2)純文学で活字慣れした人が、同じ活字のラノベに興味を持った。
3)マンガといった絵的表現に慣れた人が、同じマンガ的表現のラノベに興味を持った。
4)RPG・サンドノベル・ギャルゲーを初めとするAVGである程度活字慣れした人が、
 同感覚で読めそうなラノベに興味を持った。

 繰り返し言いますが、これは"今の御時世"での推測です。
 1と2は、まず稀有なパターンと言えるでしょう。
 それ以前に今の若者たちで純文学小説を熱心に読む人などいるのでしょうか? 
 八、九割は首を横に振りそうです……
 大抵はマンガの方に流れるでしょう。面白いうえにわかりやすいし。

 ならば残るは3と4ですが、このうちどちらが購買者予備軍になる確率が高いか?
 考えるまでもありません。ある程度活字に慣れている4です。
 絵があるといってもマンガほど頻繁に出るわけじゃありません。
 どこまで挿絵が増えても、ラノベは"小説"です。

 当然エンターテイメント性を求めてラノベに手を出す人もいるでしょう。
 が、それは4の人間も同じことです。
 面白いものを探して新たなジャンルを試食するのは、皆同じです。


 さて話を戻します。
 ならこれからの作家陣は、衰退傾向にある活字書籍、
 それに含まれるラノベ産業に活気を呼び戻すために、どんな作品を生み出していけばいいのか?
 
 『購買者予備軍の嗜好になるべく沿った色を加える』
 という手段が出てくるのは、なにげに予定調和(?)なのではないでしょうか?


 当然ですが、AVGとラノベは、雰囲気(気楽に読み進められる)こそ似ているものの、
 システム的には全く別物です。
 でも最近は、ストーリーに凝った感動モノのような、ラノベ的ギャルゲーも増えてきています。
 自分のお気に入りを挙げるなら『Fate』や『デモンベイン』です。
 どちらのシナリオライターさんも小説に育てられた人物です。
 ノベル的な物語が生まれるのは、ある種必然だったのかもしれません。
 これらの購買層をラノベ方面へゴソっと引き込ませることが出来れば、
 出版社さんにとってはウハウハものです。
 その購買者たちがハマった要素で、ラノベでも表現可能なものがあるなら、
 できるだけ取り入れていきたい。そう考えているのではないでしょうか?
 「とりあえず(ラノベ独特の面白さは維持したまま)可愛い女の子でも増やしてみるか……」

 今現在のラノベの傾向を、自分なりに考察してみました。
 もちろん上記の全ては憶測に過ぎないので、100%勘違いという可能性もあります(ぉぃ
 ラノベを知ってからギャルゲーに触った人もいるでしょう。自分のように。
 ですので、一人の意見として、軽く読み流してくださいw
 では〜。


桜木谷 見征さんの意見
 興味深いスレなので、ご意見おば。
 それにしても今日は涼しいですね、桜木谷です。

 自分は若干ギャルゲーないしエロゲーと呼ばれる分野に踏み込んでいる人間です。
 少し前までシナリオライターになろうか……
 などと考えていたような人間の目線の意見、と言うことで。

 今のラノベがギャルゲーから影響を受けているのは間違いないでしょう。
 風潮的な事もあれば、シナリオライターさんがラノベを執筆されているという現状が、
 それを物語っていますね。
 例に挙げれば「ゼロの使い魔」の「ヤマグチノボル」や「神様家族」の「桑島由一」などがそうですね。
 そう言った面でラノベが「ジュニア小説」という若年性の物から、
 「ライトノベル」というオタク性の物に発展したのは、一種自然と言えばそうですね。

 まぁ、背景には「同人」、
 つまり「二時創作」などの市場での素人のレベルが向上したっという事もあるでしょう。
 シナリオで言えば「月姫」や「Fate」の奈須きのこ。
 または「ひぐらしのなく頃に」の竜騎士07。
 アニメ化は勿論、漫画化、フィギュア化など様々なメディアで展開されてきてますし。
 まぁ、それ自体が物語として秀逸である、という事でもあるのですが。
 要するにサブカルチャーの台頭、アンダーグラウンド的な世界だったのに、
 その敷居が低くなった、ないしされたのが原因ですね。

 ギャルゲに関して言えば、まぁ目を覆いたくなるような物が多々ありますがw
 ギャルゲとはエロですが……
 中には秀逸な作品もあるのですが、
 実際話が緩くても「エロだし」の一言で片づいてしまうのが現状のゲーム業界でしょう。
 エロがあって絵が萌えるなら万事問題ない。
 ラノベと似てますね。話が多少緩くても、絵でカバー。
 とりあえず女の子が出てないと。それを同人でエロ、ないしコスプレなどが蔓延。
 結果、相互作用で売れ行き向上、ってところでしょうか。
 実際、商業ですしそれも戦略、といえばなんら問題はないんですが。

 だから最近ラノベのアニメ化が激しいのはそのせいだと。
 やはりギャルゲより敷居も低いし、何より量販数が段違いですから。
 上記の商業戦略のところでキーワードたる「萌え」が関わってきますが、
 実際それも広い範囲で知られた方がいいわけですからね。
 やはり女のキャラのコスプレをするのは女性ですし、
 ギャルゲだと取っつきにくい、というのはあるのでしょう。

 「萌え」……難しいところではありますね。
 最近はマスメディアなどの乱用もあって、本来の意味がなんなのか、というのは難しそうです。
 ただ、感覚的には「ある一定のキャラ(要因)に惹かれる感情」の事だと思います。
 その要因が「属性」ですね。

 長く&熱くなってしまったのでこの辺りで。
 実際論議を醸し出す話題では有りますけどね。
 ではでは。


蒼い人さんの意見
 ふと思ったのですが、ギャルゲの影響を受けたものは、
 大概が男女の恋愛を大前提にしている気がします。
 言うなれば、恋愛劇がメインになって、ストーリーがそれを補助・進行させる役割を担っている。
 読者の注意は、殆どがそこに注がれていて、物語の部分が形骸化している。
 吊橋効果やロミオ&ジュリエット効果の装置としてのみ機能している。

 と言うのは、ギャルゲやエロゲの類の究極目標は、
 目標の女の子と仲良くなってどうにかなる、ということでしょうから。
 ゲームという媒体は、ルートを辿ってそうした物語を構築する……
 という役割を担っているようにも思えます。
 恋愛モノにSLG要素が入っている場合、特にその印象がありますね。

 ところが小説は、基本的にゲームブックではないので、一本道です。
 完結したシナリオは提示され、読者はそれを読み進めていく。
 ゲームのような、物語構築のシステムは既に適用されている。
 この点は通常の小説とゲームの、埋め難い間隙でしょうか。

 そして私が思う所には、ギャルゲを意識した恋愛モノを書く時、ギャルゲの呪縛にかかっています。
 あくまで恋愛を付加要素とする時には、読者の注意はストーリーへと流れるのではないでしょうか。
 例えば通常のギャルゲは恋愛関係を構築することを主眼に物語がありますが、
 これを最初から救出劇にすることで、その構築パートはカットできるようになります。
 『鬼哭街』というゲームは基本的に復讐劇なので、関係構築を斬り捨てています。
 『フルメタル・パニック!』は主人公の任務が物語の主軸であり、
 恋愛要素はそれを加速させるもの、更に高めるものとして補助的に機能しています。

 ともあれギャルゲの型を用いることで、ストーリーへの誘引はしやすくなるでしょう。
 一般的な現象と見せることで、戸口が広くなるのです。
 それを考えますと、合わせ技で、

・序盤に恋愛関係を構築しておく。
・中盤から終盤にかけては、メインストーリーを展開させる。

 というのが考えられます。
 この時の主軸は、恋愛要素が無くても十分に機能するようなものが妥当でしょう。
 メインだった恋愛を、すぐにサブへ変えてしまうのです。
 それをしない場合、話はとてもギャルゲ的になるでしょう。
 私なんかは、最初から二つを同時進行させて、最後に収束させたりしていますね。
 事後分析ですが。

 ただ、ギャルゲというジャンルをラノベで模倣するのはナンセンスだと思うのですよ。

 それは模倣であって、同一化ではありませんから。どうしても越えられない壁が出て来るでしょう。
 また、恋愛は関係的に非常に狭いものですから、独り善がりの性質を帯びがちになります。
 すると、恋愛で終わる物語は、それ以上のものを見出すことはできません。
 ドキュメントのようなものに矮小化し、
 作品としての深みとか、読者へ訴える力が減退するように思えます。

 以上の諸々から、ギャルゲの枠に囚われてはいけないと私は考えるのです。
 いや、まあ、使うのは良いんですけど。程ほどに、ね?



綺堂さんの意見
 ギャルゲー、エロゲーはプレイしない日が無いほどオタクな綺堂です。
 
 実は私もギャルゲーからラノベに入った人なんですよね。
 とあるギャルゲーをプレイした後、その小説版を読んで「小説もいいじゃん」と思ったわけです。
 小学生の頃は江戸川乱歩とか図書室で読みまくってましたが、
 ラノベに触れたのはそれが初めてでした。
 それからゲームと平衡してラノベも買うようになったわけです。


>ライトノベル「一般」におけるギャルゲ「文化」の影響
 
 完全に個人的な見解なんですが、
 小説よりギャルゲーのほうが「読みやすい」という事があるんじゃないかな、と思います。
 一般的なギャルゲーはプレイヤーが主人公になりきって遊ぶものです。
 つまり、基本的には一人称で時系列順に進みます。
 故に混乱が少なく、それをラノベに応用すれば読みやすくなる。
 という感じの影響があるんじゃないかな、と思いました。
 もちろん中には全編三人称で進む小説のような作品もありますし、
 小説に負けず劣らずの物語構成の作品もあります。
 
 ただ一般的に「ギャルゲー」と呼ばれる作品の大半は主人公一人称で時系列順に進むので、
 全体的に小説より読みやすいです。絵があるってのも大きな理由ですが。
 まあ後は単純にギャルゲー的な恋愛要素を入れれば共感を呼びやすくなる、
 という理由もありそうです。

 あまり突っ込んだ事を書くとここに相応しくない内容も出そうなので、これくらいで失礼します〜。
 参考になれば幸いです。


蔵神紫苑さんの意見
 どうも、蔵神です。ギャルゲーという言葉に惹かれて登場です(笑)

 俺もギャルゲー大好きです。とは言ってもエロゲーの部類に入る奴ですが。
 数年前からプレイしだして現在のプレイ本数は約70……ゲホンゲホン! ま、それはおいといて。
 率直にエロいけばいいのに、とはまた大胆な発言ですねぇ。
 確かにモノ扱いというのも一理ありますね。
 ギャルゲー(エロゲーも含む)は女の子を作者の思いどおりの展開に進ませる事ができますからね。
 そう思ってしまう人もいるでしょう。
 
 でもそれは……どうなんでしょうねぇ。
 俺のようなオタクから見れば「別にいいじゃん」なんですよね(←言っちゃおしまいですけど)。
 これも俺の個人的意見ですが。

 ギャルゲはラノベを書く際に必要なんてことはないと思いますよ。
 でもギャルゲ関係、つまり「萌え」を知っていれば少しは有利になるかもしれません。
 俺は萌え大好きですから(笑)でも萌が入っていなくても面白いものは面白いですよ。
 俺の場合、それは異世界冒険とかのRPGのようなものが当てはまりますが。
 ここで今パッと思いついたことを一言、
 「でも萌えがはいっていない小説はラノベに入らないんじゃないか?」
 実際に俺が知っている限りのラノベには全部少なからず「萌え」が入っていますし。
 端から端まで凄い「萌え」要素が入っているものがあれば、ちょこっとしか入ってないのもあります。
 でもこれも「萌え」が最近の流行というのが理由なんでしょうが。
 
 最後に「萌え」について。正直俺も最近まで「萌えッて何?」と聞かれると答えられませんでした。
 「どんな時、どんな物に使うのかはわかるが、うまく言葉に表せない」という状況でした。
 それもこのサイトの第4研究室見たらようやくわかりましたが。
 俺の知っている限りの「萌え」部分+それの代表ギャルゲー(ラノベ)を挙げてみましょう。

・獣耳(多くは猫耳だが犬耳、狐耳なども一部である)
 アニメ放送中の「うたわれるもの」ですかね。登場人物ほとんどが獣耳ついてます。

・擬人化(物が人間化したもの)
 これで有名なギャルゲが「Like Life」です。元エロゲーですがPS2に移植された作品です。
 めちゃくちゃハイテンションなやつで俺もプレイして大爆笑しました(本気で)

・巫女さん
 いろいろあります。「FESTA!」「D.C.P.S.〜ダ・カーポプラスシチュエーション」など

・メイドさん
 「パルフェ」ですかね。ウェイトレスとのコンボですが。

・ウェイトレス
 上記同様。

・猫耳メイドさん
 猫耳+メイドさんのコンボ。
 「D.C.〜ダ・カーポ〜」の鷺澤頼子(さぎさわよりこ)通称「頼子さん」が火付け役らしい。

・ナース
 これは思い当たりませんね。

・くノ一
 コアな萌えです。これもあまり存在しません。

・ロリっ子
 わかりやすい例を挙げると「灼眼のシャナ」のシャナですかね。
 これが大好きな人をロリコンと呼びます(笑)
 最近はこれに「毒舌」を+したものがでてきていますね。
 ギャルゲーでは「D.C.〜ダ・カーポ〜」「SHUFFLE!」にこの属性のキャラが。

・お姉さま
 ボン・キュッ・ボーン(死語か?)+色気ムンムンな大人の女性がこれに当たります。
 (色気ムンムンはない場合もある)

・天然
 これは何と聞かれると……。ボケキャラと言えばわかりやすいか?

・メガネっ娘
 「めがねっこ」と読みます。その名のとおりです。
 この属性のキャラは委員長のような優等生が多い。

 疲れてきたので以下箇条書きします。

・ドジっこ
・幼馴染(の美少女)
・ツンデレ
・ロボっ娘
・魔女っ娘
・チャイナドレス
・ニーソックス(略してニーソ)
・シスター
・義妹
・義姉
・電波少女
・お嬢様
・戦う少女
・制服(各種)
・ゴスロリ

 こんなとこですかね。てか書いてから思ったけどかなり質問の意図と違っているような……。
 まあ、深くは気にしないでください。それでわ。


はなもげさんの意見
 この掲示板で多分一番実年齢が高い気がするハナモゲです。
 おれは7、8年ぐらいラノベというジャンルから目を離していた期間があります。
 大人になってから読む本の傾向が完全に変わってしまい、
 正直ラノベを読んでもさほど面白くなくなったからです。

 しかしファンタジー小説を書こうと思ったとき、
 今のラノベというジャンルはどうなってるだろうと思って、
 本屋で立ち読みした時は衝撃がありましたね。
 だって、ほとんどがエロゲーかよこれ、て状態で萌え萌えで埋め尽くされてましたかね。
 しかも、ラノベを紹介する本にH度数なる数字まであって、
 オレが読者を離れた隙になにがあったんだよ。とショックを受けました。

 オレはドラゴンランスが読みたいだよ。とか、黄金の騎士ガズマが読みたいだよとか、
 凄いおもったんですけど本棚にあるのは、ほとんどが女の子が萌えてる絵です。
 正直、30さいという年齢が邪魔をして買えません。
 もう少し、硬派なのがあってもいいかなと個人的には思います。
 まあ、こんなこと書いてますがおれもエロゲーやってた時期がありました。
 大人になってからは段々やらなくなってしまいましたが...

 個人的に私はそういったものは苦手なんですよね。作者が女の子をモノ扱いしている感じがして。
 それがエロならまだ納得できなくはないんです。
 エロスには支配欲というかそういった要素はありだと思うので。
 脂さんと同じで、そういうエロスを根源としているのに、
 誤魔化しているように見える作品も出版されているレベルであると思います。
 素直にエロいけばいいのに、なんて思ってしまいます。
 作者の照れが見えてしまって見ているこっちも恥ずかしくなってくるんですね。

 でも、これはおれにもあります。
 まあ、エロゲーというかラノベは男性の性幻想を記号化したものを作品にするのであって、
 別に生身の女を描きたいわけではないですからね。
 おれも女にウブだったころ、頭の中にある女性像といえば、
 気まぐれオレンジロードの鮎川まどかでしたから、
 女に性欲があるとかが信じられなかったもんなー。
 実際、女を経験すると女のほうが性欲強いし、なんか健全なんですよね。女性のほうが。
 勃起が必要ないぶん、男性よりも性に自由なのかもしれない。
 ここらは女性になってみないとわからないけど興味深い。
 なんか、男てのは不完全ですね。

 萌えかー
 萌えに関してはたしかに今でもあるけど、一番萌えた経験は惚れた女の仕草でしたね。
 あとはまあ、何べんも言うようですが美少年ですよ、架空の存在として一番萌えるのは。
 現実に存在しないから夢が醒めないし。


レディマンさんの意見
 ネオロマンスゲームの良さがわからず、
 友人に「お前、乙女失格!」とまで罵られたレディマンです。だって、つまらんのだもーん。

 ……最近、ラノベをあまり読んでないので大きなことは言えないんですが。
 「萌え」については、自分もよくわかりません。
 一種のフェティシズムだと解釈していますが、
 人によっては「フェチとは違う!」という方もいらっしゃるので、やっぱりよくわかりません。

 「萌え」はギャルゲーが発祥の地なのかと問われれば、私は答えることができません。
 わかりません。すいません。
 ただ、「萌え」が世に認知される一端を担ったのは、間違いないとは思います。
 自分はギャルゲーをやったことがないですが、
 ゲームの情報誌などを見ると一昔前と大分違っています。
 
 まずギャルゲーの本数がやたら多いのです。理由は、たぶん製作コストが低いからだと思います。
 実際にやったことがないのでわからないのですが、ほとんどテキストだけですから。
 今の時代にはこういう低コストの作品を常に作っていないと、
 ゲーム会社がやっていけないらしいんです。
 さらに、キャラの多様性。
 現代日本になぜか普通に獣の耳がついている幼女がいたり、そういう宇宙人が来ていたり、
 キャラの一人に必ず幼女と巫女さんがいたり。
 一昔前までは普通の女子高生とかだったのに、
  と軽くジェネレーションギャップを受けたりします(笑)

 ギャルゲーはRPGやACTのように物語やシステムに、それほど大きな差があるとは思えません。
 では、ユーザーは何を求めるのか。たぶん、キャラでしょう。
 ここでラノベとのつながりが出てきます。
 ラノベは一昔前までキャラクター小説と言われていました。
 現在でもキャラが重要な位置を占めます。
 
 なのでギャルゲーがラノベに影響を与え、
 またラノベからギャルゲーが生まれ……ということが容易に起きるのだと思います。

 うーん、なんか適当なこと書いちゃったのかなぁ……などと気にしつつ。では、レディマンでした。


批評人見習いさんの意見
 ラノベがギャルゲに影響を受けている点は主にキャラとストーリーだと思います。

 まず、キャラクター。特に女の子から考えると、妹や幼なじみ、
 巫女さんやメイドさんなどいかにもギャルゲっぽい女の子が登場します。
 また、多くのラノベ主人公が複数の美少女に好かれていることもギャルゲならではだと思いますね。
 こういったキャラが生まれる背景には、
 ラノベが中高生をターゲットにした小説だという事実があると思います。
 
 中高生はまだ夢を見る年頃です。もちろん、異性にも多少なりの願望があるでしょう。
 そういったものを反映しているのが「萌え」ではないでしょうか。


 次に、ストーリーについて考えます。ラノベは主人公が特に活躍したり女の子と恋愛したりします。
 これは先ほども言ったとおり、ラノベが中高生を相手にしたものであるからでしょう。
 中高生は自分が特別なものであるという意識が程度の差こそあれど、誰にでもあります。
 だからこそ、主人公が大活躍したり女の子とラブラブになったりするほど、
 それに自分を重ね合わせるときに「面白い」と思えるのではないでしょうか。

 こう考えると、ラノベがギャルゲの影響を受けているように見えるのは、
 両者のターゲット層が似通っているからだとも言えるのではないでしょうか。
 共に近い分野だからこそ、相互に影響を及ぼすのだと思います。


・追記
 個人的に「萌え」というのは「キャラクターに対する強烈な思い入れ」だと思っています。
 更に言うなら「読者にとって好ましいと思える条件を持っているキャラ」でしょね。
 もっとも、この定義では異性に使われている説明にならないのですけども。


三毛招きさんの意見
 今日は読者としての立場ではなく、ギャルゲユーザーとしての立場から答えさせていただきます。
 私が始めてギャルゲなる物をやったのはつい先日、六月の頭ごろです。
 それまでは、私も脂さんと同じような意見でした。
 やるのがこっぱずかしい、というよりは、なんか底が見えるような気がしてました。
 エロならエロでいけばいいのにと思ったりも。
 ある友人から半強制的に借りさせられて、やりました。

 三時間で自説を曲げました。
 ゲームで泣くとは……商業ゲームではTalesシリーズ以来かもしれない……

 んで、考察。
 ギャルゲのほとんどというのはキャラクターはパターン化されています。
 「妹的」「姉的」「同級生」「幼馴染」「悪友」「先輩」etc……
 ところが、実際にギャルゲーをやるとこれが本当に記号でしかないことがわかりました。
 つまり、要素として含まれているだけであり、それが全てというわけではないんです。
 記号を単体で見た場合はモノ扱いになってしまいますが、
 決して『モノ(記号)』としてキャラクターを書いているのではなく、
 『人物』としてキャラクターを描いているのです。
 こういうところはむしろ最近のラノベよりもちゃんとかかれていますね。

 ゲームでも小説でも『人物』というのが書けるか書けないかでかなり違うと思います。


Notoさんの意見
 どうも、こちらに書き込みをするのは今回が初めてですが、
 ちょうどギャルゲをインストールしていたところなので興味が湧いてきました。
 不肖な身分ながらも書き込みさせていただきます。

 ギャルゲと言っても、やはりそこにはライトノベルと同じように、
 良い作品もあれば悪い作品もあるものです。
 まさに脂さんの言うような女の子をモノ扱いしているような感じの……。
 利益を得るためですし、そういった作品が世に生まれてくることは仕方ないんですよね。
 あまり気分良いものではありませんが。

 そんなギャルゲですが、いわゆる「泣きゲー」と呼ばれるジャンルがあります。
 思うに萌え以外、そういったものもライトノベルに影響を与えているんじゃないかなと思います。


 僕が人生において(と言ってもまだ青二才)一番涙を流したゲームが、
 「加奈〜いもうと〜」と呼ばれる泣きゲーなのですが、
 これは個人的に後のヒューマンストーリー、ラブストーリーなどに
 多大な影響を与えているのではないかなと勝手に思っています。
 哲学的な言い回しの文章などが特徴で、
 たくさんの人の涙を流し続けているこのシナリオライター山田一先生などは、
 人の心の何たるかを訴えています。
 それはゲームと本という違いあれど、同じなのではないかと思います。

 個人的な意見でした。
 それでは。


九龍さんの意見
 こんばんわ。

 興味深いネタなので私も参加させてもらいますね。
 ギャル(エロ)ゲーには詳しくないのでラノベがギャルゲー化しているのか、
 ギャルゲーがラノベ化しているのかわからないのですが、
 「萌え」「属性」なんて言葉はギャルゲーからきているような気がします。

 私が知ってる古いギャルゲーは女の子達がとにかく記号的で、
 グラフィックも髪型や髪の色なんかが違うだけでみんな同じ顔していたりで、
 どこが面白いのかな〜?と疑問を持つ様な作品が多かったように思います。
 ところが最近のギャルゲーって違うみたいですね。
 この掲示板でもよく名前のでてくる「Fate」なんかだとエロゲーにも関わらず、
 女性ファンがとても多いのです。それだけストーリーの出来がいいってことなんでしょうね。

 そして、そういったギャルゲーファンの一部の人が、
 ゲームのノベライズを要求することが多々あるようです。(実際ノベライズしたものもありますね)
 個人的には出版社サイドがそういった動きに目をつけたのではないかと思うのですよね。

 ラノベブームの前に売上の落ちていた出版界において、
 うなぎ上りに売上を上げているジャンルがありました、それは女性向けのBL。
 しかも世間一般には活字離れ、本を読まないといわれた世代に売れている。
 こういった前フリがあったため対象をしぼったレーベル(ラノベ)を
 売り出すことにしたのではないかなと。
(世間にオタクの認知度が上がったためやりやすかったのではないかとも思います)

 対象をしぼった(言葉が悪いかもしれませんがオタク向け)ということで、
 オタクに人気のあるギャルゲーっぽいものを出版社サイドが
 選んでいるという所なのではないでしょうか? 
 とはいえ今はまだ試行錯誤の状態なのだと思います、今後はどうなって行くのでしょうね。

 なんか質問の意図から外れてしまったような気がしますが(汗)、九龍個人の意見でした。


Dr.ウニボンさんの意見
 「萌え」の語源の説の一つ、『恐竜惑星』をリアルタイムで見ていたDr.ウニボンです。
 (年齢がバレるなぁ……)
 でも、モエちゃんより恐竜人ハルのほうが好きでした(笑)。

 私もリアルタイムでギャルゲーユーザーですが、
 プレイした数は今まで10本だけとまだ初心者(?)です。
 そんな私ですが、ギャルゲーでもピンキリだという事を知っています。

 そこらの小説にも負けない文章力の名作・傑作もあれば、
 吐いて捨てるような迷作・駄作もあります。


 私は「何でも楽しむ」性格が功を奏してか、(個人的な)迷作・駄作には出会ってませんが。


> 個人的に私はそういったものは苦手なんですよね。作者が女の子をモノ扱いしている感じがして。

 いわゆる「鬼畜ゲー」(エロに特化したギャルゲー)なんかはそうかもしれませんが、
 「泣きゲー」はなどはそうでもないです。
 むしろ『エロシーン邪魔! 早く話を進めて!』みたいな「泣きゲー」もあったりして、
 この辺のバランス関係はなかなか面白いと思います。

 なお、「泣きゲー」の火付け役となったゲームに「Kanon」というゲームがあるのですが、
 このゲームは同時に「変な口癖」や「食べ物への執着(妙な好物)」など、
 後世のゲームに与えた影響も大きく、
 「萌え」やギャルゲーの考察においては面白い資料だと思います。
 
 ただし! キャラクターデザインはリアティ無視のいわゆる「萌え絵」(頭と目が異常に大きい)なので、
 それがダメな人にはオススメしません。
 ……ちなみに「Kanon」の個人的な感想を書かせて頂くならば、
 『エロはいらん!』『ネタバレすると感動激減』です(苦笑)


> そうすると面白い側面もあるんだなーとか思っている最中なんですよね。
 「属性」という言葉なんかも読み解けばおもしろいものが見えてきます。
 とここで書くと余談になりそうなので省略します。


 その余談にあえてレスを(笑)。

 思うに、「属性」って、理解を広げる為の広告みたいなものだと思うのですよ。

 多分、各種武器などの「系統」に当てはまるものなのではないかと。
 例えば、一つの銃があるとして、それが「銃」という事は分かるのだけれども、
 一体どういう「銃」なのか調べたり撃ってみないと分からない。
 でも、"遠距離狙撃用"とか"連射が可能だけど命中率は低い"
 という説明が予めあるのなら、調べなくてもある程度すぐに分かる。
 それと同じで、その女の子がどういう人物なのかシナリオを全部見ないと分からないけれども、
 「属性」があれば予め好みかどうか決める事が出来る、というか。
 お見合い写真に付加されてるプロフィールみたいなものなんじゃないかなぁ、と。

 あとはカテゴリー分けする事で仲間を呼び込みやすい、というのもあると思います。
 具体的に「ネコ耳の○○ちゃんが好き!」という人たちよりも
 「ネコ耳娘が好き!」という人のほうが圧倒的に多く、
 その中で「○○派」「××派」と住み分ける事も出来る、と。


> 多分ラノベとギャルゲをつなぐ要素として「萌え」が重要なキーワードになると思うのですが、
 「萌え」という要素が広域で深いものであるため、私の中でまだ言葉にできていません。


 えー、私のオタク道の兄貴ともいうべき方は、
 
 『「萌え」は理屈じゃない! 言葉じゃない! 定義じゃない! 肌で感じて心で見るものだ!』
 
 とおっしゃっていました。
 まさにその通りだと思います。
 なので、言葉に出来なくても……とうか言葉には出来ないものなのではないでしょうか?

 また、「登場人物が記号的」というのは少々誤りのある見解だと思います。
 ギャルゲーは常にグラフィックがある為、人物の容姿の描写はなかなかありません。
 あったとしてもグラフィックには現れていない部分だけでしょう。
 確かにそういった部分は記号的かもしれません。
 何せ「普段の顔」「笑っている顔」「泣いている顔」「怒っている顔」
 といったパターンだけで表情描写をしているのですから。
 ですが、それ以外については非常に秀逸な描写をしているものも多数存在します。
 ちゃんとした「人物」としてその世界で「生きている」のですよ。
 (もちろん、「死んでる」ものも多数存在しますが)。

 あとは、「ブランドもの」の影響もあると思います。
 質の良いシナリオを提供する製作会社や、
 有名な絵師さんなどはそれだけで「売れる」要素になりますから、
 『記号的』といわれても仕方がありません。

 あ、それとエロゲに関しては商業的な話も切り離せない部分があります。
 それは、多くのエロゲが「エロゲー→非エロ、ギャルゲー→アニメ化→メディアミックス展開」
 という流れを汲んでいる事にあります。
 製作会社としては渾身の力作でいつまでも商売を続けたい、
 でもそれが可能な程の能力がその作品にあるのかどうかが不安です。
 なので、まずはエロシーンを付加させたものを作るワケです。
 世の中にはエロシーン目当ての人も数多く居ます(勿論、感動目当ての人も居ます)。
 ですので、まずはある程度の売り上げが見込める「エロシーン付き」で、
 (エロゲーを買える、つまり資金力が豊富な大人向けに)販売をするワケです。
 
 なお、この時ブランド会社なら初回特典などのオマケをぶら下げて、更に多くのオタクを「釣り」ます。
 そうすると、ある程度その作品が(少ないリスクで)どこまで通用するのか分かります。
 そこで評価が上々なら、次はエロシーンを無くしてコンシュマー化して販売するのです。
 この時、「追加シナリオ」や「新規ヒロイン」をくっ付けると、
 エロゲー時のファンも一緒になって買ってくれます(笑)。
 このコンシュマー化は重要で、エロゲー時の評価で知名度はある程度あるのですから、
 資金力に乏しい学生たちも買ってくれる可能性が高いワケです。
 
 そして、更に評判が良ければ……? 次はファンディスクです。
 ファンディスクとは、その名の通り「ファンの為のゲーム」です。
 既にコンシュマー版までに固定ファンを獲得しておけば、
 ファンはこのファンディスクを買ってくれます。
(ちなみにファンディスクには色々な種類があります。
 シューティングやパズルなどのミニゲームに、追加シナリオ、
 エンディング後を描くアフターシナリオ、更にはオトナ向けの"調教シナリオ"など)。

 なお、ファンディスクなどを絡めた商法を『曲芸商法』というらしいのですが、
 えげつないものになると……エロゲー版、コンシュマー版、
 コンシュマーからPCへの移植版(非エロ)、ファンディスク数種に初回限定バージョン、
 通常バージョン、限定生産バージョンに各大手店舗での予約特典(店によって違う)と、
 『お前ら何処まで喰い尽す気だ!?』と思うようなモノもあります。

 まぁ、ここまで来れば後はアニメ化です。
 そしてアニメ化の暁にはラジオ、
 WebコンテンツにドラマCDといった諸々のオマケがくっ付いてきます。
 なお、ここで更に「アニメ化記念特別バージョン」などのゲームを売って、
 骨の髄も魂の欠片も残さず喰い尽していくツワモノも(笑)。
 ここまでくると、続編も「ファン」から「信者」と化した方々に売り込む事が出来ますので、
 同じ方法で金を巻き上げ……。
 
 と、書いてて流石に嫌になってきたので(苦笑)、これ以上はやめておきますが……
 ホンモノの『曲芸商法』は更に「各キャラクターのグッズ」とかも売り出しますので、
 もっと酷いみたいです。

 こちらでもよく話題にでる「Fate」「デモンベイン」などもエロゲというよりは、
 「コンシュマー化、アニメ化、メディアミックス化を見据えた作品」ともいえる筈です。
 特にFateの場合は製作したTYPE-MOONがブランド系の会社なので、
 内容の良し悪しに関わらず一定以上の売り上げは約束されいるのです。
 なお、稀にエロゲーにはコンシュマー化を意識し過ぎて、
 不自然なタイミングでエロシーンに突入するゲームもあったりして、
 なかなか面白い考察材料といえます。


サクラさんの意見
 こんばんは。サクラです。

 私の「萌え〜」は、この子良いなあ〜。あの子良いなあ〜という、漠然とした感じです。
 そう思ってしまえば、それ以外の子にはあまり目がくらまないです。
 ラノベが影響を受けたのは18禁のギャルゲーがプレステに移植されてからのような気がします。
 
 逆に、ラノベから影響を受けたというものなら、
 マリみて以降、百合ものが増えたらしい18禁の漫画はすごく影響を受けていると思います。
 本当に増えてますからねぇ。
 「萌え」はその時に萌えられる、キャラに夢中になれる性格的な部分、
 背景、仕草が要素ではないでしょうか。


洋樹さんの意見
 お世話になっております。洋樹と申します。
 今更ながら、意見を述べさせていただきます。

 ライトノベルとギャルゲー(アダルトゲーム)の関係ですが、
 おそらく、最初はアダルトゲームがマンネリ脱却を図るため、ライトノベルや漫画などを元に、
 性対象となるキャラクターに人格と物語を吹き込んでいったのではないでしょうか。

 更に、「純愛物」「SM物」などのジャンル分類に似せて、
 キャラクターの性格や特徴をある程度パターン化したのが「萌え属性」です。
 これを取り入れたことにより、買い手は自分の満足できる商品
 (アダルトゲームの場合はキャラクターの性行為ですね)
 を探すことが容易にできるようになったのだと思います。

 今度は、その「萌え属性」をライトノベルや漫画、
 ゲームなどが取り入れるようになったというわけです。
 つまり「萌え属性」というタグ――付け札をちらつかせることで、
 その嗜好家を取り込む狙いがあると思います。
 こちらは性行為ではなく、「そのキャラクターが関わる物語」を売るのですが。

 以上は個人的な推論ですが、技術の転用、というか相互作用の関係は今後も続くと思います。
 これからも、両ジャンルの境目はどんどん曖昧になっていくのではないでしょうか。


んぼさんの意見
 二度目の登場、んぼです。
 空から華麗に参上(パラシュート開かず)!

 まず始めに、エロゲーと美少女ゲームは全く別物です。
 どちらもいわゆる年齢制限を受けたソフトウェアであることは同じですが、
 そのアプローチは全く違います。

 従来からの、「エロゲー」と呼ばれるものは、
 基本的に男性の性的欲求を満たすことそのものを目的としています。
 このエロゲー自体は、今のサブカルチャー業界においては、
 一定数の需要があるため淘汰はされていないものの、
 決して本流と呼べる存在ではなくなっています。

 対して、「美少女ゲーム」と呼ばれるものは、
 これは実は「性的なもの」を極力忌避した表現と言えると思います。
 大きな特徴の一つである「大きくデフォルメされた目」、
 「低年齢的な描写表現」、「未熟な精神年齢」など、
 およそ世間一般に言われるセックスアピールの高い表現の真逆をいっています。
 これは、ユーザーが「自身の父性(責任)に耐えられず」、
 「リアルな女性像では負担が大きい」ため、「責任を負えない罪悪感から少しでも逃れるため」に、
 「低年齢の女性に逃避する」という理由からだと思います。
 ちょっと前に流行った「妹」は、近しい肉親への逃避行動、と考えていいのではないでしょうか。
 
 また、同じ理由で「ツンデレ」が流行りなのだと思います。
 「自身の父性からの逃避」→「誰かに保護してもらいたい」→「強い女性がいい」と。
(更科氏は、これを「白馬の王女様を待っている」と表現していましたがw)
 元々そういった流れでの派生ですので、
 美少女ゲーム自体は「エロゲー」から生まれたものではありますが、
 既に目的が違ってしまっています。
 「エロゲー」は女性を征服するために。
 「美少女ゲーム」は女性に征服してもらうために。
 現状、エロゲーの名残で性交シーンが残っているにせよ、そこにはエロゲーでの目的が希薄です。
 互いの関係性を確認するための通過儀礼でしかなくなっています。
 では、それが他の表現で代用できるなら、消滅していくのも何ら不思議ではないと思うのです。

(余談ですが、「萌え」というのは、基本的に「キャラクターがユーザーに働きかけるもの」です。
 皆様諸説おありでしょうが、これだけは真実だと思います。
 自分はイマイチ「萌え」がよーわからん人種なのですが、傍から見る限り、
 「萌えている」状態というのは、「当該キャラクターに、心理的に征服されている状態」に見えます。
 ユーザーの働きかけでキャラクターの心理をコチラに傾けさせる、という意味合いでは、
 確かにユーザーがキャラクターを征服していると思えなくもないのですが、
 「ユーザーを萌えさせること」を目的としていると考えた時、
 「ユーザーは萌えたがっている」と考えた時に、
 やはり美少女ゲームは「女性に征服されること」を目的としたゲームではないか、と思うのです)

 次、記号論について。
 この辺はあまり突っ込むほどの知識も無いので、軽く流します。

 読んでいてふと思ったのですが、アニメ絵そのものが、ある種記号化されていると思いました。
 それは「影」です。
 基本的にアニメ絵の影というのは、明暗がはっきりしています。
 ですが、実際の物体に落ちる影というのは、こんな状態ではありませんw
 実際にありえない影の落ち方を、
 明暗二極化させて描いているにも拘らず、それを不自然と思わせない。
 というか、本来の光源を考えると影に不整合が生じる場合ですら、違和感を感じません。
 アニメ絵の影というのは、基本的に理論化して塗れるものではないので、
 ある種影のパターンそのものが記号化されているようなものですがここでは触れません。
 それよりも着目したいのは、明部と暗部が二極化されているという状態です。
 元々動画であるアニメーションで、作業時間を短縮するために生まれた技法ではありますが、
 この技法が見た目非常に心地良かったのでしょうね。
 この「はっきりと分ける」という技法が受け入れられた背景に、
 今の記号化の原点が見えるような気がしますw 
 まあこの話は、根拠も何も無いんで信用しないで下さい。
 ちょっと珍しい観点かも、と思っただけなので。

 ふぅ、ちょっと長くなりました。
 もし、ご参考になれば。


Cさんの意見
 ギャルゲーも乙女ゲーもやったことないCです。エロゲーの体験版DLしたことはあったりします。
 女でもコーフンするのかどうか知りたくて。結果はいまいちでしたが(笑)

 さて、はなもげさんがラノベの表紙の話をしてましたね。
 こないだ大型書店でラノベコーナーに行ったら、
 シャナとかクロニクルとか表紙を並べてレイアウトしてありました。
 ……たしかに女の子ばっかりだ。
 シリーズものでも「主人公(男)! オマエどこいったんだよ」といいたくなるやつ多いですね。
 でかい書店はあまり行かないのと鈍い性格なのとでちっとも意識してなかった(笑)
 一つ勉強になりました。

 で、「萌え」についてなのですが……。
 女性が男性に望むといわれる「3高」ってありますね。「高学歴、高収入、高身長」ってやつ。
 一方、男性が女性に望むのは「3低」だと聞いたことがあります。
 すなわち「(男性よりも)低学歴、低収入、低身長」。
 「より低能」「低体重」が入って4低5低になることもあるようですが。
 
 え〜何が言いたいかというと、つまり「萌え」って、「劣ってる部分」のことではないのかと。
 
 どじっ子とかモロですね。どこか隙のあるキャラ、隙のある部分にひかれる気持ち。
 子猫がつたない感じでとてとて走ってるのを見て「かわい〜!」と思うアレに、
 ちょっと似てる気がするんですよ。そういや猫耳もどじっ子が多いかな?
 メイドやナースは、能力はともかく男性(本来は男性限定じゃありませんが)に仕えるというか、
 一段低いところにいる存在です。
 メガネ娘は「委員長タイプ」か「おっとりタイプ」で恋愛関係にはウブっぽい。
 ツンデレはさらに強さと弱さのギャップが激しい。
 あるいは戦闘能力はあるのに料理はド下手とか……。
 
 萌えキャラに大人の女は少ない……それはつけ込む隙がないからだと思います。
 これがエロゲーなら性で屈服させることができるのでしょうが(笑)

 
 あと現代ファンタジーだと等身大のキャラになりやすいというのも、あるかもしれませんね。
 男キャラに比して、相対的に女キャラの「か弱さ」「攻略しやすさ」が求められてるのかも。

 美少女イラストばっかみてたらそんな気持ちになってきました(笑)
 「恐竜惑星」私もTVで見てましたよ。
 でもあの萌が語源説の萌とは知らなんだ……つくづく鈍いなぁ。


kkk さんの意見
 こんにちは。
 僕は、ライトノベルもゲームもろくにわからないのですが、
 以下の記事から思いついたことを書きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ラノベシナリオとエロゲシナリオの違い

 ラノベとエロゲーの両刀でやってますが……

 不必要だと思うところはバンバン削ってわかりやすいシナリオで初稿をあげると、
 エロゲーの場合、必ずクライアントには水増しを要求されるんだよなぁ。
(中略)
 売れた(シナリオの評判が良い)ゲームを実際にプレイしてみると、
 文章もエピソードも贅肉がけっこう多かったりするんだよね。
 ちょっと冗長じゃね?って感じることがよくあるんだけど、
 最近はそのほうが受ける傾向にあるみたい。
 ジャンクフードと一緒で、ゲームっていう媒体には濃い味のほうが合うんだね。

 引用 http://malloc.exblog.jp/2545713
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 京極夏彦や森博嗣や西尾維新(およびそのフォロワー)って、ミステリ作家の中でも、
 比較的ラノベ読者やギャルゲユーザーに人気のある方々だと思うんですが、
 (平たく言えば「オタク受け」する)彼らに対して
 「本筋とあまり関係の無い薀蓄台詞やキャラ設定関連の描写のせいで無駄に話が長い」
 と批判するミステリファンも多くて、僕も同じように思うのです。
 
 ゲームに慣れている読者には、そういう贅肉の多い小説の方が良い、
 という感覚があるのかなー、と思ったりします。

 あと、彼らの小説を読んでいると、なんだか、
 作者が女の子をモノ扱いしている感覚を感じますねー。

 かつてサブカルチャーの中での「映画」の地位が非常に高く、
 大抵の小説家は映画に強い影響を受けていた、という時代がありました。
 映画はフィルムや上映時間が限定されており、また、
 予算的・物理的・技術的に再現できないシーンを上手く誤魔化す必要がありました。
 この「省略の美学」などと言われた映画に影響を受けた小説と、プレイ時間に制限などなく、
 どんなシーンでも再現が可能なゲームに主に影響を受けて書かれた小説では、
 文章やエピソードのありようがだいぶ変ってくるのでは、と思います。


ミストンさんの意見
 ライトノベルとギャルゲーの関係についてですが、
 これはもはや自明の理と言ってもいいくらい、現在では両者は密接な関係を持っています。

 
 ライトノベルは、キャラクター性を重視するとよく言われています。それは自分もそう思います。
 それはギャルゲー(エロゲー)も同様です。
 ただ、ギャルゲーに関しては、キャラクター性を重視するあまり、
 純粋な文学作品としての質が落ちている傾向にあります。

 萌えとか属性とか、そのように設定されたキャラクターを、
 設定の範囲内でしか動かさない為に日常の光景が、
 単調でワンパターンになるのではないだろうかと思います。

 ライトノベルでも、電○文庫の作品にはそういう作品が多いのも現状です。
 キャラクターがただの属性という単語に成り下がっているのではないでしょうか。
 ストーリー性よりも、萌えや属性を意識して書いているので、あれ?と思うことが多々あります。
 そういう方向性の作品を書くかたに、質問してみたいのです。

 「あなたは何が書きたいのですか?」と。

 ただ単純に萌えや属性の溢れた作品を書くことはなんら間違ってはいません。
 ですが、所詮は小説です。
 ギャルゲなどのように、絵や声があるわけではありません。
 それでストーリーも面白い作品を書くのは恐ろしく難しいでしょう。
 短編なら可能でしょうが、長編ではかなり厳しいと思います。
 
 私はこんなことを言ってはいますが、幼馴染が大好きなヲタクです。
 はにはにをやってその道に入った人間です。
 ですが私は朝起こしくる幼馴染などについてあまり書きません。
 それは私がストーリー性を重視した作品を書きたい人間だからではないかと思っておりますが、
 萌えではなく物語を書きたいからではないのかと思います。
 
 道がそれてきたので戻ります。
 現在ライトノベルとギャルゲは密接な関係にあり、双方共に影響を与え合っています。
 
 ギャルゲっぽいライトノベルを作ることは不可能ではありません。
 ですが、絶対に本物のギャルゲには敵いません。


 ギャルゲにはギャルゲの、ライトノベルにはライトノベルの長所と短所があるのです。
 だから、ギャルゲな展開を意識しつつも、
 ストーリーを破綻させない程度の萌えや笑いを入れることが好ましいのでは? と思います。
 
 ギャルゲは絵や声を使うことでストーリーが若干破綻しても修復することができます。
 ですが、ライトノベルでそれは難しいでしょう。なにせ媒介が字のみですから。
 自分が何を書きたいのか。それを明確に意識することができれば、
 ライトノベルってギャルゲの影響受けてるから、
 やっぱギャルゲについて知らなくてはいけないのかな?
 などと不安がる必要はありません。ライトノベルは小説であり、一応文学作品です。
 
 ギャルゲとそっくりに書くと変になってしまうでしょう。
 だから、ギャルゲを意識することは、程々に、がいいでしょう。

 前述であれほどギャルゲのことをストーリー性の無い作品だ。
 とか言いましたが、中には物語がしっかりとしている作品もあります。
 例としては、「君が望む永遠」があります。
 この作品の中では、キャラクターが自らの属性に食われることなく、動いています。
 若干ぶっ壊れる人もいますけど・・・・・・
 その、個性溢れるキャラクターたちが物語を紡いでいく作品です。
 ギャルゲから萌えをとったら何も残らないじゃないか。
 なんて思っている人は、一度やってみるといいでしょう。
 価値観が崩壊します。自分は崩壊しました。
 
 自分はこんな作品をライトノベルとして書ければいいなと思い、
 小説を書いている次第であります。(下手だけど・・・・

 何がいいたいのか若干ごちゃごちゃになってますが、
 参考程度になれば、と思い書かせていただきました。

萌え・美少女・美形・BLについて
その他・創作上の悩み
世界観・リアリティ・設定についての悩み
タイトル・ネーミングについての悩み
やる気・動機・スランプについての悩み
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使うと危険なネタ?
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ライトノベルについて
文章・描写についての悩み
人称・視点についての悩み
推敲・見直しについての悩み
コラム(創作に役立つ資料)
批評・感想についての悩み
ネットでの作品発表の悩み
ストーリーについての悩み
冒頭・書き出しの悩み
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