第4研究室 創作に関するQ&A 146P | トップへ戻る |
シャクさんからの質問 2007年
 小説を完成させるには……
 
 皆さんにご相談したいことがあります。私は小説を書き始めてまだ一年も経っていません。
 そんなど素人の私ですが、悩んでいることがあります。
 それは最後まで物語を書ききることができないというものです。
 小説家志望でありながらこのような状態で、最近では自信を喪失しています。
 せめて下手でもいいから、最後まで物語を書ききることが出来れば励みになると思っています。
 皆様、どうかアドバイスを下さい。


● 答え ●

竜宮かれいさんの意見
 どうも、こんばんは。竜宮かれいと申します。
 私も七年も小説を書きたい、
 と思っていたのに書けなかったクチですのでお気持ちがよく分かります。
 
 書ききる方法は一つです。馬鹿馬鹿しく聞こえるかもしれませんが、それは気合なのです。
 一気に有無を言わせず、疑念など湧く暇も無いくらい打ち込んで書ききることです。

 
 アメリカのポストモダンの帝王スティーブン・キングの著書
 <ダーク・タワー>の前書きにこうありました。
「振り返ることは、あまりに多くの疑問を刺激させる」
 推敲は後でも、出来ることですから、一気に書ききってしまうことをお勧めします。
 
 キングは作家の大敵を疑惑であると言っていました。

 イケてると思いながら、書いたら良いと思います。
 偉そうなことを申し上げました。お許しください。
 それでは失礼します。竜宮かれいでした。


鈴忌さんの意見
 こんばんわ、鈴忌です。

 結局のところ、完成させるのに必要なのは忍耐力のような気がします。

 というのも、趣味で創作をしていた頃は未完が多かったのですが、
 プロになる覚悟を決めてからは、明らかに水準以下の作品を
 プロット以前のアイデアレベルに分解してリサイクルに回したこと以外は、
 基本的に100%完成させているからですね。

 勢いとか、楽しいからとか、それだけだと確実に息切れすると思います。
 なので、最初から「創作はしんどいこと」と割り切って、
 その上で「絶対完成させる!」という強い意志を持つことが重要なのだと思いますよ。


 下手か上手かは後からついてくることで、とりあえず完成させないとゼロです。
 ただ、基本的に精神論だけというのは嫌いなので技術論を少しだけ……。

 綿密なプロットは立てていますか?

 物作りは大体そうですが、細かい設計図がないと途中で破綻をきたしやすいです。
 家を造ることや、料理を作ることを考えると分かりやすいのではないでしょうか?
 慣れた人や、所謂天才系じゃない限り、プロットはしっかりと作っておいた方が無難だと思います。
 それだけでも完成率は格段に変わるはずなんですけど……。いかがでしょうか?

 では、失礼します。


んぼさんの意見
 小説を書き始めて二年の、んぼです。
(脚本形式を含めると、もっと長いのですがw)

 処女作は、書き終えるまでに一年半かかりました。
 長編で……んー、文庫本三冊分くらいの文量でしょうか。
 当然、書き始めて一年くらいじゃ、完結なんて無理でした。
 そんなもんじゃないですか?

 ちなみに、自分は執筆作業そのものは嫌いです。
 いや、大嫌いと言ってもいいかもしれません。
 やってて楽しいのはプロットまでで、そこから先は出来ればしたくない領域です。
 でもねー、誰も代わりに書いてくれないんですよw
(当たり前ですけどね)
 なら、自分で書くしかしょうがないので書いてます。

 結局、私のしたい事は「小説を作ること」であり、「執筆すること」ではないんですね。
 けど、目的は完成形なので、しょうがないから書く……と。

 そんな私ですら書ききれるのですから、
 「小説を書きたい人」なら、書ききれないはずがないと思うのです。

 とりあえず、嫌でも執筆をする。
 一日一行でも書く。
 そして基本的に、過去に書いた物は消さない。
 そうすれば、必ず、いつかは完成します。
 まずは、確実に前へ進むこと。振り返らないこと。
 これに限ります。


黒尻尾の駄猫さんの意見
 通りすがりの野良猫です。
 オイラなりの答えを残します。

 まず、書き上げる事は重要です! 

 書いた本人が見ても「つまらん!」と言いたくなるような話しであっても、
 書き上げたという実績は結構な自信に繋がり、
 1回書き上げる際のペース配分等はとても素晴らしい経験として、
 次回作以降の執筆に生きてゆきます!

 是非、書き上げて頂きたい!

 で、オイラ的には「勢いで書く!」の一言で終わってしまうのですが、
 全然なんの参考にも成らない事は明確ですね^^;

 そこで、執筆のルールを無視して書き上げる為だけにオイラが考えた手順を書きますね。
 (オイラが最初に書いた時はこんなような事をしましたよ)

■一人称で書こう!
 まず、書くのは一人称です! 一人称は主人公の主観で物語を描写する文法です。
 主観がハッキリしていて、視点も変な小技を使わない限りは主人公からのみ描けばいいです。
 (今回は小技類は一切廃します)

 二人称は回想等で使ったりすることもありますが、
 この二人称でのみ物語を描いた作品は少ないです。
 一般に別の誰かの視点で「彼」「奴」「主人公の名前」等で、主人公を中心に作品を描きます。
 一人称に近い表現ではありますが、 
 あくまで主人公とは別の視点で主人公を追った表現を行うというかなりめんどくさい書き方です。
 これは避けた方が良いです。

 三人称は神の視点とか言われる事もある、
 作中に登場しない客観で主観のない視点で物語を表現します。
 自由度が高いのですが、その分書く事も多く、
 そして何でも盛り込める故にバランスを崩しやすいと言う反面も持ちます。
 ここからはいるのも悪くはないのですが、書き上げるという目標に沿うなら、 
 今回は避けた方が良いと思います。

 一人称最大の魅力は管理のしやすさです。

 普通に書けば視点や空間位置の混乱も起きません。
 余計な小技さえ手を出さなければシンプルな表現手法です。
 まず、これで書き上げる事をお勧めします!


■1行あらすじを作ろう!
 できれば「○○が××する話」くらいシンプルな方が良いです。
 要素はで切るだけ減らして、シンプルな物語造りの指標にします。
 最大でも盛り込む要素は2.5個までです!w

 3個でも4個でもなく2.5までです!w

「○○が△△と”競争”で××を探す」この程度がオイラ的2.5個です。
 ○○は主人公なので数に含みません。
「△△と”競争”で」が1.5です。「××を探す」が1です。

 できれば、2個までが理想です。
 要素が多いと、管理が増え、描ききれなくなってしまう場合があります。
 どんなに感動するお話しでも、長編であって、
 要素を単純化して分解していけば1行程度に収まるものとなります。

 お話しを書く前に、無理に凝った あらすじ は考えなくても良いです。
 と、いいますか、あらすじ と言う物はお話しの全体を把握した上で書くのが普通です。
 書く前に あらすじ ができているというのは既にイメージが完成していると言う事なのですが、
 今回は全ての行程を単純化しますので、そう言うイメージは次回作のためにとっておいて下さい。


■簡易プロットを作ろう。
 この時点でいきなり枚数も決めます。
 原稿用紙で30〜40枚相当にしてください。いわゆる短編を書きます。

 エピソードも1つに絞ります。ただし、短編です。
 続き物の最初の話とか、途中とかはダメです。あくまで小説の基本体裁は維持します。

 「主人公のキャラクター」、「目的」、「目的への動機」を描き、「ストーリー」を完結させます。

 枚数を決めておくのはプロット上で配分を書くためです。
 要素を絞っても小説である以上は山場や様々な展開があります。
 ショートショートと言う数枚で書く小説もありますが、
 これは数枚内に小説の基本的要素は盛り込まねばなりません。
 どんなに短くても小説でなければならないのです。
 実は、凄く難しいジャンルで、これは最初に書くという方向では決してお勧めできません。

 まずは、枚数の割り振りに余裕のある物を想定して書きます。
 結果として大幅にオーバーしても、また、大分あまっても、
 書き上げるという初期目標を達成できればいいので、まずは短編の体裁で書くようにしてください。

 さて、プロットとは小説を書くための設計図です。無くても書けますが、今回は作ります。
 と、言ってもかなり簡単でいい加減なものです。

 ストーリーは 1行あらすじ から起こします。
 「目標>障害>達成」のストーリーの基本スタイルで作ってください。

 その後、「冒頭」「発展」「山場」「結び」程度にストーリーを区切ってください。
 (短編で面白くさせるためには本当は「驚愕」か「逆転」を混ぜないと行けないのですが、
 今回は捨てます。いりません。話がややこしく纏まりにくくなる要素は全部捨てます)

 なお、登場人物は主人公や悪役等々を含めて3人までです!
 それ以上は管理できなくなったりするのでNGです!


 「冒頭」
 予定枚数0.25枚〜5枚分です。枚数は項目ごとに書いてください。
 冒頭はできるだけ短くしてください! できるだけ数行で終わるくらいにしてください! 
 冒頭を書いているだけで燃え尽きて書けなくなる事も結構多いので、
 ここは短く最低限でスタートしてください。説明とかは後からできます!

 「発展」
 予定最大枚数15枚。
 作品に必要な要素を出します。
 「○○、△△と出会う」「□□を拾う」等々、お話しの流れをここで作ります。
 冒頭でしなかった説明も個々で小分けにして出します。
 箇条書きには括弧で枚数をそれぞれ書いてください。
 纏めて一気に説明せずに、必ず2つ以上に分けて、
 連続させずに間に別な物を挟んで行ってください。
 箇条書きで、順序だけはストーリーに沿って書いてください。
 「複線」を蒔く場所でもあるのですが、今回はしない方向で!
 あくまで、最小限に!

 「山場」
 予定最大枚数15枚。クライマックスです! 一番盛り上げる場所です。
 発展で出した全ての要素を使ってお話しの見せ場を作ります。全ての終着点です。
 ストーリーで一番見せたかった部分をここに持ってくるようにしてください。

 なお、ここもできるだけ要素を分解した箇条書きで、数行に分けて書いてください。
 1アクションごととか大まかに分けて1行とし、それを数行つづけてかきます。
 (ここも1行1シーンとして枚数を割り振った方が良いです)

 「結び」
 予定枚数5〜10枚。もっと短くても良いです! 
 エンディングに凝ると、そこで挫折する場合も多いです! さらっと終わってしまいましょう!

 と、あくまで、上記はプロットのお話しです。
 尚、各個条書き等は作中の1シーンになります。
 シーンとして、もう1つだけ必要な要素として「主人公の目線」があります。
 一人称で書く場合は、主人公が見聞きした物が作中の全ての情報になります。

 プロットで箇条書きした要素に「」で主人公が何を見るか、何が見えているか、
 音や臭い等々を簡単に書き込むようにしておくと、実際の執筆時にとても書きやすくなります。

■さあ、執筆。ちまちまと
 小説を書く前にプロット(単なる箇条書き)を作っておいたので各シーンを書き上げます。
 どこから書いても良いのですが、基本は最初から書きます。
 1回に書ける量は、その時の気分や、体調に依存する部分が大きいので、
 書き上げそうなシーンを書きます!

 多少余裕がある時は長そうなシーンを書くようにしてください。
 しかし、2シーン以上纏めて書くような事はなるべく避けて、
 ゆっくり執筆し、枚数管理をしてみて下さい。

 先が見えない執筆作業に「今日はここを書こう!」とか簡単な小目標ができるだけで、
 結構進めると思うのです。


 なお、書き出したらプロットは変更しないでください!
 破綻して、せっかくの計画も台無しになる事がとても多いです!

 まずは、完成させる!

 これを目標に、途中で読み返したりとか面倒な作業は全部後回しにして、
 ひたすら計画通り枚数を書き上げてください。

 まあ、枚数も多少の誤差は無視です!

 書き上がった物は、素晴らしいデキかもしれませんが、
 たいていの場合はツギハギシーンのかなりバランスの悪い物になります。
 しかし、それは完成したからこそ言える事です。

 書く枚数やペース、何処に注力するか等の力加減は書ききった時に得られる大切な経験です。
 それは次回作以降で必ず向上していきます。


 今回オイラが長々書いた事は実行しなくても、読み飛ばしても、結構です。
 まずは、書き上がる事をお祈りしております(危険な何かにw)。

 ではでは。


めがっささんの意見
 あたし流やる気の出し方を1つ。

 自惚れる。

 もう、今書いてる小説は未来のラノベ界を揺るがすくらいの大傑作になる、
 くらいの事を思って原稿に取り組みましょう。これで結構、創作意欲を維持できますよ。

 どこで聞いたか忘れたけど、自分の一番のファンは自分である、って言葉もあった気がします。


FIVEさんの意見
 初めまして、FIVEです。
 自分流の書き方を書かせていただきます。
 自分は基本的にハイファンタジー書きなのですが、短編は現代物で書きます。
 まず、長編のストーリーを組みます。

 例えば姫を守ることを誓った騎士が姫を守れなかったために自信を無くし、
 その後自分を取り戻していく話ならば、スポーツに打ち込む少年が自分の限界に絶望して、
 その後立ち直るみたいなストーリーに組み換えます。
 現代物なので無駄な設定書かなくていいし、サイドストーリーは一斎省きます。
 そうすればキャラも掴めるし、身近なことで書いてるうちに、
 ストーリーの結論を見直すことができるので結構いいです。
 ファンタジーじゃなくてもとにかく長編の主題だけ抽出して短編にしてみるのは良いと思います。
 それでは。


峰しずくさんの意見
 こんにちは。

 書き上げることができない、といったって、ラストが決まっていないわけではないんでしょ?
 だったら、ラストシーンだけ先に書いてしまいましょう。

 
 あるいは、途中の書きやすいシーンだとか、ここを描きたいのだけれど、
 そこへ辿り着く途中で四苦八苦してるとか、ていうのもあると思いますので、
 途中のシーンでも書けるところから書かれるといいと思います。

 その後、気分がのって来たら、つなぎの部分も書けると思いますし、
 逆に「ここにはこういうつなぎがないと成立しない」という消極的なものから、
 「このつなぎはこういうふうにしたい」という積極的なものまで、
 どんどん天から降ってくることでしょう。

 のちに、全てのつなぎを入れて完成したときには、
 最初に書いたラストシーンや途中のシーンの手直しは余儀なくされるはずです。
 でも、書けないよりかは、あとで手間がかかるけれども書ける、方が良いと思いませんか?


ゆいさんの意見
 マンネリ化……ですか?
 それなら私もしょっちゅうですよ(って違う?)。
 そういう時はやる気が起きるまで小説を読んだりして、
 インスピレーションが働くまで書くのはやめておきます。
 
 そして書きたいと思ったら一気に書くこと!

 シーンを飛ばし飛ばしでも、情景描写を全くしないでも、この段階ではどうでもいいです。
 とにかく書きたいものを書くこと。会話文二行でもいいです。
 後から付け足せばいいんですから。
 そんな感じです。結構、はかどりますよ。


コトナさんの意見
 こんにちは。
 早速ですが荒治療法です。

 プロットを組み立て、締め切りが近い新人賞に応募すると意気込んで書き始める。

 これが一番です。ようは目標ですね。
 その気になれば一日で原稿用紙換算枚数20枚ぐらい書けるもんです。
 文章が変なところは推敲に任せるので、気にせず書きあげる。
 推敲も二週間あれば2、3回はできるかと思います。

 自分は一ヶ月で長編を書き上げました。(高校生)

 応募するとかは別です。とにかく書くには突き動かされる何かが必要なので、
 それを自分で決めようということです。


グニルさんの意見
 どうも、顔を広くしたいなぁ、と思って、
 こっちの掲示板にもちょくちょく書き込みをするつもりのグニルと言います。よろしくお願いします。
 えーと、私もまだまだ技術が足りないのか、
 シャクさんのように完成させた小説の数は非常に少なく、その数は片手の指で数えられます。
 作品を書ききるためにはどうすればいいのか、ということでお悩みのようですが、
 私の数少ない経験の中で言えるのは、流れです。

 ここでいう流れというのは決して、川の流れや風の流れといった物理的な物の流れではなく、
 スポーツのテレビ中継や今の時期であるならば、夏の甲子園などでの試合の展開というか、
 何とも説明しにくい雰囲気みたいなものです。
 スポーツを本格的にやったことのある方ならピンとくると思いますが、
 試合においてこの流れというのは、技術よりも重要な要素だと私は考えています。
 試合の勝敗は流れで決まると言っても過言ではありません。
 だらだらと長い前フリを失礼しましたが、
 
 私が言いたいのは小説を書くスピードを左右するのは、流れ、
 つまり書いている人間のテンションによるのではないかと思います。
 

 私の場合、テンションが高いときは面白いように言葉が出てきます。
 テンションをあげる方法は人によって異なるでしょうが、
 私の話がすこしでも参考になればと思います。
 これは、完結させるにはどうするか、と言うよりも、
 文を多く書くにはどうすればといった感じになってしまいましたね。
 何を今更と思う人も多々いると思いますが、私は結構基本を疎かにしがちなので、
 このような話を投稿させていただきました。
 話が脱線している上に、長々と失礼しました。まだまだ初心者のグニルです。


イチさんの意見
 はじめまして、イチと申します。

 どういう状況でラストまで書けないでいるのかがイマイチよくわかりませんが、
 途中で詰まったりするのであれば、ラストをきちっと決めるのがいいと思います。


 私もよく途中で詰まって投げ出してしまうのですが、
 そういう時はストーリーの最後をどんなふうに終わらせるのか、
 またその詰まっている章の最後はどんなふうに終わらせて、
 次の章につなぎたいのかを考えるようにしています。

 書けないシーンは飛ばしてあとから書くというのも、方法の一つだと思います。

 小説家志望でも最後まで書き終えることができない人は、結構いると思います。
 私もかなり長い間、短編なら書き上げられても長編はかきあげられませんでした。
 今もまた悪戦苦闘中です。
 なんでもいいからこの日までに、
 とにかく書き上げねばならないという状況をつくってみるのもいいと思いますよ。

 自分にあった方法が見つかればいいですね。お互いがんばりましょう


静寂さんの意見
 こんばんわ、静寂です。

 えーと、私は何年でしょうか? 五年程度だとは思いますが、完結したのは三つぐらいです。
 で、それを皆さんに出せるか(新人賞とかに応募できるか)と言われたら首を左右に振りますよ。
 えぇ、そりゃあすごい勢いで。

 そうですね、短いのを書いたらどうでしょうか? 
 物語と書くとなんか壮大な話みたいな気がします。
 ですから、絵本とか童話っぽい感じで短く簡潔に。
 それで書けたら、書いた文の前後に少し描写かなんかを肉付けしてみるとか。
 そうやって慣らしていけば自信がつくかもしれません。

 参考になったかどうかわかりませんが、頑張ってください。では、失礼します。


矢神倖千さんの意見
 とにかく構想をこれでもかと練ることですね。
 そして矛盾があろうととにかく練る。
 物語の内容を箇条書きにして、前後でそれを無理矢理くっつける。
 そして徐々に修正です。
 例えば。

1・主人公が目覚める
2・学校へ行く
3・友達に合う
↑これらを繋げる

 朝、主人公は目を覚まして支度をし、学校へと行った。教室に着くと、既に友達がいた。
↑修正する

 いつもと変わらぬ朝、「主人公の名前」は目覚ましの音に目を覚ました。
 時間を見ると七時三十分、これ以上寝てしまうと確実に遅刻してしまうので
 「主人公の名前」はベッドから這い出た。
 顔を洗い、着替えを済ましてリビングへと行く。既に朝食の準備が出来ていた。
 「主人公の名前」はそれを一気に掻き込むと、鞄を持って家を飛び出した。
 歯を磨くのを忘れたことに登校途中で気づいたが、一日くらいサボっても害はないだろう。
「おはよう!」
 ドアを開けて元気に挨拶。
 これをしなくては一日だらだら過ごしてしまう……のは「主人公の名前」だけだろう。
「あ、おはようさん」
「なんだよ「友人の名前」、来てたのか」

 このように続いていきます
 面倒だと思うでしょう?
 しかし、どんなに適当なものでも、どんなに簡単に書いたものでも、
 例え箇条書きの文を繋げただけでも、最後まで行けばしめたもの。
 そこに達すれば結構愛着が持てるものです。
 あとはこれといった苦もなく続けていけますよ。


化け猫ミケさんの意見 2013/06/06
 僕の場合、小学生くらいからマンガとか書いてた。けど、マンガを本格的にやると色々手間がかるし、読む方が楽しかったから、やめて、中学くらいに本屋で何気なく読んだ赤川次郎氏の三毛猫シリーズ。ハードボイルド小説ってのに感動し、文章だけでこんな面白い世界を魅せれる小説を、自分も書きたいと思い始めた。三毛猫シリーズは、ほとんどの巻を読みあさり、ゲームやドラマ、映画も観た。

 高校くらいから詩を書き初め、大学ん時から携帯やパソコンサイトで400字×15ページ程度の短い小説を書いては投稿。ペンネームだけやたら凝ったやつにして書くが、まったく読者に相手にされず、泣かず飛ばずで黒歴史を60作くらい量産。

 別に商業作家になりたかった訳じゃなかったのに、社会人になってから、やっぱ自分の実力を知りたくて、長編に取りかかるも途中で飽きたり、またやりだしたりで、完成に一年半かかる。
 そっから推敲してさらに3ヶ月、やっとのことで、文庫見開き150ページの無駄に長い暗黒歴史を新人賞に応募。

 そっからです。一作を書き上げたのが自信になったのか、慣れたのが原因なのか、次の作品は文庫見開き120ページを2ヶ月であっという間に完成。新たな黒小説が誕生。
 知り合いに見せると、なんか漢字が多すぎるし、なんか文章がカタイ!肩がこる。死ぬほど面白いってほどでもない。なんかこだわりすぎ、展開が長すぎ、テンポが遅い、同じ人物ばっかと会話してるし、それがまた長い。と、容赦ない酷評のマシンガン!

 それでも書く楽しさが快感でやめられず、書き出すと飯も風呂も歯磨きも忘れて没頭してます。時間なんていくらあっても足らないある意味、中毒性ある。
 完成させるには、忍耐と、根性。

 1度完成させると、なんか直ぐ完成するようになる。みんながそうかはわからんけど。とにかく、好きこそものの、上手なれ、です。

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