第4研究室 創作に関するQ&A 196P | トップへ戻る |
幸真さんからの質問
 キャラが勝手に動いてしまったら?
 
 こんばんは。幸真といいます。
 最近ここへの投稿が増えてます。

 今ネット上で小説を書いているのですが、だらだらと長くなりそうな気がしてきました。
 ラストシーン、エンディングは決まっています。
 ただ、キャラが勝手に動いてしまって、そこまで持っていくのに長くなってしまいそうなんです。
 ネットなので長くなっても問題ないでしょうし、ストーリーにもよると思いますが、
 こういう場合はどうしたらいいんでしょう。
 私が考えているのは以下の二つです。

・長くなるのを承知でキャラにまかせる。
・キャラを引っ張ってエンディングに連れて行く。

 とりあえず、どちらがいいのか意見を教えてください。

 そしてもう1つ。
 皆さんはキャラが勝手に動いてしまった時はどうしていますか?
 こちらはアンケートのような感覚でお答えいただけると嬉しいです。


● 答え ●

緋蓮さんの意見
 キャラが動く……思い通りに動いてくれたらどんなに楽だろうか……
 緋蓮と申しますm(__)m
 キャラが動くことへの対処法ですが……

 私の場合、まず考えることは“キャラがどう動くと物語が破綻・崩壊してしまうか”です。
 それにより対処法が変わります。


 キャラが動くと物語が破綻・崩壊してしまう場合、強制的にキャラの行動を制限します。
 と言うかせざるを得ません。
 
 注意点は、どんなささいな矛盾も見逃さないようにです。
 (後々、影響を及ぼして来兼ねませんから……)

 キャラが動いても問題無い場合は、自由に動かします。(楽ですからね〜)
 ただし、途中途中に道標を設置することを忘れずに!
 エンディングへの近道にもなりますし、何より矛盾を見逃し難くします。

 ちなみに私は、キャラを自由に歩かせ過ぎて破綻させてしまった物語が数多く有ります(汗)
 参考にして頂けたら幸いに思います。


ぺーさんの意見
 ご自身でおっしゃっておられるように、ストーリーによります。
 流れに任せた方がおもしろくなるのなら、任せた方がいいですし、
 つまらなくなるなら、プロットどうりにいくように調整しましょう。
 どちらがいいという、明確な答えはありません。完全に場合によりけりです。

 作家の執筆時の脳は、絶えず、右脳の創造的な部分と、
 左脳の批判的な部分が戦っているといわれます。
 ノッている状況は右脳が強く成っているときでしょう。
 創造的なプロセスには欠かせない状況です。
 途切れないように、流れのままに書くべきかと思います。
 無理に押し込めると、せっかくのアイデアも吹きとびます。

 ですが、右脳に任せっきりですと、論理性に欠く、
 思いつきだけのむちゃくちゃな話になるわけです。


 ですから、冷静に判断できる左脳の働きが、これまた必至なわけですね。
 しかし、主に論理的な作業は(伏線や筋道を立て直したりすることは)後でじっくり出来るわけです。
 せっかくノッている状況をつぶしてまで、批判的になる必要性はないかと思います。

 とりあえずはノッて書いてみて、頭を冷やしてから、見直してみる。
 ダメならボツにして、プロット通りに書き直せばいいだけでしょう。



みつきさんの意見
 幸真さま、はじめまして。

 キャラが勝手に動いて、だらだらと長くなってしまいそう。
 私も、そういうときがたまにあります。
 で、『あ、まずい。このまんまじゃ長くなっちゃいそうだな』と感じつつも、
 その予感を無視して進めてしまうと、その小説は失敗してしまうんですよね……(^^;。
 なので、二択で答えるなら、

・キャラを引っ張ってエンディングに連れて行く
 のほうに一票です。

>皆さんはキャラが勝手に動いてしまった時はどうしていますか?

 キャラが勝手に動くのならば、外枠は作者ががっちりと作ってコントロールしないと、
 すぐに物語が支離滅裂になったり、
 途中から一歩も進めなくなってしまうようになってしまうと思うんですよね。


 というわけで、その物語世界とキャラクターたちによって生まれるストーリーで、読む人に
 『一番見せたいこと、一番伝えたいこと、一番感じ取ってもらいたいと思っていること』
 とは何なのか。
 自由に動くキャラたちを尊重しつつ、どのような場所に持っていけば、
 それらを最大限に表現できるのかをメインに考えて、ストーリーに確固たる方向性を作ります。

 『私は、この世界とこのキャラで、こういうことを伝えたいんだ!』というのがハッキリすると、
 それに必要なもの以外はどんどん除外できるようになるというか……
 無駄なものを見つけることが出来るようになるんですよね。

 
 とにかく、『長くなってしまいそう』と感じたときには、
 すでにそこに『必要の無いもの』が生じているのだと思って、気を引き締めるようにしています。

 それでは、長くなりましたがこれにて。


jogtyさんの意見
 長くなるのを承知でキャラに任せましょう。

 ただ推敲と添削はきっちりやったほうがいいですよ。
 ノリにノッタ文というのはときにすさまじいことをやらかしていたりしますから。

 私は、キャラが勝手に動き出したら放っておきます。
 放っておいてキャラが動くままにストーリーを紡いでいきます。
 ときに結末まで変わってしまいますが、もともとプロットを厳密にするほうではありませんし、
 キャラがせっかく動いているのに無理矢理制御すると、そちらのほうが作品を壊してしまいます。
 書き終わった後で、作品全体から見て浮いている部分や冗長な部分を削り落とします。

Y氏さんの意見
 私が思うに、小説を書いているとき、キャラが勝手に動き出すとロクなことが起きないですね。
 私に限って言えば、私はキャラが勝手に動き出した小説で、
 納得のいくものに仕上がった試しはありません。
 
 キャラが自分の構想を飛び越えて行く場合、
 どうしてもそこに生まれる破綻によって小説がダメになるのですね。

 
 キャラ性を出したいなら従来のプロット筋を見直した方がいい出来になると思います。


三毛招きさんの意見
 正直うらやましいです……
 
 キャラクターが勝手に動くということはキャラクターが熟成されていることや、
 執筆能力が向上している証ですよ。
 

 私はまだそこまでいけません……
 ストーリーですが、わたしは

 「長くなるのを承知でキャラにまかせる」方がいいと思います。
 ただ、どうしても長くなりそうならば「キャラを引っ張ってエンディングに連れて行く」の方にして、
 外伝やSSを作るという手もあると思います。


匿名希望さんの意見
 キャラが勝手に動いてるのなら私は任せます。

 ですが自分がこういうのを書きたい、こういうシーンを入れたい、という予定が、
 キャラの暴走によって壊れてしまうのであれば、キャラを制御しエンディングまで持っていきます。


 どちらがいいと一概に言えないので、参考になればと、私のやり方を書かせていただきました。
 それでは、失礼します。


富士山さんの意見
 どんどこどんどこキャラが暴走を始めても、とりあえずは止めません。
 なんとか、少しずつ軌道を修正し行き過ぎないようにします。
 そして、書き終わり、納得できる文章なら何の問題はありません。
 
 納得できないのなら書き直せばいいじゃないですか。

 キャラが暴走したからといって、全てが駄文になってしまうのではなく、
 いいところを少しづつ抜き取って、作品のレベルを向上してしまえば、
 その作品はよりよいものとなるだろうと思います。
 それでは!


桜木谷 見征さんの意見
 思ったタイミングに賞が有りません……むぅ。
 桜木谷です。

 正直ネット媒体でしたらキャラに任せてしまうのも一興ではないでしょうか。
 それに長くなったと言ってもそのシーンの取捨選択はやはり作家の腕の見せ所だと思います。
 まぁ、仰られるとおり本当にストーリー次第でしょうけれども。

 登場人物が勝手に動き出したなら、自分はもう勝手にやらせてしまいます。
 
 ただ、全く手放しにするのではなく通過させるイベントやポイントは、
 確実に通過させるようにしています。


 でないと自分の作品ではなくなってしまうのでw
 やはり人物が好き勝手動くのは素晴らしいことだと思います。
 後は手綱の緩め方が重要なのでしょうねw

 では、ご参考になりましたら。


んぼさんの意見
 えーっと、理想的なのは、キャラが動いた状態を維持しつつ、
 進行役のキャラにちゃんと軌道修正させつつ予定のコースを取る、でしょうかね。


 キャラが熟成され動いている=作者がキャラを理解している
 ですから、誘導自体は簡単なはずです。

 誘導が出来ない場合は、キャラが勝手に動いていると言っても、
 それはただの暴走ですから、そのまま進めると破綻するだけです。
 暴走している場合はガシッと締めて、
 暴走部分を書き直すくらいのつもりでやった方がいいかと思います。
 というか、暴走か否かは、書きながら常に把握しておいた方がいいんですけどね。

 もう一つ、キャラが勝手に動く時。
 執筆のスタイルがちょっと変(本執筆の前に、仮執筆(シナリオ詳細プロットなんですがw)が入る)
 なので、あんまり勝手な行動を取ってくれたりはしません。
 というか、本執筆の前に十分動いてくれるので、
 それを考慮に入れた上で本執筆に入るというか……。

 プロットを組まずに書く場合はいきなり本執筆になるわけですが、
 その場合は脳内で三年以上こねくり回したモノ(プロットを書いてないだけとも言う)なので、
 キャラが動いても誘導出来ます。
(例えば、天邪鬼な奴が本筋と外れる行動を取ろうとした時、
 いかにも言いそうなキャラに軌道修正させる感じですね)

 まあとりあえず、好きなように書けばいいんじゃないでしょうかw


香原祐さんの意見
 はじめまして。香原祐です。
 僕もネット上で二次創作やっていますが、僕のキャラもそれはもう自由に、
 縦横無尽に動いてくれはります。
 ですが、僕のキャラは常に、寄り道はしつつも、ゴールを何処か知っているようで、
 放っておけばゴールへ突っ走ってくれます。

 そんな感じなので、あまり苦労はしていないほうだと思うのですが、僕が思うのは 、

 キャラの性格を考える時点で既にゴールをそのキャラに組み込んでおくのはどうでしょうか?

 そうすればキャラの暴走を止めずしてゴールまでたどり着けます。
 キャラが勝手にゴールまで自主的に動いてしまうのです。

 あまり参考にはならなかったかも知れませんが、この辺で失礼いたします。

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