第4研究室 創作に関するQ&A 527P | トップへ戻る |
Dr.ウニボンさんからの質問
 パワーバランスの取り方
 
 お久しぶりです、の方はお久しぶりです。はじめましての方ははじめまして。
 Dr.ウニボンです。

 さて、唐突ですが、皆様はバトル(アクション)物を書くときに、
 どのようにしてパワーバランスを取っていますか?
 私は魔法と現代科学が入り混じったお話を書きたいなぁと常々考えているのですが、
 考えれば考えるほどどちらか(ほとんどの場合、魔法使い側)が優位に立ってしまうのですよ。

 なので、皆様がどのようにしてパワーバランスをとっているのかお聞きしたいと思い、
 久方ぶりに書き込みをしてみたわけです。
 魔法と現代科学に限らず、何かと何かのパワーバランスをどのようにしてとっているのか、
 よろしければお聞かせ下さい。


●答え●

10式さんからの意見

 どうも初めまして、こんばんわ。
 参考になるかは解りませんが、映画監督の押井守氏は
 自著「映像機械論 メカフィリア」 の中で

 『極限された状況における制限された戦闘を状況設定すること』こそが、
 演出家の腕の見せ所になると言っています。

 『機動警察パトレイバー2』のラストバトル、そしてそのバトルの元となった
 『レマゲン鉄橋(1968年 米)』の二本の映画では
 「たかが機関銃」が強力無比な兵器として描写されています。何故か?

 「避けようの無い橋 もしくはトンネルの出口に機関銃が据えられているから」です。

 これは演出論ですが、小説にも当てはまると思います。
 パワーバランスでお悩みのようですが発想を変えて状況設定を先に考え、

 どう考えても片方の能力が制限されざるおえない状況を考え出す、というのは如何でしょう?。

 例えば剣の名手と射撃の名手 戦えばどっちが勝つ? と聞かれれば、
 当然普通の人は射撃の名手と答えるでしょう。
 ですが射撃の名手が持っているのがマスケット銃だったら?。これだけでバランスは成り立ちます。
 ちなみにマスケット銃の命中精度はこの一言で表せれます。
 「相手の白目が見える距離で撃て(ナポレオン戦争当時の歩兵マニュアルより)」。

 また、Dr.ワニホン様がどんな世界観で作品を執筆されたいのかは存じ上げませんが、
 現代科学というのは組織や社会を背景に発達してきました――少なくとも私たちの世界では。
 科学は組織・社会と共に有り、スタンドアローンで存在しているわけではありませんし、出来ません。
 一方魔法は多くの作品で個人の能力と描写されています。
(フィクションを参考にするのはアレですが現実に魔法は存在しないので・・・)。
 個人(魔法)と組織・社会(科学)という風に置き換えてしまえば、
 案外すんなりとバランスが取れるのではないでしょうか?。

以上まとめ

1.状況を制限する
2.置き換え


 この二点でバランスが取れると思いますが・・・。
 長々と若輩者が書いてしまい申し訳ありません。ただお力になれれば幸いです。


内藤悠さんからの意見

 始めまして、内藤悠と申します。
 パワーバランス、難しいですよね。
 私は錬金術を基盤とした、異能ファンタジーを良く夢想するのですが、
 能力の微調整がとても難しい……。

 こう、個人レベルと社会一般を比べると、必ずいっていいほど一騎当千が発生してしまいます。
 パワーリソースなどの地形制限や、回数制限、はたまた能力自体にネックを設けるなど、
 さまざまな調整を施してもバランスは取れなかったのです。
 そこで行ったのは、社会一般の増強と、ジョーカーを用意してわざと見劣りさせること。
 社会一般は異能技術の発達での兵器増強を、
 異能にはわざと最強キャラを置くことでそれ以下感をただよわせる方法を、現在取っています。
 まあ、設定しか出来てないんですけどね。

 魔法側がどうしても強くなるのなら、現代科学にアンチスキルをおいたりしますね、私なら。
 それ以外にも、魔法は複雑かつ煩雑、
 科学は使い方さえ分かればあっという間、という時間的措置を置いたりとか。
 また、あまり設定を複雑にしすぎると汎用性が無くなる気がするので、
 やはり見劣りさせる方法もいいかも知れません。


城狐月さんからの意見
 おや。さっそく世界に刻まれた一つを発見しましたぞ。

 パワーバランスですか。

 ってか、その世界観ではアレですか? 魔法使いの方って皆が皆なれるんでしょうか?
 もしなれないといしたら、現代兵器は必ず人海戦術及びゲリラ戦をするでしょうね。
 魔法には効果範囲があるのがつきものなので、弾道ミサイルとかもしくは狙撃とか。時限爆弾とか。
 でも狙撃って、実際は100メートルくらい離れると結構厳しいらしいですね。
 力で足りないなら頭で。

 パワーバランスのとり方は、「逆(対)の力で打ち消す」というのが僕の持論です。
 あと、「強者に無いもので弱者の強み」というのが王道でしょうか。


 「天使と悪魔」「兵器と魔法」「生物と非生物」「力と知恵」最たるものは「剣と鉛筆」ですかね。

 それ以外にパワーバランスを調整するとしたら……災害、でしょうか。
 そちらの設定だと魔法使いにのみ感染する病、とか。うーん。
 具体的にどういう設定なのか分からないので漠然とした答えしか返せませんが、
 とりあえずこんなところです。


MIDOさんからの意見
 こんにちは、MIDOです。
 そもそもバトルものってあんまり書いたことないので、お役に立てないかも知れませんが……。

 わたしだったら不利な点を作りますね。
 
 この設定で言えば、魔法を発動するときにタイムラグが生じるとか。
 あるいは形のないもの(いわゆる風とか水とか火とか)を操ろうとすると、
 めちゃくちゃ体力を吸い取られるとか。そういう不利な点をいっぱい考えます。
 タイムラグがあれば、遠距離からの攻撃はすぐ跳ね返されても、
 懐にさえ飛び込めれば勝機は見えてくると思います。
 向こうが呪文唱えているあいだにアッパー喰らわせればOKですし(ひどい)

 科学は科学で、色々な道具がないと攻撃を発動できない、
 みたいな欠点を作ればいいんじゃないかな、と。
 要は色々な欠点を作って、それを克服する戦闘法を考えるほうが、
 おもしろい話ができあがるような気がします。

 コメントは以上です。


龍架さんからの意見
 ども、龍架です。

 ボクは今現在、近未来とファンタジーが入り混じったものを書いてます。

 ちなみに、ボクの場合。科学と魔法の二つが存在しています。
 両方とも技術≠ニして体系化されています。
 科学は、体にサイバーウェアを埋め込んでサイボーグとする技術。
 魔法は、魔方陣を書いて物理現象を捻じ曲げる技術。

 戦闘シーンにおいては、基本的にサイボーグ同士の肉弾戦がメインとなります。
 戦闘中に式やら魔方陣やらを書く余裕なんてないからです。
 なので最後の大技……必殺技(?)的な扱いにしようと思っています。
 もしくは集団戦において、前衛がサイボーグで後衛が魔法使い、みたいな。
 つまり、純粋なサイボーグと純粋な魔法使いでは、一対一においてはサイボーグに軍配が上がります。
 でも軍隊などの集団戦においては、魔法使いのほうが重宝される……みたいな感じです。

 ちなみに主人公は、サイボーグ化しつつも魔法が使えるという設定にしています。
 バリバリの武闘派です。

 参考になりましたら幸いです。でわ、雑文乱文失礼いたしました。


幽鬼さんからの意見
 はじめまして、幽鬼と申します。

 パワーバランス……結構難しいですよね。
 私は現代科学ではないですが、銃と剣と魔法が混在する世界の話を書いています。
 通常の弾もありますが、魔法を込めた魔法弾を撃つ銃も存在します。
 銃の強みとして、連射出来る強み、一定距離離れたところから攻撃出来る、
 弾さえ込めてあればすぐに撃てるとしてます。
 逆に弱みとして、弾切れ、離れすぎると届かなくなる、弾込めに時間をとられるとしました。

 魔法の弱みとして、発動に時間がかかる、詠唱を邪魔されたら発動できない、魔力切れとし、
 強みとして発動したら威力はでかい、魔法によっては広範囲に攻撃可能としました。

 剣は近接攻撃で最大威力、弾切れなどによる時間ロスがない事、
 携帯さえしていれば攻撃がすぐ可能を強みとしました。
 弱みは離れている相手へは攻撃不可能、
 実体が無い相手(霊体など)は属性付与していない限り攻撃不可としています。

 早い話それぞれに長所弱点をつけました。どれがどれと戦っても弱点を突けば勝つことが出来る、と。

 ご参考になれば幸いです・w・


赤井さんからの意見
 こんばんわ、赤井です。

 現代ものの場合私は魔法側の使用方法に制限を出しています。既に大体出てますが……
 魔法を使っても物理的に抹消(炎を出すなら水かければいいじゃん!)とか。
 とある道具が無いと使えない(しかもその道具が掃除機だったり)とか。
 使用武器に意思があるから仲良くないと上手く使えないとか。
(交換して手に入れた高レベルポケモンの『▼ピカチュウは そっぽを向いている!』的な)

 ぶっちゃけ戦闘中じゃ致命的な弱点になる発動条件(地面に伏せると重力場発生! みたいな)とか
 むしろ能力を手に入れるまでに正気保ってられますか?
(激痛とか激痛とかよく分からないのに乗っ取られたり)とか
 「銃使ったほうが早くね?」と言った感じの能力にしてます。
 ファンタジーだとまた別ですが割愛。

 現代ものでもファンタジーでも使える言葉、
 「行き過ぎた科学は魔法と区別がつかない」(言ったの誰だっけ……(汗)
 という名言に頼る事もあります。というか今書いてるのが正に……

 それでは失礼致します。


焔嵐さんからの意見
 焔嵐と申します。

 私は基本、パワーバランスをあまり気にしない人間ですが……。

 そうですね。大抵のものには欠点を作ります。
 ミサイルはとても強い兵器ですが、これを使うにはお金がかかります。
 そう何発も無駄に撃っていられません。それに、精度も限度があります。
 魔法も、同じように。より効果の高いものほど、高価なアイテムを必要としたり、
 詠唱が長くなったり、そもそも使える人が限られていたりします。

 杖を振るだけで魔法が使えるなら対処のしようもありませんが、何かしら発動に条件が必要なら、
 その条件を満たせなくすればいいと思うのです。
 引き金ひとつで誰でも使える拳銃は、その点で非常に優れていると思うのですよ。


ひなげしさんからの意見
 こんばんわ、では早速。

 パワーバランスですか。
 以前同じように魔法と科学を共存させた作品をプロットにした時は、数でバランスをとりました。
 限られた才能の持ち主しか使えない魔法と、誰でもスイッチさえ押せば、
 あるいはちょっとした使いかたさえしっていれば使える科学(現代兵器、武器)。
 中世頃は一部の魔法使いたちが貴族として一般人を支配していたが、
 科学が発達して誰もが魔法と遜色ないような科学製品を使えるようになると革命がおきて、
 魔法と科学がぶつかりあった、という設定です。

 別のファンタジー作品では、魔法に呪文詠唱をつけて戦士との間のバランスをとってました。
 というかこれはありがちですね。
 他の例としては、銃と刀。
 普通は銃の方が圧倒するけれど、刀の持ち主を超人にして(壁とか走ったり出来る)
 弾丸をよけられるくらいの身体能力を持たせるとかですかね。

 結局バランスをとるためには、かたよった天秤のどちらかに錘をたすか、ひくかですね。
 魔法使いの呪文詠唱は引いた結果ですし、銃と刀の場合の持ち主の超人化はたした結果です。

 こんな感じでしょうか。
 ではでは。


達馬さんからの意見
 こんにちは。

 まずはそれぞれの陣営の長所と短所を挙げていき、もしどちらかの陣営があまりに優位なら、
 弱点や限定条件といった短所を増や(あるいは対立陣営の長所を増や)していったらどうでしょう。

例えば魔法使い側が優位なら、
  ・魔法使い自体の数が少ない
  ・修得に時間がかかる
  ・威力が一般レベルでは通常兵器と大して変わらない
  ・呪文や魔方陣により発動時間に時間がかかる
  ・魔法を使うこと自体に何らかのデメリットが存在する
  ・魔法使いは迫害される存在である


 なんてのがありますね。
 あるいは第三の陣営を作って三すくみにするという方法もあります。


ぽろろさんからの意見
 ちわっす、ぽろろです。

 単純に戦う相手と状況が悪いんじゃないんですか?

 「なぜ魔法使いのほうが有利な状況で現代科学側が戦おうとするのか」
 ということを考えずに戦闘させるからバランスが崩れるんだと思います。
 「魔法使い相手では部が悪いので銃を用意する」「戦車を用意する」「軍隊を用意する」と、
 ランクを上げていって魔法使いと対等になる装備で戦えばいいと思いますが。

 その戦闘に「軍隊を用意するほどの理由が無い」のであれば、
 そもそもの設定が悪いので諦めたほうが……。

 そんな感じで。


夜宵吹雪さんからの意見
 こんにちは、そして始めまして。
 夜宵吹雪といいます。

 パワーバランス・・・難しいですね。
 科学と魔法が入り混じった世界観とお聞きしましたが、その勢力図を簡単にまとめてはいかがでしょうか。
 そのグループの特徴とかを書いて、長所や短所とで比べて、差異をつけてはどうでしょう。

 ちなみに私の場合、三竦みを良く使います。
 主人公を二つの対立するグループの中において、
 何をしでかすかわからないトリックスターとして動かします。
 
 お手本にしてるのは「とある魔術の禁書目録」でしょうか。
 あれは主人公は「異能」とか「魔術」といったものに対しては最強ですが、
 単純な物理的な暴力にはめっぽう弱い。拳銃とかミサイルとか、勝てるわけがありません。
 そして、単純に強いだけの人達は魔法に勝てない。
 
 昔やった戦争ゲームにもありました。
 歩兵は騎馬兵に弱く、騎馬兵は弓兵に弱く、弓兵は歩兵に弱いというルールで戦争します。
 ようはジャンケンですね。

 ちなみに、あくまでこれは単純な力だけで争った場合です。
 そこに政治だとか交渉だとか、暴力以外の何かを加えればもっと複雑になるのではないでしょうか。


雷さんからの意見
 お久しぶりです。雷です。

 好きな話題なのでやってきました。
 戦闘時のことで話をしぼります。

 以前、現代や近未来を舞台にした魔法モノや超能力モノのプロットを考えたことがあります。
 そのときに採用した、そして今も使っているパワーバランスの調整方法は、
 魔法使いや超能力者が科学技術に依存していたり、警戒している様子を描くことでした。

 どんな強力な魔法使いでも、銃弾を受けたらひとたまりもないから、
 銃武装した敵を目の前にしたらまっさきに身を隠すとか。

 敵陣にひとりで突っ込むのはあまりに危険だから、
 非能力者の仲間に銃で援護してくれるように頼むとか。

 物語の主人公やその仲間には、たいていこういう“縛り”を与えています。
 「おまえら、とりあえず銃を怖がっとけ」と(笑)

 「銃が怖い能力者」という精神的な劣勢を、
 「銃より強い能力」という物理的な優勢で押し返すという図式です。


 そしてたまに「銃なんか怖くない」というバランスブレイカーを投入します(笑)
 銃で撃たれても避けちゃうテレポーターとか、ミサイルすらはじいちゃう鉄壁キャラとか。
 ただし彼らは、物語の本筋にはほとんどからませず、あくまで脇役に徹させます。

 力の“枠外”に出たバランスブレイカーと、“枠内”にとどまっている主人公たちとの差は、
 滅多に埋まることがありませんし、埋めさせません(笑)
 怖いものは怖い。これでパワーインフレーションを防ぎます。


 ファンタジーでも同じような方針を採っています。

 魔法使いはたしかに強力な魔法を使うことができますが、
 実質的な威力は、剣や槍に毛が生えた程度に補正しています。
 防御魔法も似たようなものです。回復魔法も万能ではありません。
 矢を雨あられのように射られたら逃げるしかないし、大砲を撃たれたら防ぎようがない。

 んで、たまに城ひとつ爆発させたり、砲弾はね返すバランスブレイカーが現れると(爆)

 こういうバランスブレイカーが登場した際には、
 彼らの魔法の威力に主人公たちが驚愕する様子を描いておきます。
 バランスブレイカーの力が尋常でないこと破格であることを印象づけて、
 “一般”の魔法がそこまでの威力を持たないことを示すためです。

 こんな感じで、僕はパワーバランスを保っています。


サイラスさんからの意見
 お久しぶりです。サイラスです。
 僕は、こんな感じです。

1,発動コスト
 その力を行使するために支払うモノ。
 大体、魔力や命、身体機能、珍しいものだと物品や運勢のケースもあります。
 僕がやったのは、自然現象を操れる代わりに、常人よりも、多くの栄養を摂取しないといけない。
 つまり、兵糧攻めされたら、常人よりも早く、影響が出る危険性があります。

2,制御難易度
 その力を扱う難しさ。覚える難しさや、術の行使できる範囲を絞ったり、
 広げたりする技量や制御力と思ってもらえばわかります。
 人間が核並みの火力を持って、それうまく扱えなきゃ、怖くて使えないし、
 使えても、極限の集中力がないとダメとかなると戦闘ではお話になりません。

3,状況、条件
 その力を発動させるための手続きや方法。
 ヒーローモノの変身や呪文の詠唱や儀式がこれにあたります。

4,入手難易度
 その力を手に入れられる、または、十分な数を揃えられる難しさ。
 銃と刃物だと威力や攻撃範囲では、銃が強いですが、入手しやすさは刃物に勝てません。
 また、銃は他に弾丸がないと使えませんしね。

 以上です。では。


がりがりさんからの意見
 こんにちは。がりがりと申します。

 参考になるかどうかは分かりませんが、任天堂の『ファイアーエムブレム』シリーズでは、
 剣・槍・斧の三つによる有利・不利を取り入れた「三すくみ」というシステムを取り入れています。要は、

【ジャンケンに最強の手は無い】

 というヤツです。
 その為、剣に特化したユニットや斧専門のパワーユニット、中
 には剣・槍・斧の三つを使いこなせる上級ユニットなども存在するわけです。
 しかも『ファイアーエムブレム』シリーズは、魔法にも三すくみの設定があり、
 理(炎や風)・光・闇という三つの属性の魔法にも強弱があるのです。
 なぜか理魔法は神様と関わりがあるハズの光魔法に強く、その光魔法は闇魔法に対抗でき、
 そして闇魔法は理魔法に強い、というものです。
 まあ理由はともあれ、こういう三角関係の強弱があるお陰で、
 我々は「戦術」というモノを考えるワケです。

 あ、あとね……いっその事、あらかじめレベルを大きく何個かに決めておくという手段もありますよ。
 電撃文庫の「アクセル・ワールド」で実際にレベルを1から10にまで設定されていて、
 レベル1と2とでは、やはり違うという描写がありました。
 しかもレベル6から7(あれ、8だったっけ?)になると集団の指揮官レベルだと考えていい、
 というセリフがあるくらいです。

 参考になれば、幸いです。


サッパーさんからの意見
 パワーバランスですが、無理に取る必要も無いと思います。

 例えば、「戦艦(艦隊)」対「空母(艦隊)」を考えると、大抵の場合、空母側が勝ちます。
 戦艦が勝てるのは、幸運が重なった時だけです。
 しかし、戦艦と空母が近距離で撃ち合う事になれば、空母は不利です。

 「剣」対「銃」でも同じですね。
 剣側が勝つには、相当な幸運が必要です。
 実際の戦争では、まず銃隊が敵を制圧した後に、剣隊が突撃しました。
 近距離になれば剣は強いからです。

 ジャンケンの「グー」「チョキ」「パー」で、どれが強いかを考えるのではなく、
 「全部出し」で攻める(守る)という方法も、バランスの取り方だと思います。

 例の場合で言えば、魔法と科学の両方を使って、相互の弱点を補い合いながら戦うといった方法です。


雷徒さんからの意見
 こんばんは、雷徒です。

 あ、私と同じような悩みを持ってる方が!
 私は完全に魔法と科学を区別して、
 お互いを拮抗させること自体をある程度設定考えた時点であきらめたのですが。
 一応、数の科学、質の魔法という風にすることでバランスがとれているということにしました。
 
 決まった性能だけど誰でも扱えてしまう武器という意味で数、
 才能のある人しか扱えないけど威力も汎用性も武器より高い攻撃手段という意味で質。
 その他の点でもそういうお互いの違った面を強調させてみています。
 組織でいえば、魔法側はまとめ上げる大きな組織があるのに対して、
 科学側は世界中で小さい組織単位がバラバラに活動してるなどと差を作ったり。
 
 バランスをとるというよりは、一長一短であることを強調して、
 それぞれの存在意義を潰さないようにする、という感じでしょうか。


 お互いに影響し合ってたり、明確に区別できない人や組織もたくさんいるのですが、
 それもまた一長一短を効率よく利用した結果というか。

 とはいえ、自分もまだこういう風にし始めたところなのですけども。
 お役に立てるか怪しいですが、立てればこれ幸いです。


TELさんからの意見
 初めまして、TELと申します。
 最近このサイトを見つけました。

 そうですか、まぁそこは難しい所でしょうね。
 自分は長編3部作で『古代兵器編』『魔法編』『古代兵器と魔法の戦争記』を考えています。
(その割には無駄にプロットだけが溜まっていくのですが……)。
 そして小説の中で使われる魔法というのは古代兵器の燃料となるエネルギーを杖とかで、
 直接使うものと設定しています。
 他にも設定は入りますが、要するに科学も魔法も基本は一緒ということで、
 どちらにも同じような長所、短所があります。
 それによってどちらも応用や戦術次第で勝てるという設定を作り出しています。

 つまり何が言いたいかというと、
 科学と魔法を一つにしちゃってその中で強弱を決めればやりやすいかと思います。
 
 小説執筆初心者ですがお役に立てればいいかと思います。
 では。


ケンタッキーさんからの意見
 パワーバランスですか……ぼくならこうしますね。

 機械技術…全ての人が自由に使いこなせ、コストもいらない便利なモノ。
 しかしその力には限界がある。

 魔法…ごく一部の優秀な生まれつきの人材が、激しい特訓の末やっと身につける力。
 しかも多量に使用すると命をも削り、場合によっては死さえも及ぼす、危険で取り扱いが危険なモノ。
 しかしすさまじい絶対的破壊力、科学をすべて超越する摩訶不思議な能力を持つ 。

 機械技術はプラスのちマイナス。(1−1=0)
 魔法はすごいマイナスのちすごいプラス。(−2++2=0)

 というわけでバランスできたでしょう。同じような意見ばかりですみません……

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