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紫野菜さんからの質問 2010年09月
 ライトノベル作家の自己鍛錬方法

 どうもこんにちは、紫野菜と申します。
 未熟ながらも作家を目指している者です。

 先日、知り合いのつてでライトノベル作家の先生の家にお邪魔させていただきました。
 プロになるために必要な事をひとつでも多く吸収しようと、
 部屋の中を許可のいただけるかぎり隈なく観察させてもらいました。
 まず、本棚を見させていただいたのですが、いきなり驚きでした。

 そのほとんどが一般小説や学術系の書籍で、ライトノベルはほとんどなかったのです。
 話を聞いてみると、ライトノベル作家を目指すならライトノベルを読むよりも、
 一般小説やネタになるような学術本を読んだ方が良いとの事でした。


 実際先生は、ライトベルは超一流作家のシリーズを2〜3(冊数にして10〜20冊)
 ほどしか読んでいないようです。
 他に読まれた本を聞いてみると、宗教、哲学、料理、数学、物理、法律、文化、民族、金融……
 に関する本や、科学雑誌や天体雑誌、小説は村上春樹や赤川次郎などだそうです。
(何冊か手に取らせていただきましたが、自分だったら表紙やタイトルを見ただけで、
 「興味がない」と放り投げてしまいそうな本ばかりでした)
 
 さらにそれらの本が納められた本棚の隣にはDVDが積み上げられており、
 内容を聞くと「新聞で確認したネタになりそうな番組の録画」だそうです。
 (「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」などでした)
 それらに交じって「ディスカバリーチャンネル」や「ナショナルジオグラフィック」のDVDも
 多数置かれていました。
 しかも上記した資料は、ほとんど10代の時に読んだものとの事。

 実はこの時点で自分とのあまりの差に、かなり落ち込んでしまい、それを正直に話すと、
 先生は難しい顔をしてこうおっしゃっていました。

「本来こんな物は人に見せびらかす物じゃなくて、今日はせっかく来てくれたから見せただけなんだけど。
 でもラノベや一般小説だけ読んで、科学や宗教とか、
 とにかく『世の中の成り立ち』や『人間』について尽きることのない探究心がなければ、
 作家としてやっていくのは難しいかもしれない。
 他の作家の先生たちともよく話すけど、みんな若い時から方法は違えど、
 独自の知識蓄積ルートを持って積み上げてきている」

 お礼を言って帰宅した後、色々考えてしまいました。
 私はもう23ですが、読書はライトノベルが中心で、一般小説が少々。
 先生が読まれていたような学術書なんかはほぼ皆無と言ってよく、
 先生の部屋にあったDVDにいたってはその存在さえ知りませんでした。
 
 正直ラノベ作家というのを舐めており、
 どちらかと言えば恥さえ捨てれば誰でも書けそう(失礼)などと思っていました。
 
 ですがよく調べてみると彼らの書くファンタジーのキャラクターや事件は、
 歴史上の人物や実際に起こった戦争、殺人事件等をモチーフにしている事が多く、
 土台となる背景知識の量は半端なものではなさそうでした。

 まさに表面しか見られない自分の観察力、分析力のなさに呆れてしまいます。

 なんか愚痴みたいになっちゃってすみません……。
 諦めるなら勝手に諦めろという声が聞こえてきそうですが、
 みなさんは作家を目指してどのような鍛錬を行っているか教えていただけないでしょうか。
 その中から自分に合った物を取り入れて、先生に追いつくため
 少しずつでも狭かった世界を広げてみたいと思います。どうかよろしくお願いします。

 なお、先生にはこの書き込みに対する許可をとっております。


●答え●
 
ロッベンさんからの意見
 初めまして。19歳の若造ですが質問に返答させていただきます。

 私も小説家を目指しています。その先生と同じようにさまざまな本を読みまくっています。

 紫野さん、聞きとり方によっては厳しい意見かもしれませんが、好きこそ物の上手なれ。
 ではないでしょうか?
 研究する情熱ももちろん必要です。しかし、研究するためには興味を持たなければ駄目なのです。


 好きなことをやるからこそよく伸びるのは事実です。
 その事実をしっかり受け止めて、これから興味を抱いていけばいいのではないでしょうか?
 確実にプラスに繋がると思いますよ。


ロッベンさんからの意見
 紫野菜さんへ。

 とてもいい心がけだと思います。って、上から目線でごめんなさい。
 私はいろんな本を読むことが大好きなので、ためになった本はいくらでもあります。

 その中でもおススメなのは自伝や偉人たちのエピソード集、名言集でしょうか。
 名言集はとてもためになります。
 図書館で借りれるので時間が空いたときに借りてみるのをお勧めします。
 『偉人 名言』で検索すれば動画も出てきます。

 ちなみに私は『ジョカトーレ』という中田英寿が主人公の本が、とても好きです。
 大切なのは興味を持って読むことだと思います。

 これはプロ作家を目指すには基本中の基本かもしません。
 しかし、その基本をしっかり自分に植えつけられるかどうかで、今後のが変わっていく思います。


 紫野菜さん、若輩者の意見ですが、何か役に立てばと思い返信させていただきました。
 がんばってください、私もがんばります。


ボボさんからの意見
 失礼します。

 基本的に作品読んでどこで盛り上がるか、とか、どうやったら萌えるのか、
 とかっていうのを分析しながら読んでいます(と、言っても思い出したらですが;;)。

 あと、確かに自分も興味あるジャンル(最近流行ったマネジメントとか)も読みますが、
 その某先生が読まれている学術書などは単に「ネタを探すため」の手段であり、
 別にそんなことしなくても面白いネタが湧いてくるっていうなら大丈夫なんじゃないんでしょうか。

 確かにそういった類の本を読んでいれば教養も深まるし、損はないと思うのですが・・・

 決して必要最低限、というわけでは無いと思います。


鶫さんからの意見
 こんにちは、あと10代が1年ちょっとで終わる者です。
 能ある鷹は爪を隠すってやつですね…!

 自分も本気で目指そうと思う前まではラノベ関係ばかり読んでました。
 親は作家目指してるわけではないけど、「中学高校で一通りの文学は読んで当たり前」と言う読書好き、
 今や自分もそれに習っておけばなぁと後悔。
 幸いなことに引越しで文学全集が出てきたので活用させてもらってます。

 図書館にも通うようになりました。
 高校までは図書室があったし市営図書館に足運ぶのすら久々だったのですが凄い資料の宝庫。
 作家目指す前までは見向きもしなかった本の数々が、不思議と全くの別物に見えて来ました。

 国語の教科書に載ってる古文さえ放り投げる奴でしたが
(古文はさっぱりで教科書解説書が無いと授業もまともに解らんという;;)
 そういう自分でもわかりやすいような解説付きの物があり、内容を読んでみると結構面白かったりします。
 元はといえば某国擬人化漫画のキャラが好きで好きで追及していっただけなのですが、
 二次創作でも一次創作でもネタになります。

 話題になってきている池上彰の解説はテレビで見る限り結構わかりやすいので
 見てそれから自分なりに調べればいいかな、と思います。


公ちゃんさんからの意見
 こんにちは、公です。

 たしかに我々見習いにとっては自信を無くしかねない出来事ですね。

 でも、その話は「ラノベを読まない事」に意味があるんじゃないでしょうか?
 実は幾つかのハウツー本を出している若桜木虔氏も、
 「ラノベを読まずにラノベを書く」という方針をよく記述しています。


 理由は単純明解で、ラノベばかりだと視野が狭くなり
 ネタや文体に独自性がつかないからだそうです。
 (氏の出版物に
『マンガを読んで小説家になろう!』
 というストレートなタイトルがあります)

 その資料は、先生が選んだ「ラノベ以外の存在」ですね。
 確かに先生がおっしゃるとおり
「これぐらい読まないと」
 創作の土台にならないかも知れませんが
(最低でも1ジャンル10冊は読むべきという話はよく聞きます)
 
 難解な本や一般小説に固執せず、ドラマ、海外文庫、オペラなど、
 創作に繋がりそうな自分の趣味趣向を深めてはどうでしょう。

(つまりそれらの本は先生の趣味とも言えます)

 バイト好きなら、経験から職場舞台の作品、
 RPGのやり込みが好きなら、ファンタジー作品、
 スポーツ観戦が好きなら、スポーツ作品……

 本人が楽しく執筆することが大切です。
 焦らず、じっくりと、
 でも投げ出して停滞しないよう頑張ってください。


底辺 従助さんからの意見
 こんにちは、底辺 従助です。
 おおー! 非常に貴重かつ珍しい経験をしましたね。
 コネもコミュニケーション能力もない僕にとっては、正直羨ましい位です。

 なるほど、学術書に一般小説ですか。
 僕の場合、ライトノベルや国内外の古典的名作を好んで読んでいるんですが、
 一般小説はとても参考になりそうですね。
 現代におけるエンターテイメントの代表格ですし、
 苦手意識を持たずにもっと興味を持ってもいいかもな、と考えさせられました。

 しかし、かなり幅広い種類の学術書を読んでいるとは……。
 好きなジャンルの入門書程度ならかじっていますが、
 そこまで広く深い知識が要求されるとは思いませんでした。
 資料関係の本を拡充させるかどうかで悩んでいたのですが、これで踏ん切りがつきました。参
 考になる情報提供ありがとうございます。
 これを機会に図書館嫌いも治そうと個人的に思っています。

 遅筆、遅読もどうにかしたいですね。
 いくら本があっても活用しきれない、努力して読み終えても作品が中々書けない、
 ではどうにもならないですし。
 とにかく読む、書く、読む、書くを何度も繰り返して解決しよう、と心がけています。
 僕ももう二十四になりますが、少しでもプロ作家の域に近づく為に努力したいな、と改めて思いました。

 何か、今行っている鍛錬よりも実行しようと思っている鍛錬が中心になりましたが、
 少しでも参考になれば幸いです。
 長文乱文失礼しました。


ぽろろさんからの意見
 ちわっす、ぽろろです。
 少し話はずれますが。
 自分は経営書などをよく読みます。

 そこに必ずと言っていいほど書いてあるのが「繋げて考える」という文章です。

 それを仰っている方の一人に、会計士でありながら推理小説を書いてらっしゃる先生がいます。
 一見、二束の草鞋を履いているように見えますが、
 実はこの二つの職業、同じことをしているだけだそうです。

 一体どういった繋がりがあるのかというと、何ということはなく、
 この推理小説の主人公が会計士であるだけで、
 物語にしても、会計士としての着眼点を足がかりにして推理するという内容だそうです。
 会計士と作家を分けるのではなく、その経験を「繋げて考える」ことをした結果なのだと思います。
 これも独自の知識蓄積ルートではないのでしょうか。


 会計士はある意味では専門職です。
 つまり、必要な知識や経験が、そのまま他の職業の人にとっての独自の知識になります。
 専門職に関わらず、一般的な職業(余談ですが、職業に「一般的」が付くのはあり得ないと思う)や
 小中高・大学の部活、自らの趣味にだって専門的な知識が必要になります。

 これらとラノベの創作を、違うものだと切り離して考えずに「繋げて考える」ことをすれば、
 それを足がかりに様々なラノベを創作することが可能になるのではないでしょうか。


 恐らくですが、紫野菜さんが出会ったラノベ作家の先生も、
 それも努力の一つではあるのでしょうけれど、それこそ「読書」自体が趣味であるからこそ、
 そういった手法をとってらっしゃるのでは無いでしょうか。

 今自分は大学の薬学生で、ラノベも取りとめなく書いている状態ですが、
 将来はその知識を足がかりにしたラノベを書いてみたいと思っています。

 そんな感じで。


クロンさんからの意見
 どうもこんにちは、クロンです。
 現在20歳です。

 たしかに、幅広い知識は物語を創作する上で役に立つかもしれません。
 しかし、絶対必要なものだとは思っていません。
 作家という職業は、現実にはありえないストーリーをさも事実のように書く、
 ある意味詐欺みたいなものです。

 本当に必要なのは、知識よりもその物語に説得力をもたせることです。
 その手段の一つに、幅広い知識があるというだけだと思います。
 なので、紫野菜さんも自分なりの説得力の持たせかたを探してみて下さい。
 と言いつつも、僕もあまり知識量もなく説得力のある物語も書けてませんが。
 ちなみに僕は、色々な神話や伝説の話なんかを読んだりしています。

 長くなりましたが、参考になれば幸いです。
 それではこれで失礼しました。


たくあんさんからの意見
 どうもです。

 ラノベを書きたければ、ラノベを読むな。
 小説を書きたければ、小説を読むな。
 ゲームを作りたければ、ゲームをするな。
 アニメ作りたければ、アニメを見るな。
 音楽したければ、音楽を聴くな。
 映画を作りたければ、映画を見るな。

 というのは、矛盾しているようで、実は合理的な教訓ですね。
 常に外部から刺激を頂くことを心がけるということです。
 ですが、ある程度の基本が備わっていないと、
 これら奔放な刺激を形にすることは出来ないでしょうから、一見矛盾して見えるのでしょう。

 ある程度基本が身に付いたら、思い切ってラノベを読むことを封印し、
 書くことに集中、書くために別のジャンルを知ることに意識をむける期間は必要でしょう。


 ですが、いきなり分厚い学術書というのはアレなので、
 本屋に並んでいる薄い新書を何冊か読んでみるというのは、どうでしょう。
 難しい内容でも、一般向けに分かりやすく解説されているものがほとんどで、
 それをとっかかりに興味が広がるかもしれません。


瑠璃さんからの意見
 最近は萌え系の学術本が増えているので、まずはそういうのを読んでみてはいかがですか?
 可愛いイラスト満載なので、楽しんで読むことができますよ。


毛玉さんからの意見
 後一か月弱で十七歳。
 2010GW企画から発生した新米、毛玉です。
 初めましてになりますね。

 貴重なお話ありがとうございます。

 いやはや、参考になります。
 私が通ってる高校の先輩もファンタジアでデビュー&ヒットしたので、
 それを心の支えに日々頑張ってます。

 さて、作家になるための鍛錬ですが、

 私は色々な事に興味を持つことにしてます。

 まぁ、勉強もネタ集めだと思って頑張ってます。
 テレビで見るのはアニメだけですwww
 部活をやめてからは週二回でジムに通ったりして身体がなまるのを防いだり。
 ボランティア活動とかもいいですね。いろんな視点からものを見れるようになります。

 創作については、勉強に疲れたらやります。つまりは一日の大半を費やしてますねー。
 で、創作のインスピ不足になったら
 小説読むか、寝ます。
 で、勉強したくなったら勉強ーみたいな感じですね。

 まぁ換算すると

 一日二時間をアニメ鑑賞andネット(というか今)
 睡眠時間は
 夜六時間
 昼二時間
 飯を各一時間

 で、残りの十一時間を上記を
 勉強創作読書
 でループ。
 一日の勉強時間は三時間未満ですwww

 閑話休題、
 DVD等についてです。

 ガイアの夜明けは
 結構ビジネス関係だった気がします。
 月曜あたりにやってた気が……←最近見てない
 ディスカバリーとかは小学校の頃から見てますwww
 本当に面白いですよ。お勧めです!
 BSあたりでやってた気が……←最近見てないw

 まぁかく言う自分もまだ半年未満で、良作一つ出してません(汗

 今年中には出す!

 という信念を持って書き続けてます。

 遠い未来の夢より、
 間近な夢をコツコツと実現させていきましょう

 ってなんで年下の私が偉そうなクチを…………。
 一回、逝ってきますwww

 それでは助言(?)失礼します。
 頑張りましょう!


遊美心さんからの意見
 ようやく重要な試験が終わり、気分が開放的過ぎて中々小説の書けない遊美心です。
 ああ、夏が終わる……。

 ときどき、ラノベをほとんど読まず受賞した人などの話は聞きますね。

 天国に涙はいらないの佐藤ケイさんや、伝勇伝の鏡貴也さんはほとんど読んでいなかったはず。
 代わりに、佐藤さんは大量の一般小説を、鏡貴也さんは大量の映画を観ていたとおっしゃっていました。
 逆に三枝零一さんは1500冊ほどのラノベを読んでいたそうです。
 他にもゲーム、カードゲームなどの深い知識があったようですが。
 
 作家の方のブログをよく見るのですが、日ごろから知識を増やそうとすることが多いみたいです。

>科学や宗教とかとにかく『世の中の成り立ち』や『人間』について尽きることのない探究心がなければ
 作家としてやっていくのは難しいかもしれない。


 この意見に関しては、正直この方独自の考え方で、小説を書く動機に関しては人それぞれ、
 千差万別あって当然だと思います。

 私も、知識に関してはあって困ることは無いと思います。
 そして、私自身知識を得ようと大量の本を読むことがあります。

 この時、勘違いしていけないのは「役立つ知識とは何か?」という点です。
 できるだけ新書や一般向けの本は避けた方がいいと思います。


 新書などは面白くするために、広い範囲の内から興味深いエピソードを数点用意するよう
 に書かれていて、Aの場合はBといった実に狭い視点で書かれていることがほとんどです。
 
 例をあげると神様や悪魔などを調べる際に、神様や悪魔がたくさん載っていて、
 一種類あたり1〜2P程度の説明の載っている本はあまり買わない方がいいです。
 面白い説明(エピソード)が書いてありますが、
 それこそAの時Bしたぐらいの短い情報しか書いてありません。
 
 それが使える知識かどうかは友人に話してみると実感できます。
 友人にその本の話をしようとすると全く話が続きません。
 1〜2P程度の抽出した話なので、その背景や他の登場人物の話に絡められないので、
 話が続かないし、かなり忘れやすいです。
 
 原典を知るためなら構いませんが、必ず元の物語を読んだ方がいいと思います。
 
 また、本屋に並ぶような科学書などならば、目安としては一つの章が長いものを選んだ方がいいです。
 章が長ければ、あるケースを深く掘り下げている可能性が高く、十分知識として使えると思います。

 同様に、テレビで見た知識やクイズ番組で出てくるような知識はあまり使えないと思います。
 使うのならば、あくまでそれらは知識の存在を知るため、として使い、
 キーワードをネットで検索して詳しい話や本などを調べていくのがいいと思います。
 まぁ、ディスカバリーチャンネルなどをずっと見続けているならば、
 複数の内容の繋がり自体が知識となるのかもしれませんが。

 ちなみに、私が気合入れて調べたことがあるのは、毒と鬼に関してです。
 毒に関しては極端な専門書(化学工学とかの大学生が使うタイプの本)は避けましたが、
 書店に並ぶにしては詳しめの本を5冊ほど購入して調べました。
 鬼に関しては、それらを専門に研究しているような人の本を十冊程度調べています。
 こっちはとても入手できそうになかったので、都市の図書館で借りています。


つぼみんさんからの意見
 こんにちは、つぼみんといいます。
 
 私は何か書く時に必要な知識を満足するまで貯めますね。
 それ以外で本を読む事は皆無に近いです。
 人との触れ合いはリアルが一番えげつないし。
 本を読むのは好きですが、時間に余裕がないのもまた事実ですが。

 私は写真などが好きで写真集を見て、そこから知識を深めますね。
 異国の建築による文化と伝統、習慣や地形、実際に行きたくてしょうがないです。
 次は日本の寺、神社、国内でも遠い品のないコンクリートジャングルな私の町に神社や寺はなく、
 もっと身近な川! とある一級河川、これなんか近いじゃない、でも行けるタイミングはなく……
 
 話れましたが、これは一例で、建物の他に民族衣装とか自然とか写真以外にも美術品も好きです。
 私は知識よりも実際に体験するほうが好きで百聞は一見にしかずとは違うのですが、
 現地に赴いて比較しながら学びたいというよりも、
 文字だけな知識では刺激が足りないと感じてしまいます。

 そうでない場合もありますけれど、
 実際に見て感じる事もきっと知識のうち、であればいいな、
 いつか実ればいいと思いますが、知識を得るのは私には快感で努力とは違う気がします。
 脳が溶けそうなくらい幸せです。
 「そうなんだぁ、知らなかったあ」と言いながらうっとりしてます(笑)
 なので自己満足で終わりそうで不安です。

 それでは失礼します。


風来坊Qさんからの意見
 こんにちは、風来坊Qです。

 素人ながらも自分もその作家さんと同意見ですね。
 やはりエンタメと言うのは違うメディアから取り入れたほうが輝くんですよ。


 ラノベだけの話でもありませんしね。
 やはりそのメディアを知りすぎていると、どうもその形に囚われてしまうと思います。

 ラノベを読んでラノベを書く人は必ずではないが、 
 読んだラノベの劣化コピーになる可能性が大きいんだと思います。


 これはゲームやアニメでも同じく、
 ゲーマーが作るゲームやアニヲタが作るアニメはどうもオリジナリティに欠けてしまうのだと思います。

 例を挙げるとゲーム「メタルギアソリッド」はその斬新さにゲーム界に多くの影響を与えた訳ですけど。
 あれがあのような作品になったのは監督の小島秀夫さんが無類の映画好きで、
 映画で使われる演出をどうにかゲームに入れてみようと実験した結果の作品なんです。

 自分はたまに娯楽としてラノベを読みますが、
 なるべくラノベ以外の物を読んだり、ラノベ以外のエンタメに触れようと心がけます。

 自分は今、個人的な研究としてさまざまな古き良きロボットアニメや特撮番組を見て、
 ラノベでしか出来ないスーパーロボットものや変身ヒーローものを作ろうと頑張っています。
 自分にとって巨大ロボと変身ヒーローは人生の大切な一部ですので。

 他には偉大な人物の自伝や哲学関係を読んで、よりリアルかつ個性的なキャラ作りに励んだり、
 歴史関係の物を読んで現実の出来事を物語の中での出来事のベースにしています。

 成功するかどうかはまだまだ分かりませんが。

 最後に言いますと、やっぱりラノベでも面白い作品を作るにはある程度教養が必要だと思います。
 でも、だからと言ってやたらめったら固い本ばかり読むのではなく、
 自分の興味のある分野を調べたりして、
 それをベースに作品を作ると言うのが良いのではないでしょうか?
 エンタメである映画などからでもアイディアも得られる訳ですし。


へげぞさんからの意見
 ラ研でも屈指のマイナス点を叩き出しているであろうおいらの意見ですが、
 おいらは作家を目指して12年になります。
 大学生の頃に200冊近い海外SF小説を読みました。
 図書館の一般開架してあるような科学書はほとんど読破しました。全部で百数十冊でしょうか。
 それでも、十二年たっても、作家になれません。
 今では、680冊ほどの小説を読んでいます。そのうち、ライトノベルは50冊くらいでしょうか。
 作家になる失敗例であるおいらのいうことなのでまるで当てになりませんが、

 小説の90%はクズというのは本当です。
 よほど上手に本を選ばなければ、どんなジャンルの本を読んでも、90%はクズです。


 一冊の面白い本があるとしても、その内容の90%が不必要なのです。
 そう考えているおいらは、必要最小限なことだけを書き、
 読者に描写が足りないとさんざんいわれています。

 主張したいことがまとまりませんが、ひとつの例として考えてください。
 おいらは一般人より、かなり読書家な大学生でした。
 図書館に勉強に通う学生は何十人もいても、
 本を読みに来る学生は、大学でおいらひとりぐらいでした。

 あと、多少は業界に触れたことのある(ほんとに多少です)ものとしての意見としては、
 村上春樹や赤川次郎は、編集者にすすめられるのだと思います。
 売れるものを書かせるために強制されるのです。たぶん、そうだと思います。
 もちろん、好きで読んでたかもしれないですけど。
 おれも読んでますけど。

 赤川次郎「マリオネットの罠」「三毛猫ホームズの冒険」
 村上春樹「風の歌を聴け」「ノルウェイの森」
 なんかは、売れる小説の参考になるとは思います。


プロキオンさんからの意見
 こんにちは。

 はじめに思ったことですが、まだ23歳なら充分すぎるくらいに若いです。
 人間はその気になれば何歳からでもいくらでも勉強できます。
 だからへこまないで、自分の興味ある範囲からちょこちょこ手を伸ばして見るのがいいかと思います。
 
 いきなり専門書のような難しい本を読まなくても、今は漫画という手があります。

 私は歴史が好きなのですが、その原因となったのは子供向け学習用歴史漫画と、
 いくつかの商業歴史漫画を読みあさったせいです。
 ギリシア神話も、漫画から知ったクチです。

 あと、歴史だけでなく有名文学作品や古典文学作品を漫画化したものなら、探せばゴロゴロあります。
 とっつきにくい時は、漫画です。

 ただ、そういうものは漫画を描いた人の解釈がどうしても入ってしまうので、
 原著著者が意図したようには表現しきれていなかったり、変わったりしている可能性も高いですが、
 「どんなものか知る」分には漫画化したものでよいのではないかと。

 他の皆さんもおっしゃってるようですが、ラノベしか読んでない状態だとラノベは書けない、
 というのは正論だと思います。


 さらに私は、小説を書きたいならば小説以外にも触れることが大事だと考えます。
 要は、どれだけ大量の物語を知るかです。
 
 小説以外にも、漫画、アニメ、ドラマ、映画、ゲーム、演劇、落語などなど、
 ちまたには物語があふれかえってます。私は小説以外のそれらにも、出来る限り触れようとしてます。
 他に、いろんなことを経験しておくのもいいと思います。

 この間気がついたんですが、私は今までの習い事や部活で、音楽、書道、美術、演劇、水泳を、
 程度の差こそあれやってきました。
(それが身についたかどうかは別問題ですが)
 やることなすことすべて、ささいな日常生活のヒトコマさえ、創作につながっていくと思います。
 ので、机に向かって勉強や読書をするだけでなく、体も動かす必要があるのではないでしょうか。

 また、「俺はこれだけは誰にも負けないぜ!」という分野をひとつ持っておくと、
 それをもとにして作品がつくれるかもしれません。
 長々と偉そうに書いてしまって申し訳ありません。

 「よく学び、よく遊べ」というのが小説を書く上でも大事なんですよ。たぶん。きっと。おそらく。


響紅夜さんからの意見
 ラノベ作家になるにはラノベは読むな! は言い過ぎかもしれませんが、
 他のメディアから刺激を受けるのは必要ですね。
 本でも映画でも知識を蓄えられれば何でもいい。多くの知識を得ればヒラメキは増えるんでしょう。

 ……と言いつつも、この頃ほんとラノベばっか読んでますね。
 やっぱり他の人が何を言おうとも自分に合う方法を探したほうがボクはいいと思います。
 ま、なかなか見つかんないんですけど。


行雲流水さんからの意見
 わたしが小説に興味を持ち始めたのは中学生の頃、
 そのときはまだライトノベルなんて代物は確立されていなかったから、当然一般小説でした。
 書き始めたのもその頃からですが、ライトノベルを書くようになったのはここ2、3年の話です。

 で、わたしもその作家さんのようなことをしています。
 というか当たり前かなとすら、最近は思うようになりました。

 わたしの場合、技術を磨くためにはライトノベルを読みます。
 ライトノベルの手法、構成、文章はそこでしか学べませんから。
 で、外部メディアからは主にネタを拾ってきます。
 ネタ集めですから、気楽に外部メディアに触れて、気楽に外部メディアを勉強してしまっていると。
 そんな現状です。根詰めて学術書で勉強なんてしません。しようとしても時間がナッシングです。。。

 というわけで、作家になるための道に正しい道なんてありませんよ。
 いかに早く、自分流儀を見つけられるか、その結果だと思います。


あざらしさんからの意見
 始めまして。
 多忙を極めていたため、かなり久しぶりの書き込みになります、あざらしと申します。
 その先生の仰った、
 
 「探究心がなければ作家としてやっていくのは難しいかもしれない」
 これは当たり前のことだと思いますよ。

 
 同時にその作家さんは、紫野菜さんの立場にたって仰っていると思います。
 そこで『頑張って勉強しろ』というのは簡単ですが、
 それは紫野菜さんの覚悟が解らないと言えないです。

 私自身、商業分野にはなりますが『創作』を生業にしていますし、
 当然同業種はもちろん商業分野であるため多方面の『創作』を生業にしている人を知っていますが、
 探求心ということに関してどん欲にならなければ創作を生業にすることは難しいと思います。

 小説ということに関しては私は完全に読み手でしかありませんので、読み手の立場から、
 作家を目指してどのような鍛錬を行っているか、に意見を書かせて頂きます。
 『どのような作品が面白く、どのような作品がつまらないか』、つまりは

 『作家に知識が不足していると、なぜ面白い作品にならないか』
 
 と読み替えて頂くのが良いかと思います。

 まず、とても親和性の高い分野に『ドラマ・映画・アニメーション』があると思います。
 これは脚本という、小説家と兼任されている方が数多いことからも関わりが高いはずです。

 前述の『ドラマ・映画・アニメーション』ですが、諸手を挙げて素晴らしいと思う作品もあれば、
 好みを度外視しても面白くないという作品もあります。
 そうでなくとも、「ストーリーは面白いけれど……」は、頻繁に見ることです。
 負の感想はいくらでもいえることですからここまでにして、良点の例えとしてアカデミー賞を上げます。
(賞を受けた作品なら諸手を挙げて素晴らしい、という意味ではありません)

 アカデミー賞には、大まかに
 『作品そのもの、俳優、音楽、美術、撮影、編集や脚色、衣装、メイク』があります。
 いわば、それだけ評価しうる点があるということです。
(言い換えれば、それだけの専門職の人が切磋琢磨して、
 自己の技術を磨き作品に反映させているということですね)

 では、数多くの映画原作になっている親和性の高い小説はどうでしょうか。
 プロであれば編集のアドバイスや校正はもちろん、
 挿絵や表には出ませんが装丁者に至るまでさまざまな人の手を介して作品になります。
(全てプロです。小説のプロを目指すなら、
 これらプロの手にかかって恥ずかしくない作品を目指すことになるはずです)

 書籍という形になる前のテキスト段階でアドバイス、
 もひとつ遡ればプロット段階で目を通し助言をする人物がいます。
 ですが、素人の間は一人でやらなければいけないはずです。
 プロに対して「これは金、つまりあなた方の飯の種になるでしょう?」と真剣勝負を挑むのですから、
 それは大変なことです。
 つまりは、まず勉強をする必要があります。

 映画を例えにしましたが、地の文と台詞で俳優に演技をさせ、
 文章のリズム感(音楽)、美術や撮影、衣装メイクなどは
 描写や視点といったことを総動員して読者に伝えなければなりません。

 どれかが欠けたり不十分だと、少なくとも私にとっては「残念な作品」です。
 良い作品はこれら全てが一定レベル以上の作品です。(一点突出タイプも否定しませんが)


 簡単な話、だから文章を磨く必要があるし、知識が豊富でなければならないのだと思います。
 ましてやライトノベル、ここでは娯楽作品として書かせて頂きますが、
 読む責任や必要がない娯楽は、だからこそとても難しいはずです。

 アカデミー賞でいえば、作品賞を目指す必要があるはずです。
 「VFXとCGがもの凄いけれど、俳優が下手くそ」だとか、
 「俳優の演技は素晴らしいけれどストーリーがダメ」では、
 娯楽小説として決して面白い作品にはなりません。


 小説家はたぶん監督ではないでしょうか?
 映画であれば専門職(それに人生をかけている人々)をまとめ上げ、
 出来上がった作品イメージに基づいて造り上げる。

 小説はデビューまでは出版社サイドのプロ相手に、本気で作品賞を目指した作品をぶつけ、
 プロになってからは読者にぶつける。
 
 評価者が違えど『創作』の仕事は、ぶつけた相手に評価されなければ事実上の廃業です。
 
 他の仕事探してね、という厳しさと同居し続ける必要があります。
 定年というシステムが存在しませんから、引退しない限り、それが生きている間ずーっと続きます。

 それには当然『探求心をもって』自分の持つ知識から底上げする必要が生じるはずです。
 知っていて書かないのと、知らないから書けないは大違い。


 『フィクションだから何をやってもいい』と、
 『フィクションだから何をやってもいいが、作品世界でのウソは駄目』は大違いであるはずです。
 前者だけでは作品が崩壊します。

 とくに娯楽であるライトノベルは、その分野がSFであろうと学園物であろうと、
 リアリティのない世界に実存するかのような息吹を持たせる必要があるはずです。
 読中に「こんな世界ないよ」から、「こんな世界があれば」にするには、
 そこで登場人物が生きている状況を作者が作らなければ難しいのではないでしょうか。

 その下地として、『もしこんな世界があれば』を想定するには、
 様々な知識が必要不可欠になるのは当然の流れだと思います。

 かの作家さんが、宗教、哲学、料理、数学、物理、法律、文化、民族、金融、
 これらを勉強ではなく、『探究心』という言葉で表したのが全てを物語っているように思いますが、
 いかがでしょうか?


 私の生業もそうですが『創作』と言う仕事は、
 多かれ少なかれ『趣味』でやっている方がいらっしゃいます。
 それを『仕事』でやるのは辛い部分が、ものすごーくありますよ。
 同時に仕事が幸せだとも感じます。

 ですが、どのような創作分野でも幅広い視野と知識は必要です。
 
 マーケティングを知らない・興味の無いグラフィックデザイナーなんて、
 自己満足だけのデザインしか出来ません。
 ファッションや化粧に興味の無いポートレイトカメラマンなんて、人物を魅力的には撮影できません。
 
 専門家になる必要はない(実際にいますから)ですが、探求心は不可欠です。
 素人に毛が生えた、ならこのような人も大勢いますが、一流では皆無だと明言します。
 こういったことを『勉強』ではなく『探求心』でやる部分がないと、ただただ辛いことになります。

 
 だって、プロになってからも延々追いかけるんですよ?(どんな仕事だってそうですが) 
 しかも作家という職業は、創作者の中でもかなり広範囲に探求しつづける必要があると思います。
 世の中に停滞していることなんてありません。そこに人が介在する限り常に変化し続けます。
 勉強は生業の仕事と同時並行で、です。

 探求心が自然に湧いて出るのは、幸せに仕事をする武器です。

 言葉として『勉強』と書きましたが、『探求心』とは実際のところ楽しみで幸せで喜びです。
 同時にその武器がないと、創作の仕事は辛い方が勝ってしまうかも知れません。
 その作家さんが、『探究心がなければ作家としてやっていくのは難しいかもしれない』と仰ったのは、
 探求心という資質も含め、そういう意味が多分に含まれるように思います。
(私と私が見てきた創作者の話しですので、真意はご本人に聞いてみて下さい。
 それもまた探求心だと思いますので)
 ついでに書くと、
 
 『アイデアが次々に湧いて生み出さずにはおられない、形にしないとゆっくり眠れない』
 というのが創作において最重要ではないかと思います。探求はそれの支え骨子です。



 作家さんの家にあった数々の本の中にも、
 紫野菜さんにとって『探求心』を刺激される分野があったはずです。
 いきなり世の理すべてに興味を持つなんてできません。
 
 ただ、全ての事柄は実のところ繋がっています。
 ひとつの興味をトリガーにしてどんどん膨れあがるはずです。


 厳しいことを書きますが、これで探求心が膨れあがらなければ
 『創作を仕事にするのは難しい』と思います。
 まずは、興味を持てる分野から徐々にでも広げられるのがよろしいのではないでしょうか。


風鈴さんからの意見
 私は、今は受験勉強に励んでおりますが、去年までは一般小説ライトノベル関係なく、
 一日少なくとも1冊、日曜日なら3冊は確実に本を読んでおりました。
 流し読みではなく、どの本も必ず二回は読みました。
 純文学として著名なものから海外の作品、一般小説として人気のあるものまで、
 幅広くカバーしているつもりです。

 述べられている村上春樹や赤川次郎も持っていますし、
 個人的な趣味で宗教、哲学や歴史ものの本やニュートンなどもよく読みます。
 結論から申しますと、

 確かに、ライトノベル以外の小説や、学術的な本を読むと、世界観が広がります。

 興味があるなら、読んでみてもいいでしょう。

 ですが、興味が持てないならやはり、読んでも意味がないような気もします。
 そしてそれは別に欠点や失敗などではありません。


 幅広く読書をしていますが、一番好きな本は? とか、影響を受けてる作家は?
 などと聞かれると、私は候補はライトノベルばかり思いついてしまいます。
 そして私がライトノベル以外の本を読むのは、間違っても小説を書くためではなく、
 やはり個人的な趣味、としか言えません。ネタに使ったこともありません。


 その作家さんがどうなのかはともかくとして、
 大抵のライトノベル作家はやはり、自分の好きなものについて書いているのではないか、と思います。

 小説家になるために色々な知識を集める、とかではなくて、好きだから自分から調べるし、
 好きだから小説のネタにする、とか。そういうものがあるのではないでしょうか?

 そしてそれは、小説を書くために学術本を読む、
 ということよりも大切にしていくべきなのではないかと思います。
 実際、プロの作品にも明らかに個人の趣向が反映されているというか、
 趣味丸出しなものはたくさんありますし、それは大概において作品の魅力、として映ります。


 そのプロの作家の方がおっしゃった鍛錬方法が実際に効果のあるものだったとしても、
 その大前提を忘れてはいけないような気がします。
 
 ですので、興味がないなら無理に色々調べなくても、
 好きなものを調べていく姿勢があれば十分なのではないでしょうか。


 そしてそれは、やっぱり作家になるために、などではなくて自分が好きだからですし、
 もしも目的があったとしたら、それはプロ作家になるために、ではなくて面白い小説を書くため、でしょう。


ニックニクさんからの意見
 知識は多いに越したことはないですからね。
 
 大半は無駄な知識となってしまうでしょうが、それを無駄と思わない非効率的なところが、
 プロとアマの心構えの差かなあと思いました。


 アイデアは九割の知識、一割のひらめきから成り立っている、
 とどっかの学者さんが言っていたのですが、やはり現状、ひらめきに頼ってしまいがちですしね。

 でも、ラノベ作家さんがラノベをあまり読んでいないのはどうかなあ、とかも思いましたけど。
 ラノベを書くのは好きで、読むのは参考にならないって、
 そんな人が読者のハートを掴めるとはとても思えないのですが。

 紫野菜さんのラノベを中心に読んできたというのも大きな武器になると思いますよ。
 その作家さんに及ばないところがあろうとも、確実に勝っているところもあるのですからね。
 真のゲーム好きの人が作ったゲームと、ゲームをやらない人が作ったゲーム、
 これってゲーム好きのプレイヤーはすぐに見分けられると聞きますし、
 ラノベを読む人も、この人はラノベが好きなんだなあ、
 と作品から筆者の愛が読み取れるものと思います。

 だから負けていると思うこともないのでは?

 ちなみに鍛錬方法ですが、毎朝新聞を読むクセをつけておけばいいと思いますよ。
 あれはあれで幅広い範囲を取り扱っていますし、
 要点だけをまとめ、読みやすい言葉で綴られていますからね。


トランプさんからの意見
 もし作家になりたいというのなら、少なくとも赤川次郎さんの作品を読めるようにしてからにしてください。

 赤川次郎さんの作品の中にはコメディチックな感じの作品がありますし、
 何より、ライトノベルとは違う、外の世界(モノ)に触れる事が大切なのです。

 赤川次郎さんもエッセイで話しています。
 「推理小説を書きたければ、ミステリーだけではなく、他の小説も読んで欲しい。乱読です」
 
 曖昧な引用ですが意味は間違っていないと思います。
 よって作家に本当になりたければ濫読してください。これが作家ヘの近道です。

 後、ネタを探すのは一般小説でも可能ですが、ネタを集めたければ論文を読むのも手です。
 もちろんそれには一般小説を普段から読む程度の読解力が無ければ難しいと思いますが。

 まあ頑張ってください。基本的に携帯小説家を除く殆どの小説家は
 一般小説を読み解くぐらいの読解力はあると思いますので、
 それぐらいの読解力が身につくように努力してください


ひろっさんさんからの意見 2012/08/01
 私がよくやってるのは、辞書を読むことです。
 辞書っていうのは物事の基本であり常識ですから。
 書き方についても、可能な限り簡潔に書いてあり、文章の圧縮方法の参考にもなります。

 あとは、ニュースを見て推理することでしょうか。
 『現実は小説より奇なり』という格言があるように、結構予想外の展開を見せてくれたりもします。
 これで学べるのは、自分がいかに偏見に満ちているか、ですね。
 科学知識が氾濫した今現在でさえ、常識というものがいかに危険なものなのか、教えてくれます。

 私もそんなに威張れるわけじゃないんですが。
 何かの参考になれば幸いです。
 それでは。

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