にがりを食べよう
「にがり」って、知っていますでしょうか?海水を濃縮したときの塩を除いた残留物で、その主成分は塩化マグネシウムです。昔から豆腐を作るときの凝固剤に利用されてきました。
このどちらかというとマイナーな存在であるにがりが、便秘薬として使えるということで注目されています。
にがりに含まれる塩化マグネシウムは、腸内に失われた水分を腸内へ呼び戻す働きがあります。腸内に長時間とどまってスポンジのように水分を集めることで、排便を促し便秘を解消させるのです。
医学博士の武蔵野女子大・栗原文男教授は「便の滞留時間が長いと病気の誘因となるので、マグネシウムで毎日確実に排便することが大切」と述べています。
このマグネシウムは、便秘薬として市販され、副作用もなく効果が高いことから女性に人気を呼んでいます。
ただし、にがりを大量に食べると、今度は下痢を引き起こしてしまいますので、ほどほどにする必要があります。
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